古文「重要副詞・呼応の副詞」100題ドリル|な〜そ・え〜ず・よも〜じ

古文 重要副詞・呼応の副詞 100題ドリル 古文ドリル

古文の重要副詞、とくに下に決まった言葉を呼ぶ「呼応(こおう)の副詞」は、覚えた数だけ読解と文法の点数になります。このドリルでは、例文の傍線部の副詞について「意味」「呼応する結びの語」「空欄に入る結び」のいずれかを答えます。まず自分で答えを考えてから、下の「答え・解説」を開いて確認しましょう。

とくに大切な呼応のペアは次の通りです。「な〜そ」=禁止(な+連用形+そ。カ変「な来(こ)そ」・サ変「なせそ」だけ未然形)/「え〜ず」=不可能「つゆ・さらに・たえて〜ず(なし)」=全否定「をさをさ〜ず」=ほとんど〜ない「よも〜じ」=まさか〜まい「いかで〜む・ばや」=なんとかして〜したい(「いかで(か)〜む」は反語)/「あに〜や」=反語。さらに「げに・なかなか・さすがに・やがて」など、現代語と意味がずれる重要副詞も混ぜています。全100問、例文と答え・解説はすべて整合させています。


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Q1.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

泣き、わが子よ。

答え:泣かないでおくれ(やわらかい禁止)。
解説:「な〜そ」は『な+動詞の連用形+そ』で、やわらかい禁止『〜してくれるな』。「泣き」は四段「泣く」の連用形。


Q2.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

花よ、散り

答え:散らないでくれ(禁止)。
解説:「な散りそ」は『な+連用形「散り」+そ』。やわらかい禁止『散らないでほしい』。


Q3.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

来(こ)、ここには。

答え:来てくれるな(禁止)。
解説:カ変「来」は「な〜そ」では未然形「こ」を用い「な来(こ)そ」となる例外。意味はやわらかい禁止。


Q4.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

、さやうのことは。

答え:するな(禁止)。
解説:サ変「す」は「な〜そ」では未然形「せ」を用い「なせそ」となる例外。やわらかい禁止『そういうことはするな』。


Q5.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

ゆめゆめ言ひ、人に。

答え:決して言ってくれるな(強い禁止)。
解説:「な〜そ」に「ゆめゆめ(決して)」が重なり禁止を強めた言い方。「言ひ」は連用形。


Q6.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

怠り、稽古を。

答え:そ
解説:禁止の副詞「な」と呼応して文末を締めるのは終助詞「そ」。『な+連用形+そ』で『怠るな』の意。


Q7.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

急ぎ(  )、道悪しければ。〔急ぐな、の意〕

答え:そ
解説:禁止「な」に呼応する結びは終助詞「そ」。『な+連用形「急ぎ」+そ』で『急ぐな』。


Q8.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

いざ、花を惜しみ(  )。〔惜しむな〕

答え:そ
解説:禁止「な」の結びは「そ」。「な惜しみそ」=『惜しむな』。連用形「惜しみ」をはさむ。


Q9.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

道遠くして、行か

答え:行くことができない(不可能)。
解説:「え〜ず」は不可能『〜できない』。「え」が来たら下に打消(ず・じ・で等)が呼応する。


Q10.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

恐ろしくて、言は

答え:言うことができない(不可能)。
解説:「え言はず」=言えない。副詞「え」+打消「ず」で不可能。


Q11.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

暗くて、

答え:見ることができない(不可能)。
解説:「え見ず」=見えない・見ることができない。「え」+打消で不可能。


Q12.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

重くて、持ち上げ

答え:持ち上げることができない(不可能)。
解説:「え」+打消「ず」=不可能『持ち上げられない』。


Q13.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

心にも任せ

答え:思いどおりにできない(不可能)。
解説:「え〜ず」=不可能。「心にも任せず」=思うようにできないの意。


Q14.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

避(さ)らわかれ。

答え:避けることのできない(不可能)。
解説:「えさらぬ」は『避けられない』。「え〜ぬ(打消「ず」連体形)」で不可能を連体修飾にした形。


Q15.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

つつましくて、立た

答え:ず
解説:不可能の副詞「え」と呼応するのは打消の助動詞「ず」。『え+打消』で『立つことができない』。


Q16.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

恥づかしくて、顔も上げ

答え:ず
解説:「え」に呼応する結びは打消「ず」。「え上げず」=上げることができない(不可能)。


Q17.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

聞き分かまどふ。

答え:で
解説:「え」に呼応する打消は「ず」だけでなく接続助詞「で(〜ないで)」のこともある。「え聞き分かで」=聞き分けられないで。


Q18.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

起き上がら(  )、病重ければ。〔起き上がれない、の意〕

答え:ず
解説:不可能「え」に呼応する結びは打消「ず」。「え〜ず」=『〜できない』。


Q19.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

とどめ(  )、別れぬ。〔とどめることができないで〕

答え:で(または ず)
解説:「え」に呼応する打消は「ず」または接続助詞「で(〜ないで)」。下に動作が続くのでここは「で」が自然。


Q20.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

そのこと、つゆ知ら

答え:まったく知らない(全否定)。
解説:「つゆ〜ず(なし)」は全否定『まったく〜ない』。下に打消を伴うのが必須。


Q21.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

つゆたがふところなし

答え:まったく違うところがない(全否定)。
解説:「つゆ〜なし」で全否定『少しも〜ない』。打消は「ず」だけでなく「なし」でも呼応する。


Q22.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

その由、さらに知ら

答え:まったく知らない(全否定)。
解説:「さらに〜ず」は全否定『まったく〜ない』。現代語『さらに(一層)』とは別なので注意。


Q23.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

さらにあら、さやうのことは。

答え:まったく(そうでは)ない(全否定)。
解説:「さらに〜ず」で全否定。「さらにあらず」=決してそうではない。


Q24.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

たえて訪れなりぬ。

答え:まったく訪れなくなった(全否定)。
解説:「たえて〜ず(なし)」は全否定『まったく〜ない』。「たえて」は『絶えて』で下に打消を伴う。


Q25.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

たえて音(おと)もせず

答え:まったく便りもない(全否定)。
解説:「たえて〜ず」で全否定。「音もせず」=便り・連絡もまったくない。


Q26.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

つゆおそろしと思ふことなし

答え:なし
解説:全否定の「つゆ」に呼応する結びは打消の「なし(無し)」または「ず」。ここは「なし」。


Q27.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

さらに心も動か

答え:ず
解説:全否定の「さらに」に呼応する結びは打消「ず」。「さらに〜ず」=まったく〜ない。


Q28.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

さらに言ふべきにあらず

答え:ず(あらず)
解説:全否定「さらに」に呼応する結びは打消「ず」。「さらに〜あらず」=『まったく〜ではない』。


Q29.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

近ごろはをさをさ見え

答え:めったに(ほとんど)見えない。
解説:「をさをさ〜ず」は『ほとんど〜ない・めったに〜ない』。全否定よりやわらかい部分否定。


Q30.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

かやうの人、をさをさあら

答え:めったにいないだろう。
解説:「をさをさ」は下に打消系(ず・じ)を伴い『ほとんど〜ない』。ここは打消推量「じ」で『めったにいまい』。


Q31.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

をさをさ劣るところなし

答え:なし
解説:「をさをさ」は打消と呼応。ここは「なし」で『ほとんど劣るところがない』。


Q32.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

をさをさ立ちまさる人なし

答え:なし
解説:「をさをさ」に呼応する結びは打消「なし(ず)」。『ほとんど〜ない』の部分否定。


Q33.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

よも忘れ、この約束を。

答え:まさか忘れることはないだろう(打消推量)。
解説:「よも〜じ」は『まさか〜ないだろう・〜まい』。「じ」は打消推量の助動詞。


Q34.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

よも偽りは言は

答え:まさか嘘は言うまい(打消推量)。
解説:「よも〜じ」で『まさか〜まい』。「言はじ」は「言ふ」未然形+打消推量「じ」。


Q35.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

よもさることあら

答え:まさかそんなことはあるまい(打消推量)。
解説:「よも〜じ」=『まさか〜ないだろう』。下の「じ」と必ずセット。


Q36.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

よもたがへと思ふ。

答え:じ
解説:「よも」に呼応する結びは打消推量の助動詞「じ」。「よも〜じ」=まさか〜まい。


Q37.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

よも背か(  )、主君の仰せを。〔まさか背くまい、の意〕

答え:じ
解説:「よも」に呼応する結びは打消推量「じ」。「よも〜じ」=『まさか〜まい』。


Q38.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いかでこの本を読まばや

答え:なんとかしてこの本を読みたい(願望)。
解説:「いかで〜ばや」は願望『なんとかして〜したい』。「ばや」は自己の願望を表す終助詞。


Q39.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いかで都へ帰ら

答え:なんとかして都へ帰ろう(意志)。
解説:「いかで〜む」は意志『なんとかして〜しよう』。「む」が意志を表す。文脈で願望にも訳す。


Q40.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いかでこの目で見ばや

答え:なんとかしてこの目で見たい(願望)。
解説:「いかで〜ばや」=『なんとかして見たい』。下の願望「ばや」とセットで判断する。


Q41.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

いかでこの恩を返さ(  )。〔なんとかして恩を返したい、の意〕

答え:ばや(または む)
解説:「いかで」が願望・意志を導くとき、結びは願望「ばや」または意志「む」。願望なら「ばや」、意志なら「む」。


Q42.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いかでか知ら、人の心を。

答え:どうして知ろうか、いや知らない(反語)。
解説:「いかでか〜む」は反語『どうして〜か、いや〜ない』。反語の係助詞「か」を伴うと反語になる。願望の「ばや」型と区別。


Q43.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いかでか忘るべき

答え:どうして忘れようか、いや忘れない(反語)。
解説:「いかでか〜べき」で反語。「べき」は連体形で結ばれ、反語『忘れるはずがない』。


Q44.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

いかでか逃れ(  )。〔どうして逃れられようか、いや逃れられない〕

答え:む(連体形。反語)
解説:「いかでか」が反語を導くとき、係助詞「か」を受けて連体形「む」で結ぶ。反語『〜できようか、いやできない』。


Q45.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あに恐るるに足らんや

答え:どうして恐れるに足ろうか、いや足りない(反語)。
解説:「あに〜や(んや)」は反語『どうして〜か、いや〜ない』。漢文訓読調の反語表現。


Q46.傍線部の副詞と呼応する結びの語を、例文中から抜き出せ。

あにたやすからん

答え:や
解説:「あに」に呼応する結びは反語の係助詞・終助詞「や」。「あに〜や」=どうして〜か、いや〜ない。


Q47.空欄に入る、傍線部の副詞と呼応する語として最も適切なものを答えよ。

あに空言(そらごと)なら(  )。〔どうして嘘であろうか、いや嘘ではない〕

答え:んや(や)
解説:「あに」に呼応する結びは反語の「や(んや)」。「あに〜んや」=『どうして〜か、いや〜ない』。


Q48.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

げにさることありけり。

答え:なるほど(本当に)。
解説:「げに」は『なるほど・本当に』。相手の言葉や状況に納得・同意する気持ち。


Q49.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

げにと人々もうなづきけり。

答え:なるほど(もっともだ)。
解説:「げに」は同意・納得『なるほど・いかにも』。「げにと」で『もっともだと』。


Q50.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

なかなか言はぬぞよき。

答え:かえって(むしろ)。
解説:「なかなか」は『かえって・むしろ』。現代語『なかなか良い(けっこう)』とは別で入試頻出の要注意語。


Q51.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

なまじひに知りて、なかなか苦し。

答え:かえって(むしろ)。
解説:「なかなか」=『かえって』。中途半端に知ったために、かえって苦しいの意。


Q52.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

憎しと思へど、さすがにあはれなり。

答え:そうはいってもやはり。
解説:「さすがに」は『そうはいってもやはり』。一方を認めつつ、もう一方の気持ちも捨てきれない状況を表す。


Q53.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

帰らむと思へど、さすがに名残惜し。

答え:そうはいってもやはり。
解説:「さすがに」=『そうはいってもやはり』。現代語『さすが(感心)』とは語感が異なる。


Q54.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

立ち寄りて、やがて帰りぬ。

答え:そのまま(すぐに)。
解説:「やがて」は『そのまま・すぐに』。現代語『やがて=そのうち』とは逆で、間をおかない意。頻出の要注意語。


Q55.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

日暮れて、やがて泊まりぬ。

答え:そのまま。
解説:「やがて」=『そのまま』。日が暮れて、引き続きそのまま泊まったの意。


Q56.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

召しありければ、すなはち参りぬ。

答え:すぐに(即座に)。
解説:「すなはち」は『すぐに・即座に』。時間を置かずに、の意。漢文では『そこで』とも訳す。


Q57.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

雨やみて、すなはち出でぬ。

答え:すぐに(その時すぐ)。
解説:「すなはち」=『すぐに』。雨がやんで、その時すぐに出かけたの意。


Q58.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あながちに求むれば、わづらはし。

答え:無理に・強引に。
解説:「あながちに」は『無理に・強引に・ひたすら』。度を越して押し進める様子。


Q59.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あながちに制すれど、聞かず。

答え:無理に・強引に。
解説:「あながちに」=『無理に・強引に』。むやみに止めるが、聞き入れないの意。


Q60.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いとをかし。

答え:たいへん・とても。
解説:「いと」は程度の副詞『たいへん・とても』。「いとをかし」=たいそう趣がある。


Q61.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いとよく似たり。

答え:たいへん・とても(よく)。
解説:「いと」=『たいへん』。「いとよく」=たいそうよく。程度を強める。


Q62.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いとど悲しさまさりけり。

答え:いっそう・ますます。
解説:「いとど」は『いっそう・ますます』。「いと」より程度が増す。


Q63.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

雨さへ降りて、いとど心細し。

答え:いっそう・ますます。
解説:「いとど」=『ますます』。雨まで降って、ますます心細いの意。


Q64.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

なほ行く先ぞ恋しき。

答え:やはり・依然として。
解説:「なほ」は『やはり・依然として・それでもなお』。状態が続くこと、または予想どおりであることを表す。


Q65.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

やうやう白くなりゆく。

答え:だんだん・しだいに。
解説:「やうやう」は『だんだん・しだいに』。少しずつ変化していくさまを表す。


Q66.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

やや久しくなりぬ。

答え:少し・しばらく。
解説:「やや」は『少し・しばらく』。程度や時間がわずかであるさま。


Q67.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いつしか春の来(き)にけり。

答え:早くも・いつのまにか。
解説:「いつしか」は『早くも・いつのまにか/早く(〜したい)』。ここは『早くも・いつのまにか』。


Q68.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

かつ見、かつ聞く。

答え:一方では〜、また一方では〜。
解説:「かつ」は『一方では・同時に』。二つの動作が並行することを表す。


Q69.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

わざと使ひを遣はす。

答え:わざわざ・特別に。
解説:「わざと」は『わざわざ・特別に・本格的に』。現代語『故意に』より『わざわざ』の意が中心。


Q70.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

ことさらに知らぬふりをす。

答え:わざと・特に。
解説:「ことさらに」は『わざと・特に・とりわけ』。意図的にそうするさま。


Q71.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あからさまに立ち出づ。

答え:ちょっと・かりそめに。
解説:「あからさまなり」は『ほんのちょっと・かりそめだ』。一時的・つかの間の意で、現代語『露骨に』とは別。


Q72.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

そぞろに涙こぼる。

答え:わけもなく・なんとなく。
解説:「すずろ/そぞろなり」は『わけもなく・なんとなく・思いがけず』。理由もなくそうなるさま。


Q73.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

たちまちにかき消つやうに失せぬ。

答え:たちまち・すぐに。
解説:「たちまちに」は『たちまち・すぐに』。急に・即座にの意。


Q74.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

もはら学問に励む。

答え:もっぱら・ひたすら。
解説:「もはら(専ら)」は『ひたすら・いちずに』。一つのことに集中するさま。


Q75.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

ひたぶるに思ひ込む。

答え:ひたすら・いちずに。
解説:「ひたぶるなり」は『ひたすらだ・いちずだ』。一つの方向に思いつめるさま。


Q76.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

すべて言ふべきにあらず

答え:(下に打消を伴い)まったく〜ない/総じて。
解説:「すべて〜ず」は『まったく〜ない』。打消と呼応して全否定にもなる。ここは『まったく言うべきでない』。


Q77.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あへてとがむる人なし

答え:(下に打消を伴い)まったく〜ない。
解説:「あへて〜なし(ず)」は『まったく〜ない・少しも〜ない』。打消と呼応する全否定の副詞。


Q78.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

よに知られ花なり。

答え:(下に打消を伴い)まったく〜ない。
解説:「よに〜ず(打消)」は『まったく〜ない』。打消と呼応すると全否定。肯定文では『実に・たいそう』。


Q79.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

いささかも油断せ

答え:(下に打消を伴い)少しも〜ない。
解説:「いささか〜ず」は『少しも〜ない』。打消と呼応する。肯定では『わずかに・ちょっと』。


Q80.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

かならずしも善から

答え:(下に打消を伴い)必ずしも〜ない。
解説:「かならず(しも)〜ず」は『必ずしも〜ない』の部分否定。打消と呼応する点に注意。


Q81.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

なべての人にはあら

答え:(下に打消を伴い)並一通りの〜ではない。
解説:「なべて」は『総じて・一般に』。打消を伴い「なべての〜ならず」で『並一通りの〜ではない』。


Q82.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

をりふし雨降り出でぬ。

答え:ちょうどその時・折しも。
解説:「をりふし」は『ちょうどその時・折しも』。タイミングがぴたりと合うさま。


Q83.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

やをら起き出づ。

答え:そっと・静かに。
解説:「やをら」は『そっと・静かに・おもむろに』。動作を静かにゆっくり行うさま。


Q84.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

おのづから思ひ出づることもあり。

答え:自然と・たまたま。
解説:「おのづから」は『自然と・ひとりでに/たまたま・ひょっとして』。ここは『自然と・たまたま』。


Q85.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

かねてより用意す。

答え:前もって・以前から。
解説:「かねて」は『前もって・以前から』。「かねてより」で『以前から』。


Q86.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

しばし待ち給へ。

答え:しばらく・少しの間。
解説:「しばし」は『しばらく・少しの間』。短い時間を表す。


Q87.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

つひに本意を遂げけり。

答え:とうとう・最後には。
解説:「つひに」は『とうとう・最後には・結局』。物事の結末を表す。


Q88.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

ただ涙にむせぶ。

答え:ひたすら・ただもう。
解説:「ただ」は『ひたすら・ただもう』。一つの状態に終始するさま。


Q89.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

かたみに語らふ。

答え:互いに・代わる代わる。
解説:「かたみに」は『互いに・かわるがわる』。複数の者が交互に行うさま。


Q90.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あまた集まりぬ。

答え:たくさん・多く。
解説:「あまた」は『たくさん・多く』。数が多いさまを表す副詞。


Q91.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

うたて覚ゆ。

答え:いやだ・なさけない・不快に。
解説:「うたて」は『いやで・情けなく・不快に』。気にそぐわず嘆かわしい気持ちを表す。


Q92.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

あやにくに雨降る。

答え:あいにく・折悪しく。
解説:「あやにくなり」は『あいにくだ・折が悪い・意地が悪い』。「あやにくに」で『折悪しく』。


Q93.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

はた思ふやうにもあらず。

答え:また・やはり・そうはいっても。
解説:「はた」は『また・やはり・そうかといって』。状況を付け加えたり逆接的に用いる。


Q94.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

まいて夜寒なれば、なほさびし。

答え:まして・なおさら。
解説:「まいて(まして)」は『まして・なおさら』。前の事柄より程度が増すことを示す。


Q95.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

わりなく泣き給ふ。

答え:むやみに・どうしようもなく。
解説:「わりなし」は『どうしようもない・むやみだ』。「わりなく」で『どうしようもなく・むやみに』。


Q96.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

そこはかとなくもの悲し。

答え:どこということもなく・なんとなく。
解説:「そこはかとなし」は『どこということもない・とりとめない』。「そこはかとなく」で『なんとなく』。


Q97.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

つくづくとながむ。

答え:じっと・しみじみと。
解説:「つくづくと」は『じっと・しみじみと』。物思いにふけって見つめるさま。


Q98.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

ひねもすに海を見る。

答え:一日中。
解説:「ひねもす」は『一日中・終日』。朝から晩までの意。対義は「よもすがら(一晩中)」。


Q99.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

よもすがら語り明かす。

答え:一晩中。
解説:「よもすがら」は『一晩中・夜通し』。「ひねもす(一日中)」と対で覚える。


Q100.傍線部の副詞の意味(または呼応する語)を答えよ。

せめては今一度見ばや。

答え:せめて・なんとしても・しいて。
解説:「せめて」は『なんとしても・しいて/せめて』。強く願う気持ちを表す。


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