使役・尊敬(最高敬語)を100問で見分ける
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- このドリルでわかること
- はじめに:「す・さす・しむ」の2用法
- 接続
- 識別の鉄則
- 識別の鉄則
- 二重敬語の見分け方
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q2.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q3.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q4.次の傍線部「しむ」を識別せよ。
- Q5.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q6.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q7.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q8.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q9.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q10.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q11.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q12.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q13.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q14.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q15.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q16.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q17.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q18.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q19.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q20.次の傍線部「さす」を識別せよ。
- Q21.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q22.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q23.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q24.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q25.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q26.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q27.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q28.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q29.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q30.次の傍線部「しむ」を識別せよ。
- Q31.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q32.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q33.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q34.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q35.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q36.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q37.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q38.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q39.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q40.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q41.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q42.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q43.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q44.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q45.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q46.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q47.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q48.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q49.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q50.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q51.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q52.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q53.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q54.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q55.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q56.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q57.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q58.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q59.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q60.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q61.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q62.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q63.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q64.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q65.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q66.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q67.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q68.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q69.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q70.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q71.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q72.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q73.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q74.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q75.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q76.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q77.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q78.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q79.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q80.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q81.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q82.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q83.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q84.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q85.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q86.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q87.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q88.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q89.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q90.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q91.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q92.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q93.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q94.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q95.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q96.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q97.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q98.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q99.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
- Q100.次の傍線部「せ」を識別せよ。
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このドリルでわかること
はじめに:「す・さす・しむ」の2用法
「す」「さす」「しむ」は古文の助動詞で、 2つの意味 を持つ。
| 用法 | 訳 | 判別ポイント |
|---|---|---|
| ① 使役 | 〜させる | 動作主が別の人 |
| ② 尊敬 | お〜になる | 主語が高貴+下に尊敬語 |
接続
- す:四段・ナ変・ラ変の 未然形
- さす:その他の 未然形
- しむ:すべての動詞の 未然形(漢文訓読体で多い)
識別の鉄則
識別の鉄則
- 下に尊敬語(給ふ・おはす)+主語が高貴 → 尊敬の二重敬語
- 動作主が別の人 → 使役
- 下に尊敬語がない → ほぼ確実に使役
特に「せたまふ」「させたまふ」「しめたまふ」は 二重敬語の典型。
二重敬語の見分け方
尊敬の二重敬語: – 主語が帝・中宮・親王・摂関大臣など最高位 – 下に「給ふ」「おはす」が続く – 訳:「お〜になる」「〜なさる」
使役: – 主語が高貴でも、動作主が下の人 – 例:「家臣に書かせたまふ」 → 家臣が書く(使役)
→ 文脈で動作主を見極めることが重要。
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① 「す/さす/しむ」の 直後に尊敬語があるか をまず見る
- 直後が 「給ふ/おはす/たまふ/おはします」 → 尊敬の可能性大(二重敬語)
- 直後が 尊敬語以外(句点・他動詞・接続助詞) → 使役で確定「〜させる」
- これだけで6〜7割が片付く。
コツ② 尊敬語が下にあっても 動作主 を見て使役か尊敬か決める
- 「せ給ふ/させ給ふ/しめ給ふ」が出てきたら、主語=動作主 か確認
- 帝・中宮・親王が 自分で 動作している → 尊敬の二重敬語「お〜になる」
- 主語は貴人だが、別の人(家臣・女房)に やらせている → 使役+尊敬
- 「○○に書かせたまふ」のように 「○○に」 があれば使役確定。
コツ③ 「しむ」は 漢文訓読体 の合図
- 「しむ」を見たら出典が 漢文訓読・記録体・軍記 の可能性が高い。
- 訳語は基本「使役」優先。尊敬の「しむ」は出題例としては稀。
コツ④ 二重敬語が成立する 主語の位置 を覚える
- 天皇・上皇・院・中宮・東宮 → 二重敬語の対象
- 摂関・大臣も対象になるが、文脈で「特別な尊敬」かを判断
- 一般貴族(中流以下)には二重敬語は使わない → 使役 で訳す
試験本番でのチェック順序
- 直後に 尊敬語(給ふ・おはす) があるか確認
- なければ → 使役で確定
- あれば主語を見る → 最高位の貴人で自分が動作している → 尊敬の二重敬語
- 「○○に」がある or 主語が動作していない → 使役(尊敬語は別の人物への敬意)
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 「仰せらる」は「仰す」自体が尊敬語で、その後の「らる」も尊敬。「す・さす」とは別物
- 「せ給ふ」が必ず二重敬語とは限らない → 動作主が別人なら使役+尊敬
- 「しめ給ふ」は漢文系で出てくる二重敬語。和文ではあまり見ない
- 「思す(おぼす)」「仰す(おほす)」は 一語の尊敬動詞 で「す・さす」ではない
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
二重敬語の典型/単純使役を識別する基礎問題。
Q1.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、家臣に物を取らせたまふ。
答え:使役 解説:「取ら」四段未然+「せ」+尊敬「たまふ」。動作主は家臣。「家臣に取らせなさる」。
Q2.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御文を書かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「書か」未然+「せ」(尊敬「す」未然)+「たまふ」。主語が帝(高貴)。「お書きになる」。
Q3.次の傍線部「させ」を識別せよ。
中宮、御覧ぜさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「御覧ぜ」(サ変「御覧ず」未然)+「させ」(尊敬「さす」連用)+「たまふ」。「ご覧になる」。
Q4.次の傍線部「しむ」を識別せよ。
子に勉強せしむ。
答え:使役 解説:「せ」(サ変「す」未然)+「しむ」。下に尊敬語なし。「子に勉強させる」。
Q5.次の傍線部「させ」を識別せよ。
御代を治めさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「治め」(下二段「治む」未然)+「させ」(尊敬「さす」連用)+「たまふ」。「お治めになる」。
Q6.次の傍線部「せ」を識別せよ。
弟に仕事を仕うまつらせけり。
答え:使役 解説:「仕うまつら」未然+「せ」(使役「す」連用)+「けり」。下に尊敬語なし。「弟に仕事させた」。
Q7.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、出でさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「出で」(下二段「出づ」未然)+「させ」+「たまふ」。「お出になる」。
Q8.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
親、子に書を学ばしめけり。
答え:使役 解説:「学ば」未然+「しめ」(「しむ」連用)+「けり」。動作主は子。「子に書を学ばせた」。
Q9.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中納言、御文書かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「書か」未然+「せ」+「たまふ」。主語が中納言(高貴)。
Q10.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、馬を走らせたまふ。
答え:使役 解説:「走ら」未然+「せ」(使役)+「たまふ」。走る動作主は馬。
Q11.次の傍線部「せ」を識別せよ。
神、雨を降らせたまふ。
答え:使役 解説:「降ら」未然+「せ」+「たまふ」。神の力で雨を降らせる=使役。動作主は雨そのもの。
Q12.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、嘆かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「嘆か」未然+「せ」+「たまふ」。主語が帝。「お嘆きになる」。
Q13.次の傍線部「せ」を識別せよ。
子を眠らせたまふ。
答え:使役 解説:「眠ら」未然+「せ」(使役)+「たまふ」。眠る動作主は子。
Q14.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御琴弾かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「弾か」未然+「せ」+「たまふ」。主語が院(高貴)。
Q15.次の傍線部「せ」を識別せよ。
朝廷、僧を召させたまふ。
答え:使役 解説:「召さ」(四段「召す」未然)+使役「す」連用「せ」+「たまふ」。動作主は僧。「僧をお召しになる(=召させなさる)」。
Q16.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我が君、楽しませたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「楽しま」(四段「楽しむ」未然)+「せ」+「たまふ」。「お楽しみになる」。
Q17.次の傍線部「せ」を識別せよ。
老人、子に仕えまつらせたり。
答え:使役 解説:「仕えまつら」未然+「せ」(使役)+「たり」。下に尊敬語なし。「子に仕えさせていた」。
Q18.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御物の怪に苦しませたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「苦しま」四段未然+「せ」+「たまふ」。主語が高貴な方、物の怪に苦しんでおられる。「お苦しみになる」。
Q19.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御階を上らせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「上ら」未然+「せ」+「たまふ」。「お上りになる」。
Q20.次の傍線部「さす」を識別せよ。
兄に弟を慰めさす。
答え:使役 解説:「慰め」下二段未然+「さす」(使役終止)。下に尊敬語なし。「兄に弟を慰めさせる」。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
動作主の判別、敬意の方向、複合動詞下接など。
Q21.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、女房に歌詠ませたまふ。
答え:使役 解説:「詠ま」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は女房。「女房に歌を詠ませなさる」。主語が高貴でも動作主が別人なら使役。
Q22.次の傍線部「せ」を識別せよ。
大臣、御車に乗らせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「乗ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は大臣自身。「お乗りになる」。
Q23.次の傍線部「させ」を識別せよ。
后、御簾を上げさせたまふ。
答え:使役 解説:「上げ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。御簾を上げるのは女房等。「上げさせなさる」。
Q24.次の傍線部「させ」を識別せよ。
中宮、御覧ぜさせたまへり。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「御覧ず」サ変未然形「御覧ぜ」+使役・尊敬「さす」未然「させ」+「たまへり」。「させ」は未然形接続。ここでは中宮ご自身がご覧になる二重尊敬。
Q25.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
帝、群臣をして政を執らしめたまふ。
答え:使役 解説:「執ら」未然+「しめ」+「たまふ」。「をして〜しむ」は漢文訓読体の使役の典型。動作主は群臣。
Q26.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御涙を流させたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「流さ」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は帝自身。「涙をお流しになる」。
Q27.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、舎人に火をともさせたまふ。
答え:使役 解説:「ともさ」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は舎人。
Q28.次の傍線部「させ」を識別せよ。
院、僧をして経を読ませたまふ。
答え:使役 解説:「読ま」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は僧。
Q29.次の傍線部「させ」を識別せよ。
上、夢覚めさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「覚め」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は上自身。
Q30.次の傍線部「しむ」を識別せよ。
学を好ましむべし。
答え:使役 解説:「好ま」未然+「しむ」(終止)+「べし」。漢文訓読体。「学を好ませるべし」。
Q31.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御物思はせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「思は」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は帝。「お思いになる」。
Q32.次の傍線部「させ」を識別せよ。
親、子に物言はさせつ。
答え:使役 解説:「言は」未然+「させ」+「つ」(完了)。下に尊敬語なし。「子に物を言わせた」。
Q33.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、人々を集めさせたまひて、酒を飲ませたまふ。
答え:(前者)使役/(後者)使役 解説:「集め」させて、また「飲ま」せている。動作主はそれぞれ家来・人々。
Q34.次の傍線部「せ」を識別せよ。
大将、内裏に参らせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「参ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は大将自身。
Q35.次の傍線部「させ」を識別せよ。
上、笛吹かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「吹か」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は上自身。「お吹きになる」。
Q36.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、人をして文ばこを持たせたまふ。
答え:使役 解説:「持た」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は人。「人に文箱を持たせなさる」。
Q37.次の傍線部「させ」を識別せよ。
御簾の内に入らせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「入ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は高貴な方ご自身。
Q38.次の傍線部「させ」を識別せよ。
后、僧に祈祷せさせたまふ。
答え:使役 解説:「せ」(サ変未然)+「させ」+「たまふ」。動作主は僧。「祈祷させなさる」。
Q39.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
人をして書かしめたまふ。
答え:使役 解説:「書か」未然+「しめ」+「たまふ」。「人をして〜しむ」は漢文訓読体の使役。
Q40.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御独言を申させたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「申さ」未然+「せ」+「たまふ」。帝が独言を口にされる。
Q41.次の傍線部「させ」を識別せよ。
上、楽人に楽奏でさせたまふ。
答え:使役 解説:「奏で」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は楽人。
Q42.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御車寄せさせたまへり。
答え:使役 解説:「寄せ」下二段未然+「させ」+「たまへり」。動作主は車副の者。
Q43.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御髪梳らせたまふ。
答え:使役 解説:「梳ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は女房(梳く者)。
Q44.次の傍線部「させ」を識別せよ。
院、御目開けさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「開け」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は院自身。
Q45.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
国を治めしめたまふ。
答え:尊敬(漢文訓読体の最高敬意) 解説:「治め」未然+「しめ」+「たまふ」。「しめたまふ」は漢文訓読体で最高敬語として用いられる。
Q46.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、馬を引かせけり。
答え:使役 解説:「引か」未然+「せ」+「けり」。下に尊敬語なし。
Q47.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、人を待たせたまふ。
答え:使役 解説:「待た」未然+「せ」+「たまふ」。「人」を待たせる=動作主は人。
Q48.次の傍線部「させ」を識別せよ。
大臣、御簾の外に出でさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「出で」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は大臣自身。
Q49.次の傍線部「せ」を識別せよ。
親、子に文学ばせたまふ。
答え:使役 解説:「学ば」(四段「学ぶ」未然)+使役「す」連用「せ」+「たまふ」。動作主は子。「子に書物を学ばせなさる」。
Q50.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、もてあそびて笑はせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「笑は」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は上自身。「お笑いになる」。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
文脈で動作主を判定する応用問題、敬意の方向の問い、源氏物語等出典系。
Q51.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、月を愛でさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「愛で」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は帝自身。
Q52.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、人々をして御遊び始めさせたまふ。
答え:使役 解説:「始め」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は人々。
Q53.次の傍線部「させ」を識別せよ。
中宮、御物語せさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「せ」サ変未然+「させ」+「たまふ」。動作主は中宮ご自身。
Q54.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝の御使ひに侍りせしに。
答え:(参考)過去「き」未然形「せ」 解説:これは「す・さす・しむ」ではない。「せ」は過去「き」未然形(「〜せば」)。引っかけ問題。
Q55.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、御身浄めさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「浄め」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は帝自身。
Q56.次の傍線部「せ」を識別せよ。
母、子の手を引かせつ。
答え:使役 解説:「引か」未然+「せ」+「つ」。下に尊敬語なし。「子の手を引かせた」。
Q57.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
主君、家臣に城を築かしめたまふ。
答え:使役 解説:「築か」未然+「しめ」+「たまふ」。動作主は家臣。
Q58.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御涙さしぐませたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「さしぐま」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は院自身。
Q59.次の傍線部「させ」を識別せよ。
大将、人々を呼ばせたまふ。
答え:使役 解説:「呼ば」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は呼ぶ役の者。
Q60.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、人をして御文届けさせたまふ。
答え:使役 解説:「届け」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は人。
Q61.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御涙の浮かばせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「浮かば」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は中宮自身(涙を浮かべる)。
Q62.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、御文を取り出ださせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「取り出だ」未然+「させ」+「たまふ」。動作主は上自身。
Q63.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御物の怪に取り憑かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語、もしくは受身的な表現) 解説:「取り憑か」未然+「せ」+「たまふ」。物の怪に取り憑かれる院。最高敬語。
Q64.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、若き女房に琴教へさせたまふ。
答え:使役 解説:「教へ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は帝(教える側)か?文脈次第。多くは「教えさせる」(使役)と読む。
Q65.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御乳母に若宮を抱かせたまふ。
答え:使役 解説:「抱か」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は御乳母。
Q66.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、宴を催させたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「催さ」四段未然+「せ」+「たまふ」。動作主は帝自身(催す主体)。
Q67.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、お側近くに召し寄せさせたまふ。
答え:使役 解説:「召し寄せ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は人(呼び寄せられる側を呼ぶ人)。
Q68.次の傍線部「させ」を識別せよ。
院、御念誦せさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「念誦せ」サ変未然+「させ」+「たまふ」。動作主は院自身。
Q69.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、童に文届けさせたり。
答え:使役 解説:「届け」下二段未然+「させ」+「たり」。下に尊敬語なし。動作主は童。
Q70.次の傍線部「させ」を識別せよ。
上、御袖を顔に押し当てさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「押し当て」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は上自身。
Q71.次の傍線部「せ」を識別せよ。
国王、神に祈らせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「祈ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は国王自身。「お祈りになる」。
Q72.次の傍線部「せ」を識別せよ。
大臣、舞人に舞はせたまふ。
答え:使役 解説:「舞は」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は舞人。
Q73.次の傍線部「させ」を識別せよ。
中宮、御消息聞こえさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「聞こえ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は中宮自身。最高敬意の例。
Q74.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
帝、近臣をして御使ひに行かしめたまふ。
答え:使役 解説:「行か」未然+「しめ」+「たまふ」。「をして〜しむ」漢文訓読の使役。
Q75.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御簾の内に座させたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「座さ」サ変未然+「せ」+「たまふ」。動作主は院自身。
Q76.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御乳母に童を遊ばせたまふ。
答え:使役 解説:「遊ば」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は童。乳母が遊ばせる。
Q77.次の傍線部「させ」を識別せよ。
上、御物思ひ晴らさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「晴らさ」四段未然+「せ」+「たまふ」。動作主は上自身。
Q78.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御車に乗り換へさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「乗り換へ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は帝自身。
Q79.次の傍線部「せ」を識別せよ。
親王、御涙ぬぐはせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「ぬぐは」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は親王自身。
Q80.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、女御を御所に住ませたまふ。
答え:使役 解説:「住ま」(四段「住む」未然)+使役「す」連用「せ」+「たまふ」。動作主は女御。「女御を御所にお住まわせなさる」。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
難関大頻出の文脈判定・敬意連動・誤読しやすい問題。
Q81.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上は、いと思しめし嘆かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「思しめし嘆か」未然+「せ」+「たまふ」。「思しめす」自体最高敬語、さらに「せたまふ」で二重敬語。源氏物語典型。
Q82.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御使ひを召して、急ぎ宮中へ参らせたまふ。
答え:使役 解説:「参ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は御使ひ。「使者を参上させなさる」。
Q83.次の傍線部「させ」を識別せよ。
大臣、御娘を入内させたまふ。
答え:使役 解説:「入内さ」サ変未然+「せ」+「たまふ」。動作主は御娘。「娘を入内させなさる」。
Q84.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、夜もすがら御文書かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「書か」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は院自身。「夜通しお書きになる」。
Q85.次の傍線部「させ」を識別せよ。
御乳母、若宮を御湯浴みさせたまふ。
答え:使役 解説:「湯浴みさ」サ変未然+「せ」+「たまふ」。動作主は若宮。乳母が湯浴みさせる。
Q86.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御乳母をして御文奉らせたまふ。
答え:使役 解説:「奉ら」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は乳母。「奉らせなさる」。
Q87.次の傍線部「せ」を識別せよ。
いとあはれに思しめさせたまへり。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「思しめさ」未然+「せ」+「たまへり」。最高敬語の典型。
Q88.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、御位を譲りさせたまひぬ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「譲り」未然+「させ」+「たまふ」。動作主は帝自身。「ご譲位なさった」。
Q89.次の傍線部「せ」を識別せよ。
大将、人をして御消息伝へさせたまふ。
答え:使役 解説:「伝へ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は人。
Q90.次の傍線部「させ」を識別せよ。
后の宮、御覧じさせおはします。
答え:尊敬(最高敬語) 解説:「御覧じ」+「させ」+「おはします」。「させおはします」も二重敬語。動作主は后の宮自身。
Q91.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
帝、貴族をして御階を上らしめたまふ。
答え:使役 解説:「上ら」未然+「しめ」+「たまふ」。動作主は貴族。漢文訓読体使役。
Q92.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、姫君を御膝に乗せさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「乗せ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は院。「(姫君を)膝にお乗せになる」。
Q93.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、池の鯉を女房に養はせたまふ。
答え:使役 解説:「養は」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は女房。
Q94.次の傍線部「せ」を識別せよ。
上、御心地悩ませたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「悩ま」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は上自身。「お悩みになる」。
Q95.次の傍線部「させ」を識別せよ。
帝、御娘の入内を急がさせたまふ。
答え:使役 解説:「急が」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は周りの人々(入内の準備をする者)。
Q96.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、いみじう泣かせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「泣か」未然+「せ」+「たまふ」。動作主は院自身。「ひどくお泣きになる」。
Q97.次の傍線部「させ」を識別せよ。
大臣、御所のしつらひ整へさせたまふ。
答え:使役 解説:「整へ」下二段未然+「させ」+「たまふ」。動作主は家人。
Q98.次の傍線部「させ」を識別せよ。
院、家人に御琴のしらべ整へさせたまふ。
答え:使役 解説:「整へ」(下二段「整ふ」未然)+使役「さす」連用「させ」+「たまふ」。「家人に」が動作主を明示している。「家人に御琴の調子を整えさせなさる」。
Q99.次の傍線部「しめ」を識別せよ。
国家を平らかに治めしめたまふ。
答え:尊敬(最高敬語、漢文訓読体) 解説:「治め」未然+「しめ」+「たまふ」。動作主は天子自身。漢文訓読体での最高敬意。
Q100.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、いと細やかに御物語せさせたまふ。
答え:尊敬(二重敬語) 解説:「せ」(サ変未然)+「させ」+「たまふ」。動作主は帝自身。源氏物語の典型構文。
入試レベル /20
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