推量・意志・適当勧誘・婉曲仮定と打消「ず」を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「むず」の正体
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部を識別せよ。
- Q2.次の傍線部を識別せよ。
- Q3.次の傍線部を識別せよ。
- Q4.次の傍線部を識別せよ。
- Q5.次の傍線部を識別せよ。
- Q6.次の傍線部を識別せよ。
- Q7.次の傍線部を識別せよ。
- Q8.次の傍線部を識別せよ。
- Q9.次の傍線部を識別せよ。
- Q10.次の傍線部を識別せよ。
- Q11.次の傍線部を識別せよ。
- Q12.次の傍線部を識別せよ。
- Q13.次の傍線部を識別せよ。
- Q14.次の傍線部を識別せよ。
- Q15.次の傍線部を識別せよ。
- Q16.次の傍線部を識別せよ。
- Q17.次の傍線部を識別せよ。
- Q18.次の傍線部を識別せよ。
- Q19.次の傍線部を識別せよ。
- Q20.次の傍線部を識別せよ。
- Q21.次の傍線部を識別せよ。
- Q22.次の傍線部を識別せよ。
- Q23.次の傍線部を識別せよ。
- Q24.次の傍線部を識別せよ。
- Q25.次の傍線部を識別せよ。
- Q26.次の傍線部を識別せよ。
- Q27.次の傍線部を識別せよ。
- Q28.次の傍線部を識別せよ。
- Q29.次の傍線部を識別せよ。
- Q30.次の傍線部を識別せよ。
- Q31.次の傍線部を識別せよ。
- Q32.次の傍線部を識別せよ。
- Q33.次の傍線部を識別せよ。
- Q34.次の傍線部を識別せよ。
- Q35.次の傍線部を識別せよ。
- Q36.次の傍線部を識別せよ。
- Q37.次の傍線部を識別せよ。
- Q38.次の傍線部を識別せよ。
- Q39.次の傍線部を識別せよ。
- Q40.次の傍線部を識別せよ。
- Q41.次の傍線部を識別せよ。
- Q42.次の傍線部を識別せよ。
- Q43.次の傍線部を識別せよ。
- Q44.次の傍線部を識別せよ。
- Q45.次の傍線部を識別せよ。
- Q46.次の傍線部を識別せよ。
- Q47.次の傍線部を識別せよ。
- Q48.次の傍線部を識別せよ。
- Q49.次の傍線部を識別せよ。
- Q50.次の傍線部を識別せよ。
- Q51.次の傍線部を識別せよ。
- Q52.次の傍線部を識別せよ。
- Q53.次の傍線部を識別せよ。
- Q54.次の傍線部を識別せよ。
- Q55.次の傍線部を識別せよ。
- Q56.次の傍線部を識別せよ。
- Q57.次の傍線部を識別せよ。
- Q58.次の傍線部を識別せよ。
- Q59.次の傍線部を識別せよ。
- Q60.次の傍線部を識別せよ。
- Q61.次の傍線部を識別せよ。
- Q62.次の傍線部を識別せよ。
- Q63.次の傍線部を識別せよ。
- Q64.次の傍線部を識別せよ。
- Q65.次の傍線部を識別せよ。
- Q66.次の傍線部を識別せよ。
- Q67.次の傍線部を識別せよ。
- Q68.次の傍線部を識別せよ。
- Q69.次の傍線部を識別せよ。
- Q70.次の傍線部を識別せよ。
- Q71.次の傍線部を識別せよ。
- Q72.次の傍線部を識別せよ。
- Q73.次の傍線部を識別せよ。
- Q74.次の傍線部を識別せよ。
- Q75.次の傍線部を識別せよ。
- Q76.次の傍線部を識別せよ。
- Q77.次の傍線部を識別せよ。
- Q78.次の傍線部を識別せよ。
- Q79.次の傍線部を識別せよ。
- Q80.次の傍線部を識別せよ。
- Q81.次の傍線部を識別せよ。
- Q82.次の傍線部を識別せよ。
- Q83.次の傍線部を識別せよ。
- Q84.次の傍線部を識別せよ。
- Q85.次の傍線部を識別せよ。
- Q86.次の傍線部を識別せよ。
- Q87.次の傍線部を識別せよ。
- Q88.次の傍線部を識別せよ。
- Q89.次の傍線部を識別せよ。
- Q90.次の傍線部を識別せよ。
- Q91.次の傍線部を識別せよ。
- Q92.次の傍線部を識別せよ。
- Q93.次の傍線部を識別せよ。
- Q94.次の傍線部を識別せよ。
- Q95.次の傍線部を識別せよ。
- Q96.次の傍線部を識別せよ。
- Q97.次の傍線部を識別せよ。
- Q98.次の傍線部を識別せよ。
- Q99.次の傍線部を識別せよ。
- Q100.次の傍線部を識別せよ。
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このドリルでわかること
はじめに:「むず」の正体
「むず」は「ず」が入っているため打消と誤解されがちですが、打消ではありません。「む」の強調形(もとは「むとす」)で、推量・意志を中心に「む」と同じ意味を持つ助動詞です。未然形に接続します。
| 用法 | 訳 | 主語・文脈の目安 | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 推量 | 〜だろう | 三人称・自然現象 | 花咲かむず |
| ② 意志 | 〜しよう | 一人称・決意 | われ帰らむず |
| ③ 適当・勧誘 | 〜のがよい/いざ〜しよう | 相手への助言・誘い | いざ参らむず |
| ④ 婉曲・仮定 | 〜ような/〜としたら | 連体「むずる」+体言/已然「むずれ」+ば | 行かむずる人 |
| ⑤【ひっかけ】打消「ず」 | 〜ない | 「ず」単独(むずではない) | 行かず |
識別の鉄則
識別の鉄則
- 「ず」だけで単独 → 打消の助動詞「ず」(〜ない)
- 未然形+「むず(むずる・むずれ)」の2音セット → 助動詞「むず」
- むずなら、主語が一人称・決意なら意志、三人称・自然なら推量
- 「むずる」+体言=婉曲、「むずれ」+ば=仮定
活用:○/○/むず/むずる/むずれ/○(未然・連用・命令なし。連体「むずる」、已然「むずれ」が頻出)。
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
コツ① まず「ず」単独か「むず」セットか
- 「行かず」=打消(〜ない)。「行かむず」=推量・意志(〜だろう/〜しよう)。
- 「むとす」に戻せれば「むず」。「花咲かむず」→「花咲かむとす」→「咲くだろう」。
コツ② むずの推量・意志は「主語」で決める
- 三人称・自然現象(花・雨・敵など)→ 推量(〜だろう)。
- 一人称・決意(われ・我ら)→ 意志(〜しよう)。
コツ③ 形で婉曲・仮定を見抜く
- 「むずる」+体言 → 婉曲(〜ような)。「来むずる人」=来るような人。
- 「むずれ」+ば → 仮定(〜としたら)。「降らむずれば」=降るとしたら。
よくある引っかけ
- 「ず」に引きずられて打消と即断しない。2音セットなら「むず」。
- 「いざ」「もろともに」があれば勧誘(いっしょに〜しよう)。
- 「いかでか…帰らむず」は文脈で意志(なんとしても帰ろう)にも反語にもなる。
問題(Q1〜Q100)
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【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
推量・意志・打消「ず」を、純粋な形で見分ける基本問題。
Q1.次の傍線部を識別せよ。
花咲かむず。
答え:推量 解説:「咲か」は四段「咲く」の未然形+「むず」。三人称(花)なので推量。「咲くだろう」。
Q2.次の傍線部を識別せよ。
われ都へ帰らむず。
答え:意志 解説:「帰ら」は四段未然形+「むず」。主語が一人称「われ」なので意志。「帰ろう」。
Q3.次の傍線部を識別せよ。
え行かず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独で未然形「行か」に付く。「むず」ではない。「行けない」。
Q4.次の傍線部を識別せよ。
雨降らむず。
答え:推量 解説:「降ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「降るだろう」。
Q5.次の傍線部を識別せよ。
必ず仕遂げむず。
答え:意志 解説:「仕遂げ」は下二段未然形+「むず」。「必ず」という決意なので意志。「成し遂げよう」。
Q6.次の傍線部を識別せよ。
物も言はず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独で未然形「言は」に付く打消。「何も言わない」。
Q7.次の傍線部を識別せよ。
雪解けむず。
答え:推量 解説:「解け」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「解けるだろう」。
Q8.次の傍線部を識別せよ。
われ討たむず。
答え:意志 解説:「討た」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の決意で意志。「討とう」。
Q9.次の傍線部を識別せよ。
つゆ知らず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「つゆ…ず」で「まったく知らない」。
Q10.次の傍線部を識別せよ。
世は乱れむず。
答え:推量 解説:「乱れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(世)なので推量。「乱れるだろう」。
Q11.次の傍線部を識別せよ。
出家せむず。
答え:意志 解説:「せ」はサ変「す」の未然形+「むず」。決意を述べる意志。「出家しよう」。
Q12.次の傍線部を識別せよ。
え見ず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で不可能。「見られない」。
Q13.次の傍線部を識別せよ。
鳥鳴かむず。
答え:推量 解説:「鳴か」は四段未然形+「むず」。三人称(鳥)なので推量。「鳴くだろう」。
Q14.次の傍線部を識別せよ。
われ文書かむず。
答え:意志 解説:「書か」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「手紙を書こう」。
Q15.次の傍線部を識別せよ。
帰らず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「帰らない」。「帰らむず(帰るだろう)」と混同しない。
Q16.次の傍線部を識別せよ。
潮満ちむず。
答え:推量 解説:「満ち」は四段「満つ」の未然形+「むず」。自然現象なので推量。「満ちるだろう」。
Q17.次の傍線部を識別せよ。
われ京に上らむず。
答え:意志 解説:「上ら」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「上京しよう」。
Q18.次の傍線部を識別せよ。
名をば知らず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「名を知らない」。
Q19.次の傍線部を識別せよ。
日暮れむず。
答え:推量 解説:「暮れ」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「暮れるだろう」。
Q20.次の傍線部を識別せよ。
われひとり留まらむず。
答え:意志 解説:「留まら」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「留まろう」。
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
推量・意志に加え、適当・勧誘(いざ/もろともに)を見分ける。
Q21.次の傍線部を識別せよ。
敵やがて寄せむず。
答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形+「むず」。三人称(敵)なので推量。「攻め寄せるだろう」。
Q22.次の傍線部を識別せよ。
いざ、参らむず。
答え:適当・勧誘 解説:「いざ」を伴い、相手を誘う勧誘。「さあ、参上しよう」。
Q23.次の傍線部を識別せよ。
命賭けて守らむず。
答え:意志 解説:「守ら」は四段未然形+「むず」。決意を込めた意志。「命がけで守ろう」。
Q24.次の傍線部を識別せよ。
舟沈まむず。
答え:推量 解説:「沈ま」は四段未然形+「むず」。三人称(舟)なので推量。「沈むだろう」。
Q25.次の傍線部を識別せよ。
はや帰らむずぞ、よき。
答え:適当・勧誘 解説:相手への助言で適当。「早く帰るのがよい」。
Q26.次の傍線部を識別せよ。
一言も違はず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも違わない」。
Q27.次の傍線部を識別せよ。
火燃え広がらむず。
答え:推量 解説:「広がら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「燃え広がるだろう」。
Q28.次の傍線部を識別せよ。
今宵はここに泊まらむず。
答え:意志 解説:「泊まら」は四段未然形+「むず」。自分の行動の意志。「泊まろう」。
Q29.次の傍線部を識別せよ。
いざ、もろともに行かむず。
答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに行こう」。
Q30.次の傍線部を識別せよ。
月隠れむず。
答え:推量 解説:「隠れ」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「隠れるだろう」。
Q31.次の傍線部を識別せよ。
われ、かくと告げむず。
答え:意志 解説:「告げ」は下二段未然形+「むず」。一人称の意志。「こうだと告げよう」。
Q32.次の傍線部を識別せよ。
つひに従はず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「最後まで従わない」。
Q33.次の傍線部を識別せよ。
春やがて来たらむず。
答え:推量 解説:「来たら」は四段「来たる」の未然形+「むず」。三人称(春)なので推量。「来るだろう」。
Q34.次の傍線部を識別せよ。
しばしここに留まらむず、いかに。
答え:適当・勧誘 解説:相手への助言・誘いで適当・勧誘。「しばらく留まるのがよい」。
Q35.次の傍線部を識別せよ。
物の怪あらはれむず。
答え:推量 解説:「あらはれ」は下二段未然形+「むず」。三人称なので推量。「現れるだろう」。
Q36.次の傍線部を識別せよ。
我こそ先に参らむず。
答え:意志 解説:「参ら」は四段未然形+「むず」。「我こそ」と一人称の意志。「先に参上しよう」。
Q37.次の傍線部を識別せよ。
え答へず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「答えられない」。
Q38.次の傍線部を識別せよ。
堤やがて崩れむず。
答え:推量 解説:「崩れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(堤)なので推量。「崩れるだろう」。
Q39.次の傍線部を識別せよ。
いざ、君も来むず。
答え:適当・勧誘 解説:「来」はカ変「来」の未然形「こ」+「むず」。「いざ」を伴う勧誘。「さあ、あなたも来よう(来なさい)」。
Q40.次の傍線部を識別せよ。
必ずこの恩報いむず。
答え:意志 解説:「報い」は上二段「報ゆ」の未然形+「むず」。決意の意志。「必ず報いよう」。
Q41.次の傍線部を識別せよ。
風吹かむず。
答え:推量 解説:「吹か」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「吹くだろう」。
Q42.次の傍線部を識別せよ。
いざ、歌詠まむず。
答え:適当・勧誘 解説:「いざ」を伴う勧誘。「さあ、歌を詠もう」。
Q43.次の傍線部を識別せよ。
露ばかりも疑はず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも疑わない」。
Q44.次の傍線部を識別せよ。
雷鳴らむず。
答え:推量 解説:「鳴ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「鳴るだろう」。
Q45.次の傍線部を識別せよ。
われ先立たむず。
答え:意志 解説:「先立た」は四段未然形+「むず」。一人称の意志。「先立とう」。
Q46.次の傍線部を識別せよ。
はや出でむず、遅きはわろし。
答え:適当・勧誘 解説:「出で」は下二段未然形+「むず」。相手への助言で適当。「早く出るのがよい」。
Q47.次の傍線部を識別せよ。
われ敵討たむず。
答え:意志 解説:「討た」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の決意で意志。「敵を討とう」。
Q48.次の傍線部を識別せよ。
露も惜しまず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも惜しまない」。
Q49.次の傍線部を識別せよ。
雲やがて隠れむず。
答え:推量 解説:「隠れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(雲)なので推量。「隠れるだろう」。
Q50.次の傍線部を識別せよ。
いざ、もろともに眺めむず。
答え:適当・勧誘 解説:「眺め」は下二段未然形+「むず」。「もろともに」を伴う勧誘。「いっしょに眺めよう」。
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
連体「むずる」=婉曲、已然「むずれ」+ば=仮定を導入。形で見抜く。
Q51.次の傍線部を識別せよ。
京へ行かむずる人を待つ。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「人」。婉曲。「行くような人」。
Q52.次の傍線部を識別せよ。
さもあらむずれば、用意せよ。
答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「そうであるとしたら」。
Q53.次の傍線部を識別せよ。
花やがて散らむず。
答え:推量 解説:「散ら」は四段未然形+「むず」。三人称(花)なので推量。「散るだろう」。
Q54.次の傍線部を識別せよ。
われ命を捨てむず。
答え:意志 解説:「捨て」は下二段未然形+「むず」。一人称の決意で意志。「命を捨てよう」。
Q55.次の傍線部を識別せよ。
え逃れず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「逃れられない」。
Q56.次の傍線部を識別せよ。
死なむずる身なれば、惜しまず。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「身」。婉曲。「死ぬような身」。「死な」はナ変「死ぬ」の未然形。
Q57.次の傍線部を識別せよ。
雨降らむずれば、傘用意す。
答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「降るとしたら」。
Q58.次の傍線部を識別せよ。
敵つひに勝たむず。
答え:推量 解説:「勝た」は四段未然形+「むず」。三人称(敵)なので推量。「勝つだろう」。
Q59.次の傍線部を識別せよ。
いかでか都へ帰らむず。
答え:意志 解説:「帰ら」は四段未然形+「むず」。決意を込めた意志。「なんとしても都へ帰ろう」。(文脈により「どうして帰ろうか」と反語に読む場合もある)
Q60.次の傍線部を識別せよ。
物言はむずる気色なり。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「気色」。婉曲。「物を言いそうな様子」。
Q61.次の傍線部を識別せよ。
つゆ違はず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも違わない」。
Q62.次の傍線部を識別せよ。
世の中変はらむず。
答え:推量 解説:「変はら」は四段未然形+「むず」。三人称(世の中)なので推量。「変わるだろう」。
Q63.次の傍線部を識別せよ。
我こそ君に仕へむず。
答え:意志 解説:「仕へ」は下二段未然形+「むず」。「我こそ」と一人称の意志。「お仕えしよう」。
Q64.次の傍線部を識別せよ。
来むずる人もなし。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「人」。婉曲。「来るような人」。「来」はカ変未然形「こ」。
Q65.次の傍線部を識別せよ。
浪高く立たむず。
答え:推量 解説:「立た」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「立つだろう」。
Q66.次の傍線部を識別せよ。
われ髪下ろさむず。
答え:意志 解説:「下ろさ」は四段未然形+「むず」。出家の決意で意志。「髪を下ろそう(出家しよう)」。
Q67.次の傍線部を識別せよ。
え堪へず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「堪えられない」。
Q68.次の傍線部を識別せよ。
鐘やがて鳴らむず。
答え:推量 解説:「鳴ら」は四段未然形+「むず」。三人称(鐘)なので推量。「鳴るだろう」。
Q69.次の傍線部を識別せよ。
いざ、もろともに帰らむず。
答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに帰ろう」。
Q70.次の傍線部を識別せよ。
さ思はむずれば、かく言ふなり。
答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「そう思うとしたら」。
Q71.次の傍線部を識別せよ。
雪深く降らむず。
答え:推量 解説:「降ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「降るだろう」。
Q72.次の傍線部を識別せよ。
われみづから申さむず。
答え:意志 解説:「申さ」は四段未然形+「むず」。一人称「みづから」の意志。「自分から申し上げよう」。
Q73.次の傍線部を識別せよ。
つひに姿見えず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「とうとう姿が見えない」。
Q74.次の傍線部を識別せよ。
風やがて静まらむず。
答え:推量 解説:「静まら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「静まるだろう」。
Q75.次の傍線部を識別せよ。
われ必ず参らむず。
答え:意志 解説:「参ら」は四段未然形+「むず」。「必ず」という一人称の意志。「必ず参上しよう」。
Q76.次の傍線部を識別せよ。
来むずることあらば、知らせよ。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「こと」。婉曲(仮定的)。「来るようなことがあれば」。「来」はカ変未然形「こ」。
Q77.次の傍線部を識別せよ。
人々みな集まらむず。
答え:推量 解説:「集まら」は四段未然形+「むず」。三人称(人々)なので推量。「集まるだろう」。
Q78.次の傍線部を識別せよ。
いざ、もろともに参らむず。
答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに参ろう」。
Q79.次の傍線部を識別せよ。
え言ひ出ださず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「言い出せない」。
Q80.次の傍線部を識別せよ。
花咲かむずれば、見に出でむ。
答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「咲くとしたら、見に出かけよう」。
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
文脈の長い例文で、推量・意志・適当勧誘・婉曲仮定・打消「ず」を総合的に判断する。
Q81.次の傍線部を識別せよ。
主上やがて位を去らむずと、人々嘆きあへり。
答え:推量 解説:「去ら」は四段未然形+「むず」。三人称(主上)の未来を予測する推量。「お退きになるだろう」。
Q82.次の傍線部を識別せよ。
われ、いかにもして本意遂げむず。
答え:意志 解説:「遂げ」は下二段未然形+「むず」。一人称の強い決意で意志。「なんとしても本意を遂げよう」。
Q83.次の傍線部を識別せよ。
かかること世にあらず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「あら」はラ変未然形。「このようなことは世にない」。
Q84.次の傍線部を識別せよ。
軍勢ども夜討ちに攻め寄せむずと聞こゆ。
答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形+「むず」。三人称(軍勢)の予測で推量。「攻め寄せるだろう」。
Q85.次の傍線部を識別せよ。
今は限りと思へば、形見に書き置かむず。
答え:意志 解説:「置か」は四段未然形+「むず」。一人称の決意で意志。「書き残そう」。
Q86.次の傍線部を識別せよ。
露の消えむずる命を惜しむ。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「命」。婉曲。「消えるような(はかない)命」。
Q87.次の傍線部を識別せよ。
さらに承引せず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「せ」はサ変未然形、「ず」は単独の打消。「まったく承知しない」。
Q88.次の傍線部を識別せよ。
潮の満ちむずれば、舟出ださむ。
答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「潮が満ちるとしたら、舟を出そう」。
Q89.次の傍線部を識別せよ。
いざ給へ、もろともに月見むず。
答え:適当・勧誘 解説:「見」は上一段「見る」の未然形+「むず」。「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「いっしょに月を見よう」。
Q90.次の傍線部を識別せよ。
この子おとなにならむずるさま、思ひやらる。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「さま」。婉曲。「成長するような様子」。
Q91.次の傍線部を識別せよ。
我ら皆ここにて討ち死にせむず。
答え:意志 解説:「せ」はサ変未然形+「むず」。一人称「我ら」の決意で意志。「討ち死にしよう」。
Q92.次の傍線部を識別せよ。
敵は今宵こそ寄せむずれ。
答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形、係助詞「こそ」の結びで已然形「むずれ」。三人称(敵)の推量。「攻め寄せるだろう」。
Q93.次の傍線部を識別せよ。
つゆばかりも心変はらず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも心変わりしない」。
Q94.次の傍線部を識別せよ。
命あらば、また逢はむず。
答え:意志 解説:「逢は」は四段未然形+「むず」。一人称の意志。「また逢おう」。
Q95.次の傍線部を識別せよ。
雨やがて降らむずる気色なり。
答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「気色」。婉曲。「降りそうな様子だ」。
Q96.次の傍線部を識別せよ。
われひとり都に留まらむず。
答え:意志 解説:「留まら」は四段未然形+「むず」。一人称「ひとり」の意志。「ひとり留まろう」。
Q97.次の傍線部を識別せよ。
この国土みな海に沈まむず。
答え:推量 解説:「沈ま」は四段未然形+「むず」。三人称(国土)の予測で推量。「沈むだろう」。
Q98.次の傍線部を識別せよ。
いかにしても、え避らず。
答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「避けられない」。
Q99.次の傍線部を識別せよ。
さこそ思はむずれ、口には出ださず。
答え:婉曲・仮定 解説:係助詞「こそ」の結びで已然形「むずれ」、逆接で下に続く。婉曲・仮定的に「そう思うようなものだが」。文末の「ず」は打消。
Q100.次の傍線部を識別せよ。
いかにもして都に帰り着かむずと念ず。
答え:意志 解説:「着か」は四段未然形+「むず」。一人称の強い決意で意志。「なんとしても帰り着こう」。
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