漢文「句法(否定・疑問・反語)」識別 100題ドリル

漢文 否定・疑問・反語 100題 アイキャッチ 漢文ドリル

📖 はじめての人は、先に 「否定・疑問・反語の句法」の解説 で理屈を押さえると解きやすくなります。

縦書きの漢文(返り点つき)を読んで答える、入試形式の漢文ドリルです。スマホでも解けるよう、答え・書き下し・現代語訳は各問の下に表示しています。

📥 PDFダウンロード(無料・縦書き・印刷可)

📝 問題編PDF / ✅ 解答編PDF(書き下し・現代語訳つき)

はじめに

漢文でいちばん出るのが否定・疑問・反語、そして否定が2つ重なる二重否定(強い肯定・義務)です。このドリルは、縦書きの漢文(返り点つき)を読んで答える、入試形式の問題集です。設問は4タイプ(句法の判別/現代語訳/書き下し/読み方)をまぜています。

句法 目印 意味
否定 不・弗(ず)/非(あらず)/無・莫(なし)/勿(なかれ) 〜ない・〜ではない・禁止
二重否定 無不・不可不・非不(…ざるはなし/ざるべからず) 強い肯定・義務(必ず〜する/〜ねばならない)
疑問 何・安・誰/文末「乎・哉・也」(か・や) 〜か(答えを求める)
反語 豈/文末「〜や」 どうして〜か、いや、〜ない

最重要のコツ:疑問と反語は同じ漢字を使う。文末に「ン(んや)」or 文頭に「豈」があれば反語。なければ疑問。

採点表

問題 目標
第1部 基礎 Q1〜Q20 18/20
第2部 標準 Q21〜Q50 24/30
第3部 応用 Q51〜Q80 20/30
第4部 入試 Q81〜Q100 13/20

【第1部】基礎(Q1〜Q20)

問題(Q1〜Q100)

句法Q1.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定(〜ない)
イ 二重否定(必ず〜する)
ウ 疑問(〜か)
エ 反語(どうして〜か、いや〜ない)

▶ 答え: 書き下し「我は行かず」。訳「私は行かない」。「不(ず)」は動作の単純な打消。

書き下しQ2.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 家に書無し
イ 家を書きて無し
ウ 書家に無し

▶ 答え: 「無(なし)」は存在の打消。訳「家に本がない」。

現代語訳Q3.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 人にだまされない
イ 人をだましてはいけない
ウ 人をだますことがない

▶ 答え: 書き下し「人を欺く勿かれ」。「勿(なかれ)」は禁止。

句法Q4.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「此れ道に非ず」。「非(あらず)」は名詞を打ち消す否定。訳「これは正道ではない」。

句法Q5.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「学ばざるべからず」。否定が二つ重なり「学ばなければならない」。**最頻出**。

現代語訳Q6.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったく喜ばない
イ 喜ぶ者がいない
ウ 喜ばない者はいない(みな喜ぶ)

▶ 答え: 書き下し「喜ばざるは無し」。二重否定=強い肯定。

句法Q7.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ学ばざる」。文末に「ん」がなく、疑問。訳「どうして学ばないのか」。

読み方Q8.傍線部「豈」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

ナラン
ア あに(に)
イ あや
ウ いかに

▶ 答え: 「豈(あに)…んや」は反語。書き下し「豈に君子ならんや」。訳「どうして君子であろうか、いや君子ではない」。

句法Q9.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ヘン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ之を憂へんや」。文末「んや」に「ん」があり反語。訳「どうして心配しようか、いや心配しない」。

書き下しQ10.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 我が命を知る
イ 我れ命を知らず
ウ 命我れを知らず

▶ 答え: 「不(ず)」は打消。訳「私は天命を知らない」。否定。

句法Q11.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

クンゾサン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「安くんぞ能く之を為さんや」。「ん」があり反語。訳「どうしてこれをできようか、いやできない」。

現代語訳Q12.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ナル
ア あなたは楚の国の人ではない
イ あなたは楚の国の人だ
ウ あなたは楚の国の人ですか

▶ 答え: 文末「乎(か)」は疑問。書き下し「子は楚人なるか」。

句法Q13.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「国に賢臣無し」。「無(なし)」は存在の打消。訳「国に賢い臣下がいない」。

書き下しQ14.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 知らざるに非ず
イ 知らずして非なり
ウ 知らざるは無し

▶ 答え: 「非不(ざるにあらず)」は二重否定。訳「知らないのではない(=ちゃんと知っている)」。

読み方Q15.傍線部「安」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

クンゾ
ア やすんぞ
イ いづくんぞ
ウ いづくに

▶ 答え: 「安(いづくんぞ)」は「どうして」。書き下し「安くんぞ之を知る」。文末に「ん」がなく疑問。

句法Q16.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」。書き下し「豈に之を得んや」。訳「どうしてこれを得られようか、いや得られない」。

現代語訳Q17.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 王の家臣は一人もいない
イ 王には家臣がいない
ウ 王の家臣でない者はいない(みな家臣だ)

▶ 答え: 書き下し「王臣に非ざるは無し」。「無非」は二重否定。

書き下しQ18.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 言ふ莫かれ
イ 言ふ莫し
ウ 言はざる莫し

▶ 答え: 「莫(なかれ)」は禁止。訳「言ってはいけない」。

句法Q19.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

クンゾレン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「寧くんぞ死を畏れんや」。「ん」があり反語。訳「どうして死を恐れようか、いや恐れない」。

現代語訳Q20.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったく驚かない
イ 驚かない者はいない(みな驚く)
ウ 驚く者がいない

▶ 答え: 書き下し「驚かざるは無し」。二重否定=強い肯定。

句法Q21.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

タラ
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「彼遂に来たらず」。「不」は打消。否定。

読み方Q22.傍線部「不」を含む「不可不」の読み方を選べ。

ア つつしむべからず
イ つつしまずべし
ウ つつしまざるべからず

▶ 答え: 「不可不」は「ざるべからず」。二重否定で「慎まなければならない」。

現代語訳Q23.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

チニ
ア これはお前の過ちではない
イ これはお前の過ちだ
ウ これをお前は過つ

▶ 答え: 「非(あらず)」は名詞の打消。書き下し「是れ汝が過ちに非ず」。

句法Q24.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ学を好む」。文末に「ん」がなく疑問。訳「どうして学問を好むのか」。

書き下しQ25.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 感ずる莫かれ
イ 感ぜざるは莫し
ウ 感ぜずして莫し

▶ 答え: 「莫不(ざるはなし)」は二重否定。訳「感動しない者はいない」。

現代語訳Q26.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

レン
ア これを忘れてしまった
イ これを忘れるだろうか
ウ どうしてこれを忘れようか、いや忘れない

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」は反語。書き下し「豈に之を忘れんや」。

句法Q27.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「君子に憂ひ無し」。「無(なし)」は存在の打消。訳「君子に憂いがない」。

読み方Q28.傍線部「誰」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

カン
ア たれか
イ だれぞ
ウ いづれか

▶ 答え: 「誰(たれか)」は疑問。書き下し「誰か能く之を解かん」。

現代語訳Q29.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

クンゾハン
ア どこでその志を奪うのか
イ どうしてその志を奪えようか、いや奪えない
ウ その志を奪ってしまった

▶ 答え: 「安くんぞ…んや」は反語。書き下し「安くんぞ其の志を奪はんや」。

句法Q30.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「備へざるべからず」。二重否定で「備えなければならない」。

書き下しQ31.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ミン
ア 何ぞ天を怨む
イ 天を怨むこと何ぞ
ウ 何ぞ天を怨みんや

▶ 答え: 文末「んや」は反語。訳「どうして天を怨もうか、いや怨まない」。

現代語訳Q32.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 天下に敵がいない
イ 天下に敵がいるか
ウ 天下の敵をなくす

▶ 答え: 「無(なし)」は存在の打消。書き下し「天下に敵無し」。

句法Q33.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

カラン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」。書き下し「豈に憂ひ無からんや」。訳「どうして憂いがなかろうか、いや、ある」。

読み方Q34.傍線部「何」の読み方として、ここで最も適切なものを選べ。

ザル
ア なにを
イ なんぞ
ウ いづれ

▶ 答え: 理由をたずねる「何(なんぞ)」。書き下し「何ぞ学ばざる」。訳「どうして学ばないのか」。

句法Q35.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「一言も発せず」。「不」は打消。訳「一言も発しない」。否定。

現代語訳Q36.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったく望まない
イ 望む者がいない
ウ 望まないのではない(本当は望んでいる)

▶ 答え: 「非不(ざるにあらず)」は二重否定。書き下し「欲せざるに非ず」。

句法Q37.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「誰か之を疑ふ」。文末に「ん」がなく疑問。訳「だれがこれを疑うのか」。

書き下しQ38.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ハン
ア 誰か之を疑はん
イ 誰か之を疑ふ
ウ 之を疑ふ者誰ぞ

▶ 答え: 文末「ん」があり反語。訳「だれが疑おうか、いやだれも疑わない」。Q37(疑ふ=疑問)との違いは「ん」。

現代語訳Q39.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

リモ
ア 一点の曇りがあるか
イ 一点の曇りもない
ウ 曇りを一点なくす

▶ 答え: 「無(なし)」は存在の打消。書き下し「一点の曇りも無し」。

句法Q40.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「靡かざるは莫し」。二重否定で「なびかない者はいない=みななびく」。

読み方Q41.傍線部「何」の読み方として、ここで最も適切なものを選べ。

ヲカムル
ア なんぞ
イ いづれ
ウ なにを

▶ 答え: 下に動詞「求む」があり、対象をたずねる「何を」。書き下し「君は何をか求むる」。疑問。

現代語訳Q42.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 信じなければならない
イ 信じてはいけない
ウ 信じることができない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「信ぜざるべからず」。**「〜してはいけない」と誤訳しない**。

句法Q43.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「是れ吾が志に非ず」。「非」は名詞の打消。訳「これは私の志ではない」。

書き下しQ44.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

クンゾラン
ア 安くにか天命を知る
イ 安くんぞ天命を知らんや
ウ 天命を知る安んぞ

▶ 答え: 「安くんぞ…んや」は反語。訳「どうして天命を知ろうか、いや知らない」。

現代語訳Q45.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 道がまったくない
イ 道に外れている
ウ 道でないものはない(すべて道だ)

▶ 答え: 「無非(にあらざるはなし)」は二重否定。書き下し「道に非ざるは無し」。

句法Q46.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ其れ然る」。文末に「ん」がなく疑問。訳「どうしてそうなのか」。

読み方Q47.傍線部「乎」の読み方を、ひらがなで書いたものを選べ。

ズル
ア か
イ を
ウ こ

▶ 答え: 文末の「乎」は「か・や」と読む疑問の字。書き下し「汝は之を信ずるか」。

現代語訳Q48.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ルルチヲ
ア 過ちを恐れない
イ 過ちを恐れてはいけない
ウ 過ちがあってはいけない

▶ 答え: 「勿(なかれ)」は禁止。書き下し「過ちを恐るる勿かれ」。

句法Q49.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「我れ再び過たず」。「不」は打消。訳「私は二度と過ちをおかさない」。否定。

書き下しQ50.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 勉むべからず
イ 勉めざるべし
ウ 勉めざるべからず

▶ 答え: 「不可不」は二重否定。訳「努めなければならない」。

句法Q51.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ザル
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ学ばざる」。文末に「ん」がなく疑問。訳「どうして学ばないのか」。

句法Q52.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ザラン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ学ばざらんや」。文末「ん」があり反語。Q51との違いは「ん」と「乎(や)」。

現代語訳Q53.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

クンゾ
ア あなたはどうしてこれを知っているのか
イ あなたはどうしてこれを知ろうか、いや知らない
ウ あなたはどこでこれを知ったのか

▶ 答え: 書き下し「子は安くんぞ之を知る」。文末に「ん」がなく疑問。訳は理由をたずねる。

句法Q54.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

クンゾラン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「子は安くんぞ之を知らんや」。「ん」があり反語。Q53との違いは「ん」。

書き下しQ55.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 我れ之を信ず
イ 我れ之を信ぜず
ウ 之を信ぜざる我れ

▶ 答え: 「不(ず)」は打消。訳「私はこれを信じない」。否定。

現代語訳Q56.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 反省してはいけない
イ 反省することがない
ウ 反省しなければならない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「省みざるべからず」。

句法Q57.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「仁に非ざるは無し」。「無…非」で二重否定。訳「仁でないものはない=すべて仁だ」。

読み方Q58.傍線部「豈」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

ラン
ア あに(に)
イ あや
ウ すなはち

▶ 答え: 「豈(あに)…んや」は反語。書き下し「豈に然らんや」。訳「どうしてそうであろうか、いやそうではない」。

現代語訳Q59.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったく聞かない
イ 聞かない者はいない(みな聞く)
ウ 聞く者がいない

▶ 答え: 「莫不(ざるはなし)」は二重否定。書き下し「聞かざるは莫し」。

句法Q60.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

シマン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」。書き下し「豈に労を惜しまんや」。訳「どうして労を惜しもうか、いや惜しまない」。

書き下しQ61.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 此れ人の道なり
イ 人の道に此れ非ず
ウ 此れ人の道に非ず

▶ 答え: 「非(あらず)」は名詞の打消。訳「これは人の道ではない」。否定。

現代語訳Q62.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

フル
ア どうしてこれを心配するのか
イ これを心配してはいけない
ウ どうしてこれを心配しようか、いや心配しない

▶ 答え: 書き下し「何ぞ之を憂ふる」。文末に「ん」がなく疑問。「ん」があれば反語(ウの訳)。

句法Q63.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「室に人無し」。「無(なし)」は存在の打消。訳「部屋に人がいない」。

読み方Q64.傍線部「寧」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

クンゾマン
ア むしろ
イ いづくんぞ
ウ なんぞ

▶ 答え: 再読ではなく反語の「寧(いづくんぞ)…んや」。書き下し「寧くんぞ富貴を羨まんや」。訳「どうして富貴をうらやもうか、いや、うらやまない」。

現代語訳Q65.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 救ってはいけない
イ 救うことができない
ウ 救わなければならない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「救はざるべからず」。

句法Q66.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 「是か非か」と文末に「か」を重ねる疑問。書き下し「天道は是か非か」。訳「天の道は正しいのか、間違っているのか」。

書き下しQ67.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 知らざるに非ず
イ 知らずして非なり
ウ 知る者非ず

▶ 答え: 「非不(ざるにあらず)」は二重否定。訳「知らないのではない」。

現代語訳Q68.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ラニイン
ア むなしく老いてしまった
イ どうしてむなしく老いようか、いや老いない
ウ むなしく老いるだろうか

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」は反語。書き下し「豈に徒らに老いんや」。

句法Q69.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 「何の故ぞ」は理由をたずねる疑問。訳「これはどういうわけか」。

読み方Q70.傍線部「不可不」の読み方を選べ。

ア かへりみるべからず
イ かへりみずべし
ウ かへりみざるべからず

▶ 答え: 「不可不」は「ざるべからず」。二重否定で「顧みなければならない」。

現代語訳Q71.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ヘテ
ア 私は決して断らない
イ 私はあえて断る
ウ 私は断ることがあろうか

▶ 答え: 「敢へて…ず」は「決して…ない」。書き下し「我れ敢へて辞せず」。否定。

句法Q72.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

クンゾ
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「安くんぞ虎子を得んや」。「ん」があり反語。訳「どうして虎の子を得られようか、いや得られない」。

書き下しQ73.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ラン
ア 何を以て之を知る
イ 何を以て之を知らんや
ウ 之を知る何を以てか

▶ 答え: 文末「んや」は反語。訳「どうしてこれを知ろうか、いや知らない」。

現代語訳Q74.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったく行き届かない
イ 至る者がいない
ウ 行き届かない所はない(すべてに行き届く)

▶ 答え: 「無不(ざるはなし)」は二重否定。書き下し「至らざるは無し」。

句法Q75.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何を以て之を知る」。文末に「ん」がなく疑問。訳「どうやってこれを知るのか」。

読み方Q76.傍線部「無」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

チテムルニ
ア なし
イ なかれ
ウ ず

▶ 答え: ここの「無」は存在の打消で「なし」。書き下し「改むるに憚ること無し」。

現代語訳Q77.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 見きわめてはいけない
イ よく見きわめなければならない
ウ 見きわめることができない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「察せざるべからず」。

句法Q78.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

シカラン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」。書き下し「豈に虚しからんや」。訳「どうして偽りであろうか、いや偽りではない」。

書き下しQ79.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 天下を道なくす
イ 道は天下に無きか
ウ 天下に道無し

▶ 答え: 「無(なし)」は存在の打消。訳「天下に道(正しい政治)がない」。否定。

現代語訳Q80.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 従わない者はいない(みな従う)
イ まったく従わない
ウ 従う者がいない

▶ 答え: 「莫不(ざるはなし)」は二重否定。書き下し「服せざるは莫し」。

現代語訳Q81.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 学んではいけない
イ 学ばなければならない
ウ 学ぶことができない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「学ばざるべからず」。**最頻出**。「学んではいけない」と誤訳しないこと。

句法Q82.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

クンゾラン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 「寧くんぞ…んや」は反語。書き下し「王侯将相、寧くんぞ種有らんや」。訳「王侯将相に、どうして血筋があろうか、いや、ない」。

読み方Q83.傍線部「焉」の読み方として、ここで最も適切なものを選べ。

クンゾ
ア ここに
イ えん
ウ いづくんぞ

▶ 答え: 「焉(いづくんぞ)」は「安」と同じく「どうして」。書き下し「焉くんぞ死を知らん」。文末に「ん」があるので反語(どうして死を知ろうか、いや知らない。『論語』「未だ生を知らず、焉くんぞ死を知らん」)。

現代語訳Q84.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ナラン
ア どうして人の力であろうか、いや人の力ではない
イ なんと人の力であることよ
ウ 人の力であるだろうか

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」は反語。書き下し「豈に人の力ならんや」。

句法Q85.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 「不(ず)」は打消。書き下し「之を知る者は言はず」。訳「本当に分かっている者は軽々しく言わない」。

現代語訳Q86.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

クンゾラン
ア 小さな鳥はどこで大きな鳥の志を知るのか
イ 小さな鳥にどうして大きな鳥の志がわかろうか、いやわからない
ウ 小さな鳥も大きな鳥の志を知っている

▶ 答え: 「安くんぞ…んや」は反語。書き下し「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」。

現代語訳Q87.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 人に施しをしなさい
イ 人がそれをすることはない
ウ (自分の望まないことを)人にしてはいけない

▶ 答え: 「勿(なかれ)」は禁止。書き下し「人に施す勿かれ」。論語「己の欲せざる所、人に施す勿かれ」の後半。

句法Q88.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「何ぞ其れ然る」。文末に「ん」がなく疑問。訳「どうしてそうなのか」。

現代語訳Q89.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 用いなければならない
イ 用いてはいけない
ウ 用いることができない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「用ゐざるべからず」。

読み方Q90.傍線部「何」の読み方として、ここで最も適切なものを選べ。

ヘン
ア なにを
イ なんぞ
ウ いづれ

▶ 答え: 理由をたずね、文末「んや」と呼応するここの「何」は「なんぞ」。反語「どうして…か、いや…ない」。

句法Q91.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 「非(あらず)」は名詞の打消。書き下し「是れ我が任に非ず」。訳「これは私の任務ではない」。

書き下しQ92.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 至る所無し
イ 至らずして無し
ウ 至らざるは無し

▶ 答え: 「無不(ざるはなし)」は二重否定。訳「行き届かないことはない=すべてに及ぶ」。

現代語訳Q93.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ゼン
ア どうしてこれを信じようか、いや信じない
イ なんとこれを信じることよ
ウ これを信じるだろうか

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」は反語。書き下し「豈に之を信ぜんや」。

句法Q94.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 書き下し「終に悔いず」。「不」は打消。訳「最後まで後悔しない」。否定。

読み方Q95.傍線部「盍」の読み方を、送り仮名も含めてひらがなで書いたものを選べ。

ラザル
ア あに
イ なんぞ
ウ いづくんぞ

▶ 答え: 「盍(なんぞ)…ざる」。書き下し「盍ぞ帰らざる」。「どうして帰らないのか」。「盍」は「何不」をまとめた字。

現代語訳Q96.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア まったくほめない
イ ほめる者がいない
ウ ほめない者はいない(みなほめる)

▶ 答え: 「莫不(ざるはなし)」は二重否定。書き下し「称せざるは莫し」。

句法Q97.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

シマン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「んや」。書き下し「豈に命を惜しまんや」。訳「どうして命を惜しもうか、いや惜しまない」。

書き下しQ98.次の漢文の書き下し文として正しいものを選べ。

ア 是れ誰の罪ぞ
イ 是れ誰を罪す
ウ 誰か是れを罪す

▶ 答え: 「誰(たれ)…ぞ」は疑問。訳「これはだれの罪なのか」。

現代語訳Q99.次の漢文の現代語訳として最も適切なものを選べ。

ア 報いてはいけない
イ 報いなければならない
ウ 報いることができない

▶ 答え: 「不可不」は二重否定で義務。書き下し「報いざるべからず」。

句法Q100.次の漢文の傍線部の句法を、後のア〜エから選べ。

スベケン
ア 否定
イ 二重否定
ウ 疑問
エ 反語

▶ 答え: 文頭「豈」+文末「べけんや(べし+ん+や)」。書き下し「豈に学を廃すべけんや」。訳「どうして学問をやめてよかろうか、いやいけない」。

▶ 漢文の解説・他のドリルは 漢文(解説×ドリル一覧) へ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました