※当サイトの解説・ドリル・定期テスト対策はすべて無料です。このコーナーは、市販教材についての塾長の正直レビューです。
結論:基礎を終えた人が「語彙の取りこぼし」をなくす仕上げ用
『古文単語FORMULA600【改訂版】』は、入試に出る古文単語600語を頻出度(星印)でレベル分けして収録した単語帳です。マドンナや315のような「まず覚える基礎本」ではなく、基礎単語を終えた人が難関大の語彙まで一気に固める「仕上げ・網羅タイプ」。共通テストで安定してきた人の、次の一冊にあたります。
基本情報
| 書名 | 古文単語FORMULA600【改訂版】 |
|---|---|
| 出版社 | 東進ブックス(ナガセ) |
| 著者 | 富井健二 |
| シリーズ | 大学受験FORMULAシリーズ |
| ページ数 | 約256ページ |
| 定価 | 1,100円(本体1,000円+税)※2026年6月時点 |
| レベル | 標準〜難関(共通テスト〜早慶・難関国公立。基礎を終えた人の「仕上げ・網羅」向け) |
| 塾長のおすすめ度 | ◯(基礎を終えた難関志望の語彙仕上げに) |
この本の特徴(中身)
最大の特徴は600語という収録数の多さ。難関大の古文で出る難しめの単語までカバーできます。全語にイラストが付き、語のニュアンスに合わせて書体を変えるなど、視覚的に覚えやすい工夫も。頻出度が星印で示されるので、共通テスト向け・難関向けと優先順位をつけて学べます。CD・対応アプリで音声学習や確認テストもできます。
👍 良い点
- 600語で網羅性が高い。難関大で出る難しめの単語まで一冊でカバーできる
- 全語にイラスト。書体の工夫もあり、語のイメージを視覚的に覚えやすい
- 頻出度が星印で示され、優先順位をつけて学べる。CD・アプリで耳からの暗記やアウトプットもしやすい
🤔 気になる点
- 最難関志望でない人には、入試にほぼ出ない単語までは過剰になりやすい(600語はオーバースペック気味)
- 語義・解説が簡潔で、語源やゴロでじっくり納得させるタイプではない。人によっては機械的に感じる
- 基礎が固まっていない初学者がいきなり使うと、量と難度に圧倒されやすい
合う人・合わない人
合う人:共通テストで安定して8割前後取れ、基礎単語を一通り終えた人/早慶・難関国公立など語彙レベルの高い大学を志望し、取りこぼしをなくしたい人
合わない人:古文単語をこれから始める初学者/共通テスト・中堅私大までしか使わない人/語源・ゴロでイメージ重視に覚えたい人(マドンナ等が向く)
『マドンナ古文単語230』との違い
よく比較される『マドンナ古文単語230』(学研)は、230語に絞って語源・イラストでじっくり覚える基礎入門タイプ。対してFORMULA600は600語と量が多く、基礎を終えた後の仕上げ・網羅用という位置づけが違います。はじめの一冊はマドンナや315、語彙の総仕上げにFORMULA600、という使い分けが自然です。
おすすめの使い方
- まず星印(頻出度)の高い単語から優先して覚え、全体を1周する
- 1ページ進めるごとに赤シートで即テスト。間違えた語に印を付け、翌日以降に必ず復習する
- 本文を固めたら、付属CD・アプリの音声学習や確認テストでスキマ時間に回し、星の少ない難関単語まで仕上げる
塾長の総合評価
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
|---|---|
| 網羅性 | ★★★★★ |
| 入門のしやすさ | ★★☆☆☆ |
| 演習・実戦 | ★★★★☆ |
| 総合 | ★★★★☆(難関志望の語彙仕上げに優秀。初学者の一冊目には重い) |
網羅性が高く、難関大の語彙の取りこぼしをなくす仕上げ本として優秀です。ただし最初の一冊には量が多いので、まずは315やマドンナで基礎を作ってから手に取るのがおすすめです。
あわせて読みたい(無料)
まとめ
『古文単語FORMULA600』は、基礎を終えた人が難関大の語彙まで一気に固める仕上げ用の単語帳です。まずは無料記事や基礎の単語帳で土台を作り、語彙を増やす段階になったら検討してください。



コメント