古文「む」の用法識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「む」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

推量・意志・勧誘・婉曲・仮定を100問で見分ける

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解説記事「古文「む」の用法識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「む」の正体(6用法)

古文の助動詞「む」は 1語で6つの意味 を持ちます。識別問題では「どの意味か」を答えるパターンが多い。

用法 判別ポイント
① 推量 〜だろう 3人称が主語 雨降ら
② 意志 〜よう・〜たい 1人称が主語 我れ行か
③ 勧誘 〜したらどうか 2人称が主語 君行か
④ 適当 〜のがよい 2人称+助言 早く帰ら
⑤ 婉曲 〜のような 体言の前 思はこと
⑥ 仮定 もし〜ならば 「〜むには/〜む人」など条件節 行かには

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 主語の人称 を見る
  2. 1人称 → 意志
  3. 2人称 → 勧誘 or 適当
  4. 3人称 → 推量
  5. 下接語・文脈 を見る
  6. 体言の前 → 婉曲(「〜のような〜」)
  7. 「〜むには/〜むほど/〜むには」 → 仮定
  8. 「〜む」が文末で疑問 → 推量
  9. 「〜む」が文末で意志を述べる → 意志
  10. 接続 は必ず 未然形
  11. 文末の「む」連体形(「ぞ・なむ・や・か」結び)でも意味は同じ

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① まず「直後」を見ろ(婉曲・仮定を一発で切れる)

  • 「む」+ 体言婉曲(〜のような)即答 例:思はこと/あら
  • 「む」+ に/には/ほど/ば仮定(もし〜なら) 例:行かには/思はほど

→ 直後が体言か接続助詞なら、人称を見るまでもなく確定。

コツ② 直後が文末/引用なら 人称 で3分割

直後が句点・「と」(引用)・「や/か」など文末系なら、主語の人称で決める。 – 1人称(我・吾・予・おのれ)意志(〜よう) – 2人称(君・なんぢ・あなた)勧誘・適当(〜してはどう/〜のがよい) – 3人称・無生物(人・雨・花)推量(〜だろう)

→ 主語省略が多いので、動作主が誰か を本文で探すのが鉄則。

コツ③ 2人称の勧誘か適当かは語気で判断

  • 」「」など疑問の終助詞付き → 勧誘(〜しないか)
  • 助言・推奨の文脈 → 適当(〜のがよい)

例:君行かや → 勧誘 / 早く帰ら → 適当

コツ④ 「死なむ/往なむ」はナ変+む

「死なむ」「往なむ」だけは特殊。直前がナ変動詞「死ぬ/往ぬ」の未然形「な」+「む」。 助動詞「ぬ」未然+「む」とほぼ同じ意味(〜してしまうだろう)。

試験本番でのチェック順序

  1. 直後が 体言 → 婉曲(即答)
  2. 直後が に/には/ほど/ば → 仮定
  3. 主語が 1人称 → 意志
  4. 主語が 2人称 → 勧誘 or 適当
  5. 主語が 3人称・無生物 → 推量

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • 主語省略が多い → 動作主を文脈で補う(敬語の有無もヒント)
  • らむ」(現在推量)と混同 → 「」がなければ「む」で確定
  • けむ」(過去推量)と混同 → 「」がなければ「む」で確定
  • 連体形「む」も意味は同じ(「ぞ・なむ・や・か」結びでも人称で決まる)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)

6用法をそれぞれ識別する基本問題。


Q1.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

雨降ら

答え:推量 解説:主語が「雨」(3人称)。文末で「〜だろう」と推測。「雨が降るだろう」。


Q2.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ行か

答え:意志 解説:主語が「我れ」(1人称)。「私は行こう」。自分の意志を述べる。


Q3.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行かや。

答え:勧誘 解説:主語が「君」(2人称)。「あなたは行きませんか」と相手に行動を促す。


Q4.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

思はこと。

答え:婉曲 解説:下に体言「こと」。「思うようなこと/思うであろうこと」と婉曲表現。


Q5.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行かには、馬を用意すべし。

答え:仮定 解説:「〜むには」は条件節「もし〜ならば」。「(もし)行くならば、馬を用意するべきだ」。


Q6.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

風吹か

答え:推量 解説:主語「風」(3人称)。「風が吹くだろう」。


Q7.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ寝

答え:意志 解説:下二段「寝(ぬ)」未然形「ね」+「む」。1人称。「私は眠ろう」。


Q8.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

早く帰ら

答え:適当(または意志) 解説:主語が省略。1人称なら「早く帰ろう」(意志)、2人称なら「早く帰ったらどうか」(適当)。文脈による。


Q9.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春来頃。

答え:婉曲 解説:カ変「来」未然形「こ」+「む」+体言「頃」。「春が来るような頃」。


Q10.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行かほどに、文書きてやらむ。

答え:仮定 解説:「〜むほどに」は条件節「〜の頃に/〜したならば」。「君が行くならば、その間に手紙を書いて送ろう」。


Q11.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

月出で

答え:推量 解説:主語「月」(3人称)。「月が出るだろう」。


Q12.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ知ら

答え:意志 解説:1人称。「私は知ろう/知りたい」。


Q13.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行か所。

答え:婉曲 解説:体言「所」の前。「行くような所/行く所」。


Q14.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君や知ら

答え:勧誘 or 推量 解説:「君」(2人称)+係助詞「や」(疑問)+「む」(連体形、結び)。「あなたは知っているだろうか」(推量の疑問)or「あなたは知らないか」(勧誘的)。


Q15.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ書かと思ふ。

答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」+「思ふ」。「私は書こうと思う」。


Q16.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

笛吹か人なし。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「笛を吹くような人はいない」。


Q17.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行かには、しるべ要らむ。

答え:仮定(最初の「む」) 解説:「〜むには」は条件節「もし〜ならば」。「(もし)行くならば、案内人が必要だろう」。


Q18.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

父帰ら

答え:推量 解説:主語「父」(3人称)。「父が帰るだろう」。


Q19.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ問は

答え:意志 解説:1人称。「私は尋ねよう」。


Q20.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君も食はや。

答え:勧誘 解説:2人称+「や」(疑問)。「あなたも食べませんか」と勧める。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

文脈・係り結び・引用構文を含む応用問題。


Q21.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

言はことを、まづ聞け。

答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「言うようなことを、まず聞け」。


Q22.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ歌詠まと決めぬ。

答え:意志 解説:1人称+「と」+「決めぬ」。「私は歌を詠もうと決めた」。


Q23.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春雨や降ら

答え:推量 解説:「や」(疑問)+「む」(連体形、結び)。主語が無生物(春雨)→ 推量。「春雨は降るだろうか」。


Q24.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いざ参ら

答え:意志(または勧誘) 解説:「いざ」(さあ)+未然+「む」。「さあ、参ろう」(自分)or「さあ、参ろう(一緒に)」(勧誘)。


Q25.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行か人、馬を用意せよ。

答え:婉曲(または仮定) 解説:体言「人」の前。「行くような人は、馬を用意せよ」。 ※ 仮定的に「行く人がいるならば」と解釈もできる。


Q26.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

鳥鳴か山に、いざ行かむ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「鳥鳴かむ山」:体言「山」の前 → 婉曲「鳥が鳴くような山」 – 「いざ行かむ」:1人称(共同)→ 意志/勧誘「さあ行こう」


Q27.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ知らやと、人問ふ。

答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:「我れ知らむや」全体を引用。1人称だが「や」(疑問)が付いて相手に問われる形なら「私が知るだろうか」(推量疑問)or「私が知ることを期待しているのか」(勧誘的)。文脈で判断。


Q28.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

夕月夜出で頃、参るべし。

答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。「夕月夜が出るような頃に、参上するべきだ」。


Q29.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

父知り給は

答え:推量 解説:「給は」(尊敬補助動詞)+未然形+「む」。主語が父(3人称)で尊敬付き。「父はご存知だろう」。


Q30.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ寝(ね)

答え:意志 解説:下二段「寝(ぬ)」未然形「ね」+「む」。1人称。「私は眠ろう」。


Q31.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行かかは。

答え:勧誘の反語(または推量の反語) 解説:「かは」(反語の終助詞)。「あなたは行くだろうか、いや行くまい」(反語)。


Q32.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れも往な

答え:意志 解説:「往(い)な」ナ変「往ぬ」未然形+「む」。1人称。「私も立ち去ろう」。


Q33.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

月隠れ夜。

答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「月が隠れるような夜」。


Q34.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行かほどに、待ちぬべし。

答え:仮定 解説:「〜むほどに」は条件節。「行くならば、待つに違いない」。


Q35.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ言はことを聞け。

答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「私が言うようなことを聞け」。


Q36.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行かやと、皆問へり。

答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:四段「行く」未然形「行か」+「む」+係助詞「や」(疑問)。2人称「君」が主語。「あなたは行きませんか、と皆が尋ねている」。


Q37.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

風吹か音、いと寂し。

答え:婉曲 解説:体言「音」の前。「風が吹くような音は、とても寂しい」。


Q38.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ住ま所、いまだ定めず。

答え:婉曲 解説:体言「所」の前。「私が住むような所は、まだ決めていない」。


Q39.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春来やと、人ごとに問ふ。

答え:推量の疑問 解説:カ変「来」未然形「こ」+「む」+係助詞「や」(疑問)。主語が無生物(春)→ 推量。「春が来るだろうか、と人ごとに尋ねる」。


Q40.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行かには、誰か供をすべき。

答え:仮定 解説:「〜むには」条件節+「誰か」(疑問)+「す」連体「すべき」(疑問の結び)。「(もし)行くならば、誰が供をするだろうか」。


Q41.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ食は

答え:意志 解説:1人称。「私は食べよう」。


Q42.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

雨止ま

答え:推量 解説:主語「雨」(3人称)。「雨が止むだろう」。


Q43.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君も食はかし。

答え:勧誘 解説:2人称+念押し終助詞「かし」。「あなたも食べたまえ」(勧誘・強調)。


Q44.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ書かものを、人に見せじ。

答え:婉曲(または意志) 解説:体言「もの」の前なら婉曲「私が書くようなもの」、意志的に「私が書くもの」とも訳せる。 正答(推奨):婉曲が文法的に自然。


Q45.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いざ給へ、参ら

答え:勧誘(共同) 解説:「いざ給へ」(さあ、おいでください)+「参らむ」(参りましょう)。1人称複数(共同)→ 勧誘的意志。


Q46.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

思はほどの心地ぞする。

答え:婉曲 解説:「ほど」(=程度・様)+「の」+体言「心地」。「思うような程度の気持ちがする」。


Q47.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

笛吹かこと、難し。

答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「笛を吹くようなことは、難しい」。


Q48.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君や問は

答え:勧誘 or 推量 解説:「君」(2人称)+「や」(疑問)+「む」連体(結び)。「あなたは尋ねるだろうか/尋ねたらどうか」。


Q49.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ往なと、思ひ立つ。

答え:意志 解説:「往な」ナ変未然+「む」+引用「と」。1人称。「私は立ち去ろう、と思い立つ」。


Q50.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

心知ら人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「心を知っているような人」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

敬語・係り結び・引用が複雑に絡む応用問題。


Q51.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

中宮、御文書かと仰せらる。

答え:意志(中宮の発言と読めば) 解説:「書かむ」+「と」(引用)+尊敬「仰せらる」。中宮が発言主。「お書きになろう、とお命じになる」 → 中宮の意志を引用。


Q52.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ参ら。されど、いまだ準備整はず。

答え:意志 解説:1人称。「私は参上しよう。しかし、まだ準備が整わない」。


Q53.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春や来、と心に待つ。

答え:推量の疑問 解説:「春」が主語(無生物)+係助詞「や」(疑問)+カ変「来」未然形「こ」+「む」(連体、結び)。「春が来るだろうか、と心の中で待つ」。


Q54.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行かやと、母心配す。

答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:「君」2人称+「や」(疑問)+「む」。「あなたが行くだろうか、と母が心配する」(推量)or「あなたが行ったらどうか、と母が心配する」(勧誘)。


Q55.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いみじき宿世の人にあら

答え:推量 解説:「あら」(ラ変「あり」未然)+「む」。3人称的(一般論)。「並々ならぬ宿縁の人であろう」。


Q56.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ仕うまつらと申す。

答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」+謙譲「申す」。「私はお仕え申し上げよう、と申し上げる」。


Q57.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

笛の音絶え夜。

答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「笛の音が絶えるような夜」。


Q58.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

御覧ぜせたまは

答え:推量(または尊敬の二重敬語+推量) 解説:「御覧ぜ」(サ変「御覧ず」未然)+尊敬「さす」連用「させ」+尊敬「たまは」未然+「む」。「ご覧になるだろう」(尊敬二重敬語+推量)。


Q59.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

嘆かこと、目に見ゆ。

答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「嘆くようなことが、目に浮かぶ」。


Q60.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

早く立ち去ら

答え:意志 or 適当 解説:1人称なら「早く立ち去ろう」(意志)、2人称なら「早く立ち去ったらよい」(適当)。


Q61.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

知ら人。

答え:婉曲 解説:四段「知る」未然形「知ら」+「む」+体言「人」。「知っているような人」(婉曲)。


Q62.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

山深く分け入ら

答え:意志 or 推量 解説:1人称なら意志「山深く分け入ろう」、3人称・一般なら推量「分け入るだろう」。


Q63.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

物思ふ我れも、いま忘れな

答え:意志 解説:「忘れ」下二段連用+完了「ぬ」未然「な」+「む」。1人称。「物思いに沈む私も、今、忘れてしまおう」。


Q64.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

雨いやまさら

答え:推量 解説:副詞「いや」(=ますます)+四段「増さる」未然形+「む」。「雨がますますひどく増すだろう」。


Q65.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君もろともに参らやは。

答え:勧誘の反語 解説:副詞「もろともに」(一緒に)+四段「参る」未然形「参ら」+「む」+「やは」(反語)。「あなたも一緒に参りませんか、いやそうではない」(反語)。


Q66.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

唐土に渡ら人、希にあらむ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=推量 解説: – 「渡らむ人」:体言「人」前 → 婉曲「中国に渡るような人」 – 「あらむ」:3人称+推量「(多くは)いないだろう」


Q67.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

老い身、いかでか若く保たむ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志(または推量) 解説: – 「老いむ身」:体言「身」前 → 婉曲「老いるような身」 – 「保たむ」:1人称(自身)→ 意志「保とう」


Q68.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いま帰らかし。

答え:意志(または勧誘) 解説:「かし」(念押し)。1人称なら「もう帰ろうよ」、2人称なら「もう帰ったらどうか」。


Q69.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

思はこと言は

答え:両方とも婉曲(or 意志) 解説: – 「思はむこと」:体言「こと」前 → 婉曲「思うようなこと」 – 「言はむ」:1人称(自身)→ 意志「言おう」 全体:「思うようなことを、言おう」。


Q70.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

心知ら人にこそ、見すべき。

答え:婉曲 解説:「知らむ人」+係助詞「こそ」+助動詞「べし」連体「べき」(こその結び、本来已然「べけれ」)。「心を知っているような人にこそ、見せるべきだ」。


Q71.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れもまた仏に祈ら

答え:意志 解説:1人称+意志。「私もまた仏に祈ろう」。


Q72.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君行か所、いづくぞ。

答え:婉曲 解説:「行かむ所」:体言「所」前 → 婉曲「行くような所」。「あなたが行くようなところは、どこか」。


Q73.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

嘆かやは。

答え:意志の反語(または推量の反語) 解説:「嘆かむやは」=「嘆くだろうか、いや嘆くまい」(反語)。


Q74.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

鳥鳴か朝、目覚めなむ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「鳴かむ朝」:体言「朝」前 → 婉曲 – 「目覚めなむ」:完了「ぬ」未然+「む」、1人称 → 意志「目覚めてしまおう」


Q75.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

行かには、馬要らむ。

答え:両方とも意味が必要 解説: – 「行かむには」:仮定「行くならば」 – 「要らむ」:3人称(馬)→ 推量「要るだろう」


Q76.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君わが心知りやは。

答え:勧誘の反語 解説:「君」2人称+「やは」(反語)。「あなたが私の心を知るだろうか、いや知るまい」(反語的)。


Q77.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

仏に祈ら人。

答え:婉曲 解説:体言「人」前。「仏に祈るような人」。


Q78.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いざ参らやは。

答え:勧誘の反語 解説:「いざ参らむやは」=「さあ参ろうか、いや参るまい」(反語)。


Q79.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

鳥や鳴か、と耳を澄ます。

答え:推量 解説:「鳥」(3人称)+「や」(疑問)+「む」(連体結び)。「鳥が鳴くだろうか、と耳を澄ます」。


Q80.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ寝な

答え:意志 解説:「寝(ね)」下二段連用+完了「ぬ」未然「な」+「む」。1人称。「私は眠ってしまおう」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)


Q81.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

唐土に渡らむ人、すくなから

答え:推量 解説:「すくなから」(形容詞「すくなし」未然形)+「む」。「中国に渡るような人は、少ないだろう」。


Q82.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

月見人、いざ夜更けにあり給へ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「あり給へ」は命令 解説:「見む人」:体言前 → 婉曲「月を見るような人は」。「給へ」尊敬命令「いてください」。


Q83.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ、なほ生かさと思ふ。

答え:意志 解説:「生かさ」四段「生かす」未然+「む」+引用「と」+「思ふ」。1人称。「私は、まだ生かそうと思う」。


Q84.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春の野に咲か花、いまだ知らず。

答え:婉曲 解説:体言「花」前。「春の野に咲くような花を、まだ知らない」。


Q85.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いみじき宿世の人にしあら

答え:推量 解説:「あら」ラ変未然+「む」。3人称的(断定的推量)。「並々ならぬ宿縁の人なのであろう」。


Q86.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

父の御志、いかでか忘れ

答え:意志の反語 解説:「いかでか」(=どうして)+「忘れむ」(1人称・意志)。「父のお志を、どうして忘れようか、いや忘れまい」(反語)。


Q87.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

物のあはれを知ら人にこそ。

答え:婉曲 解説:「知らむ人」体言前+係助詞「こそ」+結び省略(「見すべけれ」など)。「物のあわれを知っているような人にこそ(見せるべきだ)」。徒然草の典型。


Q88.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

風吹か夕、なほものあはれなる。

答え:婉曲 解説:体言「夕」前。「風が吹くような夕方は、なおもしみじみと趣ある」。


Q89.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

君や生か、我れや死な

答え:両方とも意志的疑問(または推量) 解説: – 「君や生かむ」:2人称+「や」 → 勧誘的疑問「あなたが生きるのか」 – 「我れや死なむ」:1人称+「や」 → 意志的疑問「私が死ぬのか」 全体:「あなたが生きるのか、私が死ぬのか」(運命を問う)。


Q90.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春の野に若菜摘み人、いまだ来ず。

答え:婉曲 解説:体言「人」前。「春の野に若菜を摘むような人が、まだ来ない」。


Q91.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

いざ参らかし。

答え:意志(共同)または勧誘 解説:「いざ」(さあ)+意志「む」+念押し「かし」。「さあ、参ろうよ」(自分+相手を誘う)。


Q92.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ、いま死なものを、と嘆く。

答え:意志 解説:「死な」ナ変未然+「む」+逆接「ものを」(〜のに)。1人称。「私は今死のうとしているのに、と嘆く」。


Q93.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ生かやは、人皆生かして。

答え:意志の反語 解説:「生かむやは」=「生きようか、いや生きまい」(反語)。「人々皆を生かしておいて、(自分だけ)生きようか、いや生きまい」。


Q94.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

心知ら人にこそ、語らはめ。

答え:婉曲 解説:「知らむ人」体言前+係助詞「こそ」+已然形「語らはめ」(こその結び、「語らふ」未然+「む」已然)。「心を知っているような人にこそ、語り合うのだ」。


Q95.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

思は人。

答え:婉曲 解説:四段「思ふ」未然形「思は」+「む」+体言「人」。「思っているような人」(婉曲)。


Q96.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

我れ笛吹か、と聞かす人ぞよき。

答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」。「私が笛を吹こう、と聞かせる人がよい」。


Q97.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

月清けき夜、いざ歌詠まやは。

答え:勧誘の反語 解説:「いざ」+「やは」(反語)。「さあ、歌を詠もうか、いや詠むまい」。


Q98.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

春の山にいざ分け入ら

答え:意志(または勧誘) 解説:「いざ」+意志「む」。1人称(共同)。「さあ、春の山に分け入ろう」。


Q99.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

思はこと、君に語らはむ。

答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「思はむこと」:婉曲「思うようなこと」 – 「語らはむ」:1人称(自分)→ 意志「語ろう」 全体:「思うようなことを、あなたに語ろう」。


Q100.次の傍線部「む」の用法を答えよ。

唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけ、これらは、ただ夢のごとくにぞある。

答え:傍線部「け」(けむ已然形)=過去推量「けむ」の已然形「けめ」 解説:「け+め」は過去推量「けむ」(過去の事柄を推量する)已然形+係助詞「こそ」の結び。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう、これらは、ただ夢のようにある」。徒然草の有名な一節。 ※「む」と「けむ」は別の助動詞。「けむ」=過去推量/過去の伝聞/過去の婉曲。


入試レベル /20


合計 /100


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