過去・使役・サ変未然形を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「せ」の正体(4パターン)
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q2.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q3.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q4.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q5.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q6.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q7.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q8.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q9.次の傍線部「ませ」を識別せよ。
- Q10.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q11.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q12.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q13.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q14.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q15.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q16.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q17.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q18.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q19.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q20.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q21.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q22.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q23.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q24.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q25.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q26.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q27.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q28.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q29.次の傍線部「けれ」を識別せよ。
- Q30.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q31.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q32.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q33.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q34.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q35.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q36.次の傍線部「させ」を識別せよ。
- Q37.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q38.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q39.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q40.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q41.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q42.次の傍線部「すれ」を識別せよ。
- Q43.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q44.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q45.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q46.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q47.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q48.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q49.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q50.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q51.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q52.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q53.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q54.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q55.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q56.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q57.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q58.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q59.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q60.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q61.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q62.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q63.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q64.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q65.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q66.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q67.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q68.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q69.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q70.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q71.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q72.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q73.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q74.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q75.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q76.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q77.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q78.次の傍線部「せ」を識別せよ。
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- Q80.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q81.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q82.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q83.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q84.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q85.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q86.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q87.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q88.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q89.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q90.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q91.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q92.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q93.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q94.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q95.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q96.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q97.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q98.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q99.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q100.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「せ」の正体(4パターン)
古文の「せ」は識別問題で頻出。大きく 4種類 あります。
| 種類 | 接続/品詞 | 判別ポイント | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 過去の助動詞「き」 未然形「せ」 | 連用形接続 | 「せ+ば〜まし」(反実仮想) | 行かせば、見まし |
| ② サ変動詞「す」 未然形「せ」 | 一語のサ変 | 「す」一語+打消/推量 | 旅行せず/勉強せむ |
| ③ 使役の助動詞「す」 未然形「せ」 | 四段・ナ変・ラ変未然形接続 | 「〜せ+たまふ/む/ず」 | 行かせたまふ(行かせなさる) |
| ④ 尊敬の助動詞「す」 未然形「せ」 | 四段・ナ変・ラ変未然形接続 | 「〜せ+たまふ」二重敬語 | 仰せらる(おっしゃる) |
識別の鉄則
識別の鉄則
- 直前の語の活用形と品詞 を見る
- サ変「す」一語 → サ変未然形「せ」
- 四段・ナ変・ラ変の未然形+「せ」 → 使役・尊敬の「す」未然形
- 下接語 を見る
- 「せ+ば〜まし」 → 過去「き」未然形(反実仮想)
- 「せ+ず」「せ+む」 → サ変「す」未然形
- 「せ+たまふ」 → 使役・尊敬の助動詞「す」(高貴な主語なら尊敬の二重敬語)
- 反実仮想「ませば〜まし/せば〜まし」 は重要構文。「もし〜だったら、〜だろうに」
- 使役と尊敬の助動詞「す」の見分け
- 下に尊敬語が続く(たまふ・おはす)+ 高貴な主語 → 尊敬の二重敬語
- 下に尊敬語がない or 主語が一般人 → 使役
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① 「せば〜まし」が見えたら 過去「き」未然形 で即決
- 「せ+ば」 と「文の後ろに まし」がセットで出てきたら → 反実仮想「もし〜だったら〜だろうに」
- これは古文の重要構文。形を見た瞬間に答えを書く。
- 例:「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
コツ② 「せ給ふ/せたまふ」を見たら 使役か尊敬か を2秒で判定
- 直前の動詞が 四段・ナ変・ラ変の未然形 → 助動詞「す」未然形「せ」
- 主語が 天皇・中宮など最高位+自分で動作 → 尊敬の二重敬語「お〜になる」
- 主語が貴人でも 別の人にやらせている → 使役「〜させなさる」
- 「○○に〜せ給ふ」のように 「○○に」 があれば使役で確定。
コツ③ 直前の語幹が 意味を持つ独立した名詞 ならサ変「す」未然形
- 「旅行せず」「勉強せむ」「物語せばや」 → 名詞+サ変「す」の組合せ
- 「せ+ず/せ+む/せ+ばや」 → サ変「す」未然形「せ」が定番。
- 名詞か動詞語尾かをまず判定。
コツ④ 「仰せ/思せ/きこえさせ」など 一語の尊敬動詞 に注意
- 「仰す(おほす)」「思す(おぼす)」は それ自体で尊敬語。「せ」を切り出さない。
- 「きこえさす」も使役の助動詞ではなく 謙譲語の一語。
- 形を見て「一語動詞」と判断できれば、識別問題から除外できる。
試験本番でのチェック順序
- 「せば〜まし」のセットを探す(YES → 過去「き」未然形で終了)
- 直後が 「給ふ/たまふ/おはす」 → 使役 or 尊敬(主語と動作主で判定)
- 直前が 名詞 → サ変「す」未然形
- 「仰せ・思せ」など 一語の尊敬動詞 ではないか確認
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 「せ給ふ」を必ず尊敬の二重敬語と決めつけない → 動作主が別人なら使役+尊敬
- 「仰せらる」の「せ」は 動詞「仰す」の一部。助動詞ではない
- 「せ+ず」をサ変と決めつけない → 直前が四段未然形なら使役・尊敬の「す」未然形「せ」(例:「行かせず」=行かせない)
- 「せばや」は「サ変未然形+願望ばや」or「過去せ+係助詞ばや」で文脈による
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
4パターンを識別する基本問題。
Q1.次の傍線部「せ」を識別せよ。
月見せば、思ひ出でなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「見」上一段連用形+「せ」+「ば」(仮定)+反実仮想「なまし」。「月を見たならば、思い出すだろうに」。反実仮想の典型。
Q2.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅行せず。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「旅行す」サ変未然形+打消「ず」。「旅行しない」。
Q3.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、行かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「行か」四段未然形+尊敬「す」未然形+尊敬「たまふ」。主語が帝(高貴)で、下に尊敬「たまふ」 → 尊敬の二重敬語。「お行きになる」。
Q4.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、家臣に物を取らせたまふ。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」 解説:「取ら」(四段「取る」未然)+使役「す」連用「せ」+尊敬「たまふ」。「主が家臣に取らせる」 → 使役。「家臣に物を取らせなさる」。
Q5.次の傍線部「せ」を識別せよ。
春過ぎて夏来せば、衣替へまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「来(き)」カ変連用形+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「夏が来たなら、衣替えするだろうに」。
Q6.次の傍線部「せ」を識別せよ。
勉強せね。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「勉強す」サ変未然+打消「ず」已然形「ね」。「勉強しないので/勉強しない」。
Q7.次の傍線部「せ」を識別せよ。
仰せらる。
答え:下二段動詞「仰す」未然形「仰せ」の一部 解説:「仰せ」は下二段動詞「仰す」(おっしゃる)の未然形そのもの。助動詞ではない。直後の「らる」(尊敬の助動詞)は未然形接続。「仰せらる」全体で「お命じになる」「おっしゃる」の意の敬語表現。
Q8.次の傍線部「せ」を識別せよ。
あらせたまへ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「あら」ラ変「あり」未然形+「せ」+尊敬「たまへ」命令形。文脈で使役か尊敬かが決まる。 典型:「あらせたまへ」は「(〜の状態に)してくださいませ」または「いてくださいませ」。
Q9.次の傍線部「ませ」を識別せよ。
風吹かませば、波立たまし。
答え:反実仮想の助動詞「まし」未然形「ませ」 解説:「吹か」(四段未然)+「ませ」+「ば」+反実仮想「まし」。「もし風が吹いたならば、波が立つだろうに」。「ませば〜まし」は反実仮想の典型構文。
Q10.次の傍線部「せ」を識別せよ。
試験をせむ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「試験」(名詞)を目的語にとり「(試験を)する」の意の「す」(サ変)未然形+意志「む」。「試験をしよう」。
Q11.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御文書かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「書か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。主語が中宮(高貴)。「お書きになる」。
Q12.次の傍線部「せ」を識別せよ。
弟に仕事せさす。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「仕事」+「す」サ変未然+使役「さす」。「弟に仕事をさせる」。
Q13.次の傍線部「せ」を識別せよ。
知りせば、来まし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「知り」四段「知る」連用形+過去「き」未然「せ」+「ば」+「まし」(反実仮想の標準形「連用形+せば〜まし」)。「(あの時)知ったならば、(今)来るだろうに」。
Q14.次の傍線部「せ」を識別せよ。
大臣、馬を走らせたまふ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「走ら」四段未然+使役「す」未然+尊敬「たまふ」。文脈「大臣が馬を走らせる」 → 使役。
Q15.次の傍線部「せ」を識別せよ。
解かせたまへ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「解か」四段未然+「せ」+尊敬「たまへ」命令。文脈で:誰かに解かせる→使役 / 自ら解く(高貴)→尊敬。
Q16.次の傍線部「し」を識別せよ。
法師、念仏したり。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「念仏す」(複合サ変)連用形「し」+存続「たり」。「法師が念仏していた」。サ変「す」の連用形は「し」。
Q17.次の傍線部「せ」を識別せよ。
君、御階を昇らせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「昇ら」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。主語が君(高貴)。「お昇りになる」。
Q18.次の傍線部「せ」を識別せよ。
物言はせば、答へまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「言は」四段未然+「せ」+「ば」+「まし」(反実仮想)。「物を言ったならば、答えるだろうに」。
Q19.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅せじ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「旅す」(複合サ変)未然形+打消推量「じ」。「旅をしないだろう」。
Q20.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御製を作らせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「作ら」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「御製」(=帝の作品)を作る主体は帝、高貴な主語+下に尊敬。「お作りになる」。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
反実仮想構文、使役/尊敬の見分け、係り結びを含む応用問題。
Q21.次の傍線部「せ」を識別せよ。
雨降らせば、止みなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「降ら」四段未然+「せ」+「ば」+「なまし」(完了「ぬ」未然「な」+反実仮想「まし」)。「雨が降ったならば、止んだだろうに」。
Q22.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅装せず。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「旅装す」(複合サ変、=旅支度をする)未然形+打消「ず」。「旅装をしない」。
Q23.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、自ら楽しませたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「楽しま」(四段「楽しむ」未然)+尊敬「す」未然「せ」+尊敬「たまふ」。「自ら」とあるので動作主は帝自身。「自らお楽しみになる」(尊敬の二重敬語)。
Q24.次の傍線部「せ」を識別せよ。
知らせねば、答へず。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「知ら」四段未然+使役「す」未然+打消「ず」已然形「ね」+「ば」(原因)。「知らせないので、答えない」。
Q25.次の傍線部「せ」を識別せよ。
春来せば、雪解けなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「来(き)」カ変連用+「せ」+「ば」+「なまし」(反実仮想)。「春が来たならば、雪が解けるだろうに」。
Q26.次の傍線部「せ」を識別せよ。
いざせむ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「いざ」(=さあ)+「す」サ変未然+意志「む」。「さあ、しよう」。
Q27.次の傍線部「せ」を識別せよ。
内裏より召させたまへり。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」 解説:「召さ」(四段「召す」未然)+使役「す」連用「せ」+尊敬「たまへ」+完了「り」。「内裏からお呼び出させなさった」。
Q28.次の傍線部「せ」を識別せよ。
嘆かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「嘆か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。高貴な主語の場合「お嘆きになる」。
Q29.次の傍線部「けれ」を識別せよ。
道狭ければ通り難し。
答え:形容詞「狭し」(ク活用)已然形「狭けれ」 解説:形容詞「狭し」(ク活用)已然形+接続助詞「ば」(原因)。「道が狭いので通りにくい」。
Q30.次の傍線部「し」を識別せよ。
食事したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「食事す」(複合サ変)連用形「し」+尊敬「たまふ」。「お食事なさる」。サ変「す」の連用形は「し」。
Q31.次の傍線部「させ」を識別せよ。
御覧ぜさせたまふ。
答え:使役・尊敬の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「御覧ぜ」(サ変「御覧ず」未然形)+使役・尊敬「さす」連用形「させ」+尊敬「たまふ」。動作主が中宮自身なら「ご覧になる」(尊敬の二重敬語)。 ※「す」と「さす」の使い分け:「さす」は下一段・上一段・下二段・上二段・カ変・サ変未然形接続。「御覧ず」はサ変なので「さす」が付く。
Q32.次の傍線部「せ」を識別せよ。
月見せば、夜更けなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「見」上一段連用+「せ」+「ば」+「なまし」。「月を見たならば、夜が更けてしまうだろうに」。
Q33.次の傍線部「せ」を識別せよ。
自ら歌詠ませたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「詠ま」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「自ら」が示すように主語が動作主=高貴。「お詠みになる」。
Q34.次の傍線部「せ」を識別せよ。
子に水汲ませけり。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」 解説:使役「す」は未然・連用同形「せ」。下接「けり」は連用接続なので、ここの「せ」は連用形。「汲ま」(四段未然)+使役「す」連用「せ」+過去「けり」。「子に水を汲ませた」。
Q35.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅せじ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「旅す」(複合サ変)未然形「せ」+打消推量「じ」。「旅をしないだろう」。
Q36.次の傍線部「させ」を識別せよ。
母、子を寝させたまふ。
答え:使役の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「寝(ね)」(下二段「寝」未然)+使役「さす」連用形「させ」+尊敬「たまふ」。下二段未然形接続なので「さす」が付く。「子を寝かせなさる」。
Q37.次の傍線部「せ」を識別せよ。
行かせぬ。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」+完了「ぬ」終止形 解説:「行か」四段未然+使役「す」連用+完了「ぬ」。「行かせてしまった」。
Q38.次の傍線部「せ」を識別せよ。
知らせたり。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」+存続「たり」 解説:「知ら」四段未然+使役「す」連用+存続「たり」。「知らせていた」。
Q39.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御琴弾かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「弾か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「お弾きになる」。
Q40.次の傍線部「せ」を識別せよ。
行せばや。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「行(おこな)」(名詞 or 語幹)+サ変「す」未然+願望「ばや」。「行いたい」。 ※「ばや」は未然形接続の願望終助詞。
Q41.次の傍線部「せ」を識別せよ。
来せば、よからまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「来(き)」カ変連用+「せ」+「ば」+「まし」(反実仮想)。「(あの時)来たならば、よかっただろうに」。
Q42.次の傍線部「すれ」を識別せよ。
仕事すれども疲れず。
答え:サ変動詞「す」已然形「すれ」 解説:「仕事す」(複合サ変)已然形「すれ」+接続助詞「ども」(逆接)。「仕事をするけれども疲れない」。
Q43.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御代を治めさせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「治め」下二段「治む」未然形+尊敬「さす」連用+尊敬「たまふ」。下二段未然形接続なので「さす」が付く。「お治めになる」。
Q44.次の傍線部「せ」を識別せよ。
雨止ませたまへ。
答え:使役の助動詞「す」連用形「せ」 解説:「止ま」(四段「止む」未然)+使役「す」連用「せ」+尊敬「たまへ」命令。「(神様などに)雨を止めさせてくださいませ」。
Q45.次の傍線部「せ」を識別せよ。
思ひせず。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「思ひ」(名詞or連用形)+サ変「す」未然+打消「ず」。「思いをしない/思わない」。
Q46.次の傍線部「せ」を識別せよ。
内裏に参らせたまへ。
答え:尊敬の助動詞「す」連用形「せ」(二重敬語) 解説:「参ら」(四段「参る」未然)+尊敬「す」連用「せ」+尊敬「たまへ」命令。動作主は相手自身。「内裏にご参上なさいませ」。
Q47.次の傍線部「せ」を識別せよ。
月見せば、宴催さまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「見」(上一段連用)+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「月を見たならば、宴を催すだろうに」。「せば〜まし」の反実仮想構文。
Q48.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、宴を催させたまふ。
答え:尊敬の助動詞「さ」(=「さす」未然形) 正答:「催さ」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」と読む。あるいは「催(もよほ)し」(名詞)+「さ・せ・たまふ」? 正答(推奨):「催さ」(四段「催す」未然)+尊敬「す」未然「せ」+尊敬「たまふ」。「お催しになる」(二重敬語)。
Q49.次の傍線部「せ」を識別せよ。
紙を破らせたまふ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「破ら」四段未然+「せ」+尊敬「たまふ」。誰かに破らせる→使役、自分で破る(高貴)→尊敬。
Q50.次の傍線部「し」を識別せよ。
仏事したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「仏事す」(複合サ変)連用形「し」+尊敬「たまふ」。「仏事をなさる」。サ変「す」の連用形は「し」。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
引用・敬語・係り結びが絡む応用問題。
Q51.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御文を書かせたまひて、人にも見せさせたまふ。
答え:①最初の「せ」=尊敬の助動詞「す」未然形(二重敬語) ②「見せさせ」の「さ」は使役の助動詞「さす」連用形「させ」 解説: – 「書か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまひ」 → 二重敬語「お書きになる」 – 「見せ」(下二段「見す」連用)+「させ」(使役「さす」連用)+尊敬「たまふ」 → 「お見せさせなさる」
Q52.次の傍線部「せ」を識別せよ。
春来せばと夢に見ゆ。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「来」カ変連用+「せ」+「ば」+引用「と」。「『春が来たならば』と夢に見える」。
Q53.次の傍線部「せ」を識別せよ。
朝廷、僧を召させたまふ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「召さ」四段「召す」未然形+使役「す」未然「せ」+尊敬「たまふ」。使役「す」は未然形接続。「朝廷が僧を召させなさる」。
Q54.次の傍線部「せ」を識別せよ。
嵐、木を倒させけり。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「倒さ」四段未然+使役「す」未然「せ」+過去「けり」。「嵐が木を倒させた」=「嵐が原因で木が倒れた」。
Q55.次の傍線部「せ」を識別せよ。
もし春が来せば、花咲くまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「もし」(仮定)+「来」カ変連用+「せ」+「ば」+「まし」。反実仮想の典型。「もし春が来たならば、花が咲くだろうに」。
Q56.次の傍線部「し」を識別せよ。
いと急ぎて旅したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「旅す」(複合サ変)連用形「し」+尊敬「たまふ」。「とても急いで旅をなさる」。サ変「す」の連用形は「し」。
Q57.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我れ、笛吹かせじ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「吹か」四段未然+使役「す」未然+打消推量「じ」。「私は(人に)笛を吹かせない」。
Q58.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御代を治めさせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「治め」下二段「治む」未然+尊敬「さす」連用+尊敬「たまふ」。下二段未然+「さす」。「お治めになる」(二重敬語)。
Q59.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、楽しませたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「楽しま」四段「楽しむ」未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「お楽しみになる」。
Q60.次の傍線部「せ」を識別せよ。
庭に雪降らせたまふ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「降ら」四段未然+「せ」+尊敬「たまふ」。文脈「庭に雪を降らせなさる」(使役、神様が雪を降らせる)か「庭に雪が降る(神様の動作の尊敬)」。 ※ 神様や帝が「降らせる」場合、神事的表現では使役。
Q61.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御覧ぜさせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「御覧ぜ」(サ変「御覧ず」未然)+尊敬「さす」連用+尊敬「たまふ」。「ご覧になる」(二重敬語)。 ※「御覧ず」自体が尊敬語。さらに二重敬語にする。
Q62.次の傍線部「せ」を識別せよ。
もし帰り来せば、よろこびなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「帰り来(き)」連用+「せ」+「ば」+「なまし」(反実仮想)。「もし帰って来たならば、喜ぶだろうに」。
Q63.次の傍線部「せ」を識別せよ。
嘆かせたまへば、人みな涙す。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「嘆か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまへ」已然+「ば」(原因)。「お嘆きになるので、人々皆涙を流す」。
Q64.次の傍線部「せ」を識別せよ。
殿、いたう驚かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「驚か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「殿はひどくお驚きになる」。
Q65.次の傍線部「せ」を識別せよ。
学をせじ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「学(がく)」+サ変「す」未然+打消推量「じ」。「学問をしないだろう」。
Q66.次の傍線部「せ」を識別せよ。
名にし負はばいざ言問はせむ。(改変)
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「問は」四段未然+使役「す」未然+意志「む」。「(人に)尋ねさせよう」。 ※原典(伊勢物語)は「言問はむ」(使役なし)。本問は識別のため使役「せ」を加えた改変。
Q67.次の傍線部「せ」を識別せよ。
月光に照らさせたまふ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「照らさ」四段未然+「せ」+尊敬「たまふ」。月や神の主体なら尊敬「お照らしになる」、誰かを照らさせる場合は使役。
Q68.次の傍線部「せ」を識別せよ。
いざ立たせたまへ。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「立た」四段未然+「せ」+尊敬「たまへ」命令。「さあ、お立ちになってください」(尊敬)or 「立たせてくださいませ」(使役)。
Q69.次の傍線部「せ」を識別せよ。
主、家臣に書かせたまふ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「家臣に書かせる」 → 動作主は家臣、主は使役の指示者。使役。
Q70.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御絵を描かせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:主語が帝で動作主も帝。下に尊敬「たまふ」 → 二重敬語「お描きになる」。
Q71.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我れ行きせば、君はとどまらまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「行き」(四段「行く」連用)+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「私が行ったならば、君はとどまるだろうに」。「せば〜まし」の反実仮想構文。
Q72.次の傍線部「せ」を識別せよ。
入内したまふ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 or 使役・尊敬の助動詞「す」 解説:「入内(じゅだい)す」(複合サ変)連用形「入内し」+尊敬「たまふ」。「たまふ」は連用形接続。「入内なさる」(高貴な女性の入内に対する尊敬表現)。
Q73.次の傍線部「せ」を識別せよ。
仰せらるるやう。
答え:下二段動詞「仰す」未然形語尾「せ」 解説:「仰す」(下二段、敬語動詞)未然形「仰せ」+尊敬「らる」連体「るる」+形式名詞「やう」。「お命じになることには」。 ※「仰す」自体が尊敬語動詞で、「せ」は活用語尾。助動詞「す・さす」の「せ」ではない。
Q74.次の傍線部「せ」を識別せよ。
知らせず。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「知ら」四段未然+使役「す」未然+打消「ず」。「知らせない」。
Q75.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅せじと思ふ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「旅す」サ変未然+打消推量「じ」+引用「と」。「旅をしないだろうと思う」。
Q76.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御物の怪に困らせたまへり。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「困ら」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまへ」連用+完了「り」。「物の怪にお困りになっていた」。
Q77.次の傍線部「せ」を識別せよ。
思ふこと言はせず。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「言は」四段未然+使役「す」未然+打消「ず」。「思うことを言わせない」。
Q78.次の傍線部「せ」を識別せよ。
殿、御階を上らせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「上ら」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。高貴な主語。「お上りになる」。
Q79.次の傍線部「せ」を識別せよ。
風吹かせば、舟漕ぎなまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「吹か」四段未然+「せ」+「ば」+「なまし」(反実仮想)。「風が吹いたならば、舟を漕ぐだろうに」。
Q80.次の傍線部「せ」を識別せよ。
春来せば、花咲かまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「来(き)」(カ変連用)+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「春が来たならば、花が咲くだろうに」。「せば〜まし」の反実仮想構文。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
Q81.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、御前の物見させたまふほどに、廂の御簾を上げよと仰せらる。
答え:①「させ」=尊敬の助動詞「さす」連用形 ②「仰せらる」の「せ」=下二段「仰す」連用形語尾 解説: – 「見」上一段連用+尊敬「さす」連用「させ」+尊敬「たまふ」 → 二重敬語「ご覧になる」 – 「仰せらる」:「仰す」(下二段、敬語動詞)連用「仰せ」+尊敬「らる」終止形
Q82.次の傍線部「せ」を識別せよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしや、と問はせたまへば、舟人涙を流す。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「問は」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまへ」已然+「ば」(原因)。伊勢物語「東下り」の場面の改変。「お尋ねになるので、舟人が涙を流す」。
Q83.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御琴弾かせたまへば、心ある人みな涙ぐむ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「弾か」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまへ」已然+「ば」。「御琴をお弾きになるので、心ある人々が皆涙ぐむ」。
Q84.次の傍線部「せ」を識別せよ。
雪の降らせば、いと心細からまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「降ら」(四段未然)+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「雪が降ったならば、とても心細いだろうに」。「せば〜まし」の反実仮想構文。
Q85.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御使ひ、走らせたまふ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「走ら」四段未然+使役「す」未然+尊敬「たまふ」。「御使いを走らせなさる」(使役)。
Q86.次の傍線部「せ」を識別せよ。
仰せ事承りて、退き出づ。
答え:下二段動詞「仰す」連用形「仰せ」の語尾 解説:「仰す」(下二段、敬語動詞)連用形「仰せ」+名詞「事」+四段「承る」連用。「お命じになったことを承って、退出する」。 ※「仰せ事」(おほせごと)で「お言葉、ご命令」の意の合成語。
Q87.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我れも勉強せじ、と思ひゐたるなり。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「勉強す」サ変未然+打消推量「じ」+引用「と」。「私も勉強しないだろう、と思っているのだ」。
Q88.次の傍線部「せ」を識別せよ。
帝、御製を作らせたまひて、世に伝へよと仰せらる。
答え:①「作らせ」の「せ」=尊敬の助動詞「す」未然形(二重敬語) ②「仰せらる」の「せ」=下二段「仰す」連用形語尾 解説: – 「作らせたまふ」:尊敬の二重敬語「お作りになる」 – 「仰せらる」:「仰す」連用+尊敬「らる」終止
Q89.次の傍線部「せ」を識別せよ。
物言はせばや、と心に願ふ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「言は」四段未然+使役「す」未然+願望「ばや」。「(人に)物を言わせたい、と心に願う」。
Q90.次の傍線部「せ」を識別せよ。
中宮、ものの怪に苦しませたまふを、加持し奉る僧、夜もすがら祈りまどふ。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「苦しま」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまふ」。「中宮が物の怪にお苦しみになるのを、加持祈祷申し上げる僧が、一晩中祈りに励む」。
Q91.次の傍線部「せ」を識別せよ。
よし、わが心をせよ。
答え:サ変動詞「す」命令形「せよ」 解説:「す」サ変命令形は「せよ」。「よし、私の心の通りにせよ/私の意志に従え」。
Q92.次の傍線部「せ」を識別せよ。
仏もせぬ慈悲を、母は子に与ふ。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「す」サ変未然+打消「ず」連体形「ぬ」+体言「慈悲」。「仏でも持たない慈悲を、母は子に与える」。
Q93.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我れ独り住みせば、寂しからまし。
答え:過去の助動詞「き」未然形「せ」 解説:「住み」(四段「住む」連用)+「せ」+「ば」+反実仮想「まし」。「私が独り住んだならば、寂しいだろうに」。「せば〜まし」の反実仮想構文。
Q94.次の傍線部「せ」を識別せよ。
院、御製作らせたまひしを、世に伝ふべし。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語) 解説:「作ら」四段未然+尊敬「す」未然+尊敬「たまひ」連用+過去「き」連体「し」+準体助詞「を」。「院がお作りになった御製を、世に伝えるべきだ」。
Q95.次の傍線部「せ」を識別せよ。
旅にしある人を、慰めさせたまふ。
答え:尊敬の助動詞「さす」連用形「させ」 解説:「慰め」下二段「慰む」未然+尊敬「さす」連用+尊敬「たまふ」。「旅にある人を、お慰めなさる」(二重敬語)。
Q96.次の傍線部「せ」を識別せよ。
我れ、人を悲しませじ。
答え:使役の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「悲しま」四段「悲しむ」未然+使役「す」未然+打消推量「じ」。「私は人を悲しませないだろう」。
Q97.次の傍線部「し」を識別せよ。
法皇、御幸したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「御幸す」(複合サ変)連用形「し」+尊敬「たまふ」。「法皇が御幸なさる」。サ変「す」の連用形は「し」。
Q98.次の傍線部「せ」を識別せよ。
春雨に濡らさせたまへるかな。
答え:使役 or 尊敬の助動詞「す」未然形「せ」 解説:「濡らさ」四段未然+「せ」+尊敬「たまへ」連用+完了「り」連体+詠嘆「かな」。「春雨に濡らされなさったことよ」(尊敬の受身)or「(誰かに)濡らさせなさった」(使役)。
Q99.次の傍線部「せ」を識別せよ。
御物の怪、いみじう祈らせたまへど、なほ離れず。
答え:尊敬の助動詞「す」未然形「せ」(二重敬語)or 使役 解説:「祈ら」四段未然+「せ」+尊敬「たまへ」+逆接「ど」。文脈「物の怪を退散させるために祈祷を行わせる」 → 使役(高貴な主語が僧侶に祈祷させる)が自然。
Q100.次の傍線部「せ」を識別せよ。
行く川のながれは絶えせずして、しかも、もとの水にあらず。
答え:サ変動詞「す」未然形「せ」 解説:「絶え」下二段「絶ゆ」連用+サ変「す」未然+打消「ず」連用+「して」。方丈記冒頭の改変(原文は「絶えずして」)。「絶ゆ」+「す」=「絶ゆることをしない」の意で、サ変動詞「す」が補助的に付く稀な用法。実際の方丈記原文は「絶えずして」(絶え+打消ず)が正格。
入試レベル /20
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