徒然草 序段 テスト対策問題25問|解答つき縦書きPDF

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徒然草の序段「つれづれなるままに」は、定期テストでも入試でも超頻出の超有名箇所です。暗誦(あんしょう=そらで言えるようにすること)を課す学校も多く、現代語訳・語句の意味・係り結び・文学史まで、出題ポイントがぎっしり詰まっています。まずは下の本文を読んで設問に答え、最後の「解答・解説」で答え合わせをして確認しましょう。あらすじから先につかみたい人は、徒然草のやさしい解説(あらすじ)もあわせて読んでみてください。

本文(傍線①〜⑪)

つれづれなるままに日暮らし硯(すずり)に向(む)かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

語注 つれづれなり=することもなく退屈だ。 日暮らし=朝から晩まで・一日中(虫の「ひぐらし」ではない)。 硯=墨をする道具。 よしなし=「由(よし)=わけ・筋道」+「なし」で、とりとめがない。 そこはかとなし=どこと特定できない。 ものぐるほし=気が変になりそうだ(「もの」は「なんとなく」を添える接頭語)。

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読んだだけでは、テストでは書けません。本番と同じ縦書きで、実際に手を動かしてください。25問・解答と現代語訳つきです。

使い方のおすすめ。①まず何も見ずに解く → ②解答で答え合わせ → ③まちがえた設問の番号と同じ傍線を本文で探して読み直す。

設問

A 語句の意味と読み

  1. ④「硯(すずり)」の読みをひらがなで書け。
  2. ①「つれづれなる」の意味を書け。
  3. ③「日暮らし」の意味を書け。
  4. ⑥「よしなしごと」の意味を書け。また、「よしなし」の成り立ちを説明せよ。
  5. ⑦「そこはかとなく」の意味を書け。
  6. ⑪「ものぐるほしけれ」の「ものぐるほし」の意味を書け。

B 文法

  1. ①「つれづれなる」の品詞名と、基本形(終止形)・活用形を書け。
  2. ②「ままに」はどのような意味を表すか。
  3. ⑤「うつりゆく」を品詞分解し、それぞれ活用の種類と活用形を書け。
  4. ⑧「書きつくれば」の「ば」は何形に接続し、どのような意味を表すか。
  5. ⑨「あやしう」はもとどのような形か。変化の名前も書け。
  6. ⑪「ものぐるほしけれ」の活用の種類と活用形を書け。

C 係り結び

  1. ⑩と⑪の関係を、文法用語を使って説明せよ。
  2. ⑩がなかったとすると、⑪はどのような形になるか。
  3. 「こそ」以外に係り結びを起こす係助詞を四つ挙げ、その結びの活用形を書け。

D 口語訳

  1. ①・②「つれづれなるままに」
  2. ③・④を含む「日暮らし、硯に向かひて」
  3. ⑤〜⑧「心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば」
  4. ⑨〜⑪「あやしうこそものぐるほしけれ」

E 内容・記述

  1. 作者はどのような状況で何をしていると述べているか。三十字以内で書け。
  2. ⑪「ものぐるほしけれ」とあるが、作者がこのように感じたのはなぜか。本文に即して書け。
  3. 書名『徒然草』は本文のどの言葉から付けられたと考えられるか。その語を抜き出し、意味も書け。

F 文学史

  1. この作品の作者名とジャンルを書け。また「随筆」とはどのような文章か説明せよ。
  2. この作品が成立したとされる時代を書け。
  3. 『枕草子』『方丈記』とこの作品を合わせて何と呼ぶか。また三作を成立の古い順に並べよ。

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解答と解説

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A 語句の意味と読み

問1 すずり
└ 墨をする道具。文章を書く場面

問2 することもなく退屈だ。手持ちぶさたで所在ない。
└ ★書名『徒然草』の由来になった、序段の最重要語

問3 朝から晩まで。一日中。
└ ×虫の「ひぐらし(蜩)」とは別の語

問4 とりとめのないこと。つまらないこと/「由(よし)=わけ・筋道・由緒」+「なし」で「筋道がない」
└ 「由」は「わけ・理由」の意

問5 これというあてもなく。とりとめもなく。なんとなく。
└ 「そこはかとなし」=どこと(はっきり)特定できない

問6 気が変になりそうだ。正気を失いそうだ。
└ 「もの」は「なんとなく」の意を添える接頭語

B 文法

問7 形容動詞(ナリ活用)/つれづれなり/連体形
└ 下の「ままに」に続くので連体形

問8 〜にまかせて。〜のままに。
└ ここは「退屈なのにまかせて」

問9 うつり(ラ行四段動詞「うつる」連用形)/ゆく(カ行四段動詞「ゆく」連体形)
└ 「よしなしごと」にかかるので連体形。意味は「次々に浮かんでくる」

問10 已然形(「書きつくれ」)に接続し、順接の確定条件(〜すると・〜していると)を表す。
└ ★未然形+ば=順接の仮定条件「〜なら」との区別が頻出

問11 形容詞「あやし」の連用形「あやしく」。ウ音便。
└ 意味は「妙に・不思議に」

問12 シク活用・已然形
└ 形容詞「ものぐるほし」の已然形

C 係り結び

問13 係助詞「こそ」を受けて、文末が已然形「ものぐるほしけれ」で結ばれている(係り結び)。意味を強調する。

問14 終止形「ものぐるほし」

問15 ぞ・なむ・や・か=いずれも連体形で結ぶ(「こそ」だけが已然形)

D 口語訳

問16 することもなく退屈なのにまかせて。

問17 一日中、硯に向かって。

問18 心に次々と浮かんでは消えていくとりとめのないことを、これというあてもなく書きつけていると。

問19 (自分でも)妙に、気が変になりそうな心地がすることだ。

E 内容・記述

問20 退屈なのにまかせて、一日中、心に浮かぶことを書きつけている。(二十九字)

問21 心に次々と浮かぶとりとめのないことを、あてもなく一日中書きつづけているうちに、自分でも異様な気分になってきたから。

問22 「つれづれ」=することもなく退屈なさま・所在なさ

F 文学史

問23 作者=兼好法師(吉田兼好・卜部兼好)/ジャンル=随筆/随筆=見聞や体験・感想を、筆の進むままに自由につづった文章

問24 鎌倉時代の末期(十四世紀前半ごろ)

問25 三大随筆/枕草子(平安中期)→方丈記(鎌倉前期)→徒然草(鎌倉末期)

【テスト直前チェック】この三つ
「つれづれ」=することもなく退屈なさま・所在なさ。書名『徒然草』の由来もここです。
「こそ」→已然形「ものぐるほしけれ」の係り結び。「こそ」がなければ終止形「ものぐるほし」。
「書きつくれば」は已然形+ば=順接の確定条件(〜していると)。未然形+ばの「〜なら」ではありません。

現代語訳(全文)

することもなく退屈なのにまかせて、一日中、硯に向かって、心に次々と浮かんでは消えていくとりとめのないことを、これというあてもなく書きつけていると、(自分でも)妙に、気が変になりそうな心地がすることだ。

※この問題は誰でも古典塾のオリジナルです。本文は古典(著作権の対象外)から正確に引用しています。

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