スタディサプリの古文・漢文は使える?塾長が正直レビュー|岡本梨奈先生の講座の評判と向き不向き

教材レビュー
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「スタディサプリ(スタサプ)の古文・漢文って、ぶっちゃけ使えるの?」——個別指導塾で国語を教えていると、生徒や保護者の方からよく聞かれます。

映像授業はたくさんあるけれど、自分(やお子さん)に合うのかどうかは、なかなか判断しづらいですよね。

生徒
生徒先生、スタサプの古文・漢文って、結局のところ使えるんですか?映像授業っていっぱいあって、どれを選べばいいのか分からなくて…。

先に結論からお伝えします。スタディサプリの古文・漢文は、「文法や識別といった土台を、自分のペースでコツコツ固めたい人」にはとても向いています

逆に、「その場ですぐ質問したい」「演習までまとめて面倒を見てほしい」という人には、それだけだと少し物足りないかもしれません。

先生
先生いい質問だね。ざっくり言うと「土台づくりにはすごく向いている」教材だよ。ただ、使い方しだいで効果が変わるから、これから良いところも惜しいところも正直に話していくね。あわてて決めなくて大丈夫だよ。

この記事では、元国語教員で今は個別指導塾フィットの塾長をしている私が、スタディサプリの古文・漢文(岡本梨奈先生の講座)について、良いところも惜しいところも正直にお話しします。

塾の生徒からよく聞く声や、保護者の方が気になる「お金」「続くのか」といった点にも触れ、最後に「賢い使い方」もご紹介します。

迷っている人はぜひ参考にしてください。

誰でも古典塾でできること・できないこと

◎ できる:解説・ドリル・単語など「読んで覚える」テキスト教材はぜんぶ無料です。

△ できない:動画で授業をすることは、うちではやっていません。

「文字だけだと頭に入りにくい」「誰かに授業してほしい」という人は、動画授業のスタディサプリ(古文・漢文=岡本梨奈先生)が相棒になります。テキスト(うち・無料)+動画(スタサプ)で、足りないところをちょうど埋められます。

→ 動画授業の中身が気になる人は、スタディサプリの古文・漢文(岡本梨奈先生)を公式サイトでのぞいてみてください

スタディサプリの古文・漢文ってどんな講座?(事実の整理)

まずは、誰が見ても確かな「事実」の部分を整理しておきましょう。ここを押さえておくと、向き不向きの判断がしやすくなります。

  • 映像授業のサービスです。スマホやタブレット、パソコンで、いつでも好きなときに授業を見られます。
  • 古文・漢文は岡本梨奈(おかもと りな)先生が担当しています。古典をていねいに教えてくれる先生だと評判です。
  • 講座はレベル別・テーマ別に分かれていて、古文文法・古文単語・古文読解、漢文の句形(句法)など、自分の弱いところを選んで学べるようになっています。
  • 授業に対応したテキストも用意されています。

料金は月額制で、対面の予備校に通うよりは費用を抑えやすいイメージです。ただし、講座の構成やテキストの入手方法、料金などのサービス内容は変わることがあるので、申し込む前にかならず公式サイトでご確認ください(最新は公式サイトでご確認ください)。

スタディサプリ古文・漢文の良かった点(塾長が感じたメリット3つ)

実際に教材として見たときに、「これはいいな」と感じたポイントを3つ挙げます。

① 文法・識別が体系的で、土台づくりに向いている

生徒
生徒わたし「なむ」とか「ぬ」が、いつも見分けられないんです…。同じ形なのに意味が違うって言われると、もうお手上げで。
先生
先生大丈夫、そこでつまずくのはみんな同じだよ。コツは「どの活用形につながっているか」を見ること。たとえば「ぬ」なら終止形なら完了、連体形なら打消——というふうに、見るポイントが決まっているんだ。順番に積み上げれば必ず見えてくるからね。

古文でつまずく人の多くは、じつは「文法」と「識別(同じ形でも意味が違うものを見分けること)」でつまずいています。

たとえば「なむ」「ぬ」「る・らる」などですね。同じ「なむ」でも、係助詞(強意)なのか、終助詞(願望の「〜てほしい」)なのか、といった用法がいくつもあって、そのどれなのかで訳がまるで変わってしまう。

同じ「ぬ」でも、完了の「ぬ」なのか打消の「ず」なのかで意味は正反対です。見分けの核は活用形にあって、ざっくり言うと終止形なら完了の「ぬ」、連体形なら打消の「ず」——この「どの活用形につながっているか」を見るのがコツです。ここがあいまいなまま長文に進むと、結局どこかで行き詰まってしまうんです。

スタディサプリの講座は、こうした基礎を順番に、抜けがないように積み上げられる構成になっています。

漢文も同じで、否定・疑問・反語・使役・受身といった句形(句法)を、関連するものをまとめて、筋道立てて学べるように作られています。

独学だとバラバラになりがちな知識を、整理しながら積み上げられるのは大きな魅力です。教える側から見ても、「この順番で学べば迷いにくい」という流れがきちんと設計されている印象でした。

①の補足として——とくに漢文が苦手な子には、この体系で学べる点が効きます。漢文は覚えることが少ないぶん、句形さえ「形」でつかめれば一気に読めるようになる科目です。

岡本先生はその句形のひとつひとつを、なぜそう読むのかから丁寧に説明してくれるので、「漢文アレルギー」だった子でも入口で挫折しにくい。

共通テストで漢文の点を底上げしたい人にも、二次・私大で記述の土台を作りたい人にも、まず句形を体系で押さえるという入り口は共通して有効です。

② 自分のペースで、何度でも見返せる

映像授業の一番の強みは「巻き戻せる」ことです。わからなかったところを止めて、もう一度見る。眠かった日に見たところを、翌日もう一回見る。これが自由にできます。

学校の授業や対面の予備校だと、その場で理解できなかったら置いていかれてしまいますが、映像なら自分が納得するまで付き合える。古典が苦手な子ほど、この「繰り返せる」点はありがたいはずです。

1本の授業は短めに区切られているので、電車の中やお風呂上がりの数十分でも1テーマ進められます。スマホ1台で完結するため、部活で忙しくて机に向かう時間が取りにくい人でも、すきま時間にコツコツ回しやすいのも現実的なところです。

③ 予備校に比べてコスパが良い

対面の予備校で古文・漢文の講座を取ると、それなりの費用がかかります。スタディサプリは月額制で、古文だけ・漢文だけと部分的に使うこともできますし、ほかの教科の授業も同じ料金の中で見られます。

イメージとしては、対面予備校の1講座ぶんくらいの月額で、複数教科が見放題になるような位置づけです。「古典のついでに苦手な他教科も少しだけ」という使い方ができるのもうれしいところです。

しかも、多くの場合はまず無料でお試しできる期間が用意されているので、合うかどうかを身銭を切らずに確かめられます。

「お金をかけずに、まず土台だけでも固めたい」という人にとっては、はじめの一歩として選びやすい教材だと思います。なお、最新の金額と無料体験の条件は変わることがあるので、かならず公式サイトでご確認くださいね。

惜しい点・デメリット(正直にお伝えします)

良いところばかりではフェアではないので、惜しいと感じる点も正直にお話しします。ここは申し込む前に知っておいてほしいところです。

  • その場で質問ができません。映像授業なので、「ここがわからない」と思っても、先生に直接たずねることはできません。疑問が出たときは、学校の先生や友だちに聞く、当ブログの識別の解説で調べ直す、という手があります。スタサプのテキストや解説とあわせて読めば、多くの「?」は自分で解決できます。塾に通っていない人でも、ここで置いていかれることはありません。
  • 演習量は自分で補う前提で考える。講座によっては確認テストや演習問題もついていますが、量としては多くありません。授業を見るだけでは成績は上がらず、理解したことを問題で試して、はじめて力になります。スタディサプリは「インプット(理解)」に強い一方で「アウトプット(演習)」は手薄になりがちなので、別途おぎなうと安心です。市販の教材で補いたい人は、古典の問題集おすすめも参考にしてみてください。
  • 自走力(自分で続ける力)が前提になります。映像授業は、見ても見なくても誰にも怒られません。だからこそ、自分で計画を立てて続けられる人ほど成果が出ます。逆に「一人だとサボってしまう…」という人は、続ける仕組みを別に持っておく必要があります(その作り方は後半でお話しします)。

これらは「欠点」というより、映像授業という形そのものの性質です。うまく付き合えば、十分カバーできます。

塾の生徒からよく聞く評判・口コミについて

「実際に使った人はどう感じているの?」というのは、いちばん気になるところだと思います。インターネット上の口コミは玉石混交なので断定はしませんが、私が塾で生徒たちから実際に耳にする傾向を、一般論としてお伝えしておきます。

  • 「岡本先生の説明が分かりやすい」と言う子は多いです。とくに、これまで文法を丸暗記で乗り切ろうとしていた子ほど、「なるほど、そういう理屈だったのか」と腑に落ちることが多いようです。
  • 一方で、「一人だと続かなかった」という声も正直あります。これは講座の質というより、映像授業そのものの性質によるところが大きい印象です。続けられた子は、たいてい「いつ・どこまで見るか」を自分で決めていました。
  • 「演習が足りないと感じた」という子もいます。これも先ほどの惜しい点とつながる話で、見て終わりにせず問題で試した子ほど、点数に結びついていました。
生徒
生徒やっぱり「一人だと続かない」って声があるんですね…。わたし、まさにそのタイプかも。続けられるか不安です。
先生
先生正直でいいね。でも安心して。続いた子はみんな根性で続けたわけじゃなく、「今日はここまで」と小さく区切っていただけなんだ。やる気じゃなくて仕組みの問題。あとで具体的なやり方を紹介するから、それだけ真似すれば大丈夫だよ。

つまり、評判の良し悪しは「講座そのもの」よりも、使い方で大きく分かれるということです。だからこそ、次にお話しする「向き不向き」と「賢い使い方」が大事になります。

向いてる人・向かない人

○ 向いている人

  • 古文・漢文の文法や識別を、基礎からきちんと固め直したい人
  • 自分のペースで、繰り返し学ぶのが好きな人
  • 予備校の費用は抑えたいけれど、ちゃんとした授業を受けたい人
  • 「わからない所だけ」をピンポイントで補強したい人

△ 工夫が必要な人(向かないわけではない)

  • その場ですぐ質問して解決したい人
  • 演習までまるごと管理してほしい人
  • 一人だと勉強が続かない人(続ける仕組みづくりが別に必要)

自分は「向いている人」に近いと感じたら——

▶ まずは無料体験を公式サイトで確認する

※多くの場合まず無料でお試しできます。最新の料金・無料体験の条件は公式サイトでご確認ください。

塾長おすすめの「賢い使い方」

ここまで読んで「向いてる人」と「工夫が必要な人」、どちらにも当てはまった方も多いと思います。そこで、惜しい点をうまくカバーする使い方をご提案します。ポイントは「映像授業だけで完結させようとしない」ことです。

📌 動画とテキストは役割が違う — だから組み合わせる

📺
スタディサプリ(動画)
= まず「理解」する
先生が話して解説。文法・句形の「考え方」を耳からインプット。はじめての単元でもつまずきにくい。
📖
誰でも古典塾(無料テキスト)
= 解いて「定着」させる
解説とドリルでくり返し演習。印刷して手を動かし、理解したことを得点に変える。ぜんぶ無料。
動画で理解 × テキストで演習 = いちばんの近道
  1. 映像授業で予習・理解する……まずはスタディサプリで、文法や句形の「考え方」をインプットします。ここがいちばんの土台です。
  2. 無料のドリルや解説で演習する……理解したら、すぐに問題で試します。当ブログ「誰でも古典塾」では、識別の解説ドリルをすべて無料で公開しているので、演習の相棒として使ってください。読解でつまずきがちな人は、先に古文単語の暗記で語彙の土台を作っておくと、授業の理解がぐっと早くなります。
  3. わからない所は個別指導で質問する……どうしても一人では解決できない疑問は、塾や先生に質問してスッキリさせます。映像のインプットと、対面の質問。この2つを組み合わせると、弱点がぐっと減ります。

この手順1の「インプット」をどの教材でやるかが、いちばんの分かれ目です。動画でしっかり理解してから演習に進みたい人は、スタディサプリの古文・漢文(岡本梨奈先生)を公式サイトでチェックしてみてください。

そのうえで、演習はうちの無料ドリルで——という組み合わせが、いちばんお金をかけずに伸ばせる形だと思います。

「映像で予習 → 無料ドリルで演習 → 個別で質問」。この流れができると、映像授業の弱点である「質問できない」「演習量が足りないことがある」という部分を、ほとんど気にしなくてよくなります。

映像は「わかる」を作るのが得意で、ドリルは「できる」を作るのが得意。役割が違うので、片方だけでは点数になりにくいんです。

両方をセットにすることで、はじめて「わかる」が「解ける」に変わっていきます。共通テスト形式に慣れたい時期になったら、共通テスト古文の対策で本番形式の問題に手を伸ばしていくと、仕上げまでつながります。

続けるコツも一つだけお伝えしておきます。「1日1テーマ」など、小さく区切って決めることです。映像授業は自由だからこそ、ゴールがないとダラダラしがち。

「今日はここまで見て、ここのドリルを1枚やる」と決めておくと、自走力に自信がない人でも続けやすくなります。終わったらカレンダーに印をつけるだけでも、ぐっと習慣になりますよ。

保護者の方へ

先生
先生保護者の方へ。お子さんの教材選びで迷ったら、まずは無料の範囲で「続けられそうか」を一緒に見てあげてください。内容まで教える必要はありません。最初の1〜2週間だけペースづくりを手伝えば、あとは本人が回せるようになりますよ。背中を少し押すくらいで十分です。

続くか不安・お金が心配——その両方への答え

映像授業は、本人が続けられるかどうかが成果の分かれ目です。最初の1〜2週間だけ「今日はここまで」と一緒に決めてあげて、終わったらカレンダーに印——それだけでも定着率はぐっと上がります。親御さんが内容まで教える必要はなく、ペースづくりを少し手伝うイメージで十分です。

費用が心配な場合も、多くの場合はまず無料でお試しできる期間があります。本人が見続けられそうかを無料の範囲で確かめてから判断すれば、失敗しにくいです。月額制なので、合わなければ続けない判断もしやすい形です(解約条件など最新の詳細は公式サイトでご確認ください)。

まとめ

スタディサプリの古文・漢文(岡本梨奈先生の講座)は、文法・識別の土台を、自分のペースで何度も学び直せる、コスパの良い映像教材です。

基礎をしっかり固めたい人や、漢文の句形を体系で押さえたい人には、心強い味方になってくれると思います。

一方で、「質問ができない」「演習量は自分で補うことも」「自分で続ける力が要る」という性質もあります。

でもこれらは、無料のドリルや解説、そして個別指導での質問と組み合わせれば、しっかりカバーできます。映像だけで完結させようとせず、上手に「いいとこ取り」してください。

まずは動画授業の中身を、無料の範囲で見てみるのがおすすめです。

▶ スタディサプリの古文・漢文を公式サイトで見る

※最新の料金・無料体験の有無は公式サイトでご確認ください。

そして、動画で学んだことを試す場として、当ブログ「誰でも古典塾」の教材をどんどん使ってください。最初の一歩としては、まず識別の解説無料ドリルの2つから始めるのがおすすめです。

慣れてきたら、単語や共通テスト対策にも広げていきましょう。下にまとめておきますね。

▼ 演習に使える「ぜんぶ無料」のページ

当ブログ「誰でも古典塾」の教材は、ぜんぶ無料です。みなさんの古典の点数が、少しでも上がることを願っています。

▶ 83冊すべてのレビュー一覧はこちら → 古文・漢文の教材レビューまとめ

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