形容詞の活用 確認テスト(ク活用・シク活用)|定期テスト対策|誰でも古典塾

形容詞の活用|定期テスト対策 確認テスト 定期テスト対策

形容詞には「ク活用」と「シク活用」の二種類があります。見分け方は、その語に「なる」を付けてみて、「〜くなる」となればク活用(例・高くなる)、「〜しくなる」となればシク活用(例・うれしくなる)です。また、形容詞には「く・く・し・き・けれ・○」と活用する本活用のほかに、「から・かり・○・かる・○・かれ」と活用する補助活用(カリ活用)があり、補助活用は主に下に助動詞が付くときに用いられます。次の各例文を読み、後の問いに答えよ。

📥 PDFダウンロード(無料・印刷OK)
問題用紙とテスト形式で解きたい人はこちら。 📝 問題編PDF(全25問)✅ 解答・解説編PDF

本文

※例文は学習用に作成しています。
① この花の色いとうつくし
② 山の高きを見て、心おどろく。
③ 道遠くして、日暮れぬ。
④ かの人の歌、まことにめでたかりけり。
⑤ 夜寒くなりて、霜おく。
⑥ 川の水清ければ、魚すむ。
⑦ 別れの悲しさ、言はむかたもなし
⑧ 月明かかる夜、虫の声しげし。
⑨ いとうれしくて、涙こぼれぬ。
⑩ 風すさまじけれど、人々出でゆく。
⑪ かばかりあさましきこと、見しことなし。
⑫ 都の恋しさに、夜も寝られず。
⑬ 老いの身は苦しからむと、人言ふ。
⑭ 庭の桜、ことにうるはし
⑮ かの僧、人よりかしこかりき。
⑯ 心づよくあれと、母の言へり。

設問

  1. 傍線①「うつくし」は、ク活用・シク活用のいずれか。「なる」を付ける方法で確かめて答えよ。
  2. 傍線①「うつくし」の終止形(基本形)を答えよ。
  3. 傍線②「高き」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  4. 傍線②「高き」の活用形(未然形〜命令形)を答えよ。
  5. 傍線②「高き」の終止形(基本形)を答えよ。
  6. 傍線③「遠く」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  7. 傍線③「遠く」の活用形を答えよ。
  8. 傍線④「めでたかり」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  9. 傍線④「めでたかり」は、なぜ本活用ではなく補助活用(カリ活用)が用いられているのか。下に付く語に着目して説明せよ。
  10. 傍線⑤「寒く」を現代語訳せよ。
  11. 傍線⑥「清ければ」の活用形を答えよ。
  12. 傍線⑦「なし」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  13. 次の文の傍線部「明かかる」を、本活用を用いた形に直すとどうなるか。ただし、ここでは下に体言「夜」が付く連体形であることに注意して答えよ。
    (例文⑧「月明かかる夜」)
  14. 傍線⑨「うれしく」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  15. 傍線⑨「うれしく」の終止形(基本形)を答えよ。
  16. 傍線⑩「すさまじけれ」の活用形を答えよ。
  17. 傍線⑩「すさまじけれ」を含む「風すさまじけれど」を現代語訳せよ。
  18. 傍線⑪「あさましき」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  19. 傍線⑫「恋しさ」のもとになっている形容詞の終止形(基本形)を答え、その活用の種類(ク活用・シク活用)も答えよ。
  20. 傍線⑬「苦しからむ」の「苦しから」の活用形を答えよ。
  21. 傍線⑬「苦しから」の終止形(基本形)を答えよ。
  22. 傍線⑬「苦しからむ」で、補助活用「苦しから」が用いられているのはなぜか。下に付く語に着目して説明せよ。
  23. 傍線⑭「うるはし」は、ク活用・シク活用のいずれか。
  24. 次の傍線部について、本活用か補助活用(カリ活用)かをそれぞれ答えよ。
    • (1) 傍線③「遠く」
    • (2) 傍線④「めでたかり」
    • (3) 傍線⑧「明かかる」
    • (4) 傍線⑮「かしこかり」
  25. 形容詞のク活用とシク活用を見分ける方法を、具体例を一つ挙げて簡潔に説明せよ。(記述)
▼ 解答・解説を見る

問1 シク活用。「うつくし」に「なる」を付けると「うつくしくなる」となり、「〜しくなる」の形になるのでシク活用。

問2 うつくし。

問3 ク活用。「高し」に「なる」を付けると「高くなる」となり、「〜くなる」の形になるのでク活用。

問4 連体形。「高き」は下に体言「を(…もの・こと)」に準ずる形で、ここでは「高きを」と格助詞「を」が付き、体言の働きをする連体形。本活用「く・く・し・・けれ・○」の連体形「き」。

問5 高し。

問6 ク活用。「遠し」は「遠くなる」となるのでク活用。

問7 連用形。「遠くして」の「遠く」は下に接続助詞相当の「して」が付き、用言・動作に続く連用形。本活用「く・・し・き・けれ・○」の連用形「く」。

問8 ク活用。基本形は「めでたし」で、「めでたくなる」となるのでク活用。傍線部「めでたかり」は補助活用(カリ活用)の連用形だが、活用の種類自体はク活用。

問9 「めでたかり」の下には過去の助動詞「けり」が付いている。形容詞の本活用には助動詞が直接付きにくいため、ラ変動詞「あり」と結びついてできた補助活用(カリ活用)の連用形「めでたかり」を用い、そこに「けり」を付けている。

問10 寒く(なって)。「夜寒くなりて」で「夜が寒くなって」の意。

問11 已然形。「清ければ」は下に接続助詞「ば」が付いて確定条件(…ので)を表す已然形。本活用「く・く・し・き・けれ・○」の已然形「けれ」。

問12 ク活用。「なし」は「なくなる」となるのでク活用。語尾だけ見ると「し」で終わりシク活用に見えるが、「なる」を付けて判別すること。

問13 明かき。本活用「明し」の連体形は「明かき」。傍線⑧は補助活用(カリ活用)の連体形「明かかる」だが、本活用の連体形に直すと「明かき」となる。

問14 シク活用。「うれし」は「うれしくなる」となるのでシク活用。

問15 うれし。

問16 已然形。「すさまじけれど」は下に接続助詞「ど」が付く逆接の確定条件で、已然形「けれ」。

問17 風が(ものすさまじく)荒々しいけれども。「すさまじ」は「もの寂しい・興ざめだ・荒涼としている」の意で、ここでは「風が冷たく荒々しいけれども」の意。

問18 シク活用。「あさまし」は「あさましくなる」となるのでシク活用。

問19 もとの形容詞の終止形は「恋し」、活用の種類はシク活用。「恋しさ」は形容詞の語幹に接尾語「さ」が付いて名詞化したもの。「恋しくなる」となるのでシク活用。

問20 未然形。「苦しからむ」は下に推量の助動詞「む」が付くので未然形。補助活用(カリ活用)「から・かり・○・かる・○・かれ」の未然形「から」。

問21 苦し。

問22 「苦しから」の下には推量の助動詞「む」が付いている。助動詞「む」は未然形に接続するが、形容詞の本活用には未然形がなく助動詞も付きにくいため、補助活用(カリ活用)の未然形「苦しから」を用いて「む」を付けている。

問23 シク活用。「うるはし」は「うるはしくなる」となるのでシク活用。

問24 (1) 本活用(連用形「遠く」)。 (2) 補助活用(カリ活用の連用形「めでたかり」)。 (3) 補助活用(カリ活用の連体形「明かかる」)。 (4) 補助活用(カリ活用の連用形「かしこかり」)。
※カリ活用は「から・かり・○・かる・○・かれ」と、ラ変動詞「あり」が付いて変化したもの。

問25 その形容詞に「なる」を付けてみて、「〜くなる」となればク活用(例・高し→高くなる)、「〜しくなる」となればシク活用(例・うれし→うれしくなる)と見分ける。語尾の「し」だけでは判断できないので、「なる」を付けて連用形の形で確かめるのがよい。

※この問題は誰でも古典塾オリジナルです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました