希望の助動詞「まほし」「たし」を四択100問で徹底演習する無料ドリルです。スマホでも解けるよう、答え・解説は各問の下に表示しています。印刷用のPDFも下からどうぞ。
採点表(目標)
| 部 | 問題 | 目標 |
|---|---|---|
| 第1部 基礎 | Q1〜Q20 | 16/20 |
| 第2部 標準 | Q21〜Q50 | 24/30 |
| 第3部 応用 | Q51〜Q80 | 22/30 |
| 第4部 入試レベル | Q81〜Q100 | 14/20 |
🎯 鉄則と解き方のコツ
- 最大のポイントは接続=未然形+「まほし」/連用形+「たし」。直前の活用形を必ず確認。
- 活用は形容詞と同じ型=「まほし」はシク活用型、「たし」はク活用型。どちらも命令形はない。打消「ず」に続けるときは「まほしから・たから」の形。
- 訳は「〜たい」が基本(自己の希望)。ときに「〜てほしい」と他への願望(例:先達はあらまほし)。
- ひっかけに注意=「めでたし・ありがたし」の「たし」は形容詞の一部。「ばや・もがな・てしがな」は文末で言い切る願望の終助詞。
【第1部】基礎(Q1〜Q20)
「まほし」「たし」の意味・接続・活用の基本事項を一問一答で確認します。
【第2部】標準(Q21〜Q50)
動詞ごとの接続のかたち、活用形の判定、基本の訳し方を演習します。
【第3部】応用(Q51〜Q80)
「めでたし」など紛らわしい語との識別、願望の終助詞との区別を鍛えます。
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
文法説明・正誤判定・総合問題で仕上げます。
問題(Q1〜Q100)
意味Q1.助動詞「まほし」の意味として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 「まほし」は希望(願望)を表す助動詞。
意味Q2.助動詞「たし」の意味として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 「たし」も「まほし」と同じく希望を表す。
接続Q3.「まほし」の接続として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 「まほし」は未然形接続(例:あら+まほし)。
接続Q4.「たし」の接続として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 「たし」は連用形接続(例:見+たし)。
活用Q5.「まほし」の活用の型として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア まほし=シク活用型。たし=ク活用型と対で覚える。
活用Q6.「たし」の活用の型として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ たし=ク活用型(たく・たから/たく/たし/たき/たけれ)。
活用Q7.「まほし」「たし」に共通して存在しない活用形を選べ。
▶ 答え:エ どちらも命令形はない(活用表では「○」)。
接続Q8.「あらまほし」の「あら」の説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 「まほし」は未然形接続なので、ラ変「あり」の未然形「あら」。
接続Q9.「見たし」の「見」の活用形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 「たし」は連用形接続だから、「見」は上一段「見る」の連用形。
訳Q10.次の文の訳として正しいものを選べ。
この花を見まほし。
▶ 答え:ア まほし=希望「〜たい」。
文体Q11.「まほし」が主に使われる文章として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ まほし=古めかしく優美な文章で使われる。
文体Q12.「たし」が主に使われる文章として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ たし=「まほし」より後の時代の口語的な文章で使われる。
意味Q13.「まほし・たし」が表す希望は、基本的に誰の希望か。
▶ 答え:ア 基本は自己の希望「〜たい」。ときに他への願望「〜てほしい」。
意味Q14.「まほし」を「〜てほしい」と訳すのはどんな場合か。
▶ 答え:イ 他への願望のとき「〜てほしい」(例:先達はあらまほし=いてほしい)。
訳Q15.次の文の訳として正しいものを選べ。
われは故郷へ帰りたし。
▶ 答え:ウ たし=希望「〜たい」。話し手自身の希望。
活用Q16.「まほし」の終止形として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 終止形は「まほし」。きれいに形容詞シク活用型。
活用Q17.「たし」の連体形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 連体形は「たき」(例:見たき人)。
接続Q18.接続の組み合わせとして正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 未然形+まほし/連用形+たし。この一点が最重要。
接続Q19.「住ままほし」の「住ま」は四段動詞「住む」の何形か。
▶ 答え:ア 「まほし」は未然形接続。四段の未然形はア段「住ま」。
接続Q20.「乗りたし」の「乗り」は四段動詞「乗る」の何形か。
▶ 答え:エ 「たし」は連用形接続。四段の連用形はイ段「乗り」。
接続Q21.四段動詞「言ふ」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 未然形「言は」+まほし。
接続Q22.四段動詞「聞く」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 連用形「聞き」+たし。
接続Q23.サ変動詞「す」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア サ変の未然形は「せ」。せ+まほし。
接続Q24.カ変動詞「来」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ カ変の未然形は「こ」。こ+まほし。
接続Q25.サ変動詞「す」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ サ変の連用形は「し」。し+たし。
接続Q26.ナ変動詞「死ぬ」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア ナ変の未然形は「死な」。死な+まほし。
接続Q27.空欄に入る「上る」の形として正しいものを選べ。
都へ( )まほし。
▶ 答え:エ まほしは未然形接続なので「上ら」。
接続Q28.空欄に入る「読む」の形として正しいものを選べ。
夜もすがら物語を( )たし。
▶ 答え:イ たしは連用形接続なので「読み」。
接続Q29.「見まほし」の「見」は上一段動詞「見る」の何形か。
▶ 答え:ウ まほしは未然形接続だから、この「見」は未然形と決まる。
接続Q30.「起きたし」の「起き」(上二段「起く」)が連用形だと判断できる理由として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 上二段は未然形も連用形も「起き」で同形。接続のきまりから連用形と決まる。
活用Q31.次の文の「まほしけれ」が已然形になっている理由を選べ。
深き山の奥にこそ、心しづかに住ままほしけれ。
▶ 答え:イ 「こそ」があると文末は已然形で結ぶ(係り結び)。
活用Q32.「あらまほしき事なり」の「まほしき」が連体形になっている理由を選べ。
▶ 答え:エ 体言の前は連体形「まほしき」。
活用Q33.「見たけれど」の「たけれ」の活用形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 接続助詞「ど」の上は已然形。
活用Q34.打消の助動詞「ず」に続けるときに使う「まほし」の形を選べ。
▶ 答え:ア 「ず」など助動詞に続けるときは「〜から」の形(例:散らまほしからぬ)。
識別Q35.「散らまほしからぬ」の文法的説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 散ら(未然形)+まほしから(未然形)+ぬ(打消「ず」連体形)=散ってほしくない。
活用Q36.「聞かまほしう」の「まほしう」のもとの形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 連用形「まほしく」の「く」が「う」に変わったウ音便。
訳Q37.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
深き山の奥にこそ、心しづかに住ままほしけれ。
▶ 答え:エ まほし=「〜たい」。「こそ〜まほしけれ」は係り結び。
訳Q38.次の文の「あらまほしき」の訳として正しいものを選べ。
少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。(『徒然草』)
▶ 答え:ア あら(ラ変未然形)+まほし=「いてほしい」。
意味Q39.Q38の「あらまほし」が表す希望の種類として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 自分以外の「先達」がいてほしい=他への願望の代表例。
訳Q40.次の文の訳として正しいものを選べ。
いま一度、都を見まほし。
▶ 答え:ウ 見(未然形)+まほし=見たい。
接続Q41.ラ変動詞「をり」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ ラ変の未然形は「をら」。をら+まほし。
接続Q42.四段動詞「食ふ」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 連用形「食ひ」+たし。
活用Q43.打消の助動詞「ず」に続けるときに使う「たし」の形を選べ。
▶ 答え:ウ 助動詞に続けるときは「たから」(例:帰りたからず)。
活用Q44.「聞かまほしきこと多かり」の「まほしき」の活用形を選べ。
▶ 答え:イ 下に体言「こと」が続くので連体形。
活用Q45.次の文の「たけれ」の活用形と、その理由として正しいものを選べ。
ふるさとの花をこそ見たけれ。
▶ 答え:エ 「こそ」の結びは已然形「たけれ」。
訳Q46.次の文の「乗りたし」の訳として正しいものを選べ。
われもその舟に乗りたしと申ししかど、許されず。
▶ 答え:ア 乗り(連用形)+たし=乗りたい。
活用Q47.「まほし」の連体形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 連体形は「まほしき」(例:あらまほしき事)。
活用Q48.「まほし・たし」の活用と同じ型をもつ品詞を選べ。
▶ 答え:エ 形容詞と同じ型(まほし=シク活用型、たし=ク活用型)。
訳Q49.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
いかで都の便りを聞かまほしう思へど、たより絶えてなし。
▶ 答え:ア 聞か(未然形)+まほしう(連用形のウ音便)=聞きたく。
接続Q50.下二段動詞「受く」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 下二段の連用形は「受け」。受け+たし。
識別Q51.「めでたし」の「たし」の説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 「めでたし」は「すばらしい」という一語の形容詞。「めで+たい」とは訳せない。
識別Q52.次の文の「がたし」の説明として正しいものを選べ。
この山は越えがたし。
▶ 答え:エ 「越えにくい」の意。「越えたい」と訳せないので希望の助動詞ではない。
識別Q53.「見たし」と「めでたし」を見分ける最も確実なポイントを選べ。
▶ 答え:イ 「見たし」=見たい(助動詞)。「めでたし」は訳せない(一語の形容詞)。
終助詞Q54.願望の終助詞「ばや」の接続として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 「ばや」は未然形接続(例:見ばや)。
終助詞Q55.次の文の「ばや」の意味として正しいものを選べ。
いま一度見ばや。
▶ 答え:エ 「もう一度見たい」。文末で言い切る願望の終助詞。
終助詞Q56.「てしがな」の説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 文末で「〜たいものだ」と言い切る願望の終助詞。
終助詞Q57.願望の終助詞「もがな」の意味として正しいものを選べ。
▶ 答え:ウ 「もがな」は存在や状態を願う終助詞。
終助詞Q58.「まほし・たし」と「ばや・てしがな」の違いの説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 助動詞は形を変えながら文中でも使える点が終助詞との違い。
終助詞Q59.次の文に含まれる願望表現の組み合わせとして正しいものを選べ。
いかでこのかぐや姫を得てしがな、見まほしと。(『竹取物語』)
▶ 答え:イ 「得てしがな」=終助詞、「見まほし」=助動詞。両者が並ぶ有名な箇所。
訳Q60.次の文の訳として正しいものを選べ。
あはれ、よき友もがな。
▶ 答え:エ もがな=「〜があればなあ」という願望の終助詞。
文体Q61.「まほし」と「たし」の使い分けについて正しい説明を選べ。
▶ 答え:ウ 意味はほぼ同じで、時代・文体が違う。
接続Q62.下二段動詞「出づ」に「まほし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 下二段の未然形は「出で」。出で+まほし。
接続Q63.カ変動詞「来」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ カ変の連用形は「き」。き+たし。
接続Q64.ナ変動詞「往ぬ」に「たし」を付けた形として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ ナ変の連用形は「往に」。往に+たし。
識別Q65.「見まほし」も「見たし」もどちらも正しい形である。その理由を選べ。
▶ 答え:ウ 「見」は未然・連用が同形。まほしなら未然形、たしなら連用形と助動詞側から決まる。
識別Q66.「寝(ね)たし」の「寝」の活用形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 下二段「寝」は未然・連用が同形だが、「たし」は連用形接続なので連用形。
訳Q67.「あらまほしからず」の訳として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア まほしから(未然形)+ず(打消)=あってほしくない。
活用Q68.「まほしく」と「まほしから」の使い分けとして正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 形容詞と同じく、助動詞が続くときは「〜から」の系列を使う。
訳Q69.「あらまほしき住まひなり」の訳として最も適当なものを選べ。
▶ 答え:ウ あら+まほし=あってほしい→理想的だ。
識別Q70.現代語「あらまほしい(理想的だ)」のもとの組み立てとして正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 「あら+まほし」=あってほしい・あるのが望ましい、が現代語に残った。
接続Q71.空欄に入る「散る」の形として正しいものを選べ。
花も( )まほしき夕べなり。
▶ 答え:エ まほしは未然形接続なので「散ら」。
接続Q72.空欄に入る「帰る」の形として正しいものを選べ。
ふるさとへ( )たしとのみ思ふ。
▶ 答え:ア たしは連用形接続なので「帰り」。
訳Q73.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
君に今ひとたび会ひたしと思へど、かなはず。
▶ 答え:ウ 会ひ(連用形)+たし=会いたい。
活用Q74.「会ひたく思ふ」の「たく」の活用形として正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 下に用言「思ふ」が続くので連用形「たく」。
識別Q75.「行きたし」と「行かまほし」の説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 連用形+たし/未然形+まほし。意味はどちらも「行きたい」。
活用Q76.「見たき人」の「たき」の活用形と働きとして正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 体言の前は連体形「たき」。
終助詞Q77.次の文の「てしがな」の接続として正しいものを選べ。
いかでこの書を読みてしがな。
▶ 答え:ウ 「読み」は連用形。「てしがな」は連用形に付く。
文体Q78.「まほし」より後の時代の、口語的な文章で多く使われる希望の助動詞はどちらか。
▶ 答え:イ たし=後の時代の口語的な文章。ウ・エはそもそも終助詞。
訳Q79.次の文の訳として正しいものを選べ。
この花は散らまほしからず。
▶ 答え:エ 散ら+まほしから+ず=散ってほしくない(他への願望+打消)。
総合Q80.「先達はあらまほしき事なり」の文法説明として正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 未然形「あら」+まほし。体言「事」の前なので連体形「まほしき」。
総合Q81.記述問題「『まほし』と『たし』の違いを二点述べよ」で書くべき内容の組み合わせとして最も適当なものを選べ。
▶ 答え:エ 意味はほぼ同じ。違いは「接続」と「時代・文体」の二点。
識別Q82.次の傍線部のうち、希望の助動詞であるものを選べ。
▶ 答え:ウ 上り(連用形)+たき=上りたい。ア・イ・エは形容詞(の一部)。
活用Q83.次の文の「まほしく」の活用形として正しいものを選べ。
見まほしくはあれど、え行かず。
▶ 答え:ア 連用形「まほしく」+係助詞「は」+あり。「見たくはあるけれど」の意。
接続Q84.次のうち接続が誤っているものを選べ。
▶ 答え:イ まほしは未然形接続なので「聞か+まほし」が正しい。
活用Q85.次の文の説明として正しいものを選べ。
かの人をこそ見まほしけれ。
▶ 答え:ウ 係り結び。「まほし」に付く「見」は未然形なのでエも誤り。
訳Q86.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
いざ、もろともに都へ上らまほしけれど、身のいとまなし。
▶ 答え:エ 上ら(未然形)+まほしけれ(已然形、「ど」の上)=上りたいけれど。
総合Q87.「住ままほしけれ」を文法的に説明したものとして正しいものを選べ。
▶ 答え:ア 住ま(未然形)+まほしけれ(已然形)。
識別Q88.次の文の「ゆかし」の説明として正しいものを選べ。
奥山の紅葉ゆかし。
▶ 答え:イ 「ゆかし」は心が引かれる意の形容詞。助動詞「まほし・たし」ではない。
終助詞Q89.願望の終助詞の組み合わせとして正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 願望の終助詞は「ばや・もがな・てしがな」。ほかは助動詞。
接続Q90.空欄に入る「知る」の形として正しいものを選べ。
世の中の人の心を( )まほしう思へど。
▶ 答え:ウ まほしは未然形接続なので「知ら」。「まほしう」はウ音便。
活用Q91.次の文の「たけれ」の説明として正しいものを選べ。
帰りたければ、とく帰るべし。
▶ 答え:ア 已然形+ば=確定条件。「たし」に命令形はない。
訳Q92.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
花見にはまかりたけれど、人目つつまし。
▶ 答え:イ まかり(連用形)+たけれ(已然形)+ど=参りたいけれど。
識別Q93.次のうち「まほし」の使い方として文法的に正しいものを選べ。
▶ 答え:エ 上一段「見る」の未然形「見」+まほし。
総合Q94.「聞かまほしう思へど」の「まほしう」について正しい説明を選べ。
▶ 答え:ウ 「まほしく」→「まほしう」。もとの形で活用形を判断する。
総合Q95.「まほし」の組み立てがそのまま残った現代語を選べ。
▶ 答え:ア あら(ラ変未然形)+まほし=あってほしい、が現代語に残った形。
接続Q96.空欄A・Bに入る「行く」の形の組み合わせとして正しいものを選べ。
都へ(A)たし。/都へ(B)まほし。
▶ 答え:イ 連用形「行き」+たし/未然形「行か」+まほし。
訳Q97.次の文の訳として最も適当なものを選べ。
かかる所にこそ住ままほしけれと、人々言ひあへり。
▶ 答え:ウ 住ま+まほしけれ(「こそ」の結び)=住みたい。
総合Q98.「まほし・たし」について誤っている説明を選べ。
▶ 答え:エ どちらも命令形はない。
識別Q99.「いとありがたし」と「いま一度会ひたし」の「たし」の違いとして正しいものを選べ。
▶ 答え:イ 「ありがたし」=めったにない(一語の形容詞)。「会ひたし」=会いたい(連用形+助動詞)。
総合Q100.「まほし・たし」を識別する最大のポイントを選べ。
▶ 答え:ア 接続の違いこそが両者を見分ける決め手。100題おつかれさまでした!
まとめ
- 「まほし」「たし」はどちらも希望「〜たい・〜てほしい」の助動詞
- 最大のポイントは接続=未然形+まほし/連用形+たし
- 活用は形容詞と同じ型(まほし=シク活用型、たし=ク活用型)。命令形はなく、打消「ず」には「まほしから・たから」の形で続ける
- 「まほし」は古めかしく優美な文章、「たし」は後の時代の口語的な文章で使われる
- 基本は自己の希望「〜たい」、ときに他への願望「〜てほしい」(例:先達はあらまほし)
- 「めでたし・ありがたし」の「たし」は形容詞の一部。「ばや・もがな・てしがな」は文末で言い切る願望の終助詞


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