推量・意志・勧誘・婉曲・仮定を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「む」の正体(6用法)
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q2.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q3.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q4.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q5.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
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- Q50.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q51.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q52.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q53.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q54.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q55.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q56.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q57.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q58.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q59.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q60.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q61.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
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- Q76.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q77.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q78.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q79.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q80.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q81.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q82.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q83.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q84.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q85.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q86.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q87.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q88.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q89.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q90.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q91.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q92.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q93.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q94.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q95.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q96.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q97.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q98.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q99.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- Q100.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「む」の正体(6用法)
古文の助動詞「む」は 1語で6つの意味 を持ちます。識別問題では「どの意味か」を答えるパターンが多い。
| 用法 | 訳 | 判別ポイント | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 推量 | 〜だろう | 3人称が主語 | 雨降らむ |
| ② 意志 | 〜よう・〜たい | 1人称が主語 | 我れ行かむ |
| ③ 勧誘 | 〜したらどうか | 2人称が主語 | 君行かむや |
| ④ 適当 | 〜のがよい | 2人称+助言 | 早く帰らむ |
| ⑤ 婉曲 | 〜のような | 体言の前 | 思はむこと |
| ⑥ 仮定 | もし〜ならば | 「〜むには/〜む人」など条件節 | 行かむには |
識別の鉄則
識別の鉄則
- 主語の人称 を見る
- 1人称 → 意志
- 2人称 → 勧誘 or 適当
- 3人称 → 推量
- 下接語・文脈 を見る
- 体言の前 → 婉曲(「〜のような〜」)
- 「〜むには/〜むほど/〜むには」 → 仮定
- 「〜む」が文末で疑問 → 推量
- 「〜む」が文末で意志を述べる → 意志
- 接続 は必ず 未然形
- 文末の「む」連体形(「ぞ・なむ・や・か」結び)でも意味は同じ
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① まず「直後」を見ろ(婉曲・仮定を一発で切れる)
- 「む」+ 体言 → 婉曲(〜のような)即答 例:思はむこと/あらむ人
- 「む」+ に/には/ほど/ば → 仮定(もし〜なら) 例:行かむには/思はむほど
→ 直後が体言か接続助詞なら、人称を見るまでもなく確定。
コツ② 直後が文末/引用なら 人称 で3分割
直後が句点・「と」(引用)・「や/か」など文末系なら、主語の人称で決める。 – 1人称(我・吾・予・おのれ) → 意志(〜よう) – 2人称(君・なんぢ・あなた) → 勧誘・適当(〜してはどう/〜のがよい) – 3人称・無生物(人・雨・花) → 推量(〜だろう)
→ 主語省略が多いので、動作主が誰か を本文で探すのが鉄則。
コツ③ 2人称の勧誘か適当かは語気で判断
- 「や」「か」など疑問の終助詞付き → 勧誘(〜しないか)
- 助言・推奨の文脈 → 適当(〜のがよい)
例:君行かむや → 勧誘 / 早く帰らむ → 適当
コツ④ 「死なむ/往なむ」はナ変+む
「死なむ」「往なむ」だけは特殊。直前がナ変動詞「死ぬ/往ぬ」の未然形「な」+「む」。 助動詞「ぬ」未然+「む」とほぼ同じ意味(〜してしまうだろう)。
試験本番でのチェック順序
- 直後が 体言 → 婉曲(即答)
- 直後が に/には/ほど/ば → 仮定
- 主語が 1人称 → 意志
- 主語が 2人称 → 勧誘 or 適当
- 主語が 3人称・無生物 → 推量
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 主語省略が多い → 動作主を文脈で補う(敬語の有無もヒント)
- 「らむ」(現在推量)と混同 → 「ら」がなければ「む」で確定
- 「けむ」(過去推量)と混同 → 「け」がなければ「む」で確定
- 連体形「む」も意味は同じ(「ぞ・なむ・や・か」結びでも人称で決まる)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
6用法をそれぞれ識別する基本問題。
Q1.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
雨降らむ。
答え:推量 解説:主語が「雨」(3人称)。文末で「〜だろう」と推測。「雨が降るだろう」。
Q2.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ行かむ。
答え:意志 解説:主語が「我れ」(1人称)。「私は行こう」。自分の意志を述べる。
Q3.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむや。
答え:勧誘 解説:主語が「君」(2人称)。「あなたは行きませんか」と相手に行動を促す。
Q4.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
思はむこと。
答え:婉曲 解説:下に体言「こと」。「思うようなこと/思うであろうこと」と婉曲表現。
Q5.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむには、馬を用意すべし。
答え:仮定 解説:「〜むには」は条件節「もし〜ならば」。「(もし)行くならば、馬を用意するべきだ」。
Q6.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
風吹かむ。
答え:推量 解説:主語「風」(3人称)。「風が吹くだろう」。
Q7.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ寝む。
答え:意志 解説:下二段「寝(ぬ)」未然形「ね」+「む」。1人称。「私は眠ろう」。
Q8.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
早く帰らむ。
答え:適当(または意志) 解説:主語が省略。1人称なら「早く帰ろう」(意志)、2人称なら「早く帰ったらどうか」(適当)。文脈による。
Q9.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春来む頃。
答え:婉曲 解説:カ変「来」未然形「こ」+「む」+体言「頃」。「春が来るような頃」。
Q10.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむほどに、文書きてやらむ。
答え:仮定 解説:「〜むほどに」は条件節「〜の頃に/〜したならば」。「君が行くならば、その間に手紙を書いて送ろう」。
Q11.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
月出でむ。
答え:推量 解説:主語「月」(3人称)。「月が出るだろう」。
Q12.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ知らむ。
答え:意志 解説:1人称。「私は知ろう/知りたい」。
Q13.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむ所。
答え:婉曲 解説:体言「所」の前。「行くような所/行く所」。
Q14.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君や知らむ。
答え:勧誘 or 推量 解説:「君」(2人称)+係助詞「や」(疑問)+「む」(連体形、結び)。「あなたは知っているだろうか」(推量の疑問)or「あなたは知らないか」(勧誘的)。
Q15.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ書かむと思ふ。
答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」+「思ふ」。「私は書こうと思う」。
Q16.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
笛吹かむ人なし。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「笛を吹くような人はいない」。
Q17.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむには、しるべ要らむ。
答え:仮定(最初の「む」) 解説:「〜むには」は条件節「もし〜ならば」。「(もし)行くならば、案内人が必要だろう」。
Q18.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
父帰らむ。
答え:推量 解説:主語「父」(3人称)。「父が帰るだろう」。
Q19.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ問はむ。
答え:意志 解説:1人称。「私は尋ねよう」。
Q20.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君も食はむや。
答え:勧誘 解説:2人称+「や」(疑問)。「あなたも食べませんか」と勧める。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
文脈・係り結び・引用構文を含む応用問題。
Q21.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
言はむことを、まづ聞け。
答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「言うようなことを、まず聞け」。
Q22.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ歌詠まむと決めぬ。
答え:意志 解説:1人称+「と」+「決めぬ」。「私は歌を詠もうと決めた」。
Q23.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春雨や降らむ。
答え:推量 解説:「や」(疑問)+「む」(連体形、結び)。主語が無生物(春雨)→ 推量。「春雨は降るだろうか」。
Q24.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いざ参らむ。
答え:意志(または勧誘) 解説:「いざ」(さあ)+未然+「む」。「さあ、参ろう」(自分)or「さあ、参ろう(一緒に)」(勧誘)。
Q25.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむ人、馬を用意せよ。
答え:婉曲(または仮定) 解説:体言「人」の前。「行くような人は、馬を用意せよ」。 ※ 仮定的に「行く人がいるならば」と解釈もできる。
Q26.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
鳥鳴かむ山に、いざ行かむ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「鳥鳴かむ山」:体言「山」の前 → 婉曲「鳥が鳴くような山」 – 「いざ行かむ」:1人称(共同)→ 意志/勧誘「さあ行こう」
Q27.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ知らむやと、人問ふ。
答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:「我れ知らむや」全体を引用。1人称だが「や」(疑問)が付いて相手に問われる形なら「私が知るだろうか」(推量疑問)or「私が知ることを期待しているのか」(勧誘的)。文脈で判断。
Q28.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
夕月夜出でむ頃、参るべし。
答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。「夕月夜が出るような頃に、参上するべきだ」。
Q29.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
父知り給はむ。
答え:推量 解説:「給は」(尊敬補助動詞)+未然形+「む」。主語が父(3人称)で尊敬付き。「父はご存知だろう」。
Q30.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ寝(ね)む。
答え:意志 解説:下二段「寝(ぬ)」未然形「ね」+「む」。1人称。「私は眠ろう」。
Q31.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむかは。
答え:勧誘の反語(または推量の反語) 解説:「かは」(反語の終助詞)。「あなたは行くだろうか、いや行くまい」(反語)。
Q32.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れも往なむ。
答え:意志 解説:「往(い)な」ナ変「往ぬ」未然形+「む」。1人称。「私も立ち去ろう」。
Q33.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
月隠れむ夜。
答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「月が隠れるような夜」。
Q34.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむほどに、待ちぬべし。
答え:仮定 解説:「〜むほどに」は条件節。「行くならば、待つに違いない」。
Q35.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ言はむことを聞け。
答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「私が言うようなことを聞け」。
Q36.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむやと、皆問へり。
答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:四段「行く」未然形「行か」+「む」+係助詞「や」(疑問)。2人称「君」が主語。「あなたは行きませんか、と皆が尋ねている」。
Q37.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
風吹かむ音、いと寂し。
答え:婉曲 解説:体言「音」の前。「風が吹くような音は、とても寂しい」。
Q38.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ住まむ所、いまだ定めず。
答え:婉曲 解説:体言「所」の前。「私が住むような所は、まだ決めていない」。
Q39.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春来むやと、人ごとに問ふ。
答え:推量の疑問 解説:カ変「来」未然形「こ」+「む」+係助詞「や」(疑問)。主語が無生物(春)→ 推量。「春が来るだろうか、と人ごとに尋ねる」。
Q40.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむには、誰か供をすべき。
答え:仮定 解説:「〜むには」条件節+「誰か」(疑問)+「す」連体「すべき」(疑問の結び)。「(もし)行くならば、誰が供をするだろうか」。
Q41.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ食はむ。
答え:意志 解説:1人称。「私は食べよう」。
Q42.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
雨止まむ。
答え:推量 解説:主語「雨」(3人称)。「雨が止むだろう」。
Q43.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君も食はむかし。
答え:勧誘 解説:2人称+念押し終助詞「かし」。「あなたも食べたまえ」(勧誘・強調)。
Q44.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ書かむものを、人に見せじ。
答え:婉曲(または意志) 解説:体言「もの」の前なら婉曲「私が書くようなもの」、意志的に「私が書くもの」とも訳せる。 正答(推奨):婉曲が文法的に自然。
Q45.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いざ給へ、参らむ。
答え:勧誘(共同) 解説:「いざ給へ」(さあ、おいでください)+「参らむ」(参りましょう)。1人称複数(共同)→ 勧誘的意志。
Q46.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
思はむほどの心地ぞする。
答え:婉曲 解説:「ほど」(=程度・様)+「の」+体言「心地」。「思うような程度の気持ちがする」。
Q47.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
笛吹かむこと、難し。
答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「笛を吹くようなことは、難しい」。
Q48.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君や問はむ。
答え:勧誘 or 推量 解説:「君」(2人称)+「や」(疑問)+「む」連体(結び)。「あなたは尋ねるだろうか/尋ねたらどうか」。
Q49.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ往なむと、思ひ立つ。
答え:意志 解説:「往な」ナ変未然+「む」+引用「と」。1人称。「私は立ち去ろう、と思い立つ」。
Q50.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
心知らむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「心を知っているような人」。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
敬語・係り結び・引用が複雑に絡む応用問題。
Q51.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
中宮、御文書かむと仰せらる。
答え:意志(中宮の発言と読めば) 解説:「書かむ」+「と」(引用)+尊敬「仰せらる」。中宮が発言主。「お書きになろう、とお命じになる」 → 中宮の意志を引用。
Q52.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ参らむ。されど、いまだ準備整はず。
答え:意志 解説:1人称。「私は参上しよう。しかし、まだ準備が整わない」。
Q53.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春や来む、と心に待つ。
答え:推量の疑問 解説:「春」が主語(無生物)+係助詞「や」(疑問)+カ変「来」未然形「こ」+「む」(連体、結び)。「春が来るだろうか、と心の中で待つ」。
Q54.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむやと、母心配す。
答え:勧誘(または推量の疑問) 解説:「君」2人称+「や」(疑問)+「む」。「あなたが行くだろうか、と母が心配する」(推量)or「あなたが行ったらどうか、と母が心配する」(勧誘)。
Q55.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いみじき宿世の人にあらむ。
答え:推量 解説:「あら」(ラ変「あり」未然)+「む」。3人称的(一般論)。「並々ならぬ宿縁の人であろう」。
Q56.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ仕うまつらむと申す。
答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」+謙譲「申す」。「私はお仕え申し上げよう、と申し上げる」。
Q57.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
笛の音絶えむ夜。
答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「笛の音が絶えるような夜」。
Q58.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
御覧ぜさせたまはむ。
答え:推量(または尊敬の二重敬語+推量) 解説:「御覧ぜ」(サ変「御覧ず」未然)+尊敬「さす」連用「させ」+尊敬「たまは」未然+「む」。「ご覧になるだろう」(尊敬二重敬語+推量)。
Q59.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
嘆かむこと、目に見ゆ。
答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。「嘆くようなことが、目に浮かぶ」。
Q60.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
早く立ち去らむ。
答え:意志 or 適当 解説:1人称なら「早く立ち去ろう」(意志)、2人称なら「早く立ち去ったらよい」(適当)。
Q61.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
知らむ人。
答え:婉曲 解説:四段「知る」未然形「知ら」+「む」+体言「人」。「知っているような人」(婉曲)。
Q62.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
山深く分け入らむ。
答え:意志 or 推量 解説:1人称なら意志「山深く分け入ろう」、3人称・一般なら推量「分け入るだろう」。
Q63.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
物思ふ我れも、いま忘れなむ。
答え:意志 解説:「忘れ」下二段連用+完了「ぬ」未然「な」+「む」。1人称。「物思いに沈む私も、今、忘れてしまおう」。
Q64.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
雨いやまさらむ。
答え:推量 解説:副詞「いや」(=ますます)+四段「増さる」未然形+「む」。「雨がますますひどく増すだろう」。
Q65.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君もろともに参らむやは。
答え:勧誘の反語 解説:副詞「もろともに」(一緒に)+四段「参る」未然形「参ら」+「む」+「やは」(反語)。「あなたも一緒に参りませんか、いやそうではない」(反語)。
Q66.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
唐土に渡らむ人、希にあらむ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=推量 解説: – 「渡らむ人」:体言「人」前 → 婉曲「中国に渡るような人」 – 「あらむ」:3人称+推量「(多くは)いないだろう」
Q67.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
老いむ身、いかでか若く保たむ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志(または推量) 解説: – 「老いむ身」:体言「身」前 → 婉曲「老いるような身」 – 「保たむ」:1人称(自身)→ 意志「保とう」
Q68.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いま帰らむかし。
答え:意志(または勧誘) 解説:「かし」(念押し)。1人称なら「もう帰ろうよ」、2人称なら「もう帰ったらどうか」。
Q69.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
思はむこと言はむ。
答え:両方とも婉曲(or 意志) 解説: – 「思はむこと」:体言「こと」前 → 婉曲「思うようなこと」 – 「言はむ」:1人称(自身)→ 意志「言おう」 全体:「思うようなことを、言おう」。
Q70.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
心知らむ人にこそ、見すべき。
答え:婉曲 解説:「知らむ人」+係助詞「こそ」+助動詞「べし」連体「べき」(こその結び、本来已然「べけれ」)。「心を知っているような人にこそ、見せるべきだ」。
Q71.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れもまた仏に祈らむ。
答え:意志 解説:1人称+意志。「私もまた仏に祈ろう」。
Q72.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君行かむ所、いづくぞ。
答え:婉曲 解説:「行かむ所」:体言「所」前 → 婉曲「行くような所」。「あなたが行くようなところは、どこか」。
Q73.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
嘆かむやは。
答え:意志の反語(または推量の反語) 解説:「嘆かむやは」=「嘆くだろうか、いや嘆くまい」(反語)。
Q74.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
鳥鳴かむ朝、目覚めなむ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「鳴かむ朝」:体言「朝」前 → 婉曲 – 「目覚めなむ」:完了「ぬ」未然+「む」、1人称 → 意志「目覚めてしまおう」
Q75.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
行かむには、馬要らむ。
答え:両方とも意味が必要 解説: – 「行かむには」:仮定「行くならば」 – 「要らむ」:3人称(馬)→ 推量「要るだろう」
Q76.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君わが心知りむやは。
答え:勧誘の反語 解説:「君」2人称+「やは」(反語)。「あなたが私の心を知るだろうか、いや知るまい」(反語的)。
Q77.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
仏に祈らむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」前。「仏に祈るような人」。
Q78.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いざ参らむやは。
答え:勧誘の反語 解説:「いざ参らむやは」=「さあ参ろうか、いや参るまい」(反語)。
Q79.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
鳥や鳴かむ、と耳を澄ます。
答え:推量 解説:「鳥」(3人称)+「や」(疑問)+「む」(連体結び)。「鳥が鳴くだろうか、と耳を澄ます」。
Q80.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ寝なむ。
答え:意志 解説:「寝(ね)」下二段連用+完了「ぬ」未然「な」+「む」。1人称。「私は眠ってしまおう」。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
Q81.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
唐土に渡らむ人、すくなからむ。
答え:推量 解説:「すくなから」(形容詞「すくなし」未然形)+「む」。「中国に渡るような人は、少ないだろう」。
Q82.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
月見む人、いざ夜更けにあり給へ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「あり給へ」は命令 解説:「見む人」:体言前 → 婉曲「月を見るような人は」。「給へ」尊敬命令「いてください」。
Q83.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ、なほ生かさむと思ふ。
答え:意志 解説:「生かさ」四段「生かす」未然+「む」+引用「と」+「思ふ」。1人称。「私は、まだ生かそうと思う」。
Q84.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春の野に咲かむ花、いまだ知らず。
答え:婉曲 解説:体言「花」前。「春の野に咲くような花を、まだ知らない」。
Q85.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いみじき宿世の人にしあらむ。
答え:推量 解説:「あら」ラ変未然+「む」。3人称的(断定的推量)。「並々ならぬ宿縁の人なのであろう」。
Q86.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
父の御志、いかでか忘れむ。
答え:意志の反語 解説:「いかでか」(=どうして)+「忘れむ」(1人称・意志)。「父のお志を、どうして忘れようか、いや忘れまい」(反語)。
Q87.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
物のあはれを知らむ人にこそ。
答え:婉曲 解説:「知らむ人」体言前+係助詞「こそ」+結び省略(「見すべけれ」など)。「物のあわれを知っているような人にこそ(見せるべきだ)」。徒然草の典型。
Q88.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
風吹かむ夕、なほものあはれなる。
答え:婉曲 解説:体言「夕」前。「風が吹くような夕方は、なおもしみじみと趣ある」。
Q89.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
君や生かむ、我れや死なむ。
答え:両方とも意志的疑問(または推量) 解説: – 「君や生かむ」:2人称+「や」 → 勧誘的疑問「あなたが生きるのか」 – 「我れや死なむ」:1人称+「や」 → 意志的疑問「私が死ぬのか」 全体:「あなたが生きるのか、私が死ぬのか」(運命を問う)。
Q90.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春の野に若菜摘みむ人、いまだ来ず。
答え:婉曲 解説:体言「人」前。「春の野に若菜を摘むような人が、まだ来ない」。
Q91.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
いざ参らむかし。
答え:意志(共同)または勧誘 解説:「いざ」(さあ)+意志「む」+念押し「かし」。「さあ、参ろうよ」(自分+相手を誘う)。
Q92.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ、いま死なむものを、と嘆く。
答え:意志 解説:「死な」ナ変未然+「む」+逆接「ものを」(〜のに)。1人称。「私は今死のうとしているのに、と嘆く」。
Q93.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ生かむやは、人皆生かして。
答え:意志の反語 解説:「生かむやは」=「生きようか、いや生きまい」(反語)。「人々皆を生かしておいて、(自分だけ)生きようか、いや生きまい」。
Q94.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
心知らむ人にこそ、語らはめ。
答え:婉曲 解説:「知らむ人」体言前+係助詞「こそ」+已然形「語らはめ」(こその結び、「語らふ」未然+「む」已然)。「心を知っているような人にこそ、語り合うのだ」。
Q95.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
思はむ人。
答え:婉曲 解説:四段「思ふ」未然形「思は」+「む」+体言「人」。「思っているような人」(婉曲)。
Q96.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
我れ笛吹かむ、と聞かす人ぞよき。
答え:意志 解説:1人称+意志+引用「と」。「私が笛を吹こう、と聞かせる人がよい」。
Q97.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
月清けき夜、いざ歌詠まむやは。
答え:勧誘の反語 解説:「いざ」+「やは」(反語)。「さあ、歌を詠もうか、いや詠むまい」。
Q98.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
春の山にいざ分け入らむ。
答え:意志(または勧誘) 解説:「いざ」+意志「む」。1人称(共同)。「さあ、春の山に分け入ろう」。
Q99.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
思はむこと、君に語らはむ。
答え:最初の「む」=婉曲、後の「む」=意志 解説: – 「思はむこと」:婉曲「思うようなこと」 – 「語らはむ」:1人称(自分)→ 意志「語ろう」 全体:「思うようなことを、あなたに語ろう」。
Q100.次の傍線部「む」の用法を答えよ。
唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ、これらは、ただ夢のごとくにぞある。
答え:傍線部「けめ」(けむ已然形)=過去推量「けむ」の已然形「けめ」 解説:「け+め」は過去推量「けむ」(過去の事柄を推量する)已然形+係助詞「こそ」の結び。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう、これらは、ただ夢のようにある」。徒然草の有名な一節。 ※「む」と「けむ」は別の助動詞。「けむ」=過去推量/過去の伝聞/過去の婉曲。
入試レベル /20
合計 /100
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