連体修飾格・主格・同格・準体格の4用法を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「の」の正体(4用法)
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q2.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q3.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q4.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q5.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q6.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q7.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q8.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q9.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q10.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q11.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q12.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q13.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q14.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q15.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q16.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q17.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q18.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q19.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q20.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q21.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q22.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q23.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q24.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q25.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q26.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q27.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q28.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q29.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q30.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q31.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q32.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q33.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q34.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q35.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q36.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q37.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q38.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q39.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q40.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q41.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q42.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q43.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q44.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q45.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q46.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q47.次の傍線部「の」を識別せよ。
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- Q49.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q50.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q51.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q52.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q53.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q54.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q55.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q56.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q57.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q58.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q59.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q60.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q61.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q62.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q63.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q64.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q65.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q66.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q67.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q68.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q69.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q70.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q71.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q72.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q73.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q74.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q75.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q76.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q77.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q78.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q79.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q80.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q81.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q82.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q83.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q84.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q85.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q86.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q87.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q88.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q89.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q90.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q91.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q92.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q93.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q94.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q95.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q96.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q97.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q98.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q99.次の傍線部「の」を識別せよ。
- Q100.次の傍線部「の」を識別せよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「の」の正体(4用法)
古文の格助詞「の」は、受験生がもっとも識別に迷う助詞のひとつです。用法は 4種類 あり、それぞれ意味がまったく異なります。
| 用法 | 言い換え | 見分けポイント | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 連体修飾格 | (AのB) | 直後が体言、修飾関係 | 春の花 |
| ② 主格 | が | 連体節の中・直後が用言の連体形 | 風の吹く夜 |
| ③ 同格 | で(〜であって) | 前後が同じものを指す・直後が連体形 | 白き鳥の、嘴と脚と赤き |
| ④ 準体格 | もの・こと・人 | 直後が格助詞(を・に・が・は) | 散るのを惜しむ |
識別の鉄則
識別の鉄則(置き換えテスト)
- 「が」に置き換えて自然 → 主格(直後が用言連体形で、その先に体言がある連体節)
- 「で」に置き換えて自然+前後が同一物 → 同格(直後が連体形、後ろに同じ体言が省略)
- 「もの・こと・人」に置き換え可+直後が格助詞 → 準体格
- どれにも当てはまらない(直後が体言の修飾) → 連体修飾格
主格・同格・準体格の3つを先に確認し、残ったものを連体修飾格と判断するのが確実です。
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
コツ① 「の」の直後の語を見る
- 直後が体言(名詞) → まず 連体修飾格(春の花/都の月)
- 直後が用言の連体形(動詞・形容詞)→ 主格 か 同格 を疑う
- 直後が格助詞(を・に・が・は)→ 準体格(の=もの・こと)
コツ② 直後が連体形のとき、「が」で訳して主語になるか
- 「風の吹く」=「風が吹く」と自然 → 主格
- 「白き鳥の…赤き」=前の「鳥」と後ろが同じ鳥 → 同格(「で」で訳す)
- 見分け:後ろの修飾句が前の体言を説明し直しているなら同格、別の体言を修飾しているなら主格。
コツ③ 「の」の前後が同じものか別のものか
- 同じもの(白き鳥=嘴脚赤き鳥)→ 同格
- 別のもの(風/夜)→ 主格 か 連体修飾格
よくある引っかけ
- 「の」の直後が動詞でも、後ろの体言を別に修飾していれば主格(風の吹く夜)。
- 「の」の前後が同一物なら、直後が連体形でも同格(赤き花の、大きなる)。
- 「赤きのを取る」のように直後が格助詞なら準体格(連体修飾格と混同しない)。
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
4用法を純粋に識別する基本問題。各用法5問ずつ。
Q1.次の傍線部「の」を識別せよ。
春の花。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「花」。「春が花」「春で花」とは言えず、「春の花」と修飾関係が成り立つ。直後が名詞ならまず連体修飾格。
Q2.次の傍線部「の」を識別せよ。
山の端。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「端(は)」。「山の端(やまのは)」は山ぎわのこと。前の語が後ろの名詞を修飾する典型。
Q3.次の傍線部「の」を識別せよ。
君の声。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「声」。「君が声」とも言えそうだが、後ろが用言でなく体言なので主格ではなく連体修飾格。「あなたの声」。
Q4.次の傍線部「の」を識別せよ。
都の月。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「月」。「都の月」で修飾関係。が・で・もの のどれにも置き換わらない。
Q5.次の傍線部「の」を識別せよ。
人の心。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「心」。「人の心」で修飾関係。直後が名詞なので連体修飾格。
Q6.次の傍線部「の」を識別せよ。
風の吹く夜。
答え:主格 解説:「風が吹く夜」と「が」に置き換えて自然。直後「吹く」は連体形で、その先の体言「夜」を修飾する連体節。「風」はその節の主語。
Q7.次の傍線部「の」を識別せよ。
月の出づるころ。
答え:主格 解説:「月が出づるころ」と訳せる。直後「出づる」は連体形、先の体言「ころ」を修飾。「月」が主語なので主格。
Q8.次の傍線部「の」を識別せよ。
雪の降る朝。
答え:主格 解説:「雪が降る朝」と自然。「降る」は連体形で「朝」を修飾。「雪」が主語の主格。
Q9.次の傍線部「の」を識別せよ。
鳥の鳴く声。
答え:主格 解説:「鳥が鳴く声」。「鳴く」は連体形で「声」を修飾。「鳥」が主語の主格。
Q10.次の傍線部「の」を識別せよ。
花の散る春。
答え:主格 解説:「花が散る春」と訳せる。「散る」は連体形で「春」を修飾。「花」が主語の主格。
Q11.次の傍線部「の」を識別せよ。
赤き花の、いと大きなる。
答え:同格 解説:「赤い花で、とても大きい(花)」。「で」に置き換え可。前の「赤き花」と後ろの「いと大きなる(花)」は同じ花を指す。後ろに同じ体言「花」が省略された同格。
Q12.次の傍線部「の」を識別せよ。
をかしげなる児の、二つばかりなる。
答え:同格 解説:「かわいらしい子で、二歳ほどの(子)」。前後とも同じ「児」を指す。「で」に置き換え可、後ろに「児」が省略された同格。
Q13.次の傍線部「の」を識別せよ。
清げなる僧の、黄なる地の袈裟着たる。
答え:同格 解説:「こざっぱりした僧で、黄色い地の袈裟を着ている(僧)」。前後同一物で「で」に置換可。同格。
Q14.次の傍線部「の」を識別せよ。
大きやかなる男の、太刀帯きたる。
答え:同格 解説:「大柄な男で、太刀を腰につけた(男)」。前の「男」と後ろが同一物。「で」に置換でき、後ろに「男」が省略された同格。
Q15.次の傍線部「の」を識別せよ。
ほそやかなる女の、髪長き。
答え:同格 解説:「ほっそりした女で、髪が長い(女)」。前後とも同じ女を指す。同格。
Q16.次の傍線部「の」を識別せよ。
散るのを惜しむ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「の」は「こと」に置き換えられ「散ることを惜しむ」。「の」が体言の代用をする準体格。
Q17.次の傍線部「の」を識別せよ。
白きのを着る。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「白いものを着る」と「もの」に置き換え可。「の」が名詞の代わりをする準体格。
Q18.次の傍線部「の」を識別せよ。
大きなるのに乗る。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「に」。「大きいものに乗る」。「の」=「もの」で準体格。
Q19.次の傍線部「の」を識別せよ。
赤きのが欲し。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「が」。「赤いものが欲しい」。「の」=「もの」の準体格。
Q20.次の傍線部「の」を識別せよ。
来るのを待つ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「来るのを(来る人・来ること)待つ」。「の」が体言の代用をする準体格。
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
実際の古文に近い例文で、4用法を見分ける。置き換えテストを順に試そう。
Q21.次の傍線部「の」を識別せよ。
秋の夕暮れ。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「夕暮れ」。「秋の夕暮れ」で修飾関係。連体修飾格。
Q22.次の傍線部「の」を識別せよ。
水の流るる音。
答え:主格 解説:「水が流るる音」。「流るる」は連体形で「音」を修飾。「水」が主語の主格。
Q23.次の傍線部「の」を識別せよ。
雨の降るを見る。
答え:主格 解説:「雨が降るのを見る」。「降る」の主語が「雨」で、「が」に置換できる主格。
Q24.次の傍線部「の」を識別せよ。
大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたる。(徒然草)
答え:同格 解説:「大きな柑子の木で、枝もたわむほど(実が)なっている(木)」。前の「木」と後ろが同一物。「で」に置換でき、後ろに「木」が省略された同格。
Q25.次の傍線部「の」を識別せよ。
あはれなるのを見る。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「しみじみと趣のあるものを見る」。「の」=「もの」の準体格。
Q26.次の傍線部「の」を識別せよ。
我の行く道。
答え:主格 解説:「我が行く道」と「が」に置換して自然。「行く」は連体形で「道」を修飾。「我」が主語の主格。
Q27.次の傍線部「の」を識別せよ。
庭の桜。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「桜」。「庭の桜」で修飾関係。連体修飾格。
Q28.次の傍線部「の」を識別せよ。
星の光る空。
答え:主格 解説:「星が光る空」。「光る」は連体形で「空」を修飾。「星」が主語の主格。
Q29.次の傍線部「の」を識別せよ。
やむごとなき人の、おはしけり。
答え:主格 解説:「高貴な人がいらっしゃった」。「おはし(おはす)」の主語が「人」。「が」に置換でき主格。※後ろが同じ人を説明し直すのではなく、述語に係るので同格でなく主格。
Q30.次の傍線部「の」を識別せよ。
にほひやかなる花の、露をおびたる。
答え:同格 解説:「つややかな花で、露を帯びている(花)」。前後同一物。「で」に置換でき、後ろに「花」が省略された同格。
Q31.次の傍線部「の」を識別せよ。
月の都。(竹取物語)
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「都」。「月の都」で月にある都の意。修飾関係なので連体修飾格。
Q32.次の傍線部「の」を識別せよ。
黒きのを選ぶ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「黒いものを選ぶ」。「の」=「もの」の準体格。
Q33.次の傍線部「の」を識別せよ。
川の音聞こゆ。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「音」。「川の音(が)聞こゆ」で「川の音」は修飾関係。直後が名詞なので連体修飾格。
Q34.次の傍線部「の」を識別せよ。
我が身一つの秋にはあらねど。(古今集)
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「秋」。「我が身一つの秋」で「私一人だけの秋」と修飾関係。連体修飾格。
Q35.次の傍線部「の」を識別せよ。
多くの中に小さきのを選ぶ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「多くの中で小さいものを選ぶ」。「の」=「もの」で体言の代用、準体格。
Q36.次の傍線部「の」を識別せよ。
鶯の鳴く。
答え:主格 解説:「鶯が鳴く」。「が」に置換して自然。直後「鳴く」は終止・連体同形だが、文中で体言を導けば主格。ここは「鶯が鳴く(こと)」で主語を示す主格。
Q37.次の傍線部「の」を識別せよ。
高き屋の上。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「上(うへ)」。「高い御殿の上」で修飾関係。連体修飾格。
Q38.次の傍線部「の」を識別せよ。
いと白き犬の、いみじう大きなる。
答え:同格 解説:「たいそう白い犬で、とても大きい(犬)」。前後同一物で「で」に置換可。後ろに「犬」が省略された同格。
Q39.次の傍線部「の」を識別せよ。
海の色。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「色」。「海の色」で修飾関係。連体修飾格。
Q40.次の傍線部「の」を識別せよ。
雲のゐる山。
答え:主格 解説:「雲がゐる(=かかっている)山」。「ゐる」は連体形で「山」を修飾。「雲」が主語の主格。
Q41.次の傍線部「の」を識別せよ。
紅の衣。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「衣」。「紅の衣(くれなゐのころも)」で修飾関係。連体修飾格。
Q42.次の傍線部「の」を識別せよ。
心ざし深かりける人の、夜離れせず通ひける。
答え:同格 解説:「愛情の深かった人で、毎夜通ってきた(人)」。前後とも同じ人を指す。「で」に置換でき後ろに「人」が省略された同格。
Q43.次の傍線部「の」を識別せよ。
大きなるの、ふと出で来たり。
答え:準体格 解説:「大きいものが、ふっと出てきた」。「の」が体言の代用をして主語になる。「もの」に置換でき準体格。
Q44.次の傍線部「の」を識別せよ。
谷の水。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「水」。「谷の水」で修飾関係。連体修飾格。
Q45.次の傍線部「の」を識別せよ。
子の泣くを見て。
答え:主格 解説:「子が泣くのを見て」。「泣く」は連体形、「子」がその主語。「が」に置換でき主格。
Q46.次の傍線部「の」を識別せよ。
いみじう白き扇の、いと多く散りたる。
答え:同格 解説:「たいそう白い扇で、たくさん散らばっている(扇)」。前後同一物で「で」に置換可。後ろに「扇」が省略された同格。
Q47.次の傍線部「の」を識別せよ。
旅の空。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「空」。「旅の空」で修飾関係。連体修飾格。
Q48.次の傍線部「の」を識別せよ。
浪の寄する磯。
答え:主格 解説:「波が寄せる磯」。「寄する」は連体形で「磯」を修飾。「浪」が主語の主格。
Q49.次の傍線部「の」を識別せよ。
青きのと赤きのと。
答え:いずれも準体格 解説:それぞれ直後が格助詞「と」。「青いものと赤いものと」。「の」が体言の代用をする準体格。
Q50.次の傍線部「の」を識別せよ。
花の香。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「香(か)」。「花の香」で修飾関係。連体修飾格。
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
紛らわしいもの、同一文中に複数の「の」が出るもの、有名作品の一節で実戦的に。
Q51.次の傍線部「の」を識別せよ。
春の夜の夢ばかりなる手枕に。(千載集)
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「夢」。「春の夜の夢」と修飾を重ねる。「が・で・もの」に置換できず連体修飾格。
Q52.次の傍線部「の」を識別せよ。
世の中にたえて桜のなかりせば。(古今集・在原業平)
答え:主格 解説:「世の中に桜が全く無かったら」。「桜が」と訳せる。「なかり」の主語が「桜」。主格。
Q53.次の傍線部「の」を識別せよ。
宮の内。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「内(うち)」。「宮の内(御殿の中)」で修飾関係。連体修飾格。
Q54.次の傍線部「の」を識別せよ。
鳰の海や月の光のうつろへば。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「光」。「月の光」で修飾関係。連体修飾格。(同じ歌の後ろの「光の」は主格になりうるが、傍線部は「月の光」の「の」。)
Q55.次の傍線部「の」を識別せよ。
月の光のうつろへば。
答え:主格 解説:傍線部は「光の」。「光がうつろえば(=移ろえば)」と「が」に置換でき、「うつろへ」の主語が「光」。主格。
Q56.次の傍線部「の」を識別せよ。
我の思ふ人。
答え:主格 解説:「我が思ふ人」と「が」に置換可。「思ふ」は連体形で「人」を修飾。「我」が主語の主格。
Q57.次の傍線部「の」を識別せよ。
雀の子の、ねず鳴きするにをどり来る。(枕草子)
答え:主格 解説:「雀の子が、ねずみの鳴きまねをすると踊るようにやって来る」。「ねず鳴きする」の主語が「雀の子」。「が」に置換でき主格。
Q58.次の傍線部「の」を識別せよ。
塵のつもりて山となる。
答え:主格 解説:「塵が積もって山となる」。「つもり」の主語が「塵」。「が」に置換でき主格。
Q59.次の傍線部「の」を識別せよ。
春日野の若菜。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「若菜」。「春日野の若菜」で場所を表す修飾。連体修飾格。
Q60.次の傍線部「の」を識別せよ。
いと幼き人の、文読みたる。
答え:同格 解説:「たいそう幼い人で、文を読んでいる(人)」。前後同一物で「で」に置換可。後ろに「人」が省略された同格。
Q61.次の傍線部「の」を識別せよ。
飛ぶのを捕らふ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「飛ぶものを捕らえる」。「の」=「もの」の準体格。
Q62.次の傍線部「の」を識別せよ。
鏡の影。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「影(かげ=姿・光)」。「鏡の影(鏡に映る姿)」で修飾関係。連体修飾格。
Q63.次の傍線部「の」を識別せよ。
燃ゆるのを消つ。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「燃えるものを消す」。「の」=「もの」の準体格。
Q64.次の傍線部「の」を識別せよ。
鶴の群れ。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「群れ」。「鶴の群れ」で修飾関係。連体修飾格。
Q65.次の傍線部「の」を識別せよ。
笛の音の、いとをかしげに聞こゆる。
答え:(傍線部=「音の」)主格 解説:傍線部は「音の」。「音がたいそう趣深く聞こえる」。「聞こゆる」の主語が「音」。「が」に置換でき主格。(前の「笛の」は連体修飾格。)
Q66.次の傍線部「の」を識別せよ。
雪の降りたるは。
答え:主格 解説:「雪が降っているのは」。「降り」の主語が「雪」。「が」に置換でき主格。直後「降りたる」は連体形で、準体法の「は」に続く。
Q67.次の傍線部「の」を識別せよ。
唐土のもろこし。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「もろこし」。修飾関係なので連体修飾格。
Q68.次の傍線部「の」を識別せよ。
小さきのを取りて。
答え:準体格 解説:直後が格助詞「を」。「小さいものを取って」。「の」=「もの」の準体格。
Q69.次の傍線部「の」を識別せよ。
男の、女のもとへ行く。
答え:主格 解説:傍線部「男の」。「男が、女のもとへ行く」。「行く」の主語が「男」。「が」に置換でき主格。(後ろの「女の」は連体修飾格。)
Q70.次の傍線部「の」を識別せよ。
いと小さき鳥の、梢にゐたる。
答え:同格 解説:「たいそう小さい鳥で、梢に止まっている(鳥)」。前後同一物。「で」に置換でき後ろに「鳥」が省略された同格。
Q71.次の傍線部「の」を識別せよ。
飛ぶ鳥の声。
答え:連体修飾格 解説:傍線部「鳥の」。直後が体言「声」。「鳥の声」で修飾関係。連体修飾格。(「飛ぶ」は「鳥」を修飾する別の連体修飾。)
Q72.次の傍線部「の」を識別せよ。
老いたるの、若きにまさる。
答え:準体格 解説:「年老いた者が、若い者にまさる」。「の」が「者・もの」の代用をして主語に立つ準体格。直後が読点でも、体言の代用かどうかで判断する。
Q73.次の傍線部「の」を識別せよ。
君の行く道の長手を繰り畳ね。(万葉集)
答え:(前「君の」)主格/(後「道の」)連体修飾格 解説:「君が行く道の遠さを…」。最初の「の」は「君が行く」で主格。次の「の」は「道の長手(道の遠さ)」で連体修飾格。一文に複数の「の」が出る典型。
Q74.次の傍線部「の」を識別せよ。
滝の音は絶えて久しくなりぬれど。(拾遺集)
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「音」。「滝の音」で修飾関係。連体修飾格。
Q75.次の傍線部「の」を識別せよ。
花の色は移りにけりな。(古今集・小野小町)
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「色」。「花の色」で修飾関係。連体修飾格。
Q76.次の傍線部「の」を識別せよ。
うつくしきもの。瓜にかきたる児の顔。(枕草子)
答え:連体修飾格 解説:傍線部「児の」。直後が体言「顔」。「児の顔(幼児の顔)」で修飾関係。連体修飾格。
Q77.次の傍線部「の」を識別せよ。
ねず鳴きのするに。
答え:主格 解説:「ねず鳴きがするので」。「する」の主語が「ねず鳴き」。「が」に置換でき主格。直後「する」は連体形。
Q78.次の傍線部「の」を識別せよ。
黒き雲の、にはかに出で来て。
答え:主格 解説:「黒い雲が、にわかに出てきて」。「出で来」の主語が「雲」。「が」に置換でき主格。後ろが「雲」を説明し直す同格ではない(述語に係る)。
Q79.次の傍線部「の」を識別せよ。
よきのもあしきのもあり。
答え:いずれも準体格 解説:それぞれ「の」の直後が「も」で、「の」が体言の代用をしている。「良いものも悪いものもある」。「の」=「もの」の準体格。
Q80.次の傍線部「の」を識別せよ。
秋風の吹きにし日より。(古今集)
答え:主格 解説:「秋風が吹いた日から」。「吹き」の主語が「秋風」。「が」に置換でき主格。直後「吹きにし」は連体形で「日」を修飾。
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
難関大の実戦レベル。複数用法の混在・紛らわしい同格/主格・有名出典で総仕上げ。
Q81.次の傍線部「の」を識別せよ。
いづれの山の天に近き。(竹取物語・改)
答え:主格 解説:「どの山が天に近いか」。「近き」の主語が「山」。「が」に置換でき主格。(前の「いづれの」は連体修飾格。)
Q82.次の傍線部「の」を識別せよ。
中将の、いと清げにて。
答え:同格 解説:「中将で、たいそう美しい様子で(その中将が)」。前後が同じ「中将」を指し「で」に置換できる同格。
Q83.次の傍線部「の」を識別せよ。
しづ心なく花の散るらむ。(古今集・紀友則)
答え:主格 解説:「落ち着いた心もなく花が散るのだろう」。「散る」の主語が「花」。「が」に置換でき主格。
Q84.次の傍線部「の」を識別せよ。
年ごろ思ひつる人の、かく心変はりせるを。
答え:同格 解説:「長年慕ってきた人で、このように心変わりした(その人)を」。前後とも同じ人を指す。「で」に置換でき後ろに「人」が省略された同格。
Q85.次の傍線部「の」を識別せよ。
大納言殿のまゐり給ひて。
答え:主格 解説:「大納言殿が参上なさって」。「まゐり給ふ」の主語が「大納言殿」。「が」に置換でき主格。敬語の主語も「の」で示せる。
Q86.次の傍線部「の」を識別せよ。
白き鳥の嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。(伊勢物語・東下り)
答え:同格 解説:「白い鳥で、嘴と脚が赤く、鴫ほどの大きさの(鳥)が、水の上で遊びながら魚を食う」。「白き鳥」と後ろの説明が同一物。都鳥の描写。「で」に置換できる同格。
Q87.次の傍線部「の」を識別せよ。
人の待つ里。
答え:主格 解説:「人が待つ里」。「待つ」は連体形で「里」を修飾、「人」がその主語。「が」に置換でき主格。
Q88.次の傍線部「の」を識別せよ。
心のうちに思ふ。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「うち」。「心のうち(心の中)」で修飾関係。連体修飾格。
Q89.次の傍線部「の」を識別せよ。
月のいとあかきに。
答え:主格 解説:「月がたいそう明るいときに」。「あかき」の主語が「月」。「が」に置換でき主格。直後「あかき」は形容詞連体形で、準体法の「に」に続く。
Q90.次の傍線部「の」を識別せよ。
人のそしる言の葉。
答え:主格 解説:「人が非難する言葉」。「そしる」は連体形で「言の葉(ことば)」を修飾、「人」がその主語。「が」に置換でき主格。
Q91.次の傍線部「の」を識別せよ。
いと大きなる石の、おしかぶさりたる。
答え:同格 解説:「たいそう大きい石で、覆いかぶさっている(石)」。前後同一物で「で」に置換可。後ろに「石」が省略された同格。
Q92.次の傍線部「の」を識別せよ。
鹿の音の聞こゆる。
答え:(後の「音の」)主格 解説:傍線部は「音の」。「(鹿の)音が聞こえる」。「聞こゆる」の主語が「音」。「が」に置換でき主格。(前の「鹿の」は連体修飾格。)
Q93.次の傍線部「の」を識別せよ。
あやしう、この翁の歌はこれにはまさりけり。
答え:(傍線部「この」)連体修飾格 解説:「この翁」で直後が体言「翁」。指示語+「の」で修飾関係。連体修飾格。
Q94.次の傍線部「の」を識別せよ。
命長ければ恥多し。長くとも四十に足らぬほどにて死なんの、めやすかるべけれ。(徒然草)
答え:準体格 解説:傍線部「死なんの」。「四十に満たないくらいで死ぬのが、見苦しくないだろう」。「の」が「こと」に置き換えられ、体言の代用をする準体格。
Q95.次の傍線部「の」を識別せよ。
雀の子のねず鳴きするにをどり来る。うつくしきもの。(枕草子)
答え:主格 解説:「雀の子が、ねず鳴きをすると踊るように寄ってくる」。「ねず鳴きする」の主語が「雀の子」。「が」に置換でき主格。
Q96.次の傍線部「の」を識別せよ。
いみじう降る雪の、木ごとに咲きたる。
答え:同格 解説:「ひどく降る雪で、木ごとに(花のように)咲いている(雪)」。前後とも同じ雪を指す。「で」に置換でき同格。
Q97.次の傍線部「の」を識別せよ。
あけぼのの空。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「空」。「あけぼのの空(明け方の空)」で修飾関係。連体修飾格。
Q98.次の傍線部「の」を識別せよ。
あまたの舟。
答え:連体修飾格 解説:直後が体言「舟」。「あまたの舟(たくさんの舟)」で数量+体言の修飾。連体修飾格。
Q99.次の傍線部「の」を識別せよ。
大きやかなる童の、髪うるはしきの、走り出でたり。
答え:(前「童の」)同格/(後「うるはしきの」)準体格 解説:前の「童の」は「大柄な童で、髪が美しい(童)」の同格。後ろの「うるはしきの」は直後が読点を経て主語に立ち、「髪の美しいのが走り出た」で「の」=「もの・者」の準体格。同格と準体格が連続する難問。
Q100.次の傍線部「の」を識別せよ。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。(方丈記)
答え:連体修飾格 解説:傍線部「もとの」。直後が体言「水」。「もとの水(もとの(同じ)水)」で修飾関係。連体修飾格。(冒頭の「河の流れ」の「の」も連体修飾格。)
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