古文「ん」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「ん」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

中世以降の口語形「む」「らむ」「けむ」を100問で見分ける

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このドリルでわかること

はじめに:「ん」の正体

古文の「ん」は、中世以降に登場した 「む・らむ・けむ」などの口語化形

「ん」の正体 意味
む → ん 推量・意志(〜だろう・〜よう)
らむ → らん 現在推量(今〜だろう)
けむ → けん 過去推量(〜たであろう)
ぬ未然+む → なむ → なん 確実な推量・意志(〜してしまうだろう)

→ 中世以降の文章(軍記物語・狂言・浮世草子)に頻出。


識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 直前の活用形 で「ん」の正体を判別
  2. 未然形+ん → む系(推量・意志)
  3. 終止形+らん → らむ系(現在推量)
  4. 連用形+けん → けむ系(過去推量)

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 「ん」を見たら 直前2文字 をまず見る

  • ん」「ん」→ ら系(現在推量「〜ているだろう」)
  • ん」→ け系(過去推量「〜たであろう」)
  • ん」→ な系(完了「ぬ」未然+推量「む」or 願望「なむ」)
  • 上記以外の単独「ん」→ 多くは 「む」 の口語形(推量・意志)

コツ② 訳語は 「だろう/よう」を当ててみる

  • 「行か」「見」→「行こう/見よう」と訳せれば意志、「行くだろう/見るだろう」なら推量。
  • 「ん」が文末で1人称主語なら意志、3人称主語なら推量、というのが原則。

コツ③ 時代背景で「ん」「らん」「けん」を区別

  • 平安期の文章なら「む/らむ/けむ」が原形で出るので、「ん」表記が出てきたら 中世以降の文章 と判断。
  • 軍記・狂言・近世散文では「ん」表記が当たり前。

コツ④ 「なん」は 2パターンに分かれる

  • 未然形+なん → 願望の終助詞「なむ」(〜してほしい)
  • 連用形+なん → 完了「ぬ」未然+推量「む」(きっと〜だろう)
  • 直前の活用形が決め手。

試験本番でのチェック順序

  1. 「らん」「けん」「なん」の3パターンに当てはまるかチェック
  2. どれにも当てはまらなければ単独「ん」=「む」の口語形
  3. 訳語「〜だろう/〜よう」を当てて推量か意志かを決める
  4. 主語が1人称か3人称かで最終確認

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • らん」を全部「らむ」と決めつけない → 「あらん」は「あら+ん」でラ変未然+む の可能性あり
  • 「なん」を 係助詞「なむ」 と取り違える → 文末か途中かで判断(途中なら係助詞、文末なら完了+推量 or 願望)
  • 中古以前の文章で「ん」表記は基本出ない → 出典が中世以降か確認

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)


Q1.「ん」を識別せよ。

我れ行か

答え:む(推量・意志)の口語形 解説:「行か」未然+「ん」(=む)。「私は行こう」。


Q2.「らん」を識別せよ。

都に雪降るらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「降る」終止+「らん」(=らむ)。「都に雪が降っているだろう」。


Q3.「けん」を識別せよ。

古代の人、いかに苦しみけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「苦しみ」連用+「けん」(=けむ)。「どんなに苦しんだであろう」。


Q4.「なん」を識別せよ。

雨降らなん

答え:願望(他者)「なむ」の口語形 解説:「降ら」未然+「なん」(=なむ)。「雨が降ってほしい」。


Q5.「ん」を識別せよ。

君も来かし。

答え:む(勧誘)の口語形 解説:「来」未然+「ん」+念押し「かし」。「あなたも来ようよ」。


Q6.「らん」を識別せよ。

なぜ花散るらん

答え:らむ(原因推量)の口語形 解説:「なぜ」+「らん」。「どうして花が散るのだろう」。


Q7.「けん」を識別せよ。

いかにありしけん

答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「いかに」+「けん」。「どうしていたのだろう」。


Q8.「ん」を識別せよ。

早く帰ら

答え:む(意志)の口語形 解説:「帰ら」未然+「ん」。「早く帰ろう」。


Q9.「らん」を識別せよ。

故郷の人、今いかにすらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「いかに」(疑問副詞)+サ変「す」終止形+「らん」。「今ごろどうしているだろう」。


Q10.「けん」を識別せよ。

昔の人、何思ひけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「昔の人は何を思ったのだろう」。


Q11.「ん」を識別せよ。

我れ仕うまつら

答え:む(意志)の口語形 解説:「仕うまつら」未然+「ん」。「お仕えしよう」。


Q12.「らん」を識別せよ。

月の都の人、今いかに住むらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「住む」終止+「らん」(=らむ)。「月の都の人は、今どう住んでいるのだろう」。


Q13.「けん」を識別せよ。

我が祖、いかに生きけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「生き」連用+「けん」。「私の祖はどう生きたのだろう」。


Q14.「ん」を識別せよ。

春過ぎ、人皆嘆か

答え:両方ともむ(推量・仮定)の口語形 解説:過ぎば(下二段「過ぐ」未然形+仮定「ば」)/嘆かん(四段「嘆く」未然形+推量「む(ん)」)。


Q15.「らん」を識別せよ。

いかなる宿世にあるらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「あ」(ラ変連体「ある」)+「らん」(=らむ)。「どのような宿世であるのだろう」。


Q16.「けん」を識別せよ。

古き家、いかに栄えけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「栄え」連用+「けん」。


Q17.「ん」を識別せよ。

知る人ぞ知ら

答え:む(推量)の口語形 解説:「知ら」未然+「ん」。「知る人は知るだろう」。


Q18.「らん」を識別せよ。

春や来たらん

答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来た」連用+「らん」+係助詞「や」。「春が来ているだろうか」。


Q19.「けん」を識別せよ。

古典ありしけん頃。

答え:けむ(過去婉曲)の口語形 解説:「ありし」(過去連体)+「けん」+体言「頃」。「古典があったとかいう頃」。


Q20.「ん」を識別せよ。

いざ参ら

答え:む(意志・勧誘)の口語形 解説:「いざ」+「参ら」未然+「ん」。「さあ、参ろう」。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

連体形「ん」(体言修飾)、婉曲・仮定の用法。


Q21.「ん」を識別せよ。

行か人を待つ。

答え:む(婉曲・連体)の口語形 解説:「行か」未然+「ん」体言「人」修飾。「行くような人を待つ」。


Q22.「らん」を識別せよ。

都に春や来たらん

答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来た」連用+「らん」。「都に春が来ているのだろうか」。


Q23.「けん」を識別せよ。

昔の人もかく言ひけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「言ひ」連用+「けん」。「昔の人もこう言ったのだろう」。


Q24.「ん」を識別せよ。

雪降ら夜は寒からん。

答え:む(仮定・連体)の口語形 解説:「降ら」未然+「ん」体言「夜」修飾。「雪が降るような夜は寒いだろう」。


Q25.「らん」を識別せよ。

我が思ふ人、いかに過ぐすらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「過ぐす」終止+「らん」。「私の思う人は、どう過ごしているだろう」。


Q26.「けん」を識別せよ。

雪深き道を、いかに帰りけん

答え:けむ(過去推量・原因)の口語形 解説:「帰り」連用+「けん」。「雪深い道を、どう帰ったのだろう」。


Q27.「ん」を識別せよ。

我れに任せ

答え:む(意志)の口語形 解説:「任せ」(下二段未然)+「ん」。「私に任せよう」。


Q28.「らん」を識別せよ。

都の事、いかにん。

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「いかに」+「らん」。「都の事は、どうだろう」。


Q29.「けん」を識別せよ。

大臣、いかに思しけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思し」(尊敬連用)+「けん」。「大臣はどうお思いになったのだろう」。


Q30.「ん」を識別せよ。

あらん限り、励まん。

答え:む(仮定・意志)の口語形 解説:「あら」未然+「ん」、「励ま」未然+「ん」。「あらゆる限り、励もう」。


Q31.「らん」を識別せよ。

鳥の声、聞こゆらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「聞こゆ」終止+「らん」。「鳥の声が聞こえているだろう」。


Q32.「けん」を識別せよ。

先代の人、何を後の世に残しけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「残し」連用+「けん」。「先代の人は何を後の世に残しただろうか」。


Q33.「ん」を識別せよ。

我れ歌詠まと思ふ。

答え:む(意志)の口語形 解説:「詠ま」未然+「ん」。「歌を詠もうと思う」。


Q34.「らん」を識別せよ。

春や来ぬらん、雪まだ消えず。

答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来ぬ」(完了「ぬ」終止)+「らん」。「春が来ているのだろうか」。


Q35.「けん」を識別せよ。

古き世には、いかなる契りありけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「あり」連用+「けん」。「古き世にはどんな約束があったのだろう」。


Q36.「ん」を識別せよ。

言はにはあらず。

答え:む(婉曲)の口語形 解説:「言は」未然+「ん」。「言うようなことではない」。


Q37.「らん」を識別せよ。

心づくしの秋風、いかに吹くらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「吹く」終止+「らん」。「心づくしの秋風は、どう吹いているだろう」。


Q38.「けん」を識別せよ。

人皆、いかにあきれけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「あきれ」(下二段連用)+「けん」。「人々は、どんなにあきれたであろう」。


Q39.「ん」を識別せよ。

山深くこもん。

答え:む(意志)の口語形 解説:「こもら」未然+「ん」。「山深くこもろう」。


Q40.「らん」を識別せよ。

都の月、今宵照るらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「照る」終止+「らん」。「都の月は、今宵照っているだろう」。


Q41.「けん」を識別せよ。

何ゆゑかかる事ありしけん

答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「ありし」+「けん」。「なぜこんな事があったのだろう」。


Q42.「ん」を識別せよ。

仇を討た

答え:む(意志)の口語形 解説:「討た」未然+「ん」。「仇を討とう」。


Q43.「らん」を識別せよ。

何処にて宿借るらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「借る」終止+「らん」。「どこで宿を借りているだろう」。


Q44.「けん」を識別せよ。

いと心強くも侍りけんかな。

答え:けむ(過去推量・詠嘆)の口語形 解説:「侍り」連用+「けん」+「かな」。「とても心強かったことよ」。


Q45.「ん」を識別せよ。

月見人は出で給へ。

答え:む(意志・婉曲・連体)の口語形 解説:「見」未然+「ん」体言「人」修飾。「月を見ようとする人は出ていらっしゃい」。


Q46.「らん」を識別せよ。

我が宿に来鳴くらん鳥は何ぞ。

答え:らむ(現在推量・連体)の口語形 解説:「鳴く」終止+「らん」体言「鳥」修飾。


Q47.「けん」を識別せよ。

古の聖、いかに学びけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「学び」連用+「けん」。「古の聖人は、どう学んだのだろう」。


Q48.「ん」を識別せよ。

心強くあらには。

答え:む(仮定)の口語形 解説:「あら」未然+「ん」+「には」。「心強くあるようには」。


Q49.「らん」を識別せよ。

故里の事、いかにあるらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「ある」(ラ変連体)+「らん」(=らむ)。「故里の事はどうしているのだろう」。


Q50.「けん」を識別せよ。

古の友、いかに過ぐしけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「過ぐし」連用+「けん」。「古の友はどう過ごしただろう」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

軍記物語・狂言・近世文の頻出パターン。


Q51.「ん」を識別せよ。

兵を率ゐて打ち向か

答え:む(意志)の口語形 解説:「向か」未然+「ん」。「兵を率いて打ち向かおう」。


Q52.「らん」を識別せよ。

敵、すでに陣を布くらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「布く」終止+「らん」。「敵はもう陣を敷いているだろう」。


Q53.「けん」を識別せよ。

先陣はいかにかしけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「し」(サ変連用)+「けん」。「先陣はどうしたのだろう」。


Q54.「なん」を識別せよ。

御身も無事におはせなん

答え:願望「なむ」の口語形 解説:「おはせ」未然+「なん」。「お身体も無事でいらしてほしい」。


Q55.「ん」を識別せよ。

こなたへ参らかし。

答え:む(意志・勧誘)の口語形 解説:「参ら」未然+「ん」+「かし」。「こちらへ参りましょう」。


Q56.「らん」を識別せよ。

あら、何の音すらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「す」終止+「らん」。「あら、何の音がしているのだろう」。


Q57.「けん」を識別せよ。

道中、いかに苦しみけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「苦しみ」連用+「けん」。「道中、どんなに苦しんだろう」。


Q58.「ん」を識別せよ。

我れ、命をも惜しま

答え:む(意志)の口語形 解説:「惜しま」未然+「ん」。「私は命をも惜しまない(惜しもう)」。


Q59.「らん」を識別せよ。

主君は今いづくにおはすらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「おはす」終止+「らん」。「主君は今どこにいらっしゃるのだろう」。


Q60.「けん」を識別せよ。

都を出でし時、いかに泣きけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「泣き」連用+「けん」。「都を出た時、どんなに泣いたであろう」。


Q61.「ん」を識別せよ。

言ふもあへぬ事も語らものを。

答え:む(意志・推量・連体)の口語形 解説:「語ら」未然+「ん」体言代用。「言うにも言えないことも語ろうものを」。


Q62.「らん」を識別せよ。

いづくにてか宿らせ給ふらん

答え:らむ(現在推量・尊敬と連結) 解説:「給ふ」終止+「らん」。「どこでお宿りになっているだろう」。


Q63.「けん」を識別せよ。

いかに心細く思ひけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「どんなに心細く思ったろう」。


Q64.「ん」を識別せよ。

御供せ人は名乗れ。

答え:む(意志・連体)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」体言「人」修飾。「お供しようという人は名乗れ」。


Q65.「らん」を識別せよ。

あはれ、誰がため衣を干すらん

答え:らむ(現在原因推量)の口語形 解説:「干す」終止+「らん」。「ああ、誰のために衣を干しているのだろう」。


Q66.「けん」を識別せよ。

古の聖人、何を悟りけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「悟り」連用+「けん」。「古の聖人は何を悟ったのだろう」。


Q67.「ん」を識別せよ。

軍を起こさためなり。

答え:む(意志・連体)の口語形 解説:「起こさ」未然+「ん」体言「ため」修飾。「軍を起こすためである」。


Q68.「らん」を識別せよ。

月いま西に傾くらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「傾く」終止+「らん」。「月は今西に傾いているだろう」。


Q69.「けん」を識別せよ。

何の宿縁にて生まれあひけん

答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「生まれあひ」連用+「けん」。「どんな宿縁で生まれ合ったのだろう」。


Q70.「ん」を識別せよ。

いかなる事もせ

答え:む(意志)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」。「どんな事もしよう」。


Q71.「らん」を識別せよ。

心ありてや見ゆらん

答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「見ゆ」終止+「らん」。「心があって見えているのだろうか」。


Q72.「けん」を識別せよ。

古き世の人も同じく思ひけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「古き世の人も同じく思ったのだろう」。


Q73.「ん」を識別せよ。

雪解けて、春や立た

答え:む(推量・疑問)の口語形 解説:「立た」未然+「ん」+係助詞「や」。「雪が解けて、春が立つだろうか」。


Q74.「らん」を識別せよ。

風、波を起こすらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「起こす」終止+「らん」。「風が波を起こしているだろう」。


Q75.「けん」を識別せよ。

我が祖父、何を思ひ伝へけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「伝へ」連用+「けん」。「我が祖父は何を思い伝えたろう」。


Q76.「ん」を識別せよ。

言ふも愚かなら

答え:む(推量)の口語形 解説:「なら」(断定未然)+「ん」。「言うのも愚かであろう」。


Q77.「らん」を識別せよ。

海原はるかに波立つらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「立つ」終止+「らん」。「海原はるかに波が立っているだろう」。


Q78.「けん」を識別せよ。

古き恋、いかに終はりけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「終はり」連用+「けん」。「古い恋はどう終わったろう」。


Q79.「ん」を識別せよ。

死を恐れや。

答え:む(推量・反語)の口語形 解説:「恐れ」(下二段未然)+「ん」+「や」。「死を恐れようか(いや恐れない)」。


Q80.「らん」を識別せよ。

鶯の鳴く声、谷より聞こゆらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「聞こゆ」終止+「らん」。「鶯の鳴く声が谷より聞こえているだろう」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)

中世以降の文献・難関大頻出。


Q81.「ん」を識別せよ。

何の用にも立たじ。捨てものを。

答え:む(意志)の口語形 解説:「捨て」(下二段未然)+「ん」。「何の用にも立たない。捨てよう」。


Q82.「らん」を識別せよ。

月のおもしろき夜、誰が床に伏すらん

答え:らむ(現在推量・連体)の口語形 解説:「伏す」終止+「らん」。


Q83.「けん」を識別せよ。

異国の人、何を見けん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「見」連用+「けん」。「異国の人は何を見たろう」。


Q84.「ん」を識別せよ。

弓矢の道に身を捧げ

答え:む(意志)の口語形 解説:「捧げ」未然+「ん」。「弓矢の道に身を捧げよう」。


Q85.「らん」を識別せよ。

帝、御心痛め給ふらん

答え:らむ(現在推量・尊敬)の口語形 解説:「給ふ」終止+「らん」。「帝はお心を痛めていらっしゃるだろう」。


Q86.「けん」を識別せよ。

義経、いかなる思ひにて落ち給ひけん

答え:けむ(過去推量・尊敬)の口語形 解説:「給ひ」連用+「けん」。「義経は、どんな思いでお落ちのびになったろう」。


Q87.「ん」を識別せよ。

一人として知ら者なし。

答え:む(推量・婉曲・連体)の口語形 解説:「知ら」未然+「ん」体言「者」修飾。「知るような者はいない」。


Q88.「らん」を識別せよ。

故郷の親、今いかに我れを待つらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「待つ」終止+「らん」。「故郷の親は、今どんなに私を待っているだろう」。


Q89.「けん」を識別せよ。

業平の歌、いかにして詠み出だしけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「出だし」連用+「けん」。「業平の歌は、どうして詠み出したろう」。


Q90.「ん」を識別せよ。

軍の中に紛れ入ら

答え:む(意志)の口語形 解説:「入ら」未然+「ん」。「軍の中に紛れ込もう」。


Q91.「らん」を識別せよ。

落人、いづれの里に隠れゐるらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:上一段「ゐる」終止形「ゐる」+「らん」。「らむ(らん)」は終止形接続が原則。


Q92.「けん」を識別せよ。

古き世の母、何を子に語りけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「語り」連用+「けん」。「古き世の母は、何を子に語ったろう」。


Q93.「ん」を識別せよ。

いかにかせ、ためらひ伏す。

答え:む(意志・疑問)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」。「どうしたものか、ためらって伏せる」。


Q94.「らん」を識別せよ。

暁、鶏鳴く頃、何思ふらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「思ふ」終止+「らん」。「暁、鶏が鳴く頃、何を思っているだろう」。


Q95.「けん」を識別せよ。

物思ひに沈み、夜もすがら泣き明かしけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「明かし」連用+「けん」。「物思いに沈み、夜どおし泣き明かしたろう」。


Q96.「ん」を識別せよ。

御代に二たびと逢はにはあらず。

答え:む(推量・婉曲・連体)の口語形 解説:「逢は」未然+「ん」体言代用。「御代に二度と逢えるようなことではない」。


Q97.「らん」を識別せよ。

紅葉散る里に、人や住むらん

答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「住む」終止+「らん」+「や」。「紅葉散る里に人が住んでいるだろうか」。


Q98.「けん」を識別せよ。

古き世の人、いかに月を眺めけん

答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「眺め」(下二段連用)+「けん」。「古き世の人は、どんなに月を眺めたろう」。


Q99.「ん」を識別せよ。

我れ、心を尽くして仕へ

答え:む(意志)の口語形 解説:「仕へ」(下二段未然)+「ん」。「心を尽くしてお仕えしよう」。


Q100.「らん」を識別せよ。

春は花、秋は月、いつをかおもしろきらん

答え:らむ(現在原因推量・疑問)の口語形 解説:「おもしろき」(連体)+「らん」。「春は花、秋は月、いつをおもしろいと思っているのだろう」。


入試レベル /20


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