このドリルは、解説記事「漢文『諸子百家』」で学んだ人物・学派・思想・著作を、一問一答で確実に覚え直すためのものです。諸子百家は、春秋・戦国時代の乱世に生まれた多くの思想家・学派をまとめて呼ぶ言葉で、入試漢文でも頻出します。やり方は簡単です。各問の説明を読んだら、まず自分で答えを思い浮かべ、それから下の「答え」を見て確認してください。前半は人物と学派、中盤は思想を表すことば、後半は著作・名句・時代背景の順に並んでいます。全100問、くり返し解いて知識を定着させましょう。
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Q1.次の説明にあてはまる人物を答えよ。春秋時代の魯の国に生まれ、「仁」と「礼」を説いて儒家の祖となった思想家。
答え:孔子 解説:その言行は弟子たちによって『論語』にまとめられた。儒家のすべての出発点となる人物。
Q2.次の説明にあてはまる学派を答えよ。孔子を祖とし、仁・礼・徳による政治や道徳を重んじた、諸子百家の中心的な学派。
答え:儒家 解説:孟子・荀子へと受けつがれ、後に中国の正統思想となった。
Q3.次の説明にあてはまる人物を答えよ。孔子の死後にその思想を受けつぎ、人は生まれつき善であるとする「性善説」を唱えた儒家。
答え:孟子 解説:「孔子に次ぐ人」として亜聖と呼ばれる。王道政治も説いた。
Q4.次の説明にあてはまる人物を答えよ。同じ儒家でありながら、人の生まれつきの性質を悪とし、「性悪説」を唱えた思想家。
答え:荀子 解説:だからこそ後天的な教育と「礼」によって人を正すべきだと説いた。
Q5.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「道」に従い、人為を捨てて自然のままに生きる「無為自然」を説いた道家の祖とされる思想家。
答え:老子 解説:その教えは『老子』(『道徳経』)にまとめられたと伝えられる。
Q6.次の説明にあてはまる人物を答えよ。老子の思想を受けつぎ、「万物斉同」や「逍遥遊」を説いた、道家を代表するもう一人の思想家。
答え:荘子 解説:老子とあわせて「老荘思想」と呼ばれる。「胡蝶の夢」の説話でも有名。
Q7.次の説明にあてはまる学派を答えよ。老子・荘子を中心とし、「道」と「無為自然」を重んじた学派。
答え:道家 解説:人為的な道徳や制度を否定し、あるがままを尊んだ点で儒家と対照的。
Q8.次の説明にあてはまる人物を答えよ。法・術・勢を説き、法家の思想を大成した戦国末期の思想家。
答え:韓非子 解説:その思想は『韓非子』にまとめられ、秦の統一政策に大きな影響を与えた。
Q9.次の説明にあてはまる学派を答えよ。道徳ではなく、君主が定めた「法」によって国を治めることを説いた、現実主義的な学派。
答え:法家 解説:韓非子が大成し、商鞅・李斯らが実際の政治で実践した。
Q10.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「兼愛」と「非攻」を説き、無差別の愛と戦争反対を主張した学派の祖。
答え:墨子 解説:その学派は墨家と呼ばれ、儒家を強く批判したことでも知られる。
Q11.次の説明にあてはまる学派を答えよ。墨子を祖とし、兼愛・非攻を掲げて、血縁を超えた平等の愛を説いた学派。
答え:墨家 解説:規律の厳しい集団としても知られ、儒家と並ぶ有力学派だった。
Q12.次の説明にあてはまる人物を答えよ。兵法(戦争の理論)を説いた兵家の代表で、その名を冠した兵法書で知られる人物。
答え:孫子(孫武) 解説:兵法書『孫子』は後世まで広く読まれ、現代の経営などにも応用される。
Q13.次の説明にあてはまる学派を答えよ。戦争や軍事の理論を専門に説いた、孫子・呉子らに代表される学派。
答え:兵家 解説:乱世にあって、いかに戦い勝つかを実践的に論じた。
Q14.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「白馬は馬に非ず(白馬非馬)」という論で知られる、名家を代表する人物。
答え:公孫竜 解説:ことばと事物の関係を論じ、論理や詭弁を扱う名家の中心人物。
Q15.次の説明にあてはまる学派を答えよ。ことばと実体の関係や論理を論じた、公孫竜・恵施に代表される学派。
答え:名家 解説:「白馬非馬」のような議論で知られ、論理学的な性格を持つ。
Q16.次の説明にあてはまる人物を答えよ。六国が南北に同盟して強国の秦に対抗する「合従」を説いた、縦横家の策士。
答え:蘇秦 解説:合従策によって一時は秦の進出をおさえた。
Q17.次の説明にあてはまる人物を答えよ。蘇秦と同門でありながら、各国が個別に秦と結ぶ「連衡」を説いた縦横家。
答え:張儀 解説:秦の宰相となり、合従を切りくずして秦の勢力拡大を助けた。
Q18.次の説明にあてはまる学派を答えよ。諸国間の外交・同盟のかけひきを説いた、蘇秦・張儀に代表される学派。
答え:縦横家 解説:「合従」「連衡」という外交戦略で戦国の世を渡り歩いた。
Q19.次の説明にあてはまる人物を答えよ。陰陽五行の思想を体系化し、「五徳終始説」によって王朝交替を説いた陰陽家。
答え:鄒衍 解説:自然界の法則によって人間世界の盛衰を説明しようとした。
Q20.次の説明にあてはまる学派を答えよ。陰陽と五行の考えによって自然や人間の運命を説明しようとした、鄒衍に代表される学派。
答え:陰陽家 解説:後の暦・占い・五行説などに大きな影響を与えた。
Q21.次の説明にあてはまる人物を答えよ。農業こそ国の根本とし、君主も民とともに耕すべきだと説いた農家の思想家。
答え:許行 解説:身分にかかわらず自分で耕すことで万民は平等になると主張した。
Q22.次の説明にあてはまる学派を答えよ。農業を重んじ、農耕による平等な社会を理想とした、許行に代表される学派。
答え:農家 解説:「農」を国の基礎と考え、生産に従事することを重んじた。
Q23.次の説明にあてはまる人物を答えよ。秦の大商人から宰相となり、多くの学者を集めて『呂氏春秋』を編ませた人物。
答え:呂不韋 解説:その書はさまざまな学派の説を取り入れた雑家の代表的著作。
Q24.次の説明にあてはまる学派を答えよ。特定の一説にかたよらず、諸学派の長所を幅広く取り入れた、呂不韋に代表される学派。
答え:雑家 解説:『呂氏春秋』はその代表作で、儒家・道家・法家などの説を集めている。
Q25.次の説明にあてはまる人物を答えよ。秦の孝公に仕えて厳しい法による改革(変法)を進め、後の秦の強大化の基礎を築いた法家。
答え:商鞅 解説:信賞必罰の法治を断行したが、孝公の死後に失脚した。
Q26.次の説明にあてはまる人物を答えよ。荀子に学び、後に秦の始皇帝の宰相として統一事業を支えた法家の政治家。
答え:李斯 解説:書物を焼く「焚書」を始皇帝に進言した人物として知られる。厳しい思想統制を主導した。
Q27.次の説明にあてはまる人物を答えよ。名家に属し、「天と地は同じ高さ」など多くの逆説的な命題を唱えた、公孫竜と並ぶ論客。
答え:恵施 解説:荘子の友人としても知られ、論理的な議論を好んだ。
Q28.次の説明にあてはまる人物を答えよ。兵家に属し、魏や楚に仕えて軍事と政治の改革を行い、その名の兵法書を残した人物。
答え:呉子(呉起) 解説:『呉子』は『孫子』と並ぶ代表的な兵法書とされる。
Q29.次の説明にあてはまることばを答えよ。春秋・戦国時代に現れた、多くの思想家や学派をまとめて呼ぶ言葉。
答え:諸子百家 解説:「諸子」は多くの先生、「百家」は多くの学派の意。儒家・道家・法家などを含む。
Q30.次の説明にあてはまる時代を答えよ。諸子百家が活躍した、戦乱が続き各国が富国強兵を競った時代の総称。
答え:春秋・戦国時代 解説:実力主義の乱世だったからこそ、多様な思想が花開いた。
Q31.次の説明にあてはまることばを答えよ。孔子が説いた、人を思いやる心であり、儒家の根本となる徳。
答え:仁 解説:孔子の思想の中心で、人と人との愛情を基礎とする。
Q32.次の説明にあてはまることばを答えよ。仁が外に表れた形であり、社会の秩序を保つための礼儀・作法・きまり。
答え:礼 解説:孔子は「仁」と「礼」を一体のものとして重んじた。
Q33.次の説明にあてはまる説を答えよ。孟子が唱えた、人は生まれながらに善の心を持つとする考え方。
答え:性善説 解説:荀子の「性悪説」と対比して問われることが多い。
Q34.次の説明にあてはまる説を答えよ。荀子が唱えた、人の生まれつきの性質は悪であり、教育によって正すべきだとする考え方。
答え:性悪説 解説:孟子の「性善説」と正反対の立場。礼による矯正を重んじる。
Q35.次の説明にあてはまることばを答えよ。孟子が説いた、人の心に生まれつき備わる四つの善の芽。惻隠・羞悪・辞譲・是非の心の総称。
答え:四端 解説:これらを育てると、仁・義・礼・智の「四徳」になるとした。
Q36.次の説明にあてはまることばを答えよ。他人の不幸を見過ごせない、あわれみ・いたみの心。四端のうち「仁」の芽とされる。
答え:惻隠の心 解説:「惻隠の心は仁の端なり」と説かれる。四端の代表格。
Q37.次の説明にあてはまることばを答えよ。自分や他人の不善・不正を恥じ、悪を憎む心。四端のうち「義」の芽とされる。
答え:羞悪の心 解説:四端の一つで、正義感のもとになる心。
Q38.次の説明にあてはまることばを答えよ。他人にへりくだり、ゆずろうとする心。四端のうち「礼」の芽とされる。
答え:辞譲の心 解説:「恭敬の心」とも言われる。礼儀のもととなる心。
Q39.次の説明にあてはまることばを答えよ。物事の善悪・正不正を見分ける心。四端のうち「智」の芽とされる。
答え:是非の心 解説:四端の一つで、判断力・知恵のもととなる心。
Q40.次の説明にあてはまることばを答えよ。四端が育ってそなわる、仁・義・礼・智という四つの徳の総称。
答え:四徳 解説:孟子は、四端を伸ばせば誰でもこの四徳を身につけられると説いた。
Q41.次の説明にあてはまることばを答えよ。孟子が理想とした、仁義にもとづいて民のために行う政治。
答え:王道 解説:力でおさえる「覇道」と対比される。徳による政治を理想とした。
Q42.次の説明にあてはまることばを答えよ。王道に対し、武力や権謀によって人々を従わせる政治。
答え:覇道 解説:孟子はこれを退け、徳による「王道」を理想とした。
Q43.次の説明にあてはまることばを答えよ。君主が民の支持を失えば天命が改まり、王朝の姓が替わるという、孟子も説いた思想。
答え:易姓革命 解説:「天命」の考えにもとづき、悪政の君主は天によって退けられるとする(語自体は後世に定着)。
Q44.次の説明にあてはまることばを答えよ。老子・荘子の思想の根本にある、宇宙や万物を生み出すおおもとの原理。
答え:道 解説:ことばで言い表せない根源的なものとされ、道家の名の由来でもある。
Q45.次の説明にあてはまることばを答えよ。老子が説いた、人為をやめて自然のままに生きるという生き方。
答え:無為自然 解説:作為やはからいを捨てることを理想とする、道家の中心思想。
Q46.次の説明にあてはまることばを答えよ。荘子が説いた、すべての物事の区別や差別は人が作ったもので、本来はみな等しいとする考え。
答え:万物斉同 解説:善悪・大小・是非などの対立をこえる立場。荘子思想の核心。
Q47.次の説明にあてはまることばを答えよ。荘子が理想とした、何ものにもとらわれず、自由にのびのびと遊ぶような境地。
答え:逍遥遊 解説:『荘子』の最初の編の名でもあり、絶対的な自由を表す。
Q48.次の説明にあてはまる説話・ことばを答えよ。荘子が夢で蝶になり、夢と現実、自分と蝶の区別があいまいになったという、万物斉同を表す寓話。
答え:胡蝶の夢 解説:自分が蝶の夢を見たのか、蝶が自分の夢を見ているのか分からないと説いた。
Q49.次の説明にあてはまることばを答えよ。墨子が説いた、自他の区別なく、すべての人を平等に愛するという思想。
答え:兼愛 解説:家族や身内を重んじる儒家の「仁」を、身びいきだと批判した。
Q50.次の説明にあてはまることばを答えよ。墨子が説いた、他国への侵略戦争に反対する思想。
答え:非攻 解説:「兼愛」とならぶ墨家の中心主張。ただし防衛戦は否定しなかった。
Q51.次の説明にあてはまることばを答えよ。墨子が説いた、家がらにとらわれず、有能な人物を登用すべきだとする考え。
答え:尚賢 解説:身分よりも能力を重んじる主張で、当時としては革新的だった。
Q52.次の説明にあてはまることばを答えよ。墨子が説いた、むだをはぶき、費用を節約すべきだとする倹約の思想。
答え:節用 解説:はなやかな儀礼や浪費を退け、実用を重んじた。
Q53.次の説明にあてはまることばを答えよ。韓非子ら法家が重んじた、君主が定め、賞罰の基準となる客観的なきまり。
答え:法 解説:「術」「勢」とともに法家思想の柱。だれにも公平に適用される。
Q54.次の説明にあてはまることばを答えよ。韓非子が説いた、君主が臣下を見抜き、使いこなすための統治のわざ・手腕。
答え:術 解説:「法」「勢」とともに韓非子が説いた、君主の支配の技術。
Q55.次の説明にあてはまることばを答えよ。韓非子が説いた、君主が臣下を従わせるためにもつべき権力・威勢。
答え:勢 解説:「法」「術」とあわせて、君主の支配を支える三本柱とされる。
Q56.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「仁・義・礼・智」の四徳をそなえた、儒家が理想とする完成された人格。
答え:聖人(君子) 解説:孟子は、だれでも努力すれば聖人に近づけると説いた。
Q57.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「法・術・勢」を説き、君主の絶対的な権力による統治を理論づけた人物。
答え:韓非子 解説:法家を大成した思想家。性悪説に立つ荀子の影響を受けた。
Q58.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「性善説」「四端」「王道」「易姓革命」などを説いた儒家の思想家。
答え:孟子 解説:これらはいずれも孟子の代表的な主張。セットで覚えたい。
Q59.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「性悪説」を唱え、「礼」による教育で人を正すべきだと説いた儒家の思想家。
答え:荀子 解説:弟子に韓非子・李斯がおり、法家の思想にも影響を与えた。
Q60.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「兼愛」「非攻」「尚賢」「節用」を掲げた学派の祖。
答え:墨子 解説:これらはいずれも墨家の代表的主張。儒家と対立した。
Q61.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「無為自然」を説き、「道」をすべての根源とした道家の祖。
答え:老子 解説:実在の人物かどうかには諸説あるが、道家の祖と伝えられる。
Q62.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「万物斉同」「逍遥遊」「胡蝶の夢」で知られる道家の思想家。
答え:荘子 解説:老子の思想を発展させ、絶対的な自由の境地を説いた。
Q63.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「合従」を説いて六国を同盟させ、強国の秦に対抗させた縦横家。
答え:蘇秦 解説:合従は「南北に連合する」意。秦に対抗する六国の同盟策。
Q64.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「連衡」を説き、六国を個別に秦と結ばせて合従をくずした縦横家。
答え:張儀 解説:連衡は「横に連ねる」意。各国を秦と個別に結ばせる策。
Q65.次の説明にあてはまることばを答えよ。蘇秦が説いた、六国が南北に同盟して秦に対抗する外交策。
答え:合従(合従策) 解説:「従(縦)」は南北の意。連衡と対にして覚えるとよい。
Q66.次の説明にあてはまることばを答えよ。張儀が説いた、六国が個別に秦と同盟を結ぶ外交策。
答え:連衡(連衡策) 解説:合従をくずすための策。「合従連衡」と四字熟語にもなった。
Q67.次の説明にあてはまることばを答えよ。公孫竜が唱えた、「白い馬は馬ではない」という、名家を代表する逆説的な命題。
答え:白馬非馬 解説:「白馬」と「馬」は概念が違うとする論で、名家の論理を象徴する。
Q68.次の説明にあてはまる著作を答えよ。孔子の言行や弟子との問答を、弟子たちがまとめた儒家の最も基本的な書物。
答え:論語 解説:「子曰く(し、いわく)」で始まる章句で有名。儒家の根本経典。
Q69.次の説明にあてはまる著作を答えよ。孟子の言行や思想を伝える書物で、性善説や王道政治が説かれている。
答え:孟子 解説:書名と人物名が同じなので、文脈で区別する。儒教の重要経典の一つ。
Q70.次の説明にあてはまる著作を答えよ。荀子の思想を伝える書物で、性悪説や「礼」の重要性が説かれている。
答え:荀子 解説:「学を勧める」内容(勧学)でも知られる。
Q71.次の説明にあてはまる著作を答えよ。老子の思想を伝えるとされる書物で、『道徳経』とも呼ばれる。
答え:老子 解説:「道」と「徳」を説くことから『道徳経』の名がある。
Q72.次の説明にあてはまる著作を答えよ。荘子の思想を伝える書物で、「逍遥遊」「斉物論」「胡蝶の夢」などを含む。
答え:荘子 解説:寓話(たとえ話)を多く用いて、万物斉同や自由の境地を説く。
Q73.次の説明にあてはまる著作を答えよ。韓非子の思想を伝える書物で、法・術・勢による統治論が説かれている。
答え:韓非子 解説:「矛盾」の故事もこの書に由来する。法家を代表する書物。
Q74.次の説明にあてはまる著作を答えよ。墨子とその学派の思想を伝える書物で、兼愛・非攻などが説かれている。
答え:墨子 解説:論理的・実用的な記述が多く、防御の技術なども含む。
Q75.次の説明にあてはまる著作を答えよ。兵家の孫子が著したとされる兵法書で、戦争の原理を簡潔にまとめた古典。
答え:孫子 解説:「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」などの名句で知られる。
Q76.次の説明にあてはまる著作を答えよ。呂不韋が多くの学者を集めて編ませた、諸学派の説を集めた雑家の代表的書物。
答え:呂氏春秋 解説:「一字千金」の故事の由来となった書物。
Q77.次の説明にあてはまる故事成語を答えよ。『呂氏春秋』の完成にちなみ、価値の高いすぐれた文章や文字をたたえることば。
答え:一字千金 解説:呂不韋が「一字でも直せたら千金を与える」と公言した故事から。
Q78.次の説明にあてはまる故事成語を答えよ。『韓非子』の話に由来し、つじつまの合わないことをいうことば。
答え:矛盾 解説:どんな盾も突き通す矛と、どんな矛も防ぐ盾を同時に売った商人の話から。
Q79.次の説明にあてはまる名句を答えよ。『孫子』にある、相手と自分の実情をよく知れば、何度戦っても危険がない、という意味の句。
答え:彼を知り己を知れば百戦殆うからず 解説:情報の重要性を説いた、兵法の代表的名句。
Q80.次の説明にあてはまることばを答えよ。孔子が説いた、自分がされたくないことを人にしてはならない、という教え。
答え:己の欲せざる所は人に施すこと勿かれ 解説:『論語』にあることばで、「仁」を実践する心がまえを示す。
Q81.次の説明にあてはまる人物を答えよ。荀子の弟子で、後に法家を大成し『韓非子』を著した人物。
答え:韓非子 解説:性悪説に立つ荀子のもとで学んだことが、その法治思想につながった。
Q82.次の説明にあてはまる人物を答えよ。荀子の弟子で、韓非子と同門。秦の始皇帝に仕えて統一を支えた宰相。
答え:李斯 解説:同じ荀子門下でも、こちらは思想家ではなく現実の政治家として活躍した。
Q83.次の説明にあてはまる出来事を答えよ。秦の始皇帝が、医薬・占い・農業などの実用書を除く書物を焼かせ、方士や儒者ら多数を生き埋めにしたとされる思想弾圧。
答え:焚書坑儒 解説:書物を焼く「焚書」は宰相・李斯の進言による。生き埋め(坑儒)は、不老不死をうたう方士への激怒が発端で、儒者もその対象となった。法家による思想統制の例として有名。
Q84.次の説明にあてはまる人物を答えよ。焚書坑儒を行い、法家の思想を取り入れて中国を統一した皇帝。
答え:始皇帝(秦の始皇帝) 解説:李斯らを用いて中央集権を進めた。法家思想を実際の政治に用いた代表。
Q85.次の説明にあてはまる学派を答えよ。儒家を「身内びいきで形式的だ」と批判し、平等の愛である兼愛を説いた学派。
答え:墨家 解説:儒家と激しく対立したが、戦国時代には有力な学派の一つだった。
Q86.次の説明にあてはまる学派を答えよ。孔子・孟子・荀子と受けつがれ、漢代以降に中国の正統な学問・道徳となった学派。
答え:儒家 解説:諸子百家の中で、最終的に最も大きな影響を後世に残した。
Q87.次の説明にあてはまる学派を答えよ。「白馬非馬」のような議論を行い、後に「詭弁を弄する」と批判もされた論理重視の学派。
答え:名家 解説:ことばと実体の関係を論じた点で、論理学的な意義を持つ。
Q88.次の説明にあてはまる学派を答えよ。陰陽と五行の組み合わせで自然や歴史を説明し、後の暦や占いに影響した学派。
答え:陰陽家 解説:鄒衍が代表で、「五徳終始説」によって王朝の交替を説明した。
Q89.次の説明にあてはまることばを答えよ。鄒衍が唱えた、五行の循環によって王朝が交替していくとする説。
答え:五徳終始説 解説:木・火・土・金・水の五行の移り変わりで王朝交替を説明した。
Q90.次の説明にあてはまる学派を答えよ。君臣を問わずみずから田を耕すべきだとし、農業を国の根本とした学派。
答え:農家 解説:許行が代表で、生産と平等を重んじた。
Q91.次の説明にあてはまる学派を答えよ。一つの説にかたよらず、諸家の長所を取り入れた、『呂氏春秋』に代表される学派。
答え:雑家 解説:「雑」は劣る意味ではなく、多くの説を総合した、という意味合い。
Q92.次の説明にあてはまることばを答えよ。「合従」と「連衡」を合わせ、利害に応じて結びついたり離れたりする外交・かけひきを表す四字熟語。
答え:合従連衡 解説:縦横家の蘇秦・張儀の策に由来する。現代でも比喩的に使われる。
Q93.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「仁」と「礼」を説き、弟子三千人を教えたと伝えられる、儒家の祖。
答え:孔子 解説:諸国を巡って理想の政治を説いたが用いられず、晩年は教育に専念した。
Q94.次の説明にあてはまる人物を答えよ。秦の孝公に仕え、厳しい法による「変法」で国を強くした法家の政治家。
答え:商鞅 解説:信賞必罰を徹底したが、後ろ盾の孝公が死ぬと反対派に倒された。
Q95.次の説明にあてはまる学派を答えよ。道徳や仁愛ではなく、君主の定めた法と賞罰によって国を治めようとした学派。
答え:法家 解説:理想より現実を重んじ、秦の天下統一を思想面で支えた。
Q96.次の説明にあてはまることばを答えよ。儒家の孟子が説いた四端のうち、「智」のもととなる、善悪を判断する心。
答え:是非の心 解説:四端(惻隠・羞悪・辞譲・是非)の一つ。智につながる。
Q97.次の説明にあてはまることばを答えよ。墨子の説で、「兼愛」とともに掲げられた、侵略戦争に反対する主張。
答え:非攻 解説:「攻むるに非ず」と読む。むやみな攻撃戦を否定する立場。
Q98.次の説明にあてはまる人物を答えよ。「道」と「無為自然」を説き、争わず控えめに生きることを理想とした、道家の祖とされる人物。
答え:老子 解説:「上善は水の如し」など、柔らかさやへりくだりを尊ぶことばで知られる。
Q99.次の説明にあてはまる学派を答えよ。儒家と並ぶ二大勢力とされ、規律正しい集団で兼愛・非攻を実践した学派。
答え:墨家 解説:戦国時代には大きな勢力をもったが、秦・漢以後にしだいに衰えた。
Q100.次の説明にあてはまることばを答えよ。乱世であった春秋・戦国時代に、富国強兵や理想の生き方を求めて多くの思想家・学派が現れたことをまとめて呼ぶ言葉。
答え:諸子百家 解説:儒家・道家・法家・墨家・兵家・名家・縦横家・陰陽家・農家・雑家などを含む。中国思想の源流。
お疲れさまでした。諸子百家は、「だれが・どの学派で・何を説き・どの著作を残したか」をセットで覚えるのがコツです。とくに〈孟子=性善説・四端・王道〉〈荀子=性悪説・礼〉〈老子・荘子=道・無為自然・万物斉同〉〈韓非子=法・術・勢〉〈墨子=兼愛・非攻〉〈蘇秦=合従/張儀=連衡〉は対比で問われやすい重要ポイントです。まちがえた問題は印をつけ、何度もくり返して確実に得点源にしましょう。
📖 用語の意味があいまいなときは 諸子百家のやさしい解説 で復習できます。


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