※当サイトの解説・ドリル・定期テスト対策はすべて無料です。このコーナーは、市販教材についての塾長の正直レビューです。
結論:古典の「最初の読解問題集」はこれ
『岡本梨奈の古文ポラリス』は、当塾で古典の勉強を始めた生徒の「最初の読解問題集」として使っている一冊です(レベル1 基礎レベル)。理由はシンプルで、解説が多くて素晴らしいから。市販の古文問題集は解説の薄いものが多い中で、ポラリスは独学でも進めやすい例外的な存在です。
基本情報
| 書名 | 大学入試問題集 岡本梨奈の古文ポラリス |
|---|---|
| 著者 | 岡本梨奈 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| レベル構成 | 1 基礎レベル/2 標準レベル/3 発展レベル |
| 塾での使い方 | レベル1を「最初の読解問題集」に |
塾でどう使っているか
単語と文法の基礎をさらった生徒に、読解の一冊目としてレベル1(基礎)を渡しています。当塾の方針は「単語と文法をさらったら、ひたすら多読」。その多読の入口にちょうどいいのがこの本です。
なおレベル3(発展)は難しすぎるので、難関私立を狙う人向けです。最初の一冊に選ばないように注意してください。
👍 良い点
- 解説が多くて素晴らしい。なぜその訳になるのかを追えるので、読解の独学に向く
- レベルが3段階に分かれていて、自分の段階に合わせて選べる
🤔 気になる点
- レベル3は難度が高い。難関私立向けで、基礎が固まる前に手を出すと挫折のもと
合う人・合わない人
合う人:単語・文法を一通り終えて、読解の練習を始めたい人(→レベル1)/難関私立を目指して骨のある問題を解きたい人(→レベル3)
合わない人:まだ単語・文法が固まっていない人。先に単語帳と当サイトの無料文法解説を。
中身をもう少し詳しく
レベル1(基礎レベル)は、入試の標準的な長さの古文を読み解くための読解問題集です。設問を解いて終わりではなく、本文をどう読み、なぜその訳になるのかを一文ずつ追えるよう、解説のページがしっかり取られているのが最大の特長です。私が当塾で「最初の読解問題集」に選んでいるのも、この解説の手厚さが理由です。
レイアウト面では、問題編と解説編が分かれている構成が一般的で、解説側では本文の現代語訳・重要語句・文法事項の確認がセットで載っているタイプの作りです。「単語と文法をさらったら、ひたすら多読」という当塾の方針に対して、ちょうど多読の入口として機能してくれます。
塾長メモ:収録されている文章の正確な本数や付録の有無は版によって異なる可能性があるので、ここでは断定しません。購入前に最新の目次・仕様をご確認ください。確かなのは「解説が多くて、独学でも進めやすい」という、私が実際に使って感じている一点です。
使い方・学習プラン
この本は「解いて丸つけして終わり」にすると、いちばんおいしい解説部分を捨てることになります。当塾では次の手順で回しています。
| 段階 | やること |
|---|---|
| 1周目 | 時間を計りすぎず、まず自力で読んで設問を解く。分からない語はチェックだけして先へ。 |
| 丸つけ | 正誤より「なぜそう読むのか」を解説で確認。現代語訳と本文を照らし合わせる。 |
| 復習 | つまずいた文法・単語を当サイトの無料解説で補強してから次の文章へ。 |
| 2周目 | 同じ本文を音読し、止まらず訳せるか確認。スラスラ読めたら次のレベルへ。 |
併用書の使い方はシンプルです。単語帳と文法書は「先に」「並行して」、ポラリスは「読解の実戦練習」として使います。読解中に文法でつまずいたら、その場で無料の文法解説に戻る——この往復が一番伸びます。
他書との違い・選び方
同じ「基礎レベルの古文読解問題集」でも、本によって向き不向きがあります。ざっくり整理するとこうです。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 古文ポラリス1(本書) | 解説が手厚い読解問題集。独学でも理由を追える。 | 単語・文法を終え、読解を始める人。独学派。 |
| 問題数重視の薄い問題集 | 解説は短めで量をこなすタイプ。 | 隣で教えてくれる人がいて、量を積みたい人。 |
| 文法・単語の参考書 | 読解の前段階を固めるための土台。 | まだ基礎が固まっていない人。 |
本書を選ぶ決め手は、やはり「解説の量」です。読解の独学でいちばん困るのは「合っていたけど理由は分からない/間違えたけど直し方が分からない」という状態で、ここを埋めてくれる解説があるかどうかが分かれ目になります。なおレベル3(発展)は難関私立向けで最初の一冊には不向きなので、迷ったらレベル1から始めてください。
よくある質問(Q&A)
Q. レベル1・2・3のどれを買えばいい?
A. 読解の一冊目ならレベル1(基礎)。レベル3(発展)は難度が高く、難関私立を狙う人向けです。基礎が固まる前に手を出すと挫折のもとになります。
Q. 何周すればいい?
A. 周回数より「同じ本文を止まらず訳せるか」が基準です。目安は2周。1周目で解いて解説を読み込み、2周目で音読してスラスラ読めれば、その文章は卒業です。
Q. 解説を読んでも分からないときは?
A. その単元だけ当サイトで調べ直してください。文法の解説一覧と確認テスト(PDF付)はすべて無料です。本書の解説と当サイトの解説を「二人がかりの先生」として使うのが、独学のコツです。
Q. これ一冊で入試まで足りる?
A. レベル1は「読解の入口」です。ここで読む型を身につけたら、より上のレベルや過去問へ進む流れになります。一冊で完結というより、多読の最初の一歩と考えてください。
塾長の総合評価
| 評価項目 | 5段階 |
|---|---|
| 解説のわかりやすさ | ★★★★★ |
| 独学のしやすさ | ★★★★★ |
| 最初の一冊への向き(レベル1) | ★★★★★ |
| レベル選びのしやすさ | ★★★★☆ |
| 基礎が未完成の人への扱いやすさ | ★★★☆☆ |
一言総評:「解説が多くて素晴らしい」——これに尽きます。市販の古文問題集は解説の薄いものが多い中で、ポラリス(レベル1)は独学でも理由を追える数少ない読解問題集です。単語・文法を終えた人が読解を始める「最初の一冊」として、当塾でも自信を持って渡しています。逆に、まだ基礎が固まっていない人や、最初からレベル3に手を出す人には向きません。順番を守れば、これほど頼れる入口はそうありません。
「隣で解説してくれる人」の代わりに
塾長の本音を言えば、市販の問題集はどれも「隣で解説してくれる人が欲しい」のです。解説が短い問題集ほど、つまずいたときに止まってしまう。塾の生徒には隣で私が解説しますが、このサイトの読者の方には、当サイトの無料解説がその代わりになるように作ってあります。
問題集でつまずいたら、ここで該当単元を調べてください(すべて無料):古文文法の解説一覧|古文の確認テスト(174テーマ・PDF付)
📚 全体の使い分けは:古文・漢文の問題集おすすめ|レベル別の正直な使い分け


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