古文「けむ」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「けむ」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

過去推量・過去原因推量・過去婉曲を100問で見分ける

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解説記事「古文「けむ」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「けむ」の3用法

古文の助動詞「けむ」は、連用形接続過去推量 の助動詞。 過去について「〜たであろう」と推測する。

用法 判別ポイント
① 過去推量 〜たであろう 過去の出来事を推測(文末)
② 過去の原因推量 (どうして)〜たのだろう 「など・なぞ・いかで」と呼応
③ 過去の伝聞・婉曲 〜たとかいう・〜たような 体言の前

「らむ」(現在推量)の 過去版 にあたる助動詞。

識別の鉄則

識別の鉄則 1. 直後に体言 → 婉曲 2. 文中に疑問詞 → 原因推量 3. 上記以外で文末 → 過去推量


「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 「けむ」の直後が体言なら 即・婉曲

「けむ+名詞」のパターンは 8割が婉曲。考えずに即答してOK。 例:住みけむ人 / 渡りけむ僧 / 咲きけむ

→ 「けむ+人/僧/花/頃/こと」を見たら即「婉曲」。

コツ② 文頭・文中の 疑問詞 だけ拾え

「いかで/いかに/いかなる/なぞ/なぜ/何(なに・なん)/何処(いづこ)」のどれかが文中にあれば 原因推量。 他は無視してこの疑問詞だけ探すのが最速。

例:なぞ昔の都は捨てられけむいかなる縁にて遭ひけむ

→ 疑問詞ナシなら「過去推量」か「婉曲」のどちらかしか残らない。

コツ③ 文末「けむ。」は 過去推量 で確定

直後が句点/「かな」/「や」(終助詞)で文が終わる → 過去推量。 例:花咲きけむ。/月愛でけむかな。

→ ただし「こそ」が前にあれば已然形「けめ」になる(「こそ〜けめ」結び)。

コツ④ 「を」「が」が後ろにある → 準体・婉曲を疑う

「〜けむを」「〜けむが」は 連体形+準体助詞 で、婉曲(〜たというのを)と訳す。

試験本番でのチェック順序

  1. 直後が 体言 → 婉曲(即答)
  2. 文中に 疑問詞(いかで・なぞ・何など) → 原因推量
  3. 文末(句点・かな・や) → 過去推量
  4. 「こそ〜けめ」 → 已然形・過去推量

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • たる」「ける」「けり」を「けむ」と読み間違える → 「けむ」の「」を必ず確認
  • けめ」は「こそ」の結びで已然形(過去推量・原因推量どちらでも)
  • 疑問詞があっても 体言の前 にあるなら婉曲が優先(例:「いかなる人けむ」より「いかなる人にありけむ」のように動詞下接かを見る)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)


Q1.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔、ある所に住みけむ人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「昔、ある所に住んでいたとかいう人」。


Q2.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き都に花咲きけむ

答え:過去推量 解説:文末。「古き都に花が咲いたであろう」。


Q3.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

など昔の人は嘆きけむ

答え:過去の原因推量 解説:「など」(疑問副詞)と呼応。「どうして昔の人は嘆いたのだろう」。


Q4.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

唐土に渡りけむ僧。

答え:婉曲 解説:体言「僧」の前。「中国に渡ったとかいう僧」。


Q5.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔、世にありし人は皆、月を愛でけむ

答え:過去推量 解説:文末。「皆、月を愛でたであろう」。


Q6.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかなる縁にて、かかる目に遭ひけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる縁にて」(疑問)。「どんな縁で、こんな目に遭ったのだろう」。


Q7.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

名にし負ひけむ都鳥。

答え:婉曲 解説:体言「都鳥」の前。「名前として持っていたとかいう都鳥」。


Q8.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔の人、いま何処へ行きけむ

答え:過去推量(疑問) 解説:「何処へ」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「昔の人は、どこへ行ったのだろう」。


Q9.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

月の都に住みけむ人ら。

答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。竹取物語的。「月の都に住んでいたとかいう人々」。


Q10.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔の歌詠みは、いかに思ひけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。「昔の歌詠みは、どのように思ったのだろう」。


Q11.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き時代に栄えけむ国。

答え:婉曲 解説:体言「国」の前。「古い時代に栄えていたとかいう国」。


Q12.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥、わが思ふ人はありなしと、いかなる問ひけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなるを」(疑問)。「どのようなものを尋ねたのだろう」。


Q13.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古典作家、いかなる景色を見けむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「古典作家は、どんな景色を見たのだろう」。


Q14.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

鳴き渡りけむ鳥の声、なほ耳に残る。

答え:婉曲 解説:体言「鳥の声」の前。「鳴き渡ったとかいう鳥の声」。


Q15.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古代にありけむこと、いま伝はらず。

答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古代にあったとかいうことが、今は伝わらない」。


Q16.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

なぞ昔の都は捨てられけむ

答え:過去の原因推量 解説:「なぞ」(=どうして)と呼応。「どうして昔の都は捨てられたのだろう」。


Q17.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

過ぎし夏、海辺に遊びけむ人ら。

答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。「過ぎ去った夏、海辺で遊んだとかいう人々」。


Q18.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古代の宮、いま何処にありけむ

答え:過去推量(疑問) 解説:「何処に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「古代の宮は、いまどこにあったのだろう」。


Q19.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春に咲きけむ桜、なほ思ひ出づ。

答え:婉曲 解説:体言「桜」の前。「春に咲いたとかいう桜」。


Q20.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔の都の道、いかなる人ら歩みけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「昔の都の道を、どのような人々が歩いたのだろう」。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)


Q21.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

唐土の人、書きとどめけむ書物、いまも伝はる。

答え:婉曲 解説:体言「書物」の前。「中国の人が書き留めたとかいう書物」。


Q22.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかにありし世にやありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。「どのような世であったのだろう」。


Q23.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

雪深く積もりけむ山、いまだ青し。

答え:婉曲 解説:体言「山」の前。「雪が深く積もったとかいう山」。


Q24.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

など唐土の人は和歌を解せざりけむ

答え:過去の原因推量 解説:「なぜ」と呼応。「どうして中国の人は和歌を解さなかったのだろう」。


Q25.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

月の都を出でけむ人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「月の都を出たとかいう人」。


Q26.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかなる夢を見けむ人ぞ、いま起きたる。

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「どんな夢を見たのか、今、起きた」。


Q27.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔より伝はりけむ話、なほ尽きず。

答え:婉曲 解説:体言「話」の前。「昔から伝わったとかいう話」。


Q28.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

我が祖父、いかなる人にありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる人」(疑問)。「私の祖父は、どんな人だったのだろう」。


Q29.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

仏に祈りけむ僧、いまもありや。

答え:婉曲 解説:体言「僧」の前。「仏に祈ったとかいう僧」。


Q30.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いと尊くおはしけむ御方なり。

答え:婉曲 解説:体言「御方」の前。「とても尊くいらっしゃったとかいうお方だ」。


Q31.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかで春は来たりけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかで」+過去推量。「どうして春は来たのだろう」。


Q32.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古代にありし都人、月を愛でけむかな。

答え:過去推量 解説:文末+詠嘆「かな」。「月を愛でたであろうことよ」。


Q33.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

あひ知りけむ人にて、なほ親しき。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「知り合いだったとかいう人で、なお親しい」。


Q34.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春の野に若菜摘みけむ人ら、いまも忘れず。

答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。「春の野で若菜を摘んだとかいう人々を、今も忘れない」。


Q35.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

なぞあな悲しき夢を見けむ

答え:過去の原因推量 解説:「なぞ」と呼応。「どうしてあんな悲しい夢を見たのだろう」。


Q36.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

我が父、いま何方にありけむ

答え:過去推量(疑問) 解説:「何方に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「私の父は、どこにいたのだろう」。


Q37.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

京に住みけむ人、なほ忘れず。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「京に住んでいたとかいう人を、なお忘れない」。


Q38.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古典の中にありけむ言葉。

答え:婉曲 解説:体言「言葉」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古典の中にあったとかいう言葉」。


Q39.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

笛の音を聞きけむ夜、なほ忘れがたし。

答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「笛の音を聞いたとかいう夜」。


Q40.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかでかかる宝を得けむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかで」と呼応。「どうしてこのような宝を得たのだろう」。


Q41.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

唐土に渡りけむ人々、なほ故郷を恋ふ。

答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「中国に渡ったとかいう人々」。


Q42.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春の夜、見けむ月かげ、いまも忘れず。

答え:婉曲 解説:体言「月かげ」の前。「春の夜に見たとかいう月の光」。


Q43.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

昔の世、いかなる風ぞ吹きけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「昔の世に、どんな風が吹いたのだろう」。


Q44.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

我が母、若き時にいかにありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。連用形「あり」+「けむ」。「私の母は、若い時にどうしていたのだろう」。


Q45.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

山中に隠れけむ人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「山中に隠れていたとかいう人」。


Q46.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き友、いま何方にありけむかな。

答え:過去の原因推量 解説:「何方に」(疑問)+詠嘆「かな」。「古き友は、今ごろどこにいたのだろうかなあ」。


Q47.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春来にけむ頃、まだ雪深し。

答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。カ変連用「き」+完了「ぬ」連用「に」+「けむ」。「春が来てしまったとかいう頃、まだ雪深い」。


Q48.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかなる御縁にて、かく長く生き給ひけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる御縁にて」(疑問)。「どんなご縁で、こんなに長く生きていらしたのだろう」。


Q49.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

風雅を解しけむ人にこそ、なほ尊し。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前+係助詞「こそ」。「風雅を解したとかいう人にこそ、なお尊い」。


Q50.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き京を捨てけむぞ、惜しき。

答え:過去推量 解説:「ぞ」(係助詞)+連体形「けむ」結び。「古い京を捨てたのが、惜しい」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)


Q51.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ

答え:過去推量(已然形「けめ」、係助詞「こそ」の結び) 解説:徒然草の有名な一節。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう」。


Q52.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いみじき宿世の人にありけむを、いま忘れぬ。

答え:過去推量 解説:「あり」連用+「けむ」+準体「を」。「並々ならぬ宿縁の人だったであろうことを、今忘れない」。


Q53.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかでかさるべき御縁にてありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかでか」+「けむ」。「どうしてそのようなご縁であったのだろう」。


Q54.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

月の都に住みけむ人々、いまも消え

答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「月の都に住んでいたとかいう人々が、今も消えない」。


Q55.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き世にありけむ仏徳、いま尽き

答え:婉曲 解説:体言「仏徳」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古い世にあったとかいう仏の徳が、今、尽きない」。


Q56.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

何の縁にて、かく永く語り伝へけむ

答え:過去の原因推量 解説:「何の縁にて」(疑問)。「どんな縁で、こんなに永く語り伝えたのだろう」。


Q57.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

仏前に祈りけむ心ぞ尊き。

答え:婉曲 解説:体言「心」の前+係助詞「ぞ」。「仏前に祈ったとかいう心が尊い」。


Q58.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古典作家、何を思ひて筆を執りけむ

答え:過去の原因推量 解説:「何を」(疑問)。「古典作家は、何を思って筆を執ったのだろう」。


Q59.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

都人、唐土に渡りけむ頃、いま月清く。

答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。「都人が中国に渡ったとかいう頃、いま月が清らかである」。


Q60.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

我れも歌詠みけむを、いまだ詠まず。

答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体)。「私も歌を詠んだとかいうのを、まだ詠まない」(逆接)。


Q61.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古代の人、いかなる文字を書きけむぞ。

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」+「けむ」。「古代の人は、どんな文字を書いたのだろう」。


Q62.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

名にし負ふ都鳥、ありし日に何を語りけむ

答え:過去の原因推量 解説:「何を」(疑問)。「都鳥は、過去の日に何を語ったのだろう」。


Q63.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き寺を建てけむ人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「古い寺を建てたとかいう人」。


Q64.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春雨降りけむ夜、なほ忘れず。

答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「春雨が降ったとかいう夜を、なお忘れない」。


Q65.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

月の出でけむ山際、なほ晴れわたる。

答え:婉曲 解説:体言「山際」の前。「月が出たとかいう山際、なお晴れわたっている」。


Q66.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

ありがたきもの、いま見えけむやうに、世になし。

答え:婉曲 解説:下二段「見ゆ」連用「見え」+「けむ」。「めったにないもの、いま見えたかのように、世にない」。


Q67.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥、いかにありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。連用形「あり」+「けむ」。「どうしていたのだろう」。


Q68.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

仏の道、古き世に栄えけむを、いまや衰へぬ。

答え:婉曲 解説:「を」(準体)。「仏の道は、古き世に栄えていたとかいうのを、今は衰えてしまった」。


Q69.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

玉のごとくありけむ御身、いまや散りぬ。

答え:婉曲 解説:体言「御身」の前。「玉のようであったとかいう御身、いまや散ってしまった」(ラ変「あり」連用形「あり」+けむ)。


Q70.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかで老いけむかと、嘆く。

答え:過去の原因推量 解説:「いかで」+「けむ」。「どうして老いてしまったのだろうと、嘆く」。


Q71.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古典をひもときしけむ人。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「古典をひもといたとかいう人」。


Q72.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春の野に咲きけむ花、いま尽きぬ。

答え:婉曲 解説:体言「花」の前。「春の野に咲いたとかいう花、いま尽きない」。


Q73.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

何の故にて、かかる目に遭ひけむ

答え:過去の原因推量 解説:「何の故にて」(疑問)。「どんな理由で、こんな目に遭ったのだろう」。


Q74.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

山深く隠れ住みけむ人、いまも忘れず。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「山深く隠れ住んだとかいう人」。


Q75.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかにか思ひけむかな、世の人の心。

答え:過去の原因推量 解説:「いかにか」+「けむ」+詠嘆「かな」。「どのように思ったのだろうかなあ、世の人の心」。


Q76.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き人、皆嘆きけむ世の事。

答え:婉曲 解説:体言「事」の前。「古き人皆が嘆いたとかいう世の事」。


Q77.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

何処にありけむわが祖。

答え:過去推量(疑問) 解説:「何処に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。連用形「あり」+「けむ」。「どこにいたのだろう、私の祖先は」。


Q78.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春雪の降りけむ山里、なほ寒し。

答え:婉曲 解説:体言「山里」の前。「春雪が降ったとかいう山里、なお寒い」。


Q79.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかなる人にありけむかと尋ぬ。

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる人」+「けむ」+引用。「『どんな人だったのだろう』と尋ねる」。


Q80.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き和歌を詠みけむ人々の心、いまも生きたり。

答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「古き和歌を詠んだとかいう人々の心、今も生きている」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)


Q81.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ、これらは、ただ夢のごとくにぞある。

答え:過去推量(已然形「けめ」、係助詞「こそ」の結び) 解説:徒然草の有名な一節。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう」。


Q82.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥、わが思ふ人はありやなしやと、いかにありけむ

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。伊勢物語の歌の派生。「『私の思う人はいるかいないか』とどうしていたのだろう」(ラ変「あり」連用形「あり」+けむ)。


Q83.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春は名のみの風の寒さや、谷の鶯歌は思へど、時にあらざりけむゆゑにこそ、声を立て

答え:過去推量(已然形「けめ」は「ね」結びの前提として、ここは「ざりけむ」連用形+「ゆゑに」) 解説:「ざり」(打消「ず」連用)+「けむ」。「こそ」の結びは已然形「ね」(打消「ず」已然)。「時節ではなかったがゆえにこそ、声を立てないのだ」。


Q84.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古今の歌人、なほ心を尽くしてありけむ

答え:過去推量 解説:文末。「古今の歌人は、なお心を尽くしてあったであろう」。


Q85.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

物のあはれを知りけむ人にこそ、なほ古典は伝はれ。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前+係助詞「こそ」。「物のあわれを知ったとかいう人にこそ、なお古典が伝わる」(係助詞「こそ」の結びは已然形「伝はれ」)。


Q86.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

雪のいと高う降りけむを、今に思ひ出づ。

答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体)。「雪がとても高く降ったとかいうのを、今に思い出す」。


Q87.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

何ゆゑに古典は伝はりけむ

答え:過去の原因推量 解説:「何ゆゑに」と呼応。「どんな理由で古典が伝わったのだろう」。


Q88.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

春過ぎて夏来にけむ頃。

答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。カ変連用「き」+完了「ぬ」連用「に」+「けむ」。「春が過ぎて夏が来てしまったとかいう頃」。


Q89.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

月の都の人にありけむを、世の人はいかでか知らむ。

答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体・逆接)。「月の都の人だったとかいうのを、世の人はどうして知ろうか」。


Q90.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いかなる宿世にてありけむにや、と思ふ。

答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」+「けむ」+「にや」(疑問)。「どんな宿縁であったのだろうか、と思う」。


Q91.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古き時代に栄えけむ国も、いまや滅びぬ。

答え:婉曲 解説:体言「国」の前。「古い時代に栄えたとかいう国も、今や滅んでしまった」。


Q92.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

仏に祈りけむ僧、なほ生きてありけむ

答え:両方とも婉曲(最初)・過去推量(後) 解説: – 最初:「祈ったとかいう僧」(婉曲) – 後:「なお生きていたであろう」(過去推量)


Q93.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古代の歌人、いかにありけむかな。

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」+連用形「あり」+「けむ」+詠嘆「かな」。「古代の歌人は、どのようにいたのだろうかなあ」。


Q94.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

風雅を解しけむ人にあらずは、これを尊しと思はじ。

答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「風雅を解したとかいう人でなければ、これを尊いと思わないだろう」。


Q95.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

我が祖の世にありて、いかにありけむかを尋ぬ。

答え:過去の原因推量 解説:「いかに」+連用形「あり」+「けむ」+準体「か」。「私の祖の世にあって、どうしていたのかを尋ねる」。


Q96.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

嵐山の紅葉、いま錦のごとし。ありし日もかくありけむ

答え:過去推量 解説:文末。連用形「あり」+「けむ」。「過去の日も、こうあったであろう」。


Q97.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

いみじき宿世にて、月を見けむ御方。

答え:婉曲 解説:体言「御方」の前。「並々ならぬ宿縁で、月を見たとかいうお方」。


Q98.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

古典にありけむ事、いま、こと多くなしと言ふべからず。

答え:婉曲 解説:体言「事」の前。「古典にあったとかいう事を、今、ことが多くないと言えない」。


Q99.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

行く川のながれは絶え、もとの水にあらず。古き人皆、これを見けむ

答え:過去推量 解説:方丈記の改変。「古い人皆、これを見たであろう」。


Q100.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。

物のあはれを知りけむ人々の心、いまも我れに伝はる。

答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「物のあわれを知ったとかいう人々の心、今も私に伝わる」。


入試レベル /20


合計 /100


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