古文「べし」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文ドリル

推量・意志・可能・当然・命令・適当の6用法を100問で見分ける

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A4・問題用は解答スペース付き/解答用は答えと解説

このドリルでわかること

はじめに:「べし」の6用法

古文の助動詞「べし」は、終止形接続(ラ変は連体形接続)の助動詞。「すいかとめて」と覚える6つの意味を持ちます。

用法 判別ポイント
〜にちがいない 一般的な推測(主語3人称)
〜つもりだ 主語1人称、固い決意
〜できる 多くは打消「べからず」で「〜できない」
〜はずだ・〜べきだ 道理・必然
〜せよ 命令的口調
当・ 〜のがよい 勧めるニュアンス

「すいかとめて」 = 推量・意志・可能・当然・命令・適当


識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 主語の人称 を見る
  2. 1人称 → 意志
  3. 2人称 → 命令・勧誘
  4. 3人称 → 推量・当然
  5. 打消とセット → 可能の打消(〜できない)
  6. 「〜べし」の前後 に「道理」「当然」のニュアンス → 当然
  7. 「べし」だけで命令調 → 命令

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 主語の人称を1秒で確認(これで8割決まる)

  • 1人称(我・吾・自分) → 即「意志」(〜つもりだ)
  • 2人称(汝・君・あなた) → 即「命令・適当」(〜せよ/〜のがよい)
  • 3人称・無生物・自然現象 → 即「推量・当然」(〜にちがいない/〜はずだ)

例:「我行くべし」→ 1人称 → 意志「行くつもりだ」

コツ② 「べからず」を見たら即「可能の打消」

「べからず/べからざる」→ ほぼ「〜できない」と訳す。 「あるべからず」「言ふべからず」など、打消+べしは可能で固定。

コツ③ 「べきなり」「べきもの」は当然

「べき+なり/もの/ことわり/道理」が見えたら 即「当然」 (〜はずだ・〜べきだ)。 例:「行くべきなり」→ 「行くべきだ」

コツ④ 「すいかとめて」で迷ったら推量を第一候補に

迷ったら 推量「〜にちがいない」 で訳す。古文の「べし」は推量が一番多い。 ただし主語が「我」と読み取れたら意志に切り替える。

試験本番でのチェック順序

  1. 「べし」の 主語 を文脈から特定
  2. 人称(1/2/3)でカテゴリ仮決定
  3. 「べからず」なら可能の打消で確定
  4. 「べきなり/べきもの」なら当然で確定
  5. 残りは推量を基本に、命令調なら命令

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • 「べし」を全部「〜できる」と訳す → 可能は打消セット(べからず)が中心
  • 命令と意志の取り違え → 主語が誰かを必ず確認
  • 「べし」の直前が連体形 → ラ変型活用語(あり・なり・たり等)なので接続を間違えない

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)

6用法を識別する基本問題。


Q1.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

雨降るべし

答え:推量 解説:3人称主語「雨」。「雨が降るに違いない」。


Q2.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ行くべし

答え:意志 解説:1人称「我れ」。「私は行くつもりだ」。


Q3.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

君は早く帰るべし

答え:命令(または適当) 解説:2人称「君」。「あなたは早く帰るべきだ/帰りなさい」。


Q4.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

子は親に孝なるべし

答え:当然 解説:「子は親に孝行であるべきだ」(道理)。


Q5.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

この本、よく読むべからず。

答え:可能(の打消) 解説:「読む」(四段「読む」終止形)+「べからず」。「べし」は終止形接続。「この本は、よく読むことができない」。


Q6.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

早く立つべし

答え:命令 解説:「立つ」(四段「立つ」終止形)+「べし」。「べし」は終止形接続。「早く立ちなさい」(命令的)。


Q7.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ歌詠むべし

答え:意志 解説:1人称。「私は歌を詠もう」。


Q8.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹くべし

答え:推量 解説:3人称主語「風」。「風が吹くだろう」。


Q9.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物食ふべからず。

答え:可能(の打消) 解説:「べからず」打消。「物を食べることができない/食べてはいけない」。 ※「食べてはいけない」と取れば禁止(命令の打消)。


Q10.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

人は信義を守るべし

答え:当然 解説:「人は信義を守るべきだ」(道理)。


Q11.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

月明らかなるべし

答え:推量 解説:3人称的。「月が明らかであるに違いない」。


Q12.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仕うまつるべし

答え:意志 解説:1人称。「私はお仕え申し上げよう」。


Q13.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

君、おとなしくすべし

答え:命令 解説:2人称。「あなたはおとなしくしなさい」。


Q14.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

学問は若き時に励むべし

答え:適当・勧誘 解説:一般論として「若いうちに励むのがよい」。


Q15.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

あらゆる事、はかり知るべからず。

答え:可能(の打消) 解説:「べからず」。「あらゆることは、はかり知ることができない」。


Q16.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れもまた行くべし

答え:意志 解説:1人称「我れ」。「私もまた行こう」。


Q17.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

月は西に傾くべし

答え:推量 解説:3人称主語「月」。「月は西に傾くに違いない」。


Q18.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

早く眠るべし

答え:命令(または適当) 解説:「早く眠りなさい」or「早く眠るのがよい」。


Q19.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

信頼に値する人なるべし

答え:推量・当然 解説:「信頼に値する人であるに違いない/であるはずだ」。


Q20.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ歌の道に進むべし

答え:意志 解説:1人称。「私は歌の道に進もう」。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

文脈、係り結び、敬語が絡む応用問題。


Q21.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知る人、世にあらんべし

答え:推量 解説:3人称的。「物のあわれを知る人は、世にいるだろう」。


Q22.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ風雅を極むべし

答え:意志 解説:1人称。「私は風雅を極めよう(下二段「極む」終止形+べし)」。


Q23.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

学者の言は、軽んずるべからず。

答え:当然(の打消)または禁止 解説:「べからず」。「学者の言葉は軽んじてはいけない」(禁止)。


Q24.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

雪降れば、雪靴を履くべし

答え:適当・命令 解説:「雪が降ったら、雪靴を履くのがよい/履きなさい」。


Q25.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いみじき宿世の人なるべし

答え:推量・当然 解説:「並々ならぬ宿縁の人であるに違いない/であるはずだ」。


Q26.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

早く出で給ふべし

答え:命令 解説:2人称(高貴な人)への命令的。「早くお出でなさい」。


Q27.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仏に仕へ奉るべし

答え:意志 解説:1人称。「私は仏にお仕えしよう」。


Q28.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

親を敬ふべし

答え:当然 解説:道理。「親を敬うべきだ」。


Q29.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

心ある人にあらずしては、これを解すべからず。

答え:可能(の打消) 解説:「べからず」。「心ある人でなければ、これを理解することができない(サ変「解す」終止形+べからず)」。


Q30.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春には花を愛づべし

答え:適当 解説:「愛づ」(下二段「愛づ」終止形)+「べし」。「べし」は終止形接続。「春には花を愛でるのがよい」。


Q31.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ古典の道を究むべし

答え:意志 解説:1人称。「私は古典の道を究めよう(下二段「究む」終止形+べし)」。


Q32.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

君、長く生き給ふべし

答え:適当・推量 解説:「あなたは長くお生きになるのがよい/生きるだろう」。


Q33.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

人皆、夢を見るべし

答え:推量 解説:3人称的。「人々は皆、夢を見るに違いない」。


Q34.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

道は険しかるべし

答え:推量 解説:「険しかる」(形容詞「険し」のカリ活用連体形=補助活用)+「べし」。形容詞の場合「べし」はカリ活用連体形に接続。「道は険しいに違いない」。


Q35.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仏前に詣づべし

答え:意志 解説:1人称。「詣づ」(下二段「詣づ」終止形)+「べし」。「私は仏前に詣でよう」。


Q36.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

礼節を守るべし

答え:当然 解説:「礼節を守るべきだ」(道理)。


Q37.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

都に住む人、皆風雅を解すべし

答え:推量・当然 解説:「都に住む人は皆、風雅を解するに違いない/解するはずだ」。


Q38.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

妻を愛しむべし

答え:当然 解説:「妻を愛するべきだ」(道理)。


Q39.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

真夜中に物音、何ぞあらんべき。

答え:推量 解説:「べき」は連体形(係助詞「ぞ」の結び)。「真夜中に物音、何があるだろうか」。


Q40.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ若き時に学ぶべきなりけり。

答え:当然 解説:「若い時に学ぶべきであった」(道理+詠嘆)。


Q41.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

早く帰り給ふべし

答え:命令(尊敬付き) 解説:2人称(高貴)への命令。「早くお帰りなさい」。


Q42.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春の野に若菜を摘むべし

答え:適当 解説:「春の野で若菜を摘むのがよい」。


Q43.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

人皆、限りある身なるべし

答え:当然 解説:「人は皆、限りある身であるはずだ」(道理)。


Q44.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

子を慈しむべきこと、親の務めなり。

答え:当然 解説:「子を慈しむべきこと」体言「こと」前の連体形。「子を慈しむのが、親の務めである」。


Q45.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れもまた、その道を行くべし

答え:意志 解説:1人称。「私もまた、その道を行こう」。


Q46.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

仏の道は、皆同じくすべし

答え:当然・適当 解説:「仏の道は皆、同じくすべきだ/同じくするのがよい」。


Q47.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

海の幸を食ふべからず。

答え:禁止(命令の打消) 解説:「べからず」。「海の幸を食べてはいけない」。


Q48.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ歌を詠むべきことを思ふ。

答え:当然 解説:「歌を詠むべきことを思う」(連体形)。


Q49.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹かば、舟漕ぐべし

答え:適当・命令 解説:「風が吹いたら、舟を漕ぐのがよい/漕げ」。


Q50.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いと尊き人なるべし

答え:推量・当然 解説:「とても尊い人であるに違いない/であるはずだ」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

引用構文、係り結び、複雑な接続を含む応用問題。


Q51.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春来(き)べし。

答え:推量 解説:「来(き)」(カ変連用形)+完了「ぬ」終止形+「べし」。「春がきっと来るに違いない」(強意の完了「ぬ」+推量)。


Q52.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仕うまつるべき人ぞある。

答え:当然 解説:「お仕えするべき人がいる」(連体形+人)。


Q53.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹けば、波荒く立つべし

答え:推量 解説:「風が吹けば、波が荒く立つに違いない」。


Q54.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

子を捨つべからず。

答え:禁止(命令の打消) 解説:「べからず」。「子を捨ててはいけない」。


Q55.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ静かに住まひすべし

答え:意志 解説:1人称。「私は静かに住まいをしよう」。


Q56.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いみじき才ある人にあらぬべ

答え:推量 解説:「あらぬ」(連体)+「べし」。「ない、というわけではないだろう」。


Q57.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風雅を解する人は、世に少なかるべし

答え:推量 解説:「世に少ないに違いない」。


Q58.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

人皆、長く生くべきにあらず。

答え:当然(の打消) 解説:「人は皆、長く生きるべきではない」(上二段「生く」終止形+べき+「にあらず」)。


Q59.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ古都に住まひすべきものなり。

答え:当然 解説:「私は古都に住むべきだ」(連体形+「ものなり」)。


Q60.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春は若菜を食ふべし

答え:適当 解説:「春は若菜を食べるのがよい」。


Q61.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ歌詠まむべき機会あらば、必ず詠まむ。

答え:当然 解説:「歌を詠むべき機会があれば」(連体形+機会)。


Q62.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

君や知るべし

答え:推量(の疑問) 解説:「君」+「や」(疑問)。「あなたは知っているだろうか」。


Q63.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

月を愛づべき夜ぞある。

答え:当然・適当 解説:「月を愛でるべき夜がある(下二段「愛づ」終止形+べき)」(連体形+夜)。


Q64.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

親を見舞ふべし

答え:当然 解説:「親を見舞うべきだ」(道理)。


Q65.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹かば散るべき花。

答え:当然(連体形) 解説:「風が吹けば散るはずの花」(連体形+花)。


Q66.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いざ参ら給ふべし

答え:命令(尊敬付き) 解説:「さあ、参上なさいませ」(命令的)。


Q67.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ風流を解する人にあらべし。

答え:推量 解説:「あらぬ」(連体)+「べし」。「私は風流を解する人ではないだろう」。


Q68.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知るべき人。

答え:当然 解説:「物のあわれを知るべき人」(連体形+人)。


Q69.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

海辺に住まひすべき人にあらず。

答え:当然(の打消) 解説:「海辺に住むべき人ではない」(連体形+「にあらず」)。


Q70.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ家を立つべし

答え:意志 解説:1人称。「私は家を建てよう(下二段「立つ」終止形+べし)」。


Q71.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

人は信義をたもつべきもの。

答え:当然 解説:「信義をたもつべきもの」(連体形+もの)。


Q72.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知る人なるべきを、いまは知らず。

答え:当然 解説:「物のあわれを知る人であるはずなのに」(連体形+逆接)。


Q73.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

法皇、御幸し給ふべきことあり。

答え:当然 解説:「法皇が御幸なさるべきことがある」(連体形)。


Q74.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仕うまつるべき所、いまだ定まらず。

答え:当然 解説:「お仕えすべき所が、まだ定まらない」(連体形)。


Q75.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春雨降るべき夜なり。

答え:推量 解説:「春雨が降るに違いない夜だ」(連体形+断定)。


Q76.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

雪の高き、しのぎ難からべし。

答え:推量 解説:「雪の高さは、しのぎ難くないはずだ/しのげるだろう」。


Q77.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ親を孝養すべき人なり。

答え:当然 解説:「親を孝養すべき人である」。


Q78.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

月清く照るべき夜なれば、なほ趣あり。

答え:推量・当然 解説:「月が清く照るはずの夜なので、なお趣がある」。


Q79.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いまだ若き身なれば、学ぶべき多し。

答え:当然 解説:「まだ若い身なので、学ぶべきことが多い」。


Q80.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹くべきに、なほ凪ぐ。

答え:当然 解説:「風が吹くはずなのに、なお凪いでいる」(逆接的)。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)


Q81.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ、これらは、ただ夢のごとくにぞある。

答え:(参考、本問は「けめ」=過去推量「けむ」已然形) 注釈:「べし」ではないが、徒然草の有名な一節。参考として。


Q82.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやしや問ふべし

答え:意志 解説:1人称的(語り手)。「『私の思う人はいるかいないか』と尋ねよう」。伊勢物語の歌の改変。


Q83.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

いみじき宿世の人にあらは、かかる目に遭ふべからず。

答え:当然(の打消) 解説:「べからず」=当然の打消「〜であるはずがない」。「並々ならぬ宿縁の人でなければ、このような目に遭うはずがない」。


Q84.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風雅を解する人は、世に少なかるべきこと、心得たり。

答え:当然 解説:「世に少ないはずのこと」(連体形+こと)。


Q85.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ仕うまつるべき主に巡り会ふべし

答え:両方とも当然(最初)・推量(後) 解説: – 「仕うまつるべき主」(連体形+主):当然 – 「巡り会ふべし」(文末):推量 「私がお仕えすべき主に巡り会うに違いない」。


Q86.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

春雨にぬるる桜の枝、なほ折るべからず。

答え:禁止 解説:「べからず」。「春雨に濡れる桜の枝を、なお折ってはいけない」。


Q87.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知ら人にあらずるべし

答え:推量 解説:「あらず」+「なり」連体「なる」+「べし」。「物のあわれを知らない人ではないのだろう」。


Q88.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

心ある人ならむ。よし、ともかくも、頼むべき人にあらず。

答え:当然(の打消) 解説:「頼むべき人ではない」(連体形+「にあらず」)。「頼むべきような人ではない」。


Q89.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

君、御身を案じ給ふべき人なり。

答え:当然 解説:「お身を案じなさるべき人だ」(連体形+人)。


Q90.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知り給ふべき御身なり。

答え:当然 解説:「物のあわれを知っていらっしゃるはずのお身である」。


Q91.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風吹けば舟出づべからず。

答え:可能(の打消)または禁止 解説:「べからず」。「風が吹けば、舟を出すことができない/出してはいけない」。


Q92.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

仏に祈り給ふべきぞ。

答え:当然 解説:「仏にお祈りなさるべきだ」(連体形+「ぞ」=係助詞)。


Q93.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

我れ歌を詠むべき才あらんべきを、いまだ詠まず。

答え:両方とも当然 解説: – 「詠むべき才」:詠むはずの才能 – 「あらんべき」:あるはずの


Q94.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

月の都の人ならば、いま帰るべきぞ。

答え:当然・適当 解説:「月の都の人ならば、今帰るべきだ/帰るのがよい」。竹取物語の文体。


Q95.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

あけぼのの空ぼおぼろにかすめる、人皆趣あり思ふべし

答え:推量・当然 解説:「人は皆、趣があると思うに違いない/思うはずだ」。


Q96.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

物のあはれを知らんとならば、まづ古典を学ぶべし

答え:適当 解説:「物のあわれを知ろうと思うならば、まず古典を学ぶのがよい」。


Q97.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

信義をたもつべき人、世に少なし。

答え:当然 解説:「信義をたもつべき人が、世に少ない」(連体形+人)。


Q98.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

風雅を解する人なるべきを、なほ俗にまみる。

答え:当然 解説:「風雅を解する人であるはずなのに、なお俗にまみれる」(逆接的)。


Q99.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

行く川のながれは絶えして、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、つひに消ゆべし

答え:推量 解説:方丈記の改変。「ついに消えるに違いない(下二段「消ゆ」終止形+べし)」。


Q100.次の傍線部「べし」の用法を答えよ。

心ある人、なほ古典を愛で給ふべし

答え:推量・当然 解説:「心ある人は、なお古典を愛でていらっしゃるに違いない/いらっしゃるはずだ」。


入試レベル /20


合計 /100


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