「ぬ・ね」の識別 確認テスト(古典文法)|定期テスト対策|誰でも古典塾

ぬ・ね|定期テスト対策 確認テスト 定期テスト対策

古典文法で必ず問われるのが「ぬ」「ね」の識別です。判別の核心は、その語の直前にある語の活用形にあります。直前が未然形なら打消の助動詞「ず」(連体形「ぬ」・已然形「ね」)、直前が連用形なら完了の助動詞「ぬ」(終止形「ぬ」・命令形「ね」)です。とくに「ね+ば/ど」の形は打消「ず」の已然形であることが多く、見分けの大きな手がかりになります。次の各例文中の傍線部「ぬ」「ね」について、後の問いに答えよ。

📥 PDFダウンロード(無料・印刷OK)
問題用紙とテスト形式で解きたい人はこちら。 📝 問題編PDF(全20問)✅ 解答・解説編PDF

本文

※例文は学習用に作成しています。
① 花の散ら春はあらじ。
② 日もやうやう暮れ
③ 道を知らば、ひたすら惑ふ。
④ いざ、はやく出で
⑤ 知ら道をたどる。
⑥ 鳥の声を聞き
⑦ 思ひもかけ人来たり。
⑧ 暮れかし、と待つ。
⑨ 鐘の鳴りぬるのち、人静まる。
⑩ 文を書きぬれば、心やすし。
⑪ 知らど、答へむ。
⑫ 風吹き
⑬ 言はがよし。
⑭ とく寝
⑮ 命長からば、悲し。
⑯ 約束のことを忘れ

設問

  1. ①の傍線部「ぬ」について答えよ。
    • 打消か完了か。
    • その根拠(直前が未然形か連用形か)。
    • 活用形(連体形・終止形・已然形・命令形のいずれか)。
  2. ②の傍線部「ぬ」について答えよ。
    • 打消か完了か。
    • 活用形を答えよ。
    • 現代語訳せよ。
  3. ③の傍線部「ね」は打消か完了か。また、そう判断できる根拠を答えよ。
  4. ③の傍線部「ね」の活用形を答えよ。
  5. ④の傍線部「ね」について答えよ。
    • 打消か完了か。
    • 活用形を答えよ。
    • 現代語訳せよ。
  6. ⑤の傍線部「ぬ」は打消か完了か。直前の語の活用形を根拠として示せ。
  7. ⑥の傍線部「ぬ」は打消か完了か。また活用形を答えよ。
  8. ⑦の傍線部「ぬ」について、打消か完了かを答え、現代語訳せよ。
  9. ⑧の傍線部「ね」は打消か完了か。活用形もあわせて答えよ。
  10. ⑨の傍線部「ぬ」は打消か完了か。根拠(直前の活用形)を示せ。
  11. ⑩の傍線部「ぬ」について答えよ。
    • 打消か完了か。
    • 活用形を答えよ。
  12. ⑪の傍線部「ね」は打消か完了か。また活用形を答えよ。
  13. ⑫の傍線部「ぬ」は打消か完了か。直前の語の活用形を根拠として示せ。
  14. ⑬の傍線部「ぬ」について、打消か完了かを答え、活用形も示せ。
  15. ⑭の傍線部「ね」は打消か完了か。また活用形を答えよ。
  16. ⑭の傍線部「ね」を現代語訳せよ。
  17. ⑮の傍線部「ね」は打消か完了か。根拠(直前の活用形)を示せ。
  18. ⑯の傍線部「ぬ」は打消か完了か。また活用形を答えよ。
  19. 「ぬ」が打消「ず」の連体形か、完了「ぬ」の終止形かを見分ける方法を、1〜2文で説明せよ。
  20. 「ね」が打消「ず」の已然形か、完了「ぬ」の命令形かを見分ける方法を、1〜2文で説明せよ。
▼ 解答・解説を見る

問1 打消/直前「散ら」は四段動詞「散る」の未然形なので打消の「ず」。活用形は連体形(下の「春」という体言に連なる)。

問2 完了/終止形(文末で言い切っている)。現代語訳「日もしだいに暮れてしまった(暮れた)。」直前「暮れ」は下二段「暮る」の連用形なので完了。

問3 打消/直前「知ら」は四段「知る」の未然形であり、さらに直後が「ば」であることから、打消「ず」の已然形「ね」と判断できる。

問4 已然形(「ね+ば」で順接の確定条件「〜ないので」を表す)。

問5 完了/命令形。現代語訳「さあ、早く出てしまえ。」直前「出で」は下二段「出づ」の連用形なので完了「ぬ」の命令形「ね」。意味は強調・完了の命令で「〜てしまえ」。

問6 打消/直前「知ら」は四段「知る」の未然形なので打消「ず」の連体形「ぬ」(下の「道」という体言に連なる)。現代語訳「知らない道をたどる」。

問7 完了/終止形。直前「聞き」は四段「聞く」の連用形なので完了の「ぬ」。

問8 打消/現代語訳「思いもかけない人が来た。」直前「かけ」は下二段「かく」の未然形なので打消「ず」の連体形「ぬ」。

問9 完了/命令形。直前「暮れ」は下二段「暮る」の連用形なので完了「ぬ」の命令形「ね」。「暮れねかし」で「暮れてしまえよ」の意。

問10 完了/連体形。直前「鳴り」は四段「鳴る」の連用形なので完了「ぬ」。下の「のち」という体言に連なるので連体形。「鐘が鳴ったのち」の意。

問11 完了/已然形。傍線部は「ぬれ」+「ば」で、完了「ぬ」の已然形「ぬれ」にあたる。直前「書き」は四段「書く」の連用形なので完了。「ば」がつくので順接の確定条件「書いてしまうと」の意。

問12 打消/直前「知ら」は四段「知る」の未然形であり、直後が逆接の「ど」であることから、打消「ず」の已然形「ね」。

問13 完了/終止形。直前「吹き」は四段「吹く」の連用形なので完了の「ぬ」。根拠=連用形接続。

問14 打消/連体形。直前「言は」は四段「言ふ」の未然形なので打消「ず」の連体形「ぬ」(下に準体の「が」が続く)。

問15 完了/命令形。直前「寝」はナ行下二段「寝(ぬ)」の連用形「寝(ね)」に接続する完了「ぬ」の命令形「ね」。「とく寝ね」で「早く寝てしまえ」。

問16 現代語訳「早く寝てしまえ。」(完了+命令で「〜てしまえ」の意。)

問17 打消/直前「長から」は形容詞「長し」の未然形(カリ活用「長から」)であり、直後が「ば」であることから、打消「ず」の已然形「ね」。

問18 完了/終止形。直前「忘れ」は下二段「忘る」の連用形なので完了の「ぬ」。意味は「忘れてしまった」。

問19 直前の語の活用形で見分ける。直前が未然形なら打消「ず」の連体形「ぬ」、直前が連用形なら完了「ぬ」の終止形「ぬ」である。(例:散らぬ=未然形+ぬ=打消/吹きぬ=連用形+ぬ=完了)

問20 こちらも直前の活用形が決め手。直前が未然形で、多くは「ね+ば/ど」の形なら打消「ず」の已然形「ね」。直前が連用形で、命令・強調の文脈(〜てしまえ)なら完了「ぬ」の命令形「ね」である。

※この問題は誰でも古典塾オリジナルです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました