漢文「累加・抑揚・詠嘆」識別 100題ドリル

漢文 累加・抑揚・詠嘆 100題 アイキャッチ 漢文ドリル

📖 はじめての人は、先に 「累加・抑揚・詠嘆」の解説 で理屈を押さえると解きやすくなります。

縦書きの漢文(返り点つき)を読んで答える、入試形式の漢文ドリルです。スマホでも解けるよう、答え・書き下し・現代語訳は各問の下に表示しています。

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はじめに

漢文の句法の仕上げが、累加・抑揚・詠嘆の3つです。縦書きの漢文(返り点つき)を読んで、ア〜ウから選びましょう。

記号 句法 目印(漢字) 意味
ア 累加 不唯(ただに…のみならず)・非独(ひとり…のみにあらず)・豈唯…哉(あにただに…のみならんや)など。後ろに亦(また)がよく来る AだけでなくBも
イ 抑揚 …すら、況んや…をや Aですら…、ましてB
ウ 詠嘆 …哉(かな)/豈…ず乎(や) なんと…だなあ/…ではないか

鉄則 – 「不唯・不独(ただに/ひとり…のみならず)」「非唯・非独・非徒(…のみにあらず)」「豈唯…哉(あにただに…のみならんや)」=累加(ア)。 前のことに後を重ねる。後ろに「亦(また)」がよく来るが、「亦」だけでは累加にならない。 – 「況(いはんや)」「すら」「をや」=抑揚(イ)。 軽いものを挙げ、重いものを強調。後半が「安くんぞ…んや」(反語)になる形もある。 – 「哉(かな)」「豈不…乎」=詠嘆(ウ)。 感動・感嘆。ただし「豈唯…哉」のように「唯(ただに)」「独(ひとり)」があれば累加(ア)。

採点表

部 問題 目標
第1部 基礎 Q1〜Q20 18/20
第2部 標準 Q21〜Q50 24/30
第3部 応用 Q51〜Q80 21/30
第4部 入試 Q81〜Q100 13/20

【第1部】基礎(Q1〜Q20)

問題(Q1〜Q100)

句法Q1.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ利スルノミナラ一レ己ヲ、亦タ利スレ人ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに己を利するのみならず、亦た人を利す」。「自分を利するだけでなく、他人をも利する」。

句法Q2.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

死スラ且ツ不レ畏レ、況ンヤ其ノ余ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「死すら且つ畏れず、況んや其の余をや」。「死でさえ恐れない、まして他は」。

句法Q3.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

賢ナル哉カナ、回ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「賢なるかな、回や」。「賢いことだなあ、顔回は」。

句法Q4.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ有ルノミナラ一レ才、亦タ有リレ徳。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに才有るのみならず、亦た徳有り」。「才能があるだけでなく、徳もある」。

句法Q5.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

庶人スラ尚ホ知ル、況ンヤ君子ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「庶人すら尚ほ知る、況んや君子をや」。

句法Q6.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ楽シカラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に楽しからずや」。「なんと楽しいではないか」。

句法Q7.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

非ズ二独リ我ノミ憂フルニ一、人モ亦タ憂フ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「非独(ひとり…のみにあらず)…亦」は累加。書き下し「独り我のみ憂ふるに非ず、人も亦た憂ふ」。「私だけが心配しているのではなく、ほかの人もまた心配している」。

句法Q8.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

禽獣スラ且ツ知ルレ恩ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「禽獣すら且つ恩を知る、況んや人をや」。「鳥獣でさえ恩を知る、まして人は」。

句法Q9.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

大ナル哉カナ、其ノ志ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「大なるかな、其の志や」。「大きいことだなあ、その志は」。

現代語訳Q10.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

不二唯ダニ善クスルノミナラ一レ身ヲ、亦タ善クス二天下ヲ一。
ア 自分を善くするだけでなく、天下も善くする
イ 自分すら善くしない、まして天下は
ウ なんと自分を善くすることよ

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに身を善くするのみならず、亦た天下を善くす」。

読み方Q11.傍線部「況」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

小事スラ不レ忽セニセ、況ンヤ大事ヲヤ。
ア まして
イ いはんや
ウ なんぞ

▶ 答え:イ 「況」は「いはんや」。書き下し「小事すら忽せにせず、況んや大事をや」。抑揚。

句法Q12.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ偉ナラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に偉ならずや」。「なんと偉大ではないか」。

句法Q13.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

非ズ二唯ダニ有ルノミニ一レ勇、亦タ有リレ謀。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「非唯(ただに…のみにあらず)…亦」は累加。書き下し「唯だに勇有るのみに非ず、亦た謀有り」。「勇気があるだけでなく、はかりごともある」。

句法Q14.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

臣スラ尚ホ知ルレ之ヲ、況ンヤ君ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「臣すら尚ほ之を知る、況んや君をや」。

句法Q15.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

惜シイ哉カナ、其ノ才。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「惜しいかな、其の才」。「惜しいことだなあ、その才能は」。

現代語訳Q16.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

草木スラ且ツ知ルレ春ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 草木は春を知るだけでなく、人も知る
イ なんと草木が春を知ることよ
ウ 草木でさえ春を知る、まして人は当然だ

▶ 答え:ウ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「草木すら且つ春を知る、況んや人をや」。

句法Q17.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ快ナラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に快ならずや」。「なんと愉快ではないか」。

書き下しQ18.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

不二唯ダニ修ムルノミナラ一レ己ヲ、亦タ安ンズレ人ヲ。
ア 唯だに己を修むるのみならず、亦た人を安んず
イ 己すら修めず、況んや人をや
ウ なんと己を修むることよ

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに己を修むるのみならず、亦た人を安んず」。「自分を修めるだけでなく、人を安んじもする」。

句法Q19.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

一木スラ且ツ然リ、況ンヤ国家ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「一木すら且つ然り、況んや国家をや」。

句法Q20.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

美ナル哉カナ、山河之固メ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「美なるかな、山河の固め」。「美しいことだなあ、山や川の守りは」。

句法Q21.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不三独リ親トスルノミナラ二其ノ親ヲ一、亦タ親トス二人之親ヲ一。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不独(ひとり…のみならず)…亦」は累加。書き下し「独り其の親を親とするのみならず、亦た人の親を親とす」。「自分の親を親として大切にするだけでなく、他人の親も親として大切にする」。

句法Q22.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

童子スラ且ツ知ル、況ンヤ長者ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「童子すら且つ知る、況んや長者をや」。

句法Q23.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

遠キ哉カナ、其ノ道ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「遠きかな、其の道や」。「遠いことだなあ、その道は」。

現代語訳Q24.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

不三唯ダニ信ズルノミナラ二其ノ言ヲ一、亦タ観ル二其ノ行ヒヲ一。
ア 言葉すら信じない、まして行いは
イ 言葉を信じるだけでなく、行いも見る
ウ なんと言葉を信じることよ

▶ 答え:イ 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに其の言を信ずるのみならず、亦た其の行ひを観る」。

書き下しQ25.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

匹夫スラ不レ可カラレ奪フ、況ンヤ三軍ヲヤ。
ア 匹夫のみならず、亦た三軍
イ なんと匹夫を奪ふことよ
ウ 匹夫すら奪ふべからず、況んや三軍をや

▶ 答え:ウ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「匹夫すら奪ふべからず、況んや三軍をや」。「一人の男でさえ志は奪えない、まして大軍は」。

句法Q26.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

楽シイ哉カナ、友ノ自リ二遠方一来タル。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「楽しいかな、友の遠方より来たる」。「楽しいことだなあ、友が遠くから来るのは」。

句法Q27.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不三唯ダニ長ズルノミナラ二於武ニ一、亦タ好ムレ文ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに武に長ずるのみならず、亦た文を好む」。「武に優れるだけでなく、文(学問)も好む」。

句法Q28.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

賤シキ者スラ尚ホ知ルレ恥ヲ、況ンヤ士ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「賤しき者すら尚ほ恥を知る、況んや士をや」。

読み方Q29.傍線部「亦」の読み方を、ひらがなで書いたものを選べ。

不二独リ有ルノミナラ一レ才、亦タ有リレ徳。
ア また
イ いはんや
ウ かな

▶ 答え:ア 「亦」は「また」。「不独(ひとり…のみならず)」と組んで累加を表す。書き下し「独り才有るのみならず、亦た徳有り」。

句法Q30.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

久シイ哉カナ、吾ガ衰ヘタルヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「久しいかな、吾が衰へたるや」。「久しいことだなあ、私が衰えたのは」。

句法Q31.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ全ウスルノミナラ一レ身ヲ、亦タ垂ル二名ヲ於後ニ一。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに身を全うするのみならず、亦た名を後に垂る」。「わが身を無事に保つだけでなく、名を後の世に残す」。

句法Q32.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

一飯スラ且ツ不レ忘レ、況ンヤ大恩ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「一飯すら且つ忘れず、況んや大恩をや」。

現代語訳Q33.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ不レ痛マシカラ乎ヤ。
ア 痛ましいだけでなく、悲しい
イ なんと痛ましいではないか
ウ 痛ましいことすら、まして悲しい

▶ 答え:イ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に痛ましからずや」。「なんと痛ましいではないか」。

句法Q34.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

非ズ二唯ダニ蓄フルノミニ一レ財ヲ、亦タ積ムレ徳ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「非唯(ただに…のみにあらず)…亦」は累加。書き下し「唯だに財を蓄ふるのみに非ず、亦た徳を積む」。「財を蓄えるだけでなく、徳も積む」。

句法Q35.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

凡人スラ且ツ励ム、況ンヤ英才ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「凡人すら且つ励む、況んや英才をや」。

句法Q36.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

大ナル哉カナ、堯之為ルレ君也ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「大なるかな、堯の君たるや」(為る=たる)。「偉大なことだなあ、堯の君主としてのありさまは」(論語)。

現代語訳Q37.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

故旧スラ且ツ不レ遺レ、況ンヤ親族ヲヤ。
ア 古い知人を見捨てないだけでなく、親族も見捨てない
イ なんと古い知人を見捨てないことよ
ウ 古い知人でさえ見捨てない、まして親族は当然だ

▶ 答え:ウ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「故旧すら且つ遺れず、況んや親族をや」。

句法Q38.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ改ムルノミナラ一レ過チヲ、亦タ遷ルレ善ニ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに過ちを改むるのみならず、亦た善に遷る」。「過ちを改めるだけでなく、善い方へ移っていく」。

句法Q39.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

婦人スラ尚ホ守ルレ節ヲ、況ンヤ丈夫ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「婦人すら尚ほ節を守る、況んや丈夫をや」。

読み方Q40.傍線部「哉」の読み方を、ひらがなで書いたものを選べ。

盛ンナル哉カナ、其ノ徳ヤ。
ア かな
イ また
ウ いはんや

▶ 答え:ア 「哉」は「かな」。詠嘆の目印。書き下し「盛んなるかな、其の徳や」。

句法Q41.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

非ズ三独リ斉フルノミニ二其ノ家ヲ一、亦タ治ムレ国ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「非独(ひとり…のみにあらず)…亦」は累加。書き下し「独り其の家を斉ふるのみに非ず、亦た国を治む」。「自分の家を整えるだけでなく、国も治める」。

句法Q42.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

寸陰スラ且ツ惜シム、況ンヤ歳月ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「寸陰すら且つ惜しむ、況んや歳月をや」。

現代語訳Q43.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ不レ偉ナラ乎ヤ。
ア 偉大なだけでなく、立派だ
イ なんと偉大ではないか
ウ 偉大ですら、まして立派は

▶ 答え:イ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に偉ならずや」。「なんと偉大ではないか」。

句法Q44.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ強クスルノミナラ一レ兵ヲ、亦タ富マスレ民ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに兵を強くするのみならず、亦た民を富ます」。「軍備を強くするだけでなく、民も豊かにする」。

句法Q45.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

一夫スラ可シレ防グ、況ンヤ関塞ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「一夫すら防ぐべし、況んや関塞をや」。

句法Q46.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

多イ哉カナ、其ノ聞クコト。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「多いかな、其の聞くこと」。「多いことだなあ、その見聞は」。

現代語訳Q47.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

名ハ不三唯ダニ聞コユルノミナラ二於当時ニ一、亦タ伝ハル二於後世ニ一。
ア 名声は当時に知られなかっただけでなく、後世にも伝わらない
イ なんと名声が当時に知られていたことよ
ウ 名声は当時に知られていただけでなく、後世にも伝わる

▶ 答え:ウ 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「名は唯だに当時に聞こゆるのみならず、亦た後世に伝はる」。

句法Q48.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

蟻スラ且ツ惜シムレ命ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「蟻すら且つ命を惜しむ、況んや人をや」。

句法Q49.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ壮ナラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に壮ならずや」。「なんと勇ましいではないか」。

書き下しQ50.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

烈シイ哉カナ、其ノ気ヤ。
ア 烈しいかな、其の気や
イ 烈しきのみならず、其の気
ウ 烈しきすら、其の気

▶ 答え:ア 「哉(かな)」は詠嘆。「激しいことだなあ、その気概は」。

句法Q51.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二唯ダニ益スルノミナラ一レ世ニ、亦タ及ブ二万代ニ一。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに世に益するのみならず、亦た万代に及ぶ」。「世の中の役に立つだけでなく、遠い後の世にまで及ぶ」。

句法Q52.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

微賤スラ且ツ不レ捨テ、況ンヤ勲旧ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「微賤すら且つ捨てず、況んや勲旧をや」。

句法Q53.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

速ヤカナル哉カナ、其ノ応ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「速やかなるかな、其の応や」。「速いことだなあ、その反応は」。

現代語訳Q54.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

螻蟻スラ且ツ慕フレ穴ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 虫が巣穴を慕うだけでなく、人も慕う
イ 虫でさえ巣穴を慕う、まして人は当然だ
ウ なんと虫が巣穴を慕うことよ

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「螻蟻すら且つ穴を慕ふ、況んや人をや」。

句法Q55.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不三唯ダニ済フノミナラ二一時ヲ一、亦タ利ス二万世ヲ一。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに一時を済ふのみならず、亦た万世を利す」。「その時を救うだけでなく、長く後の世まで利益を与える」。

句法Q56.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

凡夫スラ且ツ雪グレ恥ヲ、況ンヤ志士ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「凡夫すら且つ恥を雪ぐ、況んや志士をや」。

句法Q57.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ幸ヒナラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に幸ひならずや」。「なんと幸いではないか」。

現代語訳Q58.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ唯ダニ修ムルノミナランレ己ヲ哉ヤ、亦タ安ンズレ人ヲ。
ア 自分すら修めない、まして人は
イ なんと自分を修めることよ
ウ 自分を修めるだけでなく、人を安んじもする

▶ 答え:ウ 「豈唯…哉(あにただに…のみならんや)」は反語の形の累加。書き下し「豈に唯だに己を修むるのみならんや、亦た人を安んず」。「どうして自分を修めるだけであろうか(それだけでなく)人を安んじもする」。

句法Q59.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

樵夫スラ且ツ知ルレ道ヲ、況ンヤ学者ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「樵夫すら且つ道を知る、況んや学者をや」。

句法Q60.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

至レル哉カナ、舜ノ孝ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「至れるかな、舜の孝や」。「この上ないことだなあ、舜の孝行は」。

読み方Q61.傍線部「況」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

老馬スラ且ツ識ルレ途ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア いはんや
イ また
ウ かな

▶ 答え:ア 「況」は「いはんや」。書き下し「老馬すら且つ途を識る、況んや人をや」。抑揚。

句法Q62.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二独リ潔クスルノミナラ一レ身ヲ、亦タ済フレ世ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不独(ひとり…のみならず)…亦」は累加。書き下し「独り身を潔くするのみならず、亦た世を済ふ」。「わが身を清く保つだけでなく、世の中も救う」。

句法Q63.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

一葉スラ且ツ知ルレ秋ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「一葉すら且つ秋を知る、況んや人をや」。

現代語訳Q64.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ不二偉観ナラ一乎ヤ。
ア 壮大なだけでなく、美しい
イ なんと壮大な眺めではないか
ウ 壮大ですら、まして美しい

▶ 答え:イ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に偉観ならずや」。「なんと壮大な眺めではないか」。

句法Q65.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不三唯ダニ忠ナルノミナラ二於主ニ一、亦タ信ナリ二於友ニ一。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに主に忠なるのみならず、亦た友に信なり」。「主君に忠実なだけでなく、友にも誠実だ」。

句法Q66.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

死馬スラ且ツ買フレ之ヲ、況ンヤ生ケル者ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「死馬すら且つ之を買ふ、況んや生ける者をや」。

句法Q67.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

哀シイ哉カナ、其ノ不ルヤレ遇ハ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「哀しいかな、其の遇はざるや」。「哀しいことだなあ、時に巡り合えなかったのは」。

現代語訳Q68.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

非ズ二独リ愛スルノミニ一レ近キヲ、亦タ懐クレ遠キヲ。
ア 近い者すら愛さない、まして遠い者は
イ なんと近い者を愛することよ
ウ 近い者を愛するだけでなく、遠い者もなつかせる

▶ 答え:ウ 「非独(ひとり…のみにあらず)…亦」は累加。書き下し「独り近きを愛するのみに非ず、亦た遠きを懐く」。

句法Q69.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

寒士スラ且ツ守ルレ操ヲ、況ンヤ貴顕ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「寒士すら且つ操を守る、況んや貴顕をや」。

句法Q70.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

何ゾ其レ明ラカナル也ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「何ぞ其れ…や」は詠嘆。書き下し「何ぞ其れ明らかなるや」。「なんとまあはっきりしていることよ」。

書き下しQ71.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

不二唯ダニ成スノミナラ一レ功ヲ、亦タ退クレ身ヲ。
ア 唯だに功を成すのみならず、亦た身を退く
イ 功を成すすら、況んや身をや
ウ なんと功を成すことよ

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに功を成すのみならず、亦た身を退く」。「手柄を立てるだけでなく、身を引きもする」。

句法Q72.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

庸人スラ且ツ羞ヅ、況ンヤ将相ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「庸人すら且つ羞づ、況んや将相をや」。

句法Q73.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不二丈夫ナラ一乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に丈夫ならずや」。「なんと立派な男ではないか」。

現代語訳Q74.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

其ノ徳ハ不三唯ダニ及ブノミナラ二於一郷ニ一、亦タ及ブ二於一国ニ一。
ア 一つの村にすら徳は及ばない、まして国全体には
イ その徳は一つの村に及ぶだけでなく、国全体にも及ぶ
ウ なんとその徳が一つの村に及ぶことよ

▶ 答え:イ 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「其の徳は唯だに一郷に及ぶのみならず、亦た一国に及ぶ」。

句法Q75.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

桀紂スラ且ツ亡ブ、況ンヤ凡君ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「桀紂すら且つ亡ぶ、況んや凡君をや」。

句法Q76.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

久シイ哉カナ、道ノ不ルヤレ行ハレ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「久しいかな、道の行はれざるや」。「久しいことだなあ、道が行われないのは」。

現代語訳Q77.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

不三唯ダニ分カツノミナラ二其ノ難ヲ一、亦タ共ニス二其ノ楽シミヲ一。
ア 苦難すら分かたない、まして楽しみは
イ なんと苦難を分かつことよ
ウ 苦難を分かち合うだけでなく、楽しみも共にする

▶ 答え:ウ 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに其の難を分かつのみならず、亦た其の楽しみを共にす」。

句法Q78.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

涓流スラ且ツ至ルレ海ニ、況ンヤ大川ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「涓流すら且つ海に至る、況んや大川をや」。

句法Q79.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不二盛事ナラ一乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に盛事ならずや」。「なんと盛大な事ではないか」。

句法Q80.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

賢者スラ且ツ惑フ、況ンヤ愚者ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「賢者すら且つ惑ふ、況んや愚者をや」。

句法Q81.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

非ザル三独リ賢者ノミ有ルニ二是ノ心一也、人皆有リレ之。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「非独(ひとり…のみにあらず)」は累加。「亦」がなくても累加になる。書き下し「独り賢者のみ是の心有るに非ざるなり、人皆之有り」。「賢者だけがこの心を持っているのではない、人は皆これを持っている」(孟子)。

現代語訳Q82.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

布衣スラ且ツ怒ル、況ンヤ万乗之君ヲヤ。
ア 庶民でさえ怒る、まして大国の君は当然だ
イ 庶民が怒るだけでなく、君も怒る
ウ なんと庶民が怒ることよ

▶ 答え:ア 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「布衣すら且つ怒る、況んや万乗の君をや」。

句法Q83.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

大ナル哉カナ、孔子ノ聖ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「大なるかな、孔子の聖や」。「偉大なことだなあ、孔子の聖人ぶりは」。

書き下しQ84.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

不二唯ダニ温ヌルノミナラ一レ故キヲ、亦タ知ルレ新シキヲ。
ア 故きを温ぬるすら、況んや新しきをや
イ 唯だに故きを温ぬるのみならず、亦た新しきを知る
ウ なんと故きを温ぬることよ

▶ 答え:イ 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに故きを温ぬるのみならず、亦た新しきを知る」。「昔のことを学び直すだけでなく、新しいことも知る」(論語の「温故而知新」をもとにした文)。

句法Q85.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

天地スラ尚ホ不レ能ハレ久シキコト、而ルヲ況ンヤ於イテヲレ人ニ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「天地すら尚ほ久しきこと能はず、而るを況んや人に於いてをや」。「天地でさえいつまでも続くことはできない、まして人間はなおさらだ」(老子)。

句法Q86.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

豈ニ不レ悲シカラ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「豈…ずや」は詠嘆。書き下し「豈に悲しからずや」。「なんと悲しいことではないか」。

現代語訳Q87.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

非ズ二徒ダニ無キノミニ一レ益、而モ又害スレ之ヲ。
ア 益すらない、まして害などはない
イ なんと益のないことよ
ウ 益がないだけでなく、そのうえそれをそこなう

▶ 答え:ウ 「非徒(ただに…のみにあらず)…又」は累加。書き下し「徒だに益無きのみに非ず、而も又之を害す」。「(苗を引っぱって伸ばそうとするのは)役に立たないだけでなく、そのうえ苗をそこなう」(孟子)。

句法Q88.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

小国スラ尚ホ不レ可カラレ軽ンズ、況ンヤ大国ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「小国すら尚ほ軽んずべからず、況んや大国をや」。「小国でさえ軽んじてはならない、まして大国はなおさらだ」。

句法Q89.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

何ゾ其レ盛ンナル也ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「何ぞ其れ…や」は詠嘆。書き下し「何ぞ其れ盛んなるや」。「なんとまあ盛んなことよ」。

現代語訳Q90.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ唯ダニ形骸ノミ有ラン二聾盲一哉ヤ、夫レ知ニモ亦タ有リレ之。
ア どうして体だけに目や耳の不自由があろうか、知にもまたそれがある
イ 体ですら目や耳が不自由だ、まして知はなおさらだ
ウ なんと体に目や耳の不自由があることよ

▶ 答え:ア 「豈唯…哉(あにただに…のみならんや)」は反語の形の累加。書き下し「豈に唯だに形骸のみ聾盲有らんや、夫れ知にも亦た之有り」。「どうして体だけに目や耳の不自由があろうか、知にもまたそれがあるのだ」(荘子)。

句法Q91.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

布衣之交ハリスラ尚ホ不二相欺カ一、況ンヤ大国ヲ乎ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら尚ほ…況んや…をや」は抑揚。書き下し「布衣の交はりすら尚ほ相欺かず、況んや大国をや」。「庶民どうしの付き合いでさえだまし合わない、まして大国(どうし)ではなおさらだ」(史記)。

書き下しQ92.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

野ナル哉カナ、由也ヤ。
ア 野なるのみならず、由や
イ 野なるかな、由や
ウ 野なるすら、況んや由をや

▶ 答え:イ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「野なるかな、由や」。「粗野なことだなあ、由(子路)は」(論語)。

句法Q93.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

不二独リ竭クスノミナラ一レ力ヲ、亦タ尽クスレ財ヲ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ア 「不独(ひとり…のみならず)…亦」は累加。書き下し「独り力を竭くすのみならず、亦た財を尽くす」。「力を尽くすだけでなく、財産も尽くす」。

句法Q94.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

臣死スラ且ツ不レ避ケ、卮酒安クンゾ足ランヤレ辞スルニ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら且つ…、安くんぞ…んや」も抑揚(後半が「況んや」でなく反語の形)。書き下し「臣死すら且つ避けず、卮酒安くんぞ辞するに足らんや」。「私は死でさえ避けない、まして大杯の酒などどうして辞退しようか」(史記)。

句法Q95.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

直ナル哉カナ、史魚。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「直なるかな、史魚」。「まっすぐなことだなあ、史魚は」(論語)。

現代語訳Q96.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

豈ニ唯ダニ不ルノミナランレ顧ミ二其ノ身ヲ一哉ヤ、亦タ忘ル二其ノ家ヲ一。
ア わが身すら顧みる、まして家は
イ なんとわが身を顧みないことよ
ウ わが身を顧みないだけでなく、家のことも忘れる

▶ 答え:ウ 「豈唯…哉(あにただに…のみならんや)」は反語の形の累加。書き下し「豈に唯だに其の身を顧みざるのみならんや、亦た其の家を忘る」。「どうしてわが身を顧みないだけであろうか、家のことも忘れるのだ」。

句法Q97.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

牛羊スラ且ツ恋フレ親ヲ、況ンヤ人ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「牛羊すら且つ親を恋ふ、況んや人をや」。

句法Q98.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

至レル哉カナ、徳之盛ンナル也ヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:ウ 「哉(かな)」は詠嘆。書き下し「至れるかな、徳の盛んなるや」。「この上ないことだなあ、徳の盛んなことは」。

現代語訳Q99.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

不三唯ダニ享クルノミナラ二其ノ利ヲ一、亦タ受ク二其ノ害ヲ一。
ア 利益を受けるだけでなく、害も受ける
イ 利益すら受けない、まして害は
ウ なんと利益を受けることよ

▶ 答え:ア 「不唯(ただに…のみならず)…亦」は累加。書き下し「唯だに其の利を享くるのみならず、亦た其の害を受く」。

句法Q100.次の漢文の句法を、後のア〜ウから選べ。

聖人スラ且ツ有リレ過チ、況ンヤ凡人ヲヤ。
ア 累加(〜だけでなく…も)
イ 抑揚(〜すら、まして…)
ウ 詠嘆(なんと…だなあ)

▶ 答え:イ 「すら…況んや…をや」は抑揚。書き下し「聖人すら且つ過ち有り、況んや凡人をや」。「聖人でさえ過ちがある、まして凡人はなおさらだ」。

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