古文「なむ」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「なむ」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

係助詞・願望・完了+推量を100問で見抜く

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解説記事「古文「なむ」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「なむ」の4用法

古文の「なむ」は、 複数の用法 を持つ識別最頻出語。

用法 接続
① 完了「ぬ」未然+推量「む」 連用形+「なむ」 〜してしまうだろう
② 願望(他者)「なむ」 未然形+「なむ」 〜してほしい
③ 係助詞「なむ」 体言・連体形・連用形等 強調(〜こそ)
④ ナ変動詞未然+推量「む」 「死なむ」「往なむ」 死ぬだろう

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 連用形+なむ → 完了「ぬ」未然+推量「む」
  2. 未然形+なむ → 願望(他者へ)「〜してほしい」
  3. 体言・連体形等+なむ → 係助詞(強調)
  4. 「死なむ・往なむ」 → ナ変動詞

直前の活用形 が決定的。


「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① まず 直前の活用形 だけ見る(これで9割決まる)

「なむ」の識別は 直前 で決まる。 – 直前が 連用形(〜き/〜ひ/〜り など i段/e段) → 完了「ぬ」未然+推量「む」(〜してしまうだろう) – 直前が 未然形(〜あ/〜は/〜ら など a段) → 願望「なむ」(〜してほしい) – 直前が 体言・連体形係助詞「なむ」(強調)

→ 動詞の末尾の音で 連用形か未然形か を判定するのが最速。

コツ② 「死なむ/往なむ」だけは特殊(暗記しろ)

ナ変動詞「死ぬ/往ぬ」の未然形「死な/往な」+「む」 → ナ変+推量「む」。 「死ぬだろう/行ってしまうだろう」と訳す。

→ 「死なむ」「往なむ」「去なむ」を見たら即・ナ変で確定。

コツ③ 係助詞「なむ」は 文末が連体形 で結ぶ

体言や連体形に「なむ」がついて、文末が連体形になっていれば 係り結びの係助詞。 例:月なむ清く照る / 都なむ思ふ

→ 「なむ+…連体形。」のリズムを見つけたら即・係助詞。

コツ④ 訳の自然さで最終確認

迷ったら3パターンで訳してみる。 – 「〜してしまうだろう」(完了+推量) … 動作の確定的予想 – 「〜してほしい」(願望) … 他者への希望 – 「〜こそ」(係助詞) … 強調・係り結び

→ 文脈で最も自然な訳を選ぶ。

試験本番でのチェック順序

  1. 「死なむ/往なむ」 → ナ変+む(即答)
  2. 直前が 連用形(i段/e段) → 完了「ぬ」未然+推量「む」
  3. 直前が 未然形(a段) → 願望(他者へ)
  4. 直前が 体言・連体形 → 係助詞(強調)

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • カ変「来」は「なむ」(未然=願望)/「なむ」(連用=完了+推量)で形が違う
  • 同じ「降りなむ」でも、上の動詞「降る」の未然「降ら」と連用「降り」で識別が変わる
  • 文末が連体形で結ぶ → 係助詞のサイン(係り結びを見逃すな)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)


Q1.「なむ」を識別せよ。

春来(こ)なむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:カ変「来」未然形「こ」+「なむ」(願望)。「春が来てほしい」。


Q2.「なむ」を識別せよ。

雨降らなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「降ら」未然+「なむ」。「雨が降ってほしい」。


Q3.「なむ」を識別せよ。

なむ清く照る。

答え:係助詞「なむ」(強調) 解説:体言「月」+「なむ」。「月こそ清く照る」(強調)。連体形「照る」で結ぶ(連体形結び)。


Q4.「なむ」を識別せよ。

なむ

答え:ナ変動詞「死ぬ」未然形「死な」+推量「む」 解説:ナ変「死ぬ」未然「死な」+「む」。「死ぬだろう」。


Q5.「なむ」を識別せよ。

物言ひなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「言ひ」連用+「な」(完了ぬ未然)+「む」。「言ってしまうだろう」。


Q6.「なむ」を識別せよ。

君も来なむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「来」未然+「なむ」。「君も来てほしい」。


Q7.「なむ」を識別せよ。

なむ待ちける

答え:係助詞「なむ」(強調) 解説:体言「春」+「なむ」+過去「けり」連体形「ける」(係り結びの結び)。「春を待っているのだ」。


Q8.「なむ」を識別せよ。

風吹かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「吹か」未然+「なむ」。「風が吹いてほしい」。


Q9.「なむ」を識別せよ。

早く帰りなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「帰り」連用+「なむ」。「早く帰ってしまうだろう」。


Q10.「なむ」を識別せよ。

なむ輝く。

答え:係助詞「なむ」(強調) 解説:「月」+「なむ」+連体形「輝く」(連体結び)。


Q11.「なむ」を識別せよ。

心安く眠らなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「眠ら」未然+「なむ」。「心安く眠ってほしい」。


Q12.「なむ」を識別せよ。

物言ひば、咎めらる。

答え:完了「ぬ」未然「な」+接続助詞「ば」(仮定) 解説:四段「言ふ」連用形「言ひ」+完了「ぬ」未然形「な」+「ば」(順接仮定)。「もし物を言ってしまったら、咎められる」。「なむ」ではないが、「な」の識別力を試す引っかけ問題。


Q13.「なむ」を識別せよ。

我れ往なむ

答え:ナ変動詞「往ぬ」未然形「往な」+推量「む」 解説:ナ変「往ぬ」未然+「む」。「私は立ち去るだろう/立ち去ろう」。


Q14.「なむ」を識別せよ。

知りなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「知り」連用+「な」+「む」。「知ってしまうだろう」。


Q15.「なむ」を識別せよ。

君やなむ思ふ。

答え:係助詞「なむ」(強調) 解説:「君」+「や」+「なむ」+連体「思ふ」。


Q16.「なむ」を識別せよ。

春来なむと思ふ。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「来」未然+「なむ」+引用「と」。「春が来てほしいと思う」。


Q17.「なむ」を識別せよ。

早く起きなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「起き」連用+「な」+「む」。「早く起きてしまうだろう」。


Q18.「なむ」を識別せよ。

月見なむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「見」連用+「な」+「む」。「月を見てしまうだろう」。


Q19.「なむ」を識別せよ。

雨止まなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「止ま」未然+「なむ」。「雨が止んでほしい」。


Q20.「なむ」を識別せよ。

花咲かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「咲か」未然+「なむ」。「花が咲いてほしい」。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

直前語と結びを意識した識別。


Q21.「なむ」を識別せよ。

花咲きなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「咲き」連用+「な」+「む」。「花が咲いてしまうだろう」。


Q22.「なむ」を識別せよ。

風も吹かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「吹か」未然+「なむ」。「風も吹いてほしい」。


Q23.「なむ」を識別せよ。

我が宿なむよき。

答え:係助詞「なむ」(強調) 解説:体言「我が宿」+「なむ」+連体「よき」。「我が宿こそよい」。


Q24.「なむ」を識別せよ。

早く死なむ

答え:ナ変「死ぬ」未然+推量「む」 解説:「死な」未然+「む」。「早く死のう/死ぬだろう」。


Q25.「なむ」を識別せよ。

急ぎ行きなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「行き」連用+「な」+「む」。「急いで行ってしまうだろう」。


Q26.「なむ」を識別せよ。

子もすこやかに育たなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「育た」未然+「なむ」。「子も健やかに育ってほしい」。


Q27.「なむ」を識別せよ。

我が宿なむ梅咲きける。

答え:係助詞「なむ」 解説:「我が宿」+「なむ」。連体形「ける」で結ぶ。「我が宿に梅が咲いた」(強調)。


Q28.「なむ」を識別せよ。

我れ往なむと思ふ。

答え:ナ変「往ぬ」未然+推量「む」 解説:「往な」未然+「む」。「私は立ち去ろうと思う」。


Q29.「なむ」を識別せよ。

早く忘れなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「忘れ」(下二段連用)+「な」+「む」。「早く忘れてしまうだろう」。


Q30.「なむ」を識別せよ。

月の都へ帰らなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「帰ら」未然+「なむ」。「月の都へ帰ってほしい」。


Q31.「なむ」を識別せよ。

なむ降りける。

答え:係助詞「なむ」 解説:体言「雪」+「なむ」+連体「降りける」。


Q32.「なむ」を識別せよ。

我れも死なむ

答え:ナ変「死ぬ」未然+推量「む」 解説:「死な」未然+「む」。「私も死ぬだろう/死のう」。


Q33.「なむ」を識別せよ。

言ひなむとすれど、声出でず。

答え:完了「ぬ」未然+意志「む」 解説:「言ひ」連用+「な」+「む」。「言ってしまおうとするが、声が出ない」。


Q34.「なむ」を識別せよ。

故里に帰らなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「帰ら」未然+「なむ」。「故里に帰ってほしい」。


Q35.「なむ」を識別せよ。

雪降る夜なむ心細き。

答え:係助詞「なむ」 解説:「夜」+「なむ」+連体「心細き」。


Q36.「なむ」を識別せよ。

急ぎ往なむ

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「往な」未然+「む」。「急いで立ち去ろう」。


Q37.「なむ」を識別せよ。

涙落ちなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「落ち」連用+「な」+「む」。「涙が落ちてしまうだろう」。


Q38.「なむ」を識別せよ。

春風吹かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「吹か」未然+「なむ」。「春風が吹いてほしい」。


Q39.「なむ」を識別せよ。

今日なむ祭りある。

答え:係助詞「なむ」 解説:体言「今日」+「なむ」+連体「ある」。「今日こそ祭りがある」。


Q40.「なむ」を識別せよ。

早く立ちなむ

答え:完了「ぬ」未然+意志「む」 解説:「立ち」連用+「な」+「む」。「早く立ってしまおう」。


Q41.「なむ」を識別せよ。

主君に仕へなむ

答え:完了「ぬ」未然+意志「む」 解説:「仕へ」(下二段連用)+「な」+「む」。「主君にお仕えしてしまおう」。


Q42.「なむ」を識別せよ。

鳥も鳴かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「鳴か」未然+「なむ」。「鳥も鳴いてほしい」。


Q43.「なむ」を識別せよ。

なむ降る。

答え:係助詞「なむ」 解説:体言「雨」+「なむ」+連体「降る」。


Q44.「なむ」を識別せよ。

なむと思へど、生きながらふ。

答え:ナ変「死ぬ」未然+意志「む」 解説:「死な」未然+「む」。「死のうと思うが、生き長らえている」。


Q45.「なむ」を識別せよ。

待ちなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「待ち」連用+「な」+「む」。「待ってしまうだろう」。


Q46.「なむ」を識別せよ。

春来なむかしと祈る。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「来」未然+「なむ」。「春が来てほしいと祈る」。


Q47.「なむ」を識別せよ。

なむ鳴く。

答え:係助詞「なむ」 解説:「鶯」+「なむ」+連体「鳴く」。


Q48.「なむ」を識別せよ。

京へ往なむと思ひ立つ。

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「往な」+「む」。「京へ行こうと思い立つ」。


Q49.「なむ」を識別せよ。

物の音聞こえなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「聞こえ」連用+「な」+「む」。「物音が聞こえてしまうだろう」。


Q50.「なむ」を識別せよ。

心安からに過ごさなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「過ごさ」未然+「なむ」。「心安らかに過ごしてほしい」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

引っかけパターン・敬語・係り結び。


Q51.「なむ」を識別せよ。

いと心細く、京へ帰りなむと思ふ。

答え:完了「ぬ」未然+意志「む」 解説:「帰り」四段「帰る」連用+完了「ぬ」未然「な」+意志「む」。連用形接続。1人称「思ふ」と連動。「きっと帰ろうと思う」(強意+意志)。


Q52.「なむ」を識別せよ。

鳥のこゑなむいとあはれなる。

答え:係助詞「なむ」 解説:「鳥のこゑ」+「なむ」+連体形「あはれなる」。「鳥の声がしみじみとしている」。


Q53.「なむ」を識別せよ。

雪深ければ往なむにも、足ふみがたし。

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「往な」+「む」。「立ち去ろうにも、足を踏むのが難しい」。


Q54.「なむ」を識別せよ。

月隠れなむほどに。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」(連体形「む」) 解説:「隠れ」連用+「な」+「む」体言「ほど」修飾。「月が隠れてしまうだろう頃に」。


Q55.「なむ」を識別せよ。

我が思ふ人に逢はなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「逢は」未然+「なむ」。「我が思う人に逢ってほしい(逢えますように)」。


Q56.「なむ」を識別せよ。

都の事なむ忘れざりし。

答え:係助詞「なむ」 解説:「都の事」+「なむ」+連体「忘れざりし」。


Q57.「なむ」を識別せよ。

いざ往なむよ。

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「いざ」と呼応。「さあ、行こう」。


Q58.「なむ」を識別せよ。

涙の落ちなむを、人に見られじ。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」(連体形) 解説:「落ち」連用+「な」+「む」を体言代用。「涙が落ちてしまうことを、人に見られまい」。


Q59.「なむ」を識別せよ。

なむ来にける。

答え:係助詞「なむ」 解説:「春」+「なむ」+連体「来にける」。「春が来てしまった」(強調)。


Q60.「なむ」を識別せよ。

風吹かなむやと待つ。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「吹か」未然+「なむ」。「風が吹いてほしいなあと待つ」。


Q61.「なむ」を識別せよ。

あはれ世の中なむかなしき。

答え:係助詞「なむ」 解説:「世の中」+「なむ」+連体「かなしき」。「世の中こそ悲しい」。


Q62.「なむ」を識別せよ。

なむこそ、いみじけれ。

答え:ナ変「死ぬ」未然+推量「む」(連体) 解説:「死な」+「む」体言代用。「死ぬことこそ、すばらしい」。


Q63.「なむ」を識別せよ。

早く忘られなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「忘られ」(受身・自発)連用+「な」+「む」。「早く忘れられてしまうだろう」。


Q64.「なむ」を識別せよ。

我が君もすこやかにおはせなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「おはせ」未然+「なむ」。「我が君も健やかでいらっしゃってほしい」。


Q65.「なむ」を識別せよ。

なむ鳴きける。

答え:係助詞「なむ」 解説:「鶯」+「なむ」+連体「鳴きける」。


Q66.「なむ」を識別せよ。

物の音聞こえ来なむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「来」連用+「な」+「む」。「物音が聞こえてくるだろう」。


Q67.「なむ」を識別せよ。

いざ給へ、往なむ

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「いざ」と呼応。「さあいらっしゃい、行きましょう」。


Q68.「なむ」を識別せよ。

涙堰きあへこそ、をかしけれ。

答え:(参考)「ぬ」は打消連体 解説:「なむ」ではないが混同しやすい。「あへぬ」=「堪えられない」。


Q69.「なむ」を識別せよ。

春の山風吹かなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「吹か」未然+「なむ」。「春の山風が吹いてほしい」。


Q70.「なむ」を識別せよ。

いとさまよく言ひなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「言ひ」連用+「な」+「む」。「とても上手に言ってしまうだろう」。


Q71.「なむ」を識別せよ。

なむかしこき人にて。

答え:係助詞「なむ」 解説:「君」+「なむ」。「君こそ畏れ多い方であって」。


Q72.「なむ」を識別せよ。

山深く往なむ

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「往な」+「む」。「山深く立ち去ろう」。


Q73.「なむ」を識別せよ。

鶯の声聞こえなむ頃。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」(連体) 解説:「聞こえ」連用+「な」+「む」、体言「頃」修飾。


Q74.「なむ」を識別せよ。

雪深く積もなむ。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「積もら」未然+「なむ」。「雪が深く積もってほしい」。


Q75.「なむ」を識別せよ。

月の都の人なむ遣はす。

答え:係助詞「なむ」 解説:「月の都の人」+「なむ」+連体「遣はす」。「月の都の人をこそ遣わす」。


Q76.「なむ」を識別せよ。

早く死なむと願ふ。

答え:ナ変「死ぬ」未然+意志「む」 解説:「死な」+「む」。「早く死のうと願う」。


Q77.「なむ」を識別せよ。

やがて出でなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「出で」連用+「な」+「む」。「やがて出てしまうだろう」。


Q78.「なむ」を識別せよ。

故里より便りもあなむ。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「あら」未然+「なむ」。「故里より便りがあってほしい」。


Q79.「なむ」を識別せよ。

雲井なむ遠き。

答え:係助詞「なむ」 解説:「雲井」+「なむ」+連体「遠き」。「雲井こそ遠い」。


Q80.「なむ」を識別せよ。

人もこそ来め、我れも往なむ

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「往な」+「む」。「人も来るだろうから、私も行こう」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)

難関大頻出。


Q81.「なむ」を識別せよ。

いまだ夜深しと言ふべきことなむげに事の出で来べき。

答え:係助詞「なむ」(強意) 解説:体言「言ふべきこと」+係助詞「なむ」+連体形結び「出で来べき」。「『まだ夜深い』と言うべきこと、本当に事が起こりそうだ」と強調。


Q82.「なむ」を識別せよ。

あはれ、夢のごとくに過ぎなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「過ぎ」(上二段連用)+「な」+「む」。「夢のように過ぎてしまうだろう」。


Q83.「なむ」を識別せよ。

心ばへ深くおはせなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「おはせ」(サ変未然)+「なむ」。「思いやり深くいらっしゃってほしい」。


Q84.「なむ」を識別せよ。

木の葉のかかりなむほどに、霜置きぬ。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」(連体) 解説:「かかり」連用+「な」+「む」体言修飾。「木の葉がかかってしまう頃に」。


Q85.「なむ」を識別せよ。

あれなむいみじき翁にてはべる。

答え:係助詞「なむ」 解説:「あれ」(指示代名詞)+「なむ」+連体「はべる」。「あれが大変な翁です」。


Q86.「なむ」を識別せよ。

早う死なむと、頭をたたきて泣く。

答え:ナ変「死ぬ」未然+意志「む」 解説:「死な」+「む」。「早く死のうと頭をたたいて泣く」。


Q87.「なむ」を識別せよ。

御文遣はさなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「遣はさ」未然+「なむ」。「御文を遣わしてほしい」。


Q88.「なむ」を識別せよ。

物言はぬ気色を、見なむ人もあらじ。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」(連体) 解説:「見」連用+「な」+「む」体言「人」修飾。「(黙ったままの様子を)見てしまうだろう人もいないだろう」。


Q89.「なむ」を識別せよ。

なむ降りて、山も白かりける。

答え:係助詞「なむ」 解説:「雪」+「なむ」+連体「白かりける」。


Q90.「なむ」を識別せよ。

賢き人なむ世を捨つる。

答え:係助詞「なむ」 解説:「賢き人」+「なむ」+連体「捨つる」。「賢い人こそ世を捨てる」。


Q91.「なむ」を識別せよ。

我れひとり残されて、いかにしなむ

答え:完了「ぬ」未然+意志「む」(疑問) 解説:「し」サ変「す」連用形+完了「ぬ」未然「な」+意志「む」。連用形接続。「私一人残されて、どうしようかしら」。


Q92.「なむ」を識別せよ。

今日なむ心安く侍る。

答え:係助詞「なむ」 解説:「今日」+「なむ」+連体「侍る」。


Q93.「なむ」を識別せよ。

やがて我が身も尽きなむ

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「尽き」連用+「な」+「む」。「やがて我が身も尽きてしまうだろう」。


Q94.「なむ」を識別せよ。

なむ命惜しまず。

答え:ナ変「死ぬ」未然+推量「む」(連体) 解説:「死な」+「む」体言「命」修飾。「死ぬような命を惜しまない」。


Q95.「なむ」を識別せよ。

心安く眠らなむと祈る。

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「眠ら」未然+「なむ」。「心安く眠ってほしいと祈る」。


Q96.「なむ」を識別せよ。

故院なむかく仰せられし。

答え:係助詞「なむ」 解説:「故院」+「なむ」+連体「仰せられし」。


Q97.「なむ」を識別せよ。

山伏に逢ひなむかしと願ふ。

答え:完了「ぬ」未然+推量「む」 解説:「逢ひ」連用+「な」+「む」。「山伏に逢ってしまうだろうなあと願う」。


Q98.「なむ」を識別せよ。

神仏の御けしき安らけくおはせなむ

答え:願望(他者)「なむ」 解説:「おはせ」未然+「なむ」。「神仏の御様子が安らかでいらっしゃってほしい」。


Q99.「なむ」を識別せよ。

いざ、子ども、往なむ

答え:ナ変「往ぬ」未然+意志「む」 解説:「いざ」と呼応。「さあ、子どもたちよ、立ち去ろう」。


Q100.「なむ」を識別せよ。

あはれと思ふ事なむ多かりける。

答え:係助詞「なむ」 解説:「事」+「なむ」+連体「多かりける」。「しみじみと思うことが多かった」。


入試レベル /20


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