漢文句法「返り点」確認テスト|定期テスト対策|誰でも古典塾

返り点|定期テスト対策 確認テスト 定期テスト対策

返り点(かえりてん)は、漢文を日本語の語順で読むために、漢字の左下に付ける符号です。レ点はすぐ下の一字から上の一字へ返って読み、一二点は二字以上を隔てて下から上へ返って読みます。さらに、一二点を付けた部分をまたいでその上へ返るときは上中下点を、上中下点でも足りないさらに大きな返りには甲乙点を用います。返り点が付いていない字は上から順に読み、返り点の付いた字は、その符号の決まりに従って後から読みます。次の各例文について、後の問いに答えよ。

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本文

※例文は学習用です。
① 登山  / 山に登る。
② 読書  / 書を読む。
③ 飲水  / 水を飲む。
④ 我読漢文  / 我 漢文を読む。
⑤ 不其名  / 其の名を知らず。
⑥ 不其名  / 其の名を知らざる者。
⑦ 我欲古書  / 我 古書を読まんと欲す。
⑧ 吾日三省吾身  / 吾日に三たび吾が身を省みる。
⑨ 良薬苦口  / 良薬は口に苦し。
⑩ 不其意  / 其の意を解せざる者。
⑪ 知之者不  / 之を知る者は之を好む者に如かず。
⑫ 有能行此道  / 能く此の道を行ふ者有り。

設問

  1. 例文①「登山」を、返り点に従って読む順序を、漢字を読む番号で答えよ。(例:左から1字目→1)
  2. 例文②「読書」を書き下し文に直せ。
  3. 例文③「飲水」を現代語訳せよ。
  4. 例文④「我読漢文」を、返り点に従って読む順序を、左の字から番号で答えよ。
    • 「我」「読」「漢」「文」を読む順番を、それぞれ漢数字(一・二・三・四)で示せ。
  5. 例文④「我読漢文」を書き下し文に直せ。
  6. 例文⑤「不其名」を、返り点に従って読む順序を、左の字(不・知・其・名)から番号で答えよ。
  7. 例文⑥「不其名」を、返り点に従って読む順序を、左の字(不・知・其・名・者)から番号で答えよ。
  8. 例文⑦「我欲古書」を、返り点に従って読む順序を、左の字(我・欲・読・古・書)から番号で答えよ。
  9. 例文⑦「我欲古書」を書き下し文に直せ。
  10. 例文⑦「我欲古書」には、レ点(欲)と一二点(読・書)の両方が使われている。レ点と一二点がともに現れる文では、どのような順序で返って読むことになるか。読む順序のきまりを記述せよ。
  11. 例文⑧「吾日三省吾身」を、返り点に従って読む順序を、左の字(吾・日・三・省・吾・身)から番号で答えよ。
  12. 例文⑨「良薬苦口」を現代語訳せよ。
  13. 例文⑩「不其意」を書き下し文に直せ。
  14. 例文⑪「知之者不」を現代語訳せよ。
  15. 次の白文に、返り点(レ点)だけを補って「花を見る」と読めるようにせよ。
    • 白文:見花
  16. 次の白文に、一二点を補って「論語を読む」と読めるようにせよ。
    • 白文:読論語
  17. 次の白文に、上中下点と一二点を補って「其の心を知らず」と読めるようにせよ。
    • 白文:不知其心
  18. 次の各符号の名称を、漢字で答えよ。
    • (1)「レ」
    • (2)「一」「二」
    • (3)「上」「中」「下」
    • (4)「甲」「乙」
  19. 「レ点」とはどのような返り点か。読む順序のきまりを、一文で説明せよ。
  20. 「一二点」とはどのような返り点か。読む順序のきまりを、一文で説明せよ。
  21. 「上中下点」は、どのようなときに用いる返り点か。「一二点」という語を使って一文で説明せよ。
  22. 返り点は、漢字の上下左右のどこに付けるか。また、何のために付けるのか。あわせて一〜二文で説明せよ。
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問1 山(1)→登(2)。読む番号は「登」が2番目・「山」が1番目。レ点は、すぐ下の一字を先に読んで上の一字へ返る符号なので、「山」を先に読み、次に「登」を読む。書き下しは「山に登る」。

問2 書を読む。

問3 水を飲む。

問4 我(一)→漢(二)→文(三)→読(四)。一二点は、二字以上を隔てて下から上へ返る符号。「一」の付いた「文」までを先に読み、そのあと「二」の付いた「読」へ返る。よって「我・漢・文・読」の順。書き下しは「我 漢文を読む」。

問5 我 漢文を読む。

問6 其(1)→名(2)→知(3)→不(4)。一二点で「其名」を先に読み、「二」の「知」へ返り、最後にレ点で「不」へ返る。書き下しは「其の名を知らず」。

問7 其(1)→名(2)→知(3)→者(4)→不(5)。一二点で「其名」を読んで「二」の「知」へ返り、次に下点の付いた「者」を読み、最後に上点の「不」へ返る。書き下しは「其の名を知らざる者」。

問8 我(1)→古(2)→書(3)→読(4)→欲(5)。まず「我」を読み、一二点で「古書」を読んで「二」の付いた「読」へ返り、最後にレ点の付いた「欲」へ返る。書き下しは「我 古書を読まんと欲す」。

問9 我 古書を読まんと欲す。(一二点で「古書」を読んで「読」へ返り、最後にレ点で「欲」へ返る。)

問10 (例)返り点は、その符号の付いた字へ「下から順に」返って読む。例文⑦では、まず一二点に従って「古書」を読んで「読」へ返り、そのあとレ点に従って「欲」へ返る。一二点とレ点のどちらを先にするかは符号の種類ではなく、文中で下にある返りから順に処理する、と考えればよい。

問11 吾(1)→日(2)→三(3)→吾(4)→身(5)→省(6)。「三」は返り点のない副詞「三たび」なので、上から順にそのまま読む。「日」の次に「三」を読み、そのあと一二点で「吾身」を読んで「二」の付いた「省」へ返る。書き下しは「吾日に三たび吾が身を省みる」。

問12 良薬は口に苦い(よく効く薬は口に苦いものだ)。

問13 其の意を解せざる者。(一二点で「其意」を読み、「解」へ返り、下点の「者」、上点の「不」の順に読む。)

問14 これ(道理など)を知っている者は、これを好む者には及ばない。(『論語』の「知之者不如好之者」に基づく。)

問15花 (「見」の左下にレ点を付ける)。レ点で「花」を先に、次に「見」を読み、「花を見る」となる。

問16論語 (「読」に「二」、「語」に「一」を付ける)。「論語」を先に読んでから「読」へ返り、「論語を読む」となる。

問17其心一上 (「其」「心」を一二点で先に読み、「二」の「知」へ返り、最後に上点の「不」へ返る。「心」に「一」、「不」に「上」を付ける)。書き下しは「其の心を知らず」。
※「不其心」のように、上下点を使わず「不」にレ点を付けて書いてもよい。設問の指定どおり上中下点を使う場合は上記の付け方になる。

問18 (1)レ点 (2)一二点(いちにてん) (3)上中下点(じょうちゅうげてん) (4)甲乙点(こうおつてん)

問19 (例)すぐ下の一字を先に読み、その上の一字へ一字だけ返って読む返り点。

問20 (例)二字以上を隔てて、下から上へ返って読む返り点。下に「一」、返る先の上の字に「二」を付ける。

問21 (例)一二点を付けた部分をまたいで、さらにその上へ返って読むときに用いる返り点。

問22 返り点は漢字の左下に付ける。漢文を日本語の語順(下から上へ返る順序)で読むために、返って読む字とその順序を示す目的で付ける。

※この問題は誰でも古典塾オリジナルです。

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