古文「自尊敬語」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文 自尊敬語の識別 100題ドリル 古文ドリル

最高位の人が自分自身に使う尊敬語を、地の文の尊敬語・謙譲語と100問で見分ける

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解説記事「古文「自尊敬語」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに

自尊敬語(自敬表現)とは、天皇・上皇・中宮など最高位の人物が、自分自身の動作に尊敬語を使う特殊な用法です。ふつう敬語は「作者から登場人物へ」「話し手から相手へ」向けるもの。ところが自尊敬語では、動作する人・敬意を向ける人・敬意を受ける人がすべて同一人物(最高位の自分)になります。

これは地の文の最高敬語(作者が天皇を高める)と混同しやすいのが最大の落とし穴です。傍線部を次の3タイプ(ア〜ウ)に分類しましょう。

記号 タイプ 見分けの軸
自尊敬語 会話・独白で、最高位の人が自分自身(われ・朕)の動作に尊敬語
通常の尊敬語 地の文で作者が高位者を高める/会話で発話者が他者を高める
謙譲語 自分側の動作を低めて、向かう先の高位者を高める(奏す・申す・参る等)

鉄則三つそろって初めてア。 「①会話・独白の中 ②発話者が最高位 ③その動作主も発話者自身(われ・朕)」がすべてそろったときだけ自尊敬語。 – 地の文の尊敬語はイ。 どれほど豪華な最高敬語(させ給ふ・きこしめす)でも、作者が高位者を描いていれば、ただの尊敬語。 – 謙譲語はウ。 奏す・啓す・申す・参る・奉るなど、自分を低める語。相手(客体)が天皇でも、種類は謙譲のまま。

識別の鉄則

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ

  1. まず〔場面〕を見る。地の文なら自尊敬語にはならない(イかウ)。
  2. 会話・独白なら、発話者を確認。最高位(帝・院・中宮)でなければイかウ。
  3. 発話者が最高位なら、その尊敬語の動作主を確認。「われ・朕」など発話者自身ならア。聞き手・第三者ならイ。
  4. 語が謙譲語(奏す・申す・参る等)ならウ。動作主が誰でも、自分を低める語はウ。

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎(Q1〜Q20)

Q1.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、この世を思すに飽かず」 答え:ア 解説:帝が会話・独白で、自分の「思ふ」に尊敬語。動作主=発話者=最高位なので自尊敬語。


Q2.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、御簾の内にて月を御覧ず答え:イ 解説:地の文で作者が帝を高める通常の尊敬語。自分が自分に使ってはいないのでイ。


Q3.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕大臣、事の由を奏す答え:ウ 解説:「奏す」は謙譲語。自分側の動作を低めて天皇を高める。種類は謙譲なのでウ。


Q4.次の傍線部「仰す」は、ア〜ウのどれか。

〔院の仰せ〕「朕、みづから仰すことあり」 答え:ア 解説:院が独白で、自分の「言ふ」に尊敬語。動作主=発話者=最高位の自尊敬語。


Q5.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕院、池の汀を御覧ず答え:イ 解説:地の文で作者が院を高める通常の尊敬語。会話・独白ではないのでイ。


Q6.次の傍線部「啓す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が中宮に〕女房、御消息を啓す答え:ウ 解説:「啓す」は中宮・東宮へ申し上げる謙譲語。自分を低める語なのでウ。


Q7.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の御言葉〕「われ、今宵はとくおはします答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の動作に尊敬語。発話者=動作主=最高位なので自尊敬語。


Q8.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君はいづくにおはしますぞ」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q9.次の傍線部「参る」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕女房、御前に参る答え:ウ 解説:「参る」は「行く」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q10.次の傍線部「思し召す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、夜もすがら思し召す答え:ア 解説:帝が独白で、自分の思いに最高敬語。動作主=発話者=最高位の自尊敬語。


Q11.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、近き人にのたまふ答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「言ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q12.次の傍線部「申す」は、ア〜ウのどれか。

〔家来が主に〕家来、ありさまを申す答え:ウ 解説:「申す」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低めて相手を高める語なのでウ。


Q13.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、この文を御覧ず答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「見る」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q14.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、楽の音をきこしめす答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「聞く」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q15.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が姫君に〕女房、わびごとを聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q16.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「朕、かくのたまはす答え:ア 解説:院が独白で、自分の「言ふ」に最高敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q17.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕中宮、めでたしと思す答え:イ 解説:地の文で作者が中宮の「思ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q18.次の傍線部「奉る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕臣、御文を奉る答え:ウ 解説:献上の「奉る」は謙譲語。自分側の動作を低めて帝を高めるのでウ。


Q19.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、天の下をきこしめす答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「治む」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q20.次の傍線部「召す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、楽人を召す答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「呼ぶ」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


【第2部】標準(Q21〜Q50)

Q21.次の傍線部「承る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕臣、仰せを承る答え:ウ 解説:「承る」は「聞く・受く」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q22.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の独白〕「われ、いかにせむと思す答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の「思ふ」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q23.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕上、絵を取り出でて御覧ず答え:イ 解説:地の文で作者が帝(上)を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q24.次の傍線部「まうづ」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕女房、寺にまうづ答え:ウ 解説:「まうづ」は「行く」の謙譲語(参詣)。自分側を低める語なのでウ。


Q25.次の傍線部「仰す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、重ねて仰すべし」 答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「言ふ」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q26.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君はいつのたまふや」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q27.次の傍線部「仕うまつる」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕家人、よろづを仕うまつる答え:ウ 解説:「仕うまつる」は「仕ふ」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q28.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、しばし山におはします答え:ア 解説:院が独白で、自分の動作に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q29.次の傍線部「大殿籠る」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、夜ふけて大殿籠る答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「寝(ぬ)」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q30.次の傍線部「啓す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が東宮に〕女房、御事情を啓す答え:ウ 解説:「啓す」は東宮・中宮へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q31.次の傍線部「思し召す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、あはれと思し召す答え:ア 解説:帝が独白で、自分の思いに最高敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q32.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕院、申し文をきこしめす答え:イ 解説:地の文で作者が院の「聞く」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q33.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕大納言、勝負の数を奏す答え:ウ 解説:「奏す」は天皇へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q34.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の独白〕「われ、いま一度御覧ず答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の「見る」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q35.次の傍線部「召す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、笛の名手を召す答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「呼ぶ」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q36.次の傍線部「申す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が大臣に〕女房、わけを申す答え:ウ 解説:「申す」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低めて相手を高めるのでウ。


Q37.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、今ぞのたまはす答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「言ふ」に最高敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q38.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕院、つねに南殿におはします答え:イ 解説:地の文で作者が院の「あり」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q39.次の傍線部「参る」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕殿上人、内裏に参る答え:ウ 解説:「参る」は「行く」の謙譲語(参内)。自分側を低める語なのでウ。


Q40.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、口惜しと思す答え:ア 解説:院が独白で、自分の「思ふ」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q41.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君はこれを御覧ずや」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q42.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜ウのどれか。

〔自分が女房に〕われ、つてに聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。動作主が自分でも種類は謙譲なのでウ。


Q43.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の独白〕「われ、よくきこしめす答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の「聞く」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q44.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、うち笑みてのたまふ答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「言ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q45.次の傍線部「奉る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が院に〕臣、御琴を奉る答え:ウ 解説:献上の「奉る」は謙譲語。自分側の動作を低めて院を高めるのでウ。


Q46.次の傍線部「仰す」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、かやうに仰す答え:ア 解説:院が独白で、自分の「言ふ」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q47.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕中宮、いとほしと思す答え:イ 解説:地の文で作者が中宮の「思ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q48.次の傍線部「承る」は、ア〜ウのどれか。

〔自分が〕われ、院の仰せを承る答え:ウ 解説:「承る」は「受く・聞く」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q49.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、今日は内におはします答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「あり」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q50.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、人々の歌をきこしめす答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「聞く」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


【第3部】応用(Q51〜Q80)

Q51.次の傍線部「させ給ふ」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、御簾を上げさせ給ふ答え:イ 解説:最高敬語でも、地の文で作者が帝を高めるなら通常の尊敬語。豪華さに惑わされずイ。


Q52.次の傍線部「せ給ふ」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、みづから出でせ給ふ答え:ア 解説:帝が独白で、自分の動作に最高敬語。動作主=発話者=最高位なので自尊敬語。


Q53.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕われ、まことを奏す答え:ウ 解説:相手が天皇でも「奏す」は謙譲語。自分側を低める語なので種類はウ。


Q54.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮が女房に〕「帝こそ、よく思すらめ」 答え:イ 解説:発話者は中宮(最高位)だが、動作主は第三者の帝。自分の動作ではないのでイ。


Q55.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜ウのどれか。

〔帝が群臣に〕「われ、すでにのたまふ答え:ア 解説:帝が発話し、その「言ふ」の動作主も帝自身。三条件がそろう自尊敬語。


Q56.次の傍線部「啓す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が中宮に〕われ、ありさまを啓す答え:ウ 解説:「啓す」は中宮へ申し上げる謙譲語。動作主が自分でも種類はウ。


Q57.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕院、御前の梅を御覧ず答え:イ 解説:地の文で作者が院の「見る」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q58.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の独白〕「われ、つらしと思す答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の「思ふ」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q59.次の傍線部「参る」は、ア〜ウのどれか。

〔自分が〕われ、御前に参る答え:ウ 解説:「参る」は「行く」の謙譲語。動作主が自分でも、自分を低める語なのでウ。


Q60.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君は何を思すぞ」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q61.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、天の下をきこしめす答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「治む」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q62.次の傍線部「申す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕臣、わびを申す答え:ウ 解説:「申す」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低めて相手を高めるのでウ。


Q63.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、おもむろにのたまはす答え:イ 解説:最高敬語でも、地の文で作者が帝を高めるなら通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q64.次の傍線部「仰せらる」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、かさねて仰せらる答え:ア 解説:院が独白で、自分の「言ふ」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q65.次の傍線部「奉る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕臣、御文を奉る答え:ウ 解説:献上の「奉る」は謙譲語。自分側の動作を低めて帝を高めるのでウ。


Q66.次の傍線部「大殿籠る」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、はや大殿籠る答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「寝」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q67.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、いま一度御覧ず答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「見る」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q68.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が姫に〕女房、ことのよしを聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q69.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が語る〕中宮、もの心細しと思す答え:イ 解説:地の文(女房の語り)で中宮の「思ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q70.次の傍線部「思し召す」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、ねむごろに思し召す答え:ア 解説:院が独白で、自分の思いに最高敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q71.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕蔵人、御返りを奏す答え:ウ 解説:「奏す」は天皇へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q72.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕院、北の対におはします答え:イ 解説:地の文で作者が院の「あり」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q73.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の独白〕「われ、しかのたまふ答え:ア 解説:中宮が独白で、自分の「言ふ」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q74.次の傍線部「まうづ」は、ア〜ウのどれか。

〔自分が〕われ、御堂にまうづ答え:ウ 解説:「まうづ」は「行く」の謙譲語(参詣)。動作主が自分でも種類はウ。


Q75.次の傍線部「召す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、御車を召す答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「取り寄す」を高める通常の尊敬語。会話ではないのでイ。


Q76.次の傍線部「せ給ふ」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、みづから定めせ給ふ答え:ア 解説:帝が独白で、自分の動作に最高敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q77.次の傍線部「承る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕われ、勅を承る答え:ウ 解説:「承る」は「受く・聞く」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q78.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君は楽をきこしめすや」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q79.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、なほ御覧ず答え:ア 解説:院が独白で、自分の「見る」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q80.次の傍線部「啓す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が東宮に〕女房、御祝ひを啓す答え:ウ 解説:「啓す」は東宮・中宮へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


【第4部】入試(Q81〜Q100)

Q81.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、文を取り寄せさせ給ひて、こまやかに御覧ず答え:イ 解説:地の文で作者が帝の動作を高める通常の尊敬語。最高敬語が連なっても自敬ではないのでイ。


Q82.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の詔〕「朕、民の憂へを深く思す答え:ア 解説:帝の詔(発話)で、自分の「思ふ」に尊敬語。動作主=発話者=最高位の自尊敬語。


Q83.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕大臣、ひざまづきて事の由を奏す答え:ウ 解説:相手が天皇でも「奏す」は謙譲語。自分側を低める語なので種類はウ。


Q84.次の傍線部「思し召す」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、世を捨てむと、年ごろ思し召す答え:ア 解説:院が独白で、自分の思いに最高敬語。会話・発話者・動作主の三条件がそろう自尊敬語。


Q85.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮が女房に〕「帝は今ぞきこしめすらむ」 答え:イ 解説:発話者は中宮(最高位)だが、動作主は第三者の帝。自分の動作ではないのでイ。


Q86.次の傍線部「啓す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が中宮に〕女房、夜の御殿のありさまを啓す答え:ウ 解説:「啓す」は中宮へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q87.次の傍線部「きこしめす」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の宣命〕「われ、四方の国をきこしめす答え:ア 解説:帝が宣命(発話)で、自分の「治む」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q88.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、御几帳のうちより、しめやかにのたまはす答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「言ふ」を高める最高敬語。会話ではないので通常の尊敬語、イ。


Q89.次の傍線部「参る」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕上達部、われ先にと内裏に参る答え:ウ 解説:「参る」は「行く」の謙譲語(参内)。自分側を低める語なのでウ。


Q90.次の傍線部「大殿籠る」は、ア〜ウのどれか。

〔中宮の御言葉〕「われ、今宵は早く大殿籠る答え:ア 解説:中宮が発話で、自分の「寝」に尊敬語。動作主=発話者=最高位の自尊敬語。


Q91.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕「君は明日いづくにおはしますぞ」 答え:イ 解説:発話者は臣下、動作主は聞き手の帝。他者を高める通常の尊敬語なのでイ。


Q92.次の傍線部「承る」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が〕われ、院の仰せをかしこまりて承る答え:ウ 解説:「承る」は「受く・聞く」の謙譲語。自分側の動作を低める語なのでウ。


Q93.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の独白〕「われ、群臣を集めて、みづからのたまはす答え:ア 解説:帝が独白で、自分の「言ふ」に最高敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q94.次の傍線部「思し召す」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、いとあはれと思し召す答え:イ 解説:地の文で作者が帝の思いを高める最高敬語。会話ではないので通常の尊敬語、イ。


Q95.次の傍線部「奏す」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が帝に〕宰相、勝負の負けわざのことを奏す答え:ウ 解説:「奏す」は天皇へ申し上げる謙譲語。自分側を低める語なのでウ。


Q96.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜ウのどれか。

〔院の独白〕「われ、この絵をなほ御覧ず答え:ア 解説:院が独白で、自分の「見る」に尊敬語。発話者=動作主=最高位の自尊敬語。


Q97.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔女房が語る〕帝、いとほしと思すさま、こよなし。 答え:イ 解説:地の文(女房の語り)で帝の「思ふ」を高める通常の尊敬語。自敬ではないのでイ。


Q98.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜ウのどれか。

〔臣下が大臣に〕われ、つてに事のよしを聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語。自分側を低めて相手を高めるのでウ。


Q99.次の傍線部「思す」は、ア〜ウのどれか。

〔帝の詔〕「朕、年ごろ此の事を思す答え:ア 解説:帝の詔(発話)で、自分の「思ふ」に尊敬語。三条件がそろう自尊敬語。


Q100.次の傍線部「おはします」は、ア〜ウのどれか。

〔地の文〕帝、御物忌みにて、内裏にのみおはします答え:イ 解説:地の文で作者が帝の「あり」を高める通常の尊敬語。会話ではないので自敬ではなくイ。


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