古文「むず」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

推量・意志・適当勧誘・婉曲仮定と打消「ず」を100問で見分ける

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解説記事「古文「むず」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「むず」の正体

「むず」は「ず」が入っているため打消と誤解されがちですが、打消ではありません。「む」の強調形(もとは「むとす」)で、推量・意志を中心に「む」と同じ意味を持つ助動詞です。未然形に接続します。

用法 主語・文脈の目安
① 推量 〜だろう 三人称・自然現象 花咲かむず
② 意志 〜しよう 一人称・決意 われ帰らむず
③ 適当・勧誘 〜のがよい/いざ〜しよう 相手への助言・誘い いざ参らむず
④ 婉曲・仮定 〜ような/〜としたら 連体「むずる」+体言/已然「むずれ」+ば 行かむずる
⑤【ひっかけ】打消「ず」 〜ない 「ず」単独(むずではない) 行か

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 「ず」だけで単独 → 打消の助動詞「ず」(〜ない)
  2. 未然形+「むず(むずる・むずれ)」の2音セット → 助動詞「むず」
  3. むずなら、主語が一人称・決意なら意志、三人称・自然なら推量
  4. 「むずる」+体言=婉曲、「むずれ」+ば=仮定

活用:○/○/むず/むずる/むずれ/○(未然・連用・命令なし。連体「むずる」、已然「むずれ」が頻出)。


🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)

コツ① まず「ず」単独か「むず」セットか

  • 「行か」=打消(〜ない)。「行かむず」=推量・意志(〜だろう/〜しよう)。
  • 「むとす」に戻せれば「むず」。「花咲かむず」→「花咲かむとす」→「咲くだろう」。

コツ② むずの推量・意志は「主語」で決める

  • 三人称・自然現象(花・雨・敵など)→ 推量(〜だろう)。
  • 一人称・決意(われ・我ら)→ 意志(〜しよう)。

コツ③ 形で婉曲・仮定を見抜く

  • 「むずる」+体言 → 婉曲(〜ような)。「来むずる人」=来るような人。
  • 「むずれ」+ば → 仮定(〜としたら)。「降らむずれば」=降るとしたら。

よくある引っかけ

  • 「ず」に引きずられて打消と即断しない。2音セットなら「むず」
  • 「いざ」「もろともに」があれば勧誘(いっしょに〜しよう)。
  • 「いかでか…帰らむず」は文脈で意志(なんとしても帰ろう)にも反語にもなる。

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)

推量・意志・打消「ず」を、純粋な形で見分ける基本問題。


Q1.次の傍線部を識別せよ。

花咲かむず

答え:推量 解説:「咲か」は四段「咲く」の未然形+「むず」。三人称(花)なので推量。「咲くだろう」。


Q2.次の傍線部を識別せよ。

われ都へ帰らむず

答え:意志 解説:「帰ら」は四段未然形+「むず」。主語が一人称「われ」なので意志。「帰ろう」。


Q3.次の傍線部を識別せよ。

え行か

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独で未然形「行か」に付く。「むず」ではない。「行けない」。


Q4.次の傍線部を識別せよ。

雨降らむず

答え:推量 解説:「降ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「降るだろう」。


Q5.次の傍線部を識別せよ。

必ず仕遂げむず

答え:意志 解説:「仕遂げ」は下二段未然形+「むず」。「必ず」という決意なので意志。「成し遂げよう」。


Q6.次の傍線部を識別せよ。

物も言は

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独で未然形「言は」に付く打消。「何も言わない」。


Q7.次の傍線部を識別せよ。

雪解けむず

答え:推量 解説:「解け」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「解けるだろう」。


Q8.次の傍線部を識別せよ。

われ討たむず

答え:意志 解説:「討た」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の決意で意志。「討とう」。


Q9.次の傍線部を識別せよ。

つゆ知ら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「つゆ…ず」で「まったく知らない」。


Q10.次の傍線部を識別せよ。

世は乱れむず

答え:推量 解説:「乱れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(世)なので推量。「乱れるだろう」。


Q11.次の傍線部を識別せよ。

出家せむず

答え:意志 解説:「せ」はサ変「す」の未然形+「むず」。決意を述べる意志。「出家しよう」。


Q12.次の傍線部を識別せよ。

え見

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で不可能。「見られない」。


Q13.次の傍線部を識別せよ。

鳥鳴かむず

答え:推量 解説:「鳴か」は四段未然形+「むず」。三人称(鳥)なので推量。「鳴くだろう」。


Q14.次の傍線部を識別せよ。

われ文書かむず

答え:意志 解説:「書か」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「手紙を書こう」。


Q15.次の傍線部を識別せよ。

帰ら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「帰らない」。「帰らむず(帰るだろう)」と混同しない。


Q16.次の傍線部を識別せよ。

潮満ちむず

答え:推量 解説:「満ち」は四段「満つ」の未然形+「むず」。自然現象なので推量。「満ちるだろう」。


Q17.次の傍線部を識別せよ。

われ京に上らむず

答え:意志 解説:「上ら」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「上京しよう」。


Q18.次の傍線部を識別せよ。

名をば知ら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「名を知らない」。


Q19.次の傍線部を識別せよ。

日暮れむず

答え:推量 解説:「暮れ」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「暮れるだろう」。


Q20.次の傍線部を識別せよ。

われひとり留まらむず

答え:意志 解説:「留まら」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の意志。「留まろう」。


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

推量・意志に加え、適当・勧誘(いざ/もろともに)を見分ける。


Q21.次の傍線部を識別せよ。

敵やがて寄せむず

答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形+「むず」。三人称(敵)なので推量。「攻め寄せるだろう」。


Q22.次の傍線部を識別せよ。

いざ、参らむず

答え:適当・勧誘 解説:「いざ」を伴い、相手を誘う勧誘。「さあ、参上しよう」。


Q23.次の傍線部を識別せよ。

命賭けて守らむず

答え:意志 解説:「守ら」は四段未然形+「むず」。決意を込めた意志。「命がけで守ろう」。


Q24.次の傍線部を識別せよ。

舟沈まむず

答え:推量 解説:「沈ま」は四段未然形+「むず」。三人称(舟)なので推量。「沈むだろう」。


Q25.次の傍線部を識別せよ。

はや帰らむずぞ、よき。

答え:適当・勧誘 解説:相手への助言で適当。「早く帰るのがよい」。


Q26.次の傍線部を識別せよ。

一言も違は

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも違わない」。


Q27.次の傍線部を識別せよ。

火燃え広がらむず

答え:推量 解説:「広がら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「燃え広がるだろう」。


Q28.次の傍線部を識別せよ。

今宵はここに泊まらむず

答え:意志 解説:「泊まら」は四段未然形+「むず」。自分の行動の意志。「泊まろう」。


Q29.次の傍線部を識別せよ。

いざ、もろともに行かむず

答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに行こう」。


Q30.次の傍線部を識別せよ。

月隠れむず

答え:推量 解説:「隠れ」は下二段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「隠れるだろう」。


Q31.次の傍線部を識別せよ。

われ、かくと告げむず

答え:意志 解説:「告げ」は下二段未然形+「むず」。一人称の意志。「こうだと告げよう」。


Q32.次の傍線部を識別せよ。

つひに従は

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「最後まで従わない」。


Q33.次の傍線部を識別せよ。

春やがて来たらむず

答え:推量 解説:「来たら」は四段「来たる」の未然形+「むず」。三人称(春)なので推量。「来るだろう」。


Q34.次の傍線部を識別せよ。

しばしここに留まらむず、いかに。

答え:適当・勧誘 解説:相手への助言・誘いで適当・勧誘。「しばらく留まるのがよい」。


Q35.次の傍線部を識別せよ。

物の怪あらはれむず

答え:推量 解説:「あらはれ」は下二段未然形+「むず」。三人称なので推量。「現れるだろう」。


Q36.次の傍線部を識別せよ。

我こそ先に参らむず

答え:意志 解説:「参ら」は四段未然形+「むず」。「我こそ」と一人称の意志。「先に参上しよう」。


Q37.次の傍線部を識別せよ。

え答へ

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「答えられない」。


Q38.次の傍線部を識別せよ。

堤やがて崩れむず

答え:推量 解説:「崩れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(堤)なので推量。「崩れるだろう」。


Q39.次の傍線部を識別せよ。

いざ、君も来むず

答え:適当・勧誘 解説:「来」はカ変「来」の未然形「こ」+「むず」。「いざ」を伴う勧誘。「さあ、あなたも来よう(来なさい)」。


Q40.次の傍線部を識別せよ。

必ずこの恩報いむず

答え:意志 解説:「報い」は上二段「報ゆ」の未然形+「むず」。決意の意志。「必ず報いよう」。


Q41.次の傍線部を識別せよ。

風吹かむず

答え:推量 解説:「吹か」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「吹くだろう」。


Q42.次の傍線部を識別せよ。

いざ、歌詠まむず

答え:適当・勧誘 解説:「いざ」を伴う勧誘。「さあ、歌を詠もう」。


Q43.次の傍線部を識別せよ。

露ばかりも疑は

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも疑わない」。


Q44.次の傍線部を識別せよ。

雷鳴らむず

答え:推量 解説:「鳴ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「鳴るだろう」。


Q45.次の傍線部を識別せよ。

われ先立たむず

答え:意志 解説:「先立た」は四段未然形+「むず」。一人称の意志。「先立とう」。


Q46.次の傍線部を識別せよ。

はや出でむず、遅きはわろし。

答え:適当・勧誘 解説:「出で」は下二段未然形+「むず」。相手への助言で適当。「早く出るのがよい」。


Q47.次の傍線部を識別せよ。

われ敵討たむず

答え:意志 解説:「討た」は四段未然形+「むず」。一人称「われ」の決意で意志。「敵を討とう」。


Q48.次の傍線部を識別せよ。

露も惜しま

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも惜しまない」。


Q49.次の傍線部を識別せよ。

雲やがて隠れむず

答え:推量 解説:「隠れ」は下二段未然形+「むず」。三人称(雲)なので推量。「隠れるだろう」。


Q50.次の傍線部を識別せよ。

いざ、もろともに眺めむず

答え:適当・勧誘 解説:「眺め」は下二段未然形+「むず」。「もろともに」を伴う勧誘。「いっしょに眺めよう」。


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

連体「むずる」=婉曲、已然「むずれ」+ば=仮定を導入。形で見抜く。


Q51.次の傍線部を識別せよ。

京へ行かむずる人を待つ。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「人」。婉曲。「行くような人」。


Q52.次の傍線部を識別せよ。

さもあらむずれば、用意せよ。

答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「そうであるとしたら」。


Q53.次の傍線部を識別せよ。

花やがて散らむず

答え:推量 解説:「散ら」は四段未然形+「むず」。三人称(花)なので推量。「散るだろう」。


Q54.次の傍線部を識別せよ。

われ命を捨てむず

答え:意志 解説:「捨て」は下二段未然形+「むず」。一人称の決意で意志。「命を捨てよう」。


Q55.次の傍線部を識別せよ。

え逃れ

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「逃れられない」。


Q56.次の傍線部を識別せよ。

死なむずる身なれば、惜しまず。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「身」。婉曲。「死ぬような身」。「死な」はナ変「死ぬ」の未然形。


Q57.次の傍線部を識別せよ。

雨降らむずれば、傘用意す。

答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「降るとしたら」。


Q58.次の傍線部を識別せよ。

敵つひに勝たむず

答え:推量 解説:「勝た」は四段未然形+「むず」。三人称(敵)なので推量。「勝つだろう」。


Q59.次の傍線部を識別せよ。

いかでか都へ帰らむず

答え:意志 解説:「帰ら」は四段未然形+「むず」。決意を込めた意志。「なんとしても都へ帰ろう」。(文脈により「どうして帰ろうか」と反語に読む場合もある)


Q60.次の傍線部を識別せよ。

物言はむずる気色なり。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「気色」。婉曲。「物を言いそうな様子」。


Q61.次の傍線部を識別せよ。

つゆ違は

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも違わない」。


Q62.次の傍線部を識別せよ。

世の中変はらむず

答え:推量 解説:「変はら」は四段未然形+「むず」。三人称(世の中)なので推量。「変わるだろう」。


Q63.次の傍線部を識別せよ。

我こそ君に仕へむず

答え:意志 解説:「仕へ」は下二段未然形+「むず」。「我こそ」と一人称の意志。「お仕えしよう」。


Q64.次の傍線部を識別せよ。

むずる人もなし。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「人」。婉曲。「来るような人」。「来」はカ変未然形「こ」。


Q65.次の傍線部を識別せよ。

浪高く立たむず

答え:推量 解説:「立た」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「立つだろう」。


Q66.次の傍線部を識別せよ。

われ髪下ろさむず

答え:意志 解説:「下ろさ」は四段未然形+「むず」。出家の決意で意志。「髪を下ろそう(出家しよう)」。


Q67.次の傍線部を識別せよ。

え堪へ

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「堪えられない」。


Q68.次の傍線部を識別せよ。

鐘やがて鳴らむず

答え:推量 解説:「鳴ら」は四段未然形+「むず」。三人称(鐘)なので推量。「鳴るだろう」。


Q69.次の傍線部を識別せよ。

いざ、もろともに帰らむず

答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに帰ろう」。


Q70.次の傍線部を識別せよ。

さ思はむずれば、かく言ふなり。

答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「そう思うとしたら」。


Q71.次の傍線部を識別せよ。

雪深く降らむず

答え:推量 解説:「降ら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「降るだろう」。


Q72.次の傍線部を識別せよ。

われみづから申さむず

答え:意志 解説:「申さ」は四段未然形+「むず」。一人称「みづから」の意志。「自分から申し上げよう」。


Q73.次の傍線部を識別せよ。

つひに姿見え

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「とうとう姿が見えない」。


Q74.次の傍線部を識別せよ。

風やがて静まらむず

答え:推量 解説:「静まら」は四段未然形+「むず」。自然現象なので推量。「静まるだろう」。


Q75.次の傍線部を識別せよ。

われ必ず参らむず

答え:意志 解説:「参ら」は四段未然形+「むず」。「必ず」という一人称の意志。「必ず参上しよう」。


Q76.次の傍線部を識別せよ。

むずることあらば、知らせよ。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「こと」。婉曲(仮定的)。「来るようなことがあれば」。「来」はカ変未然形「こ」。


Q77.次の傍線部を識別せよ。

人々みな集まらむず

答え:推量 解説:「集まら」は四段未然形+「むず」。三人称(人々)なので推量。「集まるだろう」。


Q78.次の傍線部を識別せよ。

いざ、もろともに参らむず

答え:適当・勧誘 解説:「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「さあ、いっしょに参ろう」。


Q79.次の傍線部を識別せよ。

え言ひ出ださ

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「言い出せない」。


Q80.次の傍線部を識別せよ。

花咲かむずれば、見に出でむ。

答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「咲くとしたら、見に出かけよう」。


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)

文脈の長い例文で、推量・意志・適当勧誘・婉曲仮定・打消「ず」を総合的に判断する。


Q81.次の傍線部を識別せよ。

主上やがて位を去らむずと、人々嘆きあへり。

答え:推量 解説:「去ら」は四段未然形+「むず」。三人称(主上)の未来を予測する推量。「お退きになるだろう」。


Q82.次の傍線部を識別せよ。

われ、いかにもして本意遂げむず

答え:意志 解説:「遂げ」は下二段未然形+「むず」。一人称の強い決意で意志。「なんとしても本意を遂げよう」。


Q83.次の傍線部を識別せよ。

かかること世にあら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「あら」はラ変未然形。「このようなことは世にない」。


Q84.次の傍線部を識別せよ。

軍勢ども夜討ちに攻め寄せむずと聞こゆ。

答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形+「むず」。三人称(軍勢)の予測で推量。「攻め寄せるだろう」。


Q85.次の傍線部を識別せよ。

今は限りと思へば、形見に書き置かむず

答え:意志 解説:「置か」は四段未然形+「むず」。一人称の決意で意志。「書き残そう」。


Q86.次の傍線部を識別せよ。

露の消えむずる命を惜しむ。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「命」。婉曲。「消えるような(はかない)命」。


Q87.次の傍線部を識別せよ。

さらに承引せ

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「せ」はサ変未然形、「ず」は単独の打消。「まったく承知しない」。


Q88.次の傍線部を識別せよ。

潮の満ちむずれば、舟出ださむ。

答え:婉曲・仮定 解説:已然形「むずれ」+ば。仮定。「潮が満ちるとしたら、舟を出そう」。


Q89.次の傍線部を識別せよ。

いざ給へ、もろともに月見むず

答え:適当・勧誘 解説:「見」は上一段「見る」の未然形+「むず」。「いざ・もろともに」を伴う勧誘。「いっしょに月を見よう」。


Q90.次の傍線部を識別せよ。

この子おとなにならむずるさま、思ひやらる。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「さま」。婉曲。「成長するような様子」。


Q91.次の傍線部を識別せよ。

我ら皆ここにて討ち死にせむず

答え:意志 解説:「せ」はサ変未然形+「むず」。一人称「我ら」の決意で意志。「討ち死にしよう」。


Q92.次の傍線部を識別せよ。

敵は今宵こそ寄せむずれ。

答え:推量 解説:「寄せ」は下二段未然形、係助詞「こそ」の結びで已然形「むずれ」。三人称(敵)の推量。「攻め寄せるだろう」。


Q93.次の傍線部を識別せよ。

つゆばかりも心変はら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「少しも心変わりしない」。


Q94.次の傍線部を識別せよ。

命あらば、また逢はむず

答え:意志 解説:「逢は」は四段未然形+「むず」。一人称の意志。「また逢おう」。


Q95.次の傍線部を識別せよ。

雨やがて降らむずる気色なり。

答え:婉曲・仮定 解説:連体形「むずる」+体言「気色」。婉曲。「降りそうな様子だ」。


Q96.次の傍線部を識別せよ。

われひとり都に留まらむず

答え:意志 解説:「留まら」は四段未然形+「むず」。一人称「ひとり」の意志。「ひとり留まろう」。


Q97.次の傍線部を識別せよ。

この国土みな海に沈まむず

答え:推量 解説:「沈ま」は四段未然形+「むず」。三人称(国土)の予測で推量。「沈むだろう」。


Q98.次の傍線部を識別せよ。

いかにしても、え避ら

答え:打消の助動詞「ず」 解説:「ず」が単独の打消。「え…ず」で「避けられない」。


Q99.次の傍線部を識別せよ。

さこそ思はむずれ、口には出ださず。

答え:婉曲・仮定 解説:係助詞「こそ」の結びで已然形「むずれ」、逆接で下に続く。婉曲・仮定的に「そう思うようなものだが」。文末の「ず」は打消。


Q100.次の傍線部を識別せよ。

いかにもして都に帰り着かむずと念ず。

答え:意志 解説:「着か」は四段未然形+「むず」。一人称の強い決意で意志。「なんとしても帰り着こう」。


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