📖 はじめての人は、先に 「漢詩のきまり(絶句・律詩)」の解説 で理屈を押さえると解きやすくなります。
縦書きの漢文(返り点つき)を読んで答える、入試形式の漢文ドリルです。スマホでも解けるよう、答え・書き下し・現代語訳は各問の下に表示しています。
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はじめに
漢詩(近体詩)には、句数・字数・押韻・対句のきまりがあります。縦書きの詩(右から左へ一句ずつ)を読んで、ア〜エから選びましょう。
| 詩型 | 一句の字数 | 句数 |
|---|---|---|
| 五言絶句 | 五字 | 四句 |
| 七言絶句 | 七字 | 四句 |
| 五言律詩 | 五字 | 八句 |
| 七言律詩 | 七字 | 八句 |
鉄則 – 句数で絶句(四句)/律詩(八句)、字数で五言(五字)/七言(七字)。 – 押韻…ふつう偶数句の末字で韻を踏む。七言は第一句末も踏むことが多い。 – 対句…律詩の頷聯(三・四句)と頸聯(五・六句)が原則。 – 句の名…絶句=起句・承句・転句・結句/律詩=首聯・頷聯・頸聯・尾聯。
採点表
| 部 | 問題 | 目標 |
|---|---|---|
| 第1部 基礎 | Q1〜Q20 | 18/20 |
| 第2部 標準 | Q21〜Q50 | 24/30 |
| 第3部 応用 | Q51〜Q80 | 21/30 |
| 第4部 入試 | Q81〜Q100 | 13/20 |
【第1部】基礎(Q1〜Q20)
問題(Q1〜Q100)
きまりQ1.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:ア 句数で分類:四句=絶句、八句=律詩。一句の字数で五言・七言に分かれる。
きまりQ2.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:イ 一句の字数で五言(五字)・七言(七字)に分ける。句数(四句/八句)と組み合わせて詩型が決まる。
詩型Q3.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
▶ 答え:ア 一句が五字で四句。よって五言絶句。(孟浩然)
詩型Q4.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:ア 一句が五字で四句。よって五言絶句。(王之渙)
詩型Q5.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:イ 一句が七字で四句。よって七言絶句。(李白)
詩型Q6.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
▶ 答え:イ 一句が七字で四句。よって七言絶句。(王維)
詩型Q7.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ウ 一句が五字で八句。よって五言律詩。(杜甫)
詩型Q8.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:エ 一句が七字で八句。よって七言律詩。(杜甫)
きまりQ9.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:ウ 近体詩(絶句・律詩)は偶数句末で押韻。七言では第一句末も韻を踏むことが多い。
きまりQ10.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:ア 律詩は八句を二句ずつ首聯・頷聯・頸聯・尾聯と呼び、頷聯(三・四句)と頸聯(五・六句)を対句にするのが原則。
詩型Q11.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:ア 一句が五字で四句。よって五言絶句。(柳宗元)
詩型Q12.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
郷音無改鬢毛衰
児童相見不相識
笑問客従何処来
▶ 答え:イ 一句が七字で四句。よって七言絶句。(賀知章)
詩型Q13.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:イ 一句が七字で四句。よって七言絶句。(李白)
詩型Q14.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ウ 一句が五字で八句。よって五言律詩。(李白)
句の名称Q15.絶句の各句(第一〜四句)の呼び名を選べ。
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
▶ 答え:イ 絶句の四句は順に起句・承句・転句・結句と呼ぶ。(春暁・孟浩然)
句の名称Q16.律詩の二句ずつのまとまりの呼び名を選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ウ 律詩の八句は二句ずつ首聯・頷聯・頸聯・尾聯と呼ぶ。(春望・杜甫)
詩型Q17.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
▶ 答え:ア 五字×四句で五言絶句。(鹿柴・王維)
句の名称Q18.第七・八句のまとまりの呼び名を選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ア 律詩の第七・八句は尾聯(詩を締めくくる)。(送友人・李白)
きまりQ19.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:イ 対句=相対する二句が、品詞・組み立て・意味の上で対応して並ぶ表現。律詩の頷聯・頸聯で用いる。
句の名称Q20.第一句の呼び名として正しいものを選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:ウ 絶句の第一句は起句(詩を起こす)。(江雪・柳宗元)
押韻Q21.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
▶ 答え:ア 春暁。偶数句末「鳥」「少」+第一句末「暁」で韻を踏む(首句入韻)。韻は暁・鳥・少。
押韻Q22.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:イ 登鸛鵲楼。第二句末「流」・第四句末「楼」で押韻。五言は偶数句末が原則。
押韻Q23.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:ウ 江雪。第二句末「滅」・第四句末「雪」で押韻。
押韻Q24.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:ア 黄鶴楼送孟浩然之広陵。第一句末「楼」・第二句末「州」・第四句末「流」で押韻(七言の首句入韻)。
押韻Q25.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
▶ 答え:イ 送元二使安西。第一句末「塵」・第二句末「新」・第四句末「人」で押韻。
詩型Q26.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
▶ 答え:ア 五字×四句で五言絶句。(絶句・杜甫)
詩型Q27.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(望廬山瀑布・李白)
詩型Q28.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ウ 五字×八句で五言律詩。(送友人・李白)
詩型Q29.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(楓橋夜泊・張継)
詩型Q30.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑
古来征戦幾人回
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(涼州詞・王翰)
押韻Q31.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:ウ 早発白帝城。第一句末「間」・第二句末「還」・第四句末「山」で押韻。
押韻Q32.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
郷音無改鬢毛衰
児童相見不相識
笑問客従何処来
▶ 答え:ア 回郷偶書。第一句末「回」・第二句末「衰」・第四句末「来」で押韻。
押韻Q33.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天
▶ 答え:イ 望廬山瀑布。第一句末「煙」・第二句末「川」・第四句末「天」で押韻。
押韻Q34.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船
▶ 答え:ウ 楓橋夜泊。第一句末「天」・第二句末「眠」・第四句末「船」で押韻。
押韻Q35.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ア 春望(五言律詩)。偶数句末の深・心・金・簪で押韻。第一句末「在」は韻を踏まない。
詩型Q36.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍插茱萸少一人
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(九月九日憶山東兄弟・王維)
詩型Q37.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:エ 七字×八句で七言律詩。(登高・杜甫)
詩型Q38.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:ア 五字×四句で五言絶句。(江雪・柳宗元)
押韻Q39.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑
古来征戦幾人回
▶ 答え:イ 涼州詞。第一句末「杯」・第二句末「催」・第四句末「回」で押韻。
押韻Q40.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ウ 送友人(五言律詩)。偶数句末の城・征・情・鳴で押韻。
句の名称Q41.第一句の呼び名として正しいものを選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:ア 絶句の第一句は起句。(登鸛鵲楼)
句の名称Q42.第三句の呼び名として正しいものを選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:イ 絶句の第三句は転句(内容が転じる)。(早発白帝城)
きまりQ43.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:ウ 七言(絶句・律詩)は偶数句末に加え、第一句末でも押韻するのが普通(首句入韻)。
内容Q44.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
▶ 答え:ア 春暁。春の眠りの心地よさと、ふと気づく落花への淡い愛惜。
内容Q45.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:イ 登鸛鵲楼。「欲窮千里目、更上一層楼」=もっと遠くを見るため、もう一階上へ。向上の心。
詩型Q46.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(送元二使安西・王維)
押韻Q47.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍插茱萸少一人
▶ 答え:ウ 九月九日憶山東兄弟。第二句末「親」・第四句末「人」で押韻。第一句末「客」は韻を踏まない。
句の名称Q48.第三・四句のまとまりの呼び名を選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ア 律詩の第三・四句は頷聯。(春望)対句になる。
詩型Q49.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(早発白帝城・李白)
句の名称Q50.第二句の呼び名として正しいものを選べ。
郷音無改鬢毛衰
児童相見不相識
笑問客従何処来
▶ 答え:イ 絶句の第二句は承句(起句を承ける)。(回郷偶書・賀知章)
対句Q51.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ウ 春望。頷聯(感時花濺涙/恨別鳥驚心)と頸聯(烽火連三月/家書抵万金)が対句。
対句Q52.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ア 登高(七言律詩)。頷聯(無辺落木…/不尽長江…)と頸聯(万里悲秋…/百年多病…)が対句。全篇対句で名高い。
対句Q53.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:イ 送友人。頷聯(此地一為別/孤蓬万里征)・頸聯(浮雲遊子意/落日故人情)が対句。
対句Q54.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:ウ 登鸛鵲楼。白日依山尽/黄河入海流、欲窮千里目/更上一層楼。全句が対句になる名作。
対句Q55.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:ア 江雪。千山鳥飛絶/万径人蹤滅が対句(「千山」対「万径」など)。
内容Q56.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
万径人蹤滅
孤舟蓑笠翁
独釣寒江雪
▶ 答え:イ 江雪。人影も鳥もない雪景色に、笠をかぶった老人がひとり釣りをする。俗を離れた孤高。
内容Q57.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:ウ 黄鶴楼送孟浩然之広陵。揚州へ去る友の舟が消えるまで見送る。深い別れの情。
内容Q58.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
▶ 答え:ア 送元二使安西。「西のかた陽関を出づれば故人無からん」=この先は親しい人もいない。別れの酒。
内容Q59.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
郷音無改鬢毛衰
児童相見不相識
笑問客従何処来
▶ 答え:イ 回郷偶書。故郷の言葉は変わらぬが髪は白い。子どもに「どちらから」と問われる。歳月の感慨。
内容Q60.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:ウ 早発白帝城。両岸の猿声が鳴きやまぬうちに舟は万重の山を過ぎる。下りのスピード感。
内容Q61.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天
▶ 答え:ア 望廬山瀑布。「飛流直下三千尺、疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと」。滝の壮大な誇張表現。
内容Q62.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船
▶ 答え:イ 楓橋夜泊。月落ち烏鳴く霜の夜、舟で眠れぬ旅人に夜半の鐘が届く。旅愁。
内容Q63.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍插茱萸少一人
▶ 答え:ウ 九月九日憶山東兄弟。「独り異郷に在りて異客と為る」。節句に肉親を思う望郷の情。
内容Q64.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑
古来征戦幾人回
▶ 答え:ア 涼州詞。「酔ひて沙場に臥す君笑ふこと莫かれ、古来征戦幾人か回る」。戦地の刹那と無常。
押韻Q65.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
▶ 答え:イ 絶句(杜甫)。第二句末「然」・第四句末「年」で押韻。
押韻Q66.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
▶ 答え:ウ 鹿柴。第二句末「響」・第四句末「上」で押韻。
押韻Q67.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ア 登高(七言律詩)。第一句末「哀」+偶数句末の回・来・台・杯で押韻。
対句Q68.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
▶ 答え:イ 絶句(杜甫)。江碧鳥逾白/山青花欲然が対句(色の対比が鮮やか)。
詩型Q69.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
郷音無改鬢毛衰
児童相見不相識
笑問客従何処来
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(回郷偶書・賀知章)
詩型Q70.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ウ 五字×八句で五言律詩。(春望・杜甫)
句の名称Q71.第四句の呼び名として正しいものを選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:ウ 絶句の第四句は結句(詩を締めくくる)。(黄鶴楼送孟浩然之広陵)
句の名称Q72.第五・六句のまとまりの呼び名を選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ア 律詩の第五・六句は頸聯。(登高)対句になる。
内容Q73.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
但聞人語響
返景入深林
復照青苔上
▶ 答え:イ 鹿柴。人の姿は見えず声だけが響き、夕日が苔を照らす。王維の静寂・幽玄の世界。
内容Q74.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
▶ 答え:ウ 絶句(杜甫)。鮮やかな江山の春。「今春看す又過ぐ、何れの日か是れ帰年ならん」=今年も春が過ぎる、いつ帰れるのか。
詩型Q75.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(黄鶴楼送孟浩然之広陵・李白)
押韻Q76.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ア 送友人(五言律詩)。偶数句末の城・征・情・鳴で押韻。
対句Q77.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:イ 春望。頷聯(三・四句)と頸聯(五・六句)が対句。
句の名称Q78.第二句の呼び名として正しいものを選べ。
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
▶ 答え:ウ 絶句の第二句は承句(起句を承ける)。(絶句・杜甫)
詩型Q79.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
黄河入海流
欲窮千里目
更上一層楼
▶ 答え:ア 五字×四句で五言絶句。(登鸛鵲楼・王之渙)
内容Q80.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:ア 春望。「国破れて山河在り」。戦乱で荒れた都に春が来る悲しみ、家族の手紙を待つ思い。
詩型Q81.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:エ 七字×八句で七言律詩。(登高・杜甫。全篇対句で知られる)
押韻Q82.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:イ 春望。偶数句末(第二・四・六・八句)の深・心・金・簪が韻字。
対句Q83.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ウ 登高。頷聯(無辺落木蕭蕭下/不尽長江滾滾来)・頸聯(万里悲秋常作客/百年多病独登台)が対句。
内容Q84.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ア 登高。「万里悲秋常に客と作り、百年多病独り台に登る」。晩年の杜甫の悲愁。
句の名称Q85.第七・八句のまとまりの呼び名を選べ。
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪
▶ 答え:イ 律詩の第七・八句は尾聯(締めくくり)。(春望)
押韻Q86.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:ウ 早発白帝城。第一・二・四句末の間・還・山が韻字。
きまりQ87.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:ア 絶句=起句・承句・転句・結句。律詩=首聯・頷聯・頸聯・尾聯。混同しないこと。
内容Q88.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
客舎青青柳色新
勧君更尽一杯酒
西出陽関無故人
▶ 答え:イ 送元二使安西。陽関を出れば親しい人もいない、もう一杯飲もう、という惜別。
対句Q89.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
渚清沙白鳥飛回
無辺落木蕭蕭下
不尽長江滾滾来
万里悲秋常作客
百年多病独登台
艱難苦恨繁霜鬢
潦倒新停濁酒杯
▶ 答え:ウ 登高は首聯(風急天高猿嘯哀/渚清沙白鳥飛回)も対句で、全篇対句として名高い。
押韻Q90.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
唯見長江天際流
▶ 答え:ア 黄鶴楼送孟浩然之広陵。第一・二・四句末の楼・州・流が韻字。
詩型Q91.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ウ 五字×八句で五言律詩。(送友人・李白)
句の名称Q92.次の漢詩について、後の問いにア〜ウで答えよ。
千里江陵一日還
両岸猿声啼不住
軽舟已過万重山
▶ 答え:イ 絶句の第三句(転句)は内容を転じる要。早発白帝城では「両岸猿声…」と視点が舟と岸へ転じる。
内容Q93.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:ウ 送友人。「浮雲遊子の意、落日故人の情」=旅ゆく友の心を浮雲に、別れを惜しむ情を落日に重ねる。
押韻Q94.次の漢詩で韻を踏んでいる字を、すべて正しく挙げたものを後のア〜ウから選べ。
江楓漁火対愁眠
姑蘇城外寒山寺
夜半鐘声到客船
▶ 答え:ア 楓橋夜泊。第一・二・四句末の天・眠・船が韻字。
詩型Q95.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍插茱萸少一人
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(九月九日憶山東兄弟・王維)
対句Q96.次の漢詩で対句になっている句の組み合わせを、後のア〜ウから選べ。
白水遶東城
此地一為別
孤蓬万里征
浮雲遊子意
落日故人情
揮手自茲去
蕭蕭班馬鳴
▶ 答え:イ 送友人。頷聯・頸聯が対句。首聯(青山横北郭/白水遶東城)も対句的。
内容Q97.次の漢詩の主題・内容として最も適切なものを、後のア〜ウから選べ。
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天
▶ 答え:ウ 望廬山瀑布。「疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと」。スケールの大きな比喩。
句の名称Q98.次の漢詩について、後の問いにア〜ウで答えよ。
毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処
遍插茱萸少一人
▶ 答え:ア 絶句は起・承・転・結。九月九日憶山東兄弟も第一句が起句、第四句が結句。
詩型Q99.次の漢詩の形式(詩型)として正しいものを、後のア〜エから選べ。
遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天
▶ 答え:イ 七字×四句で七言絶句。(望廬山瀑布・李白)
きまりQ100.漢詩のきまりについて、正しいものを後のア〜ウ(エ)から選べ。
▶ 答え:イ 唐代に整った、句数・押韻・対句などの規則を持つ詩が近体詩(絶句・律詩)。規則のゆるやかな詩は古体詩。
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