中世以降の口語形「む」「らむ」「けむ」を100問で見分ける
このページは「誰でも古典塾」が無料で配布する古典文法ドリルです。問題用PDF・解答用PDFを無料でダウンロードできます。印刷して手元で解いてもOK、このページに表示された問題を画面で解いてもOK。
- このドリルでわかること
- はじめに:「ん」の正体
- 識別の鉄則
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.「ん」を識別せよ。
- Q2.「らん」を識別せよ。
- Q3.「けん」を識別せよ。
- Q4.「なん」を識別せよ。
- Q5.「ん」を識別せよ。
- Q6.「らん」を識別せよ。
- Q7.「けん」を識別せよ。
- Q8.「ん」を識別せよ。
- Q9.「らん」を識別せよ。
- Q10.「けん」を識別せよ。
- Q11.「ん」を識別せよ。
- Q12.「らん」を識別せよ。
- Q13.「けん」を識別せよ。
- Q14.「ん」を識別せよ。
- Q15.「らん」を識別せよ。
- Q16.「けん」を識別せよ。
- Q17.「ん」を識別せよ。
- Q18.「らん」を識別せよ。
- Q19.「けん」を識別せよ。
- Q20.「ん」を識別せよ。
- Q21.「ん」を識別せよ。
- Q22.「らん」を識別せよ。
- Q23.「けん」を識別せよ。
- Q24.「ん」を識別せよ。
- Q25.「らん」を識別せよ。
- Q26.「けん」を識別せよ。
- Q27.「ん」を識別せよ。
- Q28.「らん」を識別せよ。
- Q29.「けん」を識別せよ。
- Q30.「ん」を識別せよ。
- Q31.「らん」を識別せよ。
- Q32.「けん」を識別せよ。
- Q33.「ん」を識別せよ。
- Q34.「らん」を識別せよ。
- Q35.「けん」を識別せよ。
- Q36.「ん」を識別せよ。
- Q37.「らん」を識別せよ。
- Q38.「けん」を識別せよ。
- Q39.「ん」を識別せよ。
- Q40.「らん」を識別せよ。
- Q41.「けん」を識別せよ。
- Q42.「ん」を識別せよ。
- Q43.「らん」を識別せよ。
- Q44.「けん」を識別せよ。
- Q45.「ん」を識別せよ。
- Q46.「らん」を識別せよ。
- Q47.「けん」を識別せよ。
- Q48.「ん」を識別せよ。
- Q49.「らん」を識別せよ。
- Q50.「けん」を識別せよ。
- Q51.「ん」を識別せよ。
- Q52.「らん」を識別せよ。
- Q53.「けん」を識別せよ。
- Q54.「なん」を識別せよ。
- Q55.「ん」を識別せよ。
- Q56.「らん」を識別せよ。
- Q57.「けん」を識別せよ。
- Q58.「ん」を識別せよ。
- Q59.「らん」を識別せよ。
- Q60.「けん」を識別せよ。
- Q61.「ん」を識別せよ。
- Q62.「らん」を識別せよ。
- Q63.「けん」を識別せよ。
- Q64.「ん」を識別せよ。
- Q65.「らん」を識別せよ。
- Q66.「けん」を識別せよ。
- Q67.「ん」を識別せよ。
- Q68.「らん」を識別せよ。
- Q69.「けん」を識別せよ。
- Q70.「ん」を識別せよ。
- Q71.「らん」を識別せよ。
- Q72.「けん」を識別せよ。
- Q73.「ん」を識別せよ。
- Q74.「らん」を識別せよ。
- Q75.「けん」を識別せよ。
- Q76.「ん」を識別せよ。
- Q77.「らん」を識別せよ。
- Q78.「けん」を識別せよ。
- Q79.「ん」を識別せよ。
- Q80.「らん」を識別せよ。
- Q81.「ん」を識別せよ。
- Q82.「らん」を識別せよ。
- Q83.「けん」を識別せよ。
- Q84.「ん」を識別せよ。
- Q85.「らん」を識別せよ。
- Q86.「けん」を識別せよ。
- Q87.「ん」を識別せよ。
- Q88.「らん」を識別せよ。
- Q89.「けん」を識別せよ。
- Q90.「ん」を識別せよ。
- Q91.「らん」を識別せよ。
- Q92.「けん」を識別せよ。
- Q93.「ん」を識別せよ。
- Q94.「らん」を識別せよ。
- Q95.「けん」を識別せよ。
- Q96.「ん」を識別せよ。
- Q97.「らん」を識別せよ。
- Q98.「けん」を識別せよ。
- Q99.「ん」を識別せよ。
- Q100.「らん」を識別せよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「ん」の正体
古文の「ん」は、中世以降に登場した 「む・らむ・けむ」などの口語化形。
| 「ん」の正体 | 意味 |
|---|---|
| む → ん | 推量・意志(〜だろう・〜よう) |
| らむ → らん | 現在推量(今〜だろう) |
| けむ → けん | 過去推量(〜たであろう) |
| ぬ未然+む → なむ → なん | 確実な推量・意志(〜してしまうだろう) |
→ 中世以降の文章(軍記物語・狂言・浮世草子)に頻出。
識別の鉄則
識別の鉄則
- 直前の活用形 で「ん」の正体を判別
- 未然形+ん → む系(推量・意志)
- 終止形+らん → らむ系(現在推量)
- 連用形+けん → けむ系(過去推量)
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① 「ん」を見たら 直前2文字 をまず見る
- 「らん」「りん」→ らむ系(現在推量「〜ているだろう」)
- 「けん」→ けむ系(過去推量「〜たであろう」)
- 「なん」→ なむ系(完了「ぬ」未然+推量「む」or 願望「なむ」)
- 上記以外の単独「ん」→ 多くは 「む」 の口語形(推量・意志)
コツ② 訳語は 「だろう/よう」を当ててみる
- 「行かん」「見ん」→「行こう/見よう」と訳せれば意志、「行くだろう/見るだろう」なら推量。
- 「ん」が文末で1人称主語なら意志、3人称主語なら推量、というのが原則。
コツ③ 時代背景で「ん」「らん」「けん」を区別
- 平安期の文章なら「む/らむ/けむ」が原形で出るので、「ん」表記が出てきたら 中世以降の文章 と判断。
- 軍記・狂言・近世散文では「ん」表記が当たり前。
コツ④ 「なん」は 2パターンに分かれる
- 未然形+なん → 願望の終助詞「なむ」(〜してほしい)
- 連用形+なん → 完了「ぬ」未然+推量「む」(きっと〜だろう)
- 直前の活用形が決め手。
試験本番でのチェック順序
- 「らん」「けん」「なん」の3パターンに当てはまるかチェック
- どれにも当てはまらなければ単独「ん」=「む」の口語形
- 訳語「〜だろう/〜よう」を当てて推量か意志かを決める
- 主語が1人称か3人称かで最終確認
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 「らん」を全部「らむ」と決めつけない → 「あらん」は「あら+ん」でラ変未然+む の可能性あり
- 「なん」を 係助詞「なむ」 と取り違える → 文末か途中かで判断(途中なら係助詞、文末なら完了+推量 or 願望)
- 中古以前の文章で「ん」表記は基本出ない → 出典が中世以降か確認
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
Q1.「ん」を識別せよ。
我れ行かん。
答え:む(推量・意志)の口語形 解説:「行か」未然+「ん」(=む)。「私は行こう」。
Q2.「らん」を識別せよ。
都に雪降るらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「降る」終止+「らん」(=らむ)。「都に雪が降っているだろう」。
Q3.「けん」を識別せよ。
古代の人、いかに苦しみけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「苦しみ」連用+「けん」(=けむ)。「どんなに苦しんだであろう」。
Q4.「なん」を識別せよ。
雨降らなん。
答え:願望(他者)「なむ」の口語形 解説:「降ら」未然+「なん」(=なむ)。「雨が降ってほしい」。
Q5.「ん」を識別せよ。
君も来んかし。
答え:む(勧誘)の口語形 解説:「来」未然+「ん」+念押し「かし」。「あなたも来ようよ」。
Q6.「らん」を識別せよ。
なぜ花散るらん。
答え:らむ(原因推量)の口語形 解説:「なぜ」+「らん」。「どうして花が散るのだろう」。
Q7.「けん」を識別せよ。
いかにありしけん。
答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「いかに」+「けん」。「どうしていたのだろう」。
Q8.「ん」を識別せよ。
早く帰らん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「帰ら」未然+「ん」。「早く帰ろう」。
Q9.「らん」を識別せよ。
故郷の人、今いかにすらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「いかに」(疑問副詞)+サ変「す」終止形+「らん」。「今ごろどうしているだろう」。
Q10.「けん」を識別せよ。
昔の人、何思ひけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「昔の人は何を思ったのだろう」。
Q11.「ん」を識別せよ。
我れ仕うまつらん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「仕うまつら」未然+「ん」。「お仕えしよう」。
Q12.「らん」を識別せよ。
月の都の人、今いかに住むらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「住む」終止+「らん」(=らむ)。「月の都の人は、今どう住んでいるのだろう」。
Q13.「けん」を識別せよ。
我が祖、いかに生きけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「生き」連用+「けん」。「私の祖はどう生きたのだろう」。
Q14.「ん」を識別せよ。
春過ぎば、人皆嘆かん。
答え:両方ともむ(推量・仮定)の口語形 解説:過ぎば(下二段「過ぐ」未然形+仮定「ば」)/嘆かん(四段「嘆く」未然形+推量「む(ん)」)。
Q15.「らん」を識別せよ。
いかなる宿世にあるらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「あ」(ラ変連体「ある」)+「らん」(=らむ)。「どのような宿世であるのだろう」。
Q16.「けん」を識別せよ。
古き家、いかに栄えけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「栄え」連用+「けん」。
Q17.「ん」を識別せよ。
知る人ぞ知らん。
答え:む(推量)の口語形 解説:「知ら」未然+「ん」。「知る人は知るだろう」。
Q18.「らん」を識別せよ。
春や来たらん。
答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来た」連用+「らん」+係助詞「や」。「春が来ているだろうか」。
Q19.「けん」を識別せよ。
古典ありしけん頃。
答え:けむ(過去婉曲)の口語形 解説:「ありし」(過去連体)+「けん」+体言「頃」。「古典があったとかいう頃」。
Q20.「ん」を識別せよ。
いざ参らん。
答え:む(意志・勧誘)の口語形 解説:「いざ」+「参ら」未然+「ん」。「さあ、参ろう」。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
連体形「ん」(体言修飾)、婉曲・仮定の用法。
Q21.「ん」を識別せよ。
行かん人を待つ。
答え:む(婉曲・連体)の口語形 解説:「行か」未然+「ん」体言「人」修飾。「行くような人を待つ」。
Q22.「らん」を識別せよ。
都に春や来たらん。
答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来た」連用+「らん」。「都に春が来ているのだろうか」。
Q23.「けん」を識別せよ。
昔の人もかく言ひけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「言ひ」連用+「けん」。「昔の人もこう言ったのだろう」。
Q24.「ん」を識別せよ。
雪降らん夜は寒からん。
答え:む(仮定・連体)の口語形 解説:「降ら」未然+「ん」体言「夜」修飾。「雪が降るような夜は寒いだろう」。
Q25.「らん」を識別せよ。
我が思ふ人、いかに過ぐすらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「過ぐす」終止+「らん」。「私の思う人は、どう過ごしているだろう」。
Q26.「けん」を識別せよ。
雪深き道を、いかに帰りけん。
答え:けむ(過去推量・原因)の口語形 解説:「帰り」連用+「けん」。「雪深い道を、どう帰ったのだろう」。
Q27.「ん」を識別せよ。
我れに任せん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「任せ」(下二段未然)+「ん」。「私に任せよう」。
Q28.「らん」を識別せよ。
都の事、いかにらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「いかに」+「らん」。「都の事は、どうだろう」。
Q29.「けん」を識別せよ。
大臣、いかに思しけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思し」(尊敬連用)+「けん」。「大臣はどうお思いになったのだろう」。
Q30.「ん」を識別せよ。
あらん限り、励まん。
答え:む(仮定・意志)の口語形 解説:「あら」未然+「ん」、「励ま」未然+「ん」。「あらゆる限り、励もう」。
Q31.「らん」を識別せよ。
鳥の声、聞こゆらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「聞こゆ」終止+「らん」。「鳥の声が聞こえているだろう」。
Q32.「けん」を識別せよ。
先代の人、何を後の世に残しけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「残し」連用+「けん」。「先代の人は何を後の世に残しただろうか」。
Q33.「ん」を識別せよ。
我れ歌詠まんと思ふ。
答え:む(意志)の口語形 解説:「詠ま」未然+「ん」。「歌を詠もうと思う」。
Q34.「らん」を識別せよ。
春や来ぬらん、雪まだ消えず。
答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「来ぬ」(完了「ぬ」終止)+「らん」。「春が来ているのだろうか」。
Q35.「けん」を識別せよ。
古き世には、いかなる契りありけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「あり」連用+「けん」。「古き世にはどんな約束があったのだろう」。
Q36.「ん」を識別せよ。
言はんにはあらず。
答え:む(婉曲)の口語形 解説:「言は」未然+「ん」。「言うようなことではない」。
Q37.「らん」を識別せよ。
心づくしの秋風、いかに吹くらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「吹く」終止+「らん」。「心づくしの秋風は、どう吹いているだろう」。
Q38.「けん」を識別せよ。
人皆、いかにあきれけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「あきれ」(下二段連用)+「けん」。「人々は、どんなにあきれたであろう」。
Q39.「ん」を識別せよ。
山深くこもらん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「こもら」未然+「ん」。「山深くこもろう」。
Q40.「らん」を識別せよ。
都の月、今宵照るらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「照る」終止+「らん」。「都の月は、今宵照っているだろう」。
Q41.「けん」を識別せよ。
何ゆゑかかる事ありしけん。
答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「ありし」+「けん」。「なぜこんな事があったのだろう」。
Q42.「ん」を識別せよ。
仇を討たん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「討た」未然+「ん」。「仇を討とう」。
Q43.「らん」を識別せよ。
何処にて宿借るらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「借る」終止+「らん」。「どこで宿を借りているだろう」。
Q44.「けん」を識別せよ。
いと心強くも侍りけんかな。
答え:けむ(過去推量・詠嘆)の口語形 解説:「侍り」連用+「けん」+「かな」。「とても心強かったことよ」。
Q45.「ん」を識別せよ。
月見ん人は出で給へ。
答え:む(意志・婉曲・連体)の口語形 解説:「見」未然+「ん」体言「人」修飾。「月を見ようとする人は出ていらっしゃい」。
Q46.「らん」を識別せよ。
我が宿に来鳴くらん鳥は何ぞ。
答え:らむ(現在推量・連体)の口語形 解説:「鳴く」終止+「らん」体言「鳥」修飾。
Q47.「けん」を識別せよ。
古の聖、いかに学びけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「学び」連用+「けん」。「古の聖人は、どう学んだのだろう」。
Q48.「ん」を識別せよ。
心強くあらんには。
答え:む(仮定)の口語形 解説:「あら」未然+「ん」+「には」。「心強くあるようには」。
Q49.「らん」を識別せよ。
故里の事、いかにあるらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「ある」(ラ変連体)+「らん」(=らむ)。「故里の事はどうしているのだろう」。
Q50.「けん」を識別せよ。
古の友、いかに過ぐしけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「過ぐし」連用+「けん」。「古の友はどう過ごしただろう」。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
軍記物語・狂言・近世文の頻出パターン。
Q51.「ん」を識別せよ。
兵を率ゐて打ち向かん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「向か」未然+「ん」。「兵を率いて打ち向かおう」。
Q52.「らん」を識別せよ。
敵、すでに陣を布くらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「布く」終止+「らん」。「敵はもう陣を敷いているだろう」。
Q53.「けん」を識別せよ。
先陣はいかにかしけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「し」(サ変連用)+「けん」。「先陣はどうしたのだろう」。
Q54.「なん」を識別せよ。
御身も無事におはせなん。
答え:願望「なむ」の口語形 解説:「おはせ」未然+「なん」。「お身体も無事でいらしてほしい」。
Q55.「ん」を識別せよ。
こなたへ参らんかし。
答え:む(意志・勧誘)の口語形 解説:「参ら」未然+「ん」+「かし」。「こちらへ参りましょう」。
Q56.「らん」を識別せよ。
あら、何の音すらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「す」終止+「らん」。「あら、何の音がしているのだろう」。
Q57.「けん」を識別せよ。
道中、いかに苦しみけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「苦しみ」連用+「けん」。「道中、どんなに苦しんだろう」。
Q58.「ん」を識別せよ。
我れ、命をも惜しまん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「惜しま」未然+「ん」。「私は命をも惜しまない(惜しもう)」。
Q59.「らん」を識別せよ。
主君は今いづくにおはすらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「おはす」終止+「らん」。「主君は今どこにいらっしゃるのだろう」。
Q60.「けん」を識別せよ。
都を出でし時、いかに泣きけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「泣き」連用+「けん」。「都を出た時、どんなに泣いたであろう」。
Q61.「ん」を識別せよ。
言ふもあへぬ事も語らんものを。
答え:む(意志・推量・連体)の口語形 解説:「語ら」未然+「ん」体言代用。「言うにも言えないことも語ろうものを」。
Q62.「らん」を識別せよ。
いづくにてか宿らせ給ふらん。
答え:らむ(現在推量・尊敬と連結) 解説:「給ふ」終止+「らん」。「どこでお宿りになっているだろう」。
Q63.「けん」を識別せよ。
いかに心細く思ひけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「どんなに心細く思ったろう」。
Q64.「ん」を識別せよ。
御供せん人は名乗れ。
答え:む(意志・連体)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」体言「人」修飾。「お供しようという人は名乗れ」。
Q65.「らん」を識別せよ。
あはれ、誰がため衣を干すらん。
答え:らむ(現在原因推量)の口語形 解説:「干す」終止+「らん」。「ああ、誰のために衣を干しているのだろう」。
Q66.「けん」を識別せよ。
古の聖人、何を悟りけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「悟り」連用+「けん」。「古の聖人は何を悟ったのだろう」。
Q67.「ん」を識別せよ。
軍を起こさんためなり。
答え:む(意志・連体)の口語形 解説:「起こさ」未然+「ん」体言「ため」修飾。「軍を起こすためである」。
Q68.「らん」を識別せよ。
月いま西に傾くらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「傾く」終止+「らん」。「月は今西に傾いているだろう」。
Q69.「けん」を識別せよ。
何の宿縁にて生まれあひけん。
答え:けむ(過去原因推量)の口語形 解説:「生まれあひ」連用+「けん」。「どんな宿縁で生まれ合ったのだろう」。
Q70.「ん」を識別せよ。
いかなる事もせん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」。「どんな事もしよう」。
Q71.「らん」を識別せよ。
心ありてや見ゆらん。
答え:らむ(現在推量・疑問)の口語形 解説:「見ゆ」終止+「らん」。「心があって見えているのだろうか」。
Q72.「けん」を識別せよ。
古き世の人も同じく思ひけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「思ひ」連用+「けん」。「古き世の人も同じく思ったのだろう」。
Q73.「ん」を識別せよ。
雪解けて、春や立たん。
答え:む(推量・疑問)の口語形 解説:「立た」未然+「ん」+係助詞「や」。「雪が解けて、春が立つだろうか」。
Q74.「らん」を識別せよ。
風、波を起こすらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「起こす」終止+「らん」。「風が波を起こしているだろう」。
Q75.「けん」を識別せよ。
我が祖父、何を思ひ伝へけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「伝へ」連用+「けん」。「我が祖父は何を思い伝えたろう」。
Q76.「ん」を識別せよ。
言ふも愚かならん。
答え:む(推量)の口語形 解説:「なら」(断定未然)+「ん」。「言うのも愚かであろう」。
Q77.「らん」を識別せよ。
海原はるかに波立つらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「立つ」終止+「らん」。「海原はるかに波が立っているだろう」。
Q78.「けん」を識別せよ。
古き恋、いかに終はりけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「終はり」連用+「けん」。「古い恋はどう終わったろう」。
Q79.「ん」を識別せよ。
死を恐れんや。
答え:む(推量・反語)の口語形 解説:「恐れ」(下二段未然)+「ん」+「や」。「死を恐れようか(いや恐れない)」。
Q80.「らん」を識別せよ。
鶯の鳴く声、谷より聞こゆらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「聞こゆ」終止+「らん」。「鶯の鳴く声が谷より聞こえているだろう」。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
中世以降の文献・難関大頻出。
Q81.「ん」を識別せよ。
何の用にも立たじ。捨てんものを。
答え:む(意志)の口語形 解説:「捨て」(下二段未然)+「ん」。「何の用にも立たない。捨てよう」。
Q82.「らん」を識別せよ。
月のおもしろき夜、誰が床に伏すらん。
答え:らむ(現在推量・連体)の口語形 解説:「伏す」終止+「らん」。
Q83.「けん」を識別せよ。
異国の人、何を見けん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「見」連用+「けん」。「異国の人は何を見たろう」。
Q84.「ん」を識別せよ。
弓矢の道に身を捧げん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「捧げ」未然+「ん」。「弓矢の道に身を捧げよう」。
Q85.「らん」を識別せよ。
帝、御心痛め給ふらん。
答え:らむ(現在推量・尊敬)の口語形 解説:「給ふ」終止+「らん」。「帝はお心を痛めていらっしゃるだろう」。
Q86.「けん」を識別せよ。
義経、いかなる思ひにて落ち給ひけん。
答え:けむ(過去推量・尊敬)の口語形 解説:「給ひ」連用+「けん」。「義経は、どんな思いでお落ちのびになったろう」。
Q87.「ん」を識別せよ。
一人として知らん者なし。
答え:む(推量・婉曲・連体)の口語形 解説:「知ら」未然+「ん」体言「者」修飾。「知るような者はいない」。
Q88.「らん」を識別せよ。
故郷の親、今いかに我れを待つらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「待つ」終止+「らん」。「故郷の親は、今どんなに私を待っているだろう」。
Q89.「けん」を識別せよ。
業平の歌、いかにして詠み出だしけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「出だし」連用+「けん」。「業平の歌は、どうして詠み出したろう」。
Q90.「ん」を識別せよ。
軍の中に紛れ入らん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「入ら」未然+「ん」。「軍の中に紛れ込もう」。
Q91.「らん」を識別せよ。
落人、いづれの里に隠れゐるらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:上一段「ゐる」終止形「ゐる」+「らん」。「らむ(らん)」は終止形接続が原則。
Q92.「けん」を識別せよ。
古き世の母、何を子に語りけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「語り」連用+「けん」。「古き世の母は、何を子に語ったろう」。
Q93.「ん」を識別せよ。
いかにかせん、ためらひ伏す。
答え:む(意志・疑問)の口語形 解説:「せ」(サ変未然)+「ん」。「どうしたものか、ためらって伏せる」。
Q94.「らん」を識別せよ。
暁、鶏鳴く頃、何思ふらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「思ふ」終止+「らん」。「暁、鶏が鳴く頃、何を思っているだろう」。
Q95.「けん」を識別せよ。
物思ひに沈み、夜もすがら泣き明かしけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「明かし」連用+「けん」。「物思いに沈み、夜どおし泣き明かしたろう」。
Q96.「ん」を識別せよ。
御代に二たびと逢はんにはあらず。
答え:む(推量・婉曲・連体)の口語形 解説:「逢は」未然+「ん」体言代用。「御代に二度と逢えるようなことではない」。
Q97.「らん」を識別せよ。
紅葉散る里に、人や住むらん。
答え:らむ(現在推量)の口語形 解説:「住む」終止+「らん」+「や」。「紅葉散る里に人が住んでいるだろうか」。
Q98.「けん」を識別せよ。
古き世の人、いかに月を眺めけん。
答え:けむ(過去推量)の口語形 解説:「眺め」(下二段連用)+「けん」。「古き世の人は、どんなに月を眺めたろう」。
Q99.「ん」を識別せよ。
我れ、心を尽くして仕へん。
答え:む(意志)の口語形 解説:「仕へ」(下二段未然)+「ん」。「心を尽くしてお仕えしよう」。
Q100.「らん」を識別せよ。
春は花、秋は月、いつをかおもしろきらん。
答え:らむ(現在原因推量・疑問)の口語形 解説:「おもしろき」(連体)+「らん」。「春は花、秋は月、いつをおもしろいと思っているのだろう」。
入試レベル /20
もっとドリルを解きたい方へ
「誰でも古典塾」では、テーマ別に 35テーマ × 100題 = 3,500題 のドリルを無料配布しています。


コメント