漢文「置き字」をやさしく解説|而・於・矣など読まない字

漢文 置き字 アイキャッチ 漢文

書いてあるのに読まない字=置き字を、はたらきごとに整理します。

置き字は読まないかわりに、置かれた位置ではたらきを示します。接続の『而』、前置詞の『於・于・乎』、文末・句調の『矣・焉・兮』が代表です。

置き字とは読まない字 而於矣 図解

目印と意味

接続の置き字 而 図解|学而時習之
置き字はたらき訳のヒント
接続前の語に『て・して/ども』を添える
於・于・乎前置詞場所『に・で』/比較『より』/受身『に…らる』
矣・焉・兮文末・句調読まない(断定・余韻・リズム)
前置詞の置き字 於于乎 図解|青於藍

例文で確認

文末の置き字 矣焉兮 図解|朝聞道夕死可矣
  • 学而時習之 → 学びて時に之を習ふ (学んでは折にふれ復習する(而=て))
  • 青於藍 → 藍よりも青し (藍より青い(於=比較の『より』))
  • 朝聞道夕死可矣 → 朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり (朝に真理を聞けたら夕方死んでもよい(矣=読まない))

覚え方のポイント

置き字の覚え方のポイント 図解
  • 置き字そのものは読まない。はたらきは前後の送り仮名に出る。
  • 『於』は形容詞の後なら比較『より』、動詞+らるなら受身。
  • 『而』は前の語に『て・して』を添えて読む。

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