古文 敬語の種類見分け 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「敬語の種類見分け」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

尊敬・謙譲・丁寧を100問で見分ける

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このドリルでわかること

はじめに:敬語の3種類

古文の敬語は 3種類 あります。

種類 敬意の対象
① 尊敬語 動作主 を敬う 給ふ・おはす・仰す
② 謙譲語 動作の受け手 を敬う 奉る・参る・申す
③ 丁寧語 聞き手・読み手 を敬う 侍り・候ふ

主な敬語動詞

尊敬語

動詞
給ふ 〜なさる
おはす いらっしゃる
仰す おっしゃる
召す お召しになる
御覧ず ご覧になる
大殿籠る お休みになる
思す お思いになる

謙譲語

動詞
奉る 差し上げる
参る 参上する
申す 申し上げる
仕うまつる お仕えする
賜ふ(下二段) いただく

丁寧語

動詞
侍り 〜です・〜います
候ふ 〜です・〜います

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 誰の動作か を確認
  2. その動作を誰に対してするか を確認
  3. 動作主を敬う → 尊敬
  4. 受け手を敬う → 謙譲
  5. 聞き手を敬う → 丁寧

二重敬語(最高敬語)

  • 「せたまふ」「させたまふ」「しめたまふ」
  • 帝・中宮など最高位の人物に対する敬意
  • 「使役+尊敬」ではなく「尊敬の二重」と読む場合に注意

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 敬語動詞は「形を見ただけで」種類が分かる(暗記が最強)

種類別の 頻出敬語動詞だけ覚えれば 文脈不要で即答できる: – 尊敬 → 給ふ(四段)/おはす/仰す/召す/御覧ず/大殿籠る/思す – 謙譲 → 奉る/参る/申す/仕うまつる/賜ふ(下二段) – 丁寧 → 侍り/候ふ(の2語だけ)

「侍り・候ふ」を見たら 無条件で丁寧 (所在の意味は別)。

コツ② 「給ふ」は四段なら尊敬、下二段なら謙譲

同じ「給ふ」でも 活用 で意味が変わる超頻出ポイント: – 四段「給ふ」(給は・給ひ・給ふ・給ふ・給へ・給へ)→ 尊敬「〜なさる」 – 下二段「給ふ」(給へ・給へ・給ふ・給ふる・給ふれ・給へよ)→ 謙譲「〜させていただく」

下二段の「給ふ」は会話文・手紙文の 「思ふ・見る・聞く・知る」など知覚動詞 にしか付かない。

コツ③ 「奉る」「参る」は文脈で意味が分岐

  • 奉る → 基本は謙譲「差し上げる」、ただし「お召しになる/お乗りになる」の尊敬用法あり
  • 参る → 基本は謙譲「参上する」、ただし「召し上がる」の尊敬用法あり

迷ったら 動作の流れ をチェック:身分の高い人へ向かう動きなら謙譲、身分の高い人がする動きなら尊敬。

コツ④ 動作主を文の主語から逆算する

種類を決めるには「誰がする動作か」を見る: – 動作主が 身分高い人 → 尊敬 – 動作主が 身分低い人で、行為の先に身分高い人がいる → 謙譲 – 話し手が 聞き手 に丁寧に話している → 丁寧

試験本番でのチェック順序

  1. 「侍り・候ふ」なら即 丁寧 で確定
  2. 「給ふ」を見たら 活用 をチェック(四段=尊敬/下二段=謙譲)
  3. 残りは敬語動詞リストの で種類を即決
  4. 「奉る・参る」は文脈で尊敬・謙譲を分岐

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • 「給ふ」を全部尊敬と誤答 → 下二段は謙譲(思ひ給へ・見給へ等)
  • 「侍り」を「ある/いる」の意味だけで取る → 補助動詞なら丁寧
  • 「奉る」「参る」を全部謙譲と誤答 → 「お召しになる/召し上がる」は尊敬

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)


Q1.敬語の種類を答えよ。

帝、御文書かせたまふ

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「せたまふ」=帝に対する尊敬。「お書きになる」。


Q2.種類を答えよ。

御文を奉る

答え:謙譲語 解説:「奉る」=差し上げる。お手紙を差し上げる相手を敬う。


Q3.種類を答えよ。

「これは尊し」と申す

答え:謙譲語 解説:「申す」=言うの謙譲。聞き手(高貴な人)を敬う。


Q4.種類を答えよ。

我れも参り侍り

答え:丁寧語 解説:「侍り」=丁寧(〜です)。話し相手を敬う。


Q5.種類を答えよ。

中宮、御覧ず

答え:尊敬語 解説:「御覧ず」=ご覧になる。中宮に対する尊敬。


Q6.種類を答えよ。

御所に参る

答え:謙譲語 解説:「参る」=行くの謙譲。御所を敬う。


Q7.種類を答えよ。

法皇、御幸おはす

答え:尊敬語 解説:「おはす」=いらっしゃる。法皇を敬う。


Q8.種類を答えよ。

君に仕うまつる

答え:謙譲語 解説:「仕うまつる」=お仕えする。君を敬う。


Q9.種類を答えよ。

侍り

答え:丁寧語 解説:「侍り」=ございます。


Q10.種類を答えよ。

上、仰せらる

答え:尊敬語 解説:「仰す」=おっしゃる。上を敬う。


Q11.種類を答えよ。

大納言、御前に候ふ

答え:丁寧語 or 謙譲語 解説:「候ふ」は丁寧(〜です・います)/謙譲(控える)の両方あり。文脈で判断。


Q12.種類を答えよ。

帝、御物の怪に苦しませたまふ

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「苦しま」(未然形)+「せ」(尊敬の助動詞「す」連用形)+「たまふ」(尊敬の補助動詞)。「せたまふ」の二重敬語(最高敬語)で帝を敬う。


Q13.種類を答えよ。

我れ、御前にまうづ

答え:謙譲語 解説:「まうづ(参づ)」=「行く・来」の謙譲語。「御前」(高貴な方の御前)に参上する意。動作の向かう先である高貴な方を敬う。


Q14.種類を答えよ。

院、大殿籠る

答え:尊敬語 解説:「大殿籠る」=お休みになる。院を敬う。


Q15.種類を答えよ。

御物を賜ふ(下二段)。

答え:謙譲語 解説:「賜ふ」下二段=いただく。


Q16.種類を答えよ。

「いま参り候ふ」と申す。

答え:丁寧語 解説:「候ふ」=〜です。聞き手を敬う。


Q17.種類を答えよ。

御簾を上げさせたまふ

答え:尊敬語(最高敬語=二重尊敬) 解説:「させたまふ」は通常、最高敬語(二重尊敬)で訳す。文脈によっては「使役(〜させなさる)+尊敬」となる場合もあるので、主語が最高位の人物かどうかで判別する。


Q18.種類を答えよ。

御文を奉る

答え:謙譲語 解説:「奉る」=「与ふ」の謙譲語(差し上げる)。動作の受け手(御文を受け取る相手)を敬う。


Q19.種類を答えよ。

御前に侍ふ

答え:謙譲語 or 丁寧語 解説:「侍ふ」=控える(謙譲)/〜です(丁寧)。


Q20.種類を答えよ。

帝、思しめす

答え:尊敬語 解説:「思しめす」=お思いになる。帝を敬う。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)


Q21.種類と敬意の対象を答えよ。

中宮、御文を奉る

答え:謙譲語/受け取り手(差し上げる相手)への敬意 解説:「奉る」は謙譲。差し上げる相手を敬う。


Q22.種類と敬意の対象を答えよ。

中宮、御文奉りたまふ。

答え:謙譲+尊敬/受け取り手と中宮の両方を敬う 解説:「奉り」=謙譲、「たまふ」=尊敬。動作主中宮(尊敬)と受け取り手(謙譲)の二重敬意。


Q23.種類を答えよ。

「我れも参り侍りぬ」と申す。

答え:丁寧語 解説:「侍り」=〜です・います。聞き手を敬う。


Q24.種類を答えよ。

帝、御簾を上げさせたまふ

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「させたまふ」=最高敬語。帝に対する敬意。


Q25.種類を答えよ。

御供に仕うまつる

答え:謙譲語 解説:「仕うまつる」=お仕えする。


Q26.種類を答えよ。

いと尊くおはします

答え:尊敬語 解説:「おはします」=「おはす」の最高敬語化。いらっしゃる。


Q27.種類を答えよ。

御物をたまはる

答え:謙譲語 解説:「たまはる」=いただく。「賜ふ(下二段)」と同系。


Q28.種類を答えよ。

「いとあはれなり」と仰せらる

答え:尊敬語 解説:「仰せらる」=「仰す」+尊敬「らる」。おっしゃる。


Q29.種類を答えよ。

御前に候ひけり。

答え:謙譲語 or 丁寧語 解説:「候ふ」=控える(謙譲)/〜です(丁寧)。文脈で判断。


Q30.種類を答えよ。

御文を中宮より賜ふ(四段)。

答え:尊敬語 解説:「賜ふ」四段=お与えになる。中宮を敬う。


Q31.種類を答えよ。

文を奉りたまふ。

答え:謙譲+尊敬 解説:「奉り」=謙譲、「たまふ」=尊敬。受け取り手と動作主の両方を敬う。


Q32.種類を答えよ。

帝、御簾の中に入らせたまふ

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「せたまふ」最高敬語。


Q33.種類を答えよ。

御前に参り侍り。

答え:謙譲(参り)+丁寧(侍り) 解説:「参り」=動作の向かう先を敬う、「侍り」=聞き手を敬う。


Q34.種類を答えよ。

御物を召す

答え:尊敬語 解説:「召す」=お召しになる・お呼びになる。動作主を敬う。


Q35.種類を答えよ。

「行く」をまうづ

答え:謙譲語 解説:「まうづ」=「参る・行く」の謙譲。向かう先を敬う。


Q36.種類を答えよ。

院、御覧ぜさす。

答え:尊敬語 解説:「御覧ず」+使役・尊敬「さす」。院を敬う。


Q37.種類を答えよ。

御文をたてまつる

答え:謙譲語 解説:「たてまつる(奉る)」=差し上げる。


Q38.種類を答えよ。

御台ばかり侍り

答え:丁寧語 解説:「侍り」=ございます。


Q39.種類を答えよ。

中宮、御文を御覧ず

答え:尊敬語 解説:「御覧ず」=ご覧になる。中宮を敬う。


Q40.種類を答えよ。

御父にまゐる

答え:謙譲語 解説:「まゐる」=参上する。御父を敬う。


Q41.種類を答えよ。

君、おぼしわづらふ。

答え:尊敬語 解説:「おぼす(思す)」=お思いになる。


Q42.種類を答えよ。

さぶらふ人召せ。

答え:謙譲語(or 丁寧語の本動詞用法) 解説:「さぶらふ(候ふ)」=「あり・仕ふ」の謙譲語(お仕えする)。「お仕えしている人をお呼びになれ」。文脈によっては丁寧語「あります・います」の意でも使われる。


Q43.種類を答えよ。

我れ、御いとまたまはる。

答え:謙譲語 解説:「たまはる」=いただく。


Q44.種類を答えよ。

帝、思しめしたり。

答え:尊敬語 解説:「思しめす」=「思す」よりさらに高い尊敬。帝に対する敬意。


Q45.種類を答えよ。

御文を書きまゐらす

答え:謙譲語 解説:「まゐらす」=差し上げる。「奉る」と同系。


Q46.種類を答えよ。

御供に候ひたまふ。

答え:謙譲(候ひ)+尊敬(たまふ) 解説:「候ふ」=控える(謙譲)、「たまふ」=動作主を敬う。


Q47.種類を答えよ。

御所にまゐりたり。

答え:謙譲語 解説:「まゐる」=参上する。


Q48.種類を答えよ。

帝、御簾を召したまふ。

答え:尊敬語 解説:「召す」+「たまふ」。帝を敬う。


Q49.種類を答えよ。

「侍に候ふは誰そ」と仰す。

答え:丁寧/謙譲(「候ふ」)+尊敬(「仰す」) 解説:「候ふ」は文脈で謙譲・丁寧を判別。


Q50.種類を答えよ。

我れ、御文をまゐらす

答え:謙譲語 解説:「まゐらす」=差し上げる。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

複合敬語・敬語連動・誰から誰への敬意かを問う。


Q51.敬意の方向(誰から誰へ)を答えよ。

大臣、帝に文を奉りたまふ。

答え:「奉り」=大臣から帝への敬意(謙譲)/「たまふ」=作者から大臣への敬意(尊敬) 解説:謙譲は動作主から受け取り手へ、尊敬は作者(語り手)から動作主への敬意。


Q52.敬意の方向を答えよ。

中宮、御文を御覧じたまふ。

答え:「御覧じ」+「たまふ」ともに作者から中宮への尊敬(二重敬語) 解説:尊敬の重ね=最高敬語。


Q53.敬意の方向を答えよ。

「我れ、参り侍り」と申す。

答え:「侍り」=話し手から聞き手(高貴な人)への丁寧 解説:会話文の中の丁寧語は聞き手敬意。


Q54.種類を答えよ。

帝、御思しめさせたまふ。

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「思しめす」+「せたまふ」=最高敬語。


Q55.種類を答えよ。

中宮、おはしましけり。

答え:尊敬語 解説:「おはします」=最高位の「いらっしゃる」。


Q56.種類を答えよ。

「おそろし」とおぼしたまふ。

答え:尊敬語(二重) 解説:「おぼす」+「たまふ」。動作主を敬う。


Q57.種類を答えよ。

御簾の前にさぶらひたまふ。

答え:謙譲(さぶらひ)+尊敬(たまふ) 解説:「さぶらふ」=控える(謙譲)/「たまふ」=動作主を敬う。


Q58.種類を答えよ。

「これは尊し」と申したまふ。

答え:謙譲(申し)+尊敬(たまふ) 解説:「申す」=言うの謙譲、「たまふ」=動作主を敬う。


Q59.種類を答えよ。

たよりたまはせたり。

答え:尊敬語 解説:「たまはす」=お与えになる(尊敬)。


Q60.種類を答えよ。

帝、仰せ言たまふ。

答え:尊敬語 解説:「仰せ言」=ご命令、「たまふ」=尊敬。帝を敬う。


Q61.敬意の方向を答えよ。

「君にさぶらはむ」と申す。

答え:「さぶらは」=話し手から君への謙譲 解説:会話文中の謙譲は聞き手・受け手への敬意。


Q62.種類を答えよ。

けしきたまはらむ

答え:謙譲語 解説:「たまはる」=いただく。


Q63.種類を答えよ。

「御文を奉りつ」と申し侍り

答え:謙譲(奉り)+謙譲(申し)+丁寧(侍り) 解説:3敬語連動。「奉る・申す」謙譲、「侍り」丁寧。


Q64.種類を答えよ。

帝、御にて御覧じたまふ。

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「御覧ず」+「たまふ」。最高敬語。


Q65.種類を答えよ。

中宮まゐりたまへり。

答え:謙譲(まゐり)+尊敬(たまへ) 解説:「まゐる」=参上する(謙譲)、「たまふ」=中宮を敬う。


Q66.種類を答えよ。

「御文たてまつりたまへ」と仰す。

答え:謙譲(たてまつり)+尊敬(たまへ)+尊敬(仰す) 解説:3敬語の連鎖。文脈で読み解く。


Q67.種類を答えよ。

帝、御覧ぜさせたまふ。

答え:尊敬語(二重敬語) 解説:「御覧ず」+「させたまふ」。最高敬語。


Q68.種類を答えよ。

御供にさぶらひ侍り。

答え:謙譲(さぶらひ)+丁寧(侍り) 解説:「さぶらふ」謙譲+「侍り」丁寧。


Q69.種類を答えよ。

「これを召したまへ」と申す。

答え:尊敬語(召し+たまへ)/謙譲(申す) 解説:「召す」尊敬+「たまへ」尊敬。「申す」は話し手の謙譲。


Q70.種類を答えよ。

おもてまもりたまふ。

答え:尊敬語 解説:「まもる」(じっと見守る)+「たまふ」。動作主を敬う。


Q71.種類を答えよ。

御文を奉らせたまふ。

答え:謙譲(奉ら)+尊敬(せたまふ) 解説:「奉る」謙譲、「せたまふ」最高敬語。


Q72.種類を答えよ。

御祈りさせたまふ。

答え:尊敬語 解説:「せたまふ」または「させたまふ」=最高敬語。


Q73.種類を答えよ。

「行く」と申したまへり。

答え:謙譲(申し)+尊敬(たまへ) 解説:「申す」謙譲+「たまふ」尊敬。


Q74.種類を答えよ。

御物を奉らす。

答え:謙譲語 解説:「奉る」+「す」(使役)。差し上げさせる。


Q75.種類を答えよ。

中宮、御おぼしめさせたまふ。

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「おぼしめす」+「せたまふ」。中宮への最高敬意。


Q76.種類を答えよ。

御簾の内にさぶらはせたまふ。

答え:謙譲+尊敬(最高敬語) 解説:「さぶらふ」謙譲、「せたまふ」最高敬語。


Q77.種類を答えよ。

「君にまうすべきこと侍り」と言ふ。

答え:謙譲(まうす)+丁寧(侍り) 解説:「まうす(申す)」謙譲、「侍り」丁寧。


Q78.種類を答えよ。

帝、御物の怪苦しませたまふ。

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「せたまふ」最高敬語。帝に対する敬意。


Q79.種類を答えよ。

気色たまはりたり。

答え:謙譲語 解説:「たまはる」=いただく。


Q80.敬意の方向を答えよ。

「我れ、御供にまゐらむ」と申し侍り。

答え:「まゐら」=話し手から御供の相手への謙譲/「申し」=話し手から聞き手への謙譲/「侍り」=話し手から聞き手への丁寧 解説:会話文内、3敬語の連動。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)

最高敬語・絶対敬語・特殊敬語動詞。


Q81.種類を答えよ。

帝に奏す

答え:謙譲語(絶対敬語) 解説:「奏す」=帝・上皇に申し上げる。受け手が必ず天皇。絶対敬語。


Q82.種類を答えよ。

中宮・東宮に啓す

答え:謙譲語(絶対敬語) 解説:「啓す」=中宮・東宮(皇太子)に申し上げる。絶対敬語。


Q83.種類を答えよ。

帝、御上げさせたまふ

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「させたまふ」帝への最高敬意。「させ」を使役と取らない。


Q84.種類を答えよ。

しろしめすところなり」と申す。

答え:尊敬語 解説:「しろしめす」=お知りになる。最高敬語。


Q85.種類を答えよ。

「あな尊」とのたまふ

答え:尊敬語 解説:「のたまふ」=おっしゃる。動作主を敬う。


Q86.種類を答えよ。

御命をたてまつる

答え:謙譲語 解説:「たてまつる」=差し上げる。


Q87.種類を答えよ。

院、おはしましぬ。

答え:尊敬語 解説:「おはします」=いらっしゃる(最高位)。


Q88.種類を答えよ。

たまはす

答え:尊敬語 解説:「たまはす」=お与えになる。動作主を敬う。


Q89.種類を答えよ。

「君のあれば」とのたまはせたり。

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「のたまはす」=「のたまふ」最高敬語化。


Q90.種類を答えよ。

院、御思ほしたり。

答え:尊敬語 解説:「思ほす」=お思いになる(最高敬語的)。


Q91.種類を答えよ。

「御文をけいす」と申す。

答え:謙譲語(絶対敬語) 解説:「啓す」=中宮・東宮に申し上げる。


Q92.種類を答えよ。

かしらおろしたまふ。

答え:尊敬語 解説:「御かしらおろす」=出家なさる。「たまふ」で尊敬。


Q93.種類を答えよ。

物の怪わづらはせたまふ。

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「せたまふ」帝・院などへの最高敬意。


Q94.種類を答えよ。

「御文をたてまつらせたまへ」と申す。

答え:謙譲(たてまつら)+尊敬(せたまへ)/申す=謙譲 解説:3敬語の連鎖。文中の人物関係を整理する必要あり。


Q95.種類を答えよ。

我れ、つかうまつり侍る。

答え:謙譲(つかうまつり)+丁寧(侍る) 解説:「つかうまつる(仕うまつる)」=お仕えする。「侍る」聞き手敬意。


Q96.種類を答えよ。

まどはせたまふ。

答え:尊敬語(最高敬語) 解説:「せたまふ」最高敬語。


Q97.種類を答えよ。

目見たまふ。

答え:尊敬語 解説:「目見(まみ)」+「たまふ」。動作主を敬う。


Q98.種類を答えよ。

帝、しろしめしたり。

答え:尊敬語 解説:「しろしめす」=お知りになる(最高敬語)。


Q99.種類を答えよ。

御供にひかへ侍り。

答え:謙譲/丁寧 解説:「ひかへ」(控える)の謙譲的用法+「侍り」丁寧。


Q100.次の文中のすべての敬語の種類を答えよ。

中宮、御文を御覧じ、「あはれ」と仰せられけるに、御の人奉りまゐらせ侍りき。

答え: – 「御覧じ」=尊敬(中宮を敬う) – 「仰せられ」=尊敬(中宮を敬う、「らる」尊敬) – 「奉り」=謙譲(御供の人が中宮に対し) – 「まゐらせ」=謙譲 – 「侍り」=丁寧(聞き手を敬う)

解説:5敬語が一文に。誰の動作・誰への敬意かを丁寧に整理する必要がある総合問題。


入試レベル /20


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