古文「二方向の敬語」識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文 二方向の敬語 の識別 100題ドリル 古文ドリル

謙譲+尊敬の二方面敬語を100問で見抜く

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このドリルでわかること

はじめに

二方向(二方面)の敬語とは、1つの動作に謙譲語+尊敬語が同時に使われ、2人の人物に同時に敬意を表す形です(例:「申し給ふ」=申し〔謙譲・受け手へ〕+給ふ〔尊敬・する人へ〕)。

このドリルでは、傍線部の敬語を次の4タイプ(ア〜エ)に分類します。

記号 種類 敬意の向き 代表例
二方向敬語(謙譲+尊敬) 受け手と動作主の2人 申し給ふ・奏し給ふ・聞こえさせ給ふ
尊敬語のみ 動作主(する人) 給ふ・おはす・のたまふ・思す
謙譲語のみ 受け手(される人) 申す・奏す・奉る・参る
丁寧語 聞き手(読み手) 侍り・候ふ

鉄則「謙譲語+給ふ」の形を見たら二方向(ア)。例:申し給ふ・聞こえ給ふ・奏し給ふ。 – 同じ謙譲語でも、「給ふ」が付かなければ謙譲のみ(ウ)。例:申す・奏す・奉る。 – 一般の動詞+給ふは尊敬のみ(イ)。例:笑ひ給ふ・立ち給ふ。

識別の鉄則

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ

  1. まず「給ふ」など尊敬語があるかを見る。
  2. その前が謙譲語かを見る。謙譲語+尊敬語なら二方向(ア)
  3. 尊敬語だけ(前が普通の動詞)→。謙譲語だけ(給ふなし)→
  4. 侍り・候ふは丁寧語→(聞き手への敬意)。
  5. 代表的な二方向:奏し給ふ・啓し給ふ・申し給ふ・聞こえ給ふ・奉り給ふ・参らせ給ふ・聞こえさせ給ふ・申させ給ふ

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎(Q1〜Q20)

Q1.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

中納言、帝に事の由を申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=中納言へ)。二方向の敬語。


Q2.次の傍線部「笑ひ給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、いとをかしと笑ひ給ふ答え:イ 解説:「笑ひ(一般の動詞)+給ふ(尊敬)」。動作主への尊敬語のみ。


Q3.次の傍線部「申す」は、ア〜エのどれか。

家来、主にありのままを申す答え:ウ 解説:「申す」は謙譲語(受け手=主へ)。尊敬「給ふ」が付かないので謙譲のみ。


Q4.次の傍線部「侍り」は、ア〜エのどれか。

「われ、ここに侍り」と申す。 答え:エ 解説:「侍り」は丁寧語(聞き手への敬意)。「あります・おります」。


Q5.次の傍線部「聞こえ給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、帝に御消息を聞こえ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語。


Q6.次の傍線部「おはす」は、ア〜エのどれか。

姫君、こなたにおはす答え:イ 解説:「おはす」は尊敬語(動作主=姫君へ)。受け手への敬意はない。


Q7.次の傍線部「奉る」は、ア〜エのどれか。

姫、宮に御文を奉る答え:ウ 解説:「奉る」は謙譲語(受け手=宮へ)。給ふが付かないので謙譲のみ。


Q8.次の傍線部「候ふ」は、ア〜エのどれか。

「さやうのこと、よく存じて候ふ」と言ふ。 答え:エ 解説:「候ふ」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q9.次の傍線部「奏し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、帝に国の事を奏し給ふ答え:ア 解説:奏し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。


Q10.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜エのどれか。

大将、近き人々に、かくのたまふ答え:イ 解説:「のたまふ」は「言ふ」の尊敬語(動作主へ)。尊敬のみ。


Q11.次の傍線部「参る」は、ア〜エのどれか。

后、夜更けて内裏に参る答え:ウ 解説:「参る」は謙譲語(参上する、受け手=帝のいる内裏へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q12.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、帝に御琴を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語。


Q13.次の傍線部「思す」は、ア〜エのどれか。

大臣、いとほしと思す答え:イ 解説:「思す」は「思ふ」の尊敬語(動作主へ)。尊敬のみ。


Q14.次の傍線部「啓す」は、ア〜エのどれか。

大納言、中宮に静かに啓す答え:ウ 解説:「啓す」は中宮・東宮への謙譲語(受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q15.次の傍線部「仕うまつり給ふ」は、ア〜エのどれか。

上達部、帝に仕うまつり給ふ答え:ア 解説:仕うまつり(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=上達部へ)。二方向の敬語。


Q16.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜エのどれか。

帝、めづらしき絵を御覧ず答え:イ 解説:「御覧ず」は「見る」の尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q17.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜エのどれか。

女、忍びて男に聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は「言ふ」の謙譲語(受け手=男へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q18.次の傍線部「はべり」は、ア〜エのどれか。

「その事、たしかにはべり」と答ふ。 答え:エ 解説:「はべり(侍り)」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q19.次の傍線部「参り給ふ」は、ア〜エのどれか。

后、帝の御前に参り給ふ答え:ア 解説:参り(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=后へ)。二方向の敬語。


Q20.次の傍線部「召す」は、ア〜エのどれか。

帝、笛の上手を召す答え:イ 解説:「召す」は「呼ぶ」等の尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


【第2部】標準(Q21〜Q50)

Q21.次の傍線部「聞こえさせ給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、帝に夜もすがら聞こえさせ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=帝へ)+させ給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語(尊敬は二重)。


Q22.次の傍線部「立ち給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、座を立ち給ふ答え:イ 解説:「立ち(一般の動詞)+給ふ(尊敬)」。尊敬のみ。


Q23.次の傍線部「奏す」は、ア〜エのどれか。

蔵人、帝に火急の事を奏す答え:ウ 解説:「奏す」は帝への謙譲語(受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q24.次の傍線部「申させ給ふ」は、ア〜エのどれか。

大納言、帝に委しく申させ給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+させ給ふ(尊敬=大納言へ)。二方向の敬語。


Q25.次の傍線部「候ふ」は、ア〜エのどれか。

「ただ今、まかり出でて候ふ」と言上す。 答え:エ 解説:「候ふ」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q26.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

中宮、帝に果物を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=中宮へ)。二方向の敬語。


Q27.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜エのどれか。

帝、近臣に、かくのたまはす答え:イ 解説:「のたまはす」は「言ふ」の尊敬語(「のたまふ」より高い)。動作主への尊敬のみ。


Q28.次の傍線部「承る」は、ア〜エのどれか。

家臣、主の仰せを承る答え:ウ 解説:「承る」は「受く・聞く」の謙譲語(受け手=主へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q29.次の傍線部「参らせ給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、宮に御琴を参らせ給ふ答え:ア 解説:参らせ(謙譲=差し上げる、宮へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。


Q30.次の傍線部「おはします」は、ア〜エのどれか。

帝、清涼殿におはします答え:イ 解説:「おはします」は尊敬語(動作主=帝へ)。受け手への敬意はない。


Q31.次の傍線部「申す」は、ア〜エのどれか。

翁、姫に思ふことを申す答え:ウ 解説:「申す」は謙譲語(受け手=姫へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q32.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大納言、帝に御礼を申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大納言へ)。二方向の敬語。


Q33.次の傍線部「思しめす」は、ア〜エのどれか。

帝、あはれと思しめす答え:イ 解説:「思しめす」は「思ふ」の尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q34.次の傍線部「啓し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大夫、東宮に祝ひの言葉を啓し給ふ答え:ア 解説:啓し(謙譲=東宮へ)+給ふ(尊敬=大夫へ)。二方向の敬語。


Q35.次の傍線部「侍り」は、ア〜エのどれか。

「かかる事も、世には侍り」と語る。 答え:エ 解説:「侍り」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q36.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜エのどれか。

大臣、帝に御消息を聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は謙譲語(受け手=帝へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q37.次の傍線部「渡り給ふ」は、ア〜エのどれか。

中宮、御堂に渡り給ふ答え:イ 解説:「渡り(一般の動詞)+給ふ(尊敬)」。動作主への尊敬のみ。


Q38.次の傍線部「奏し給ふ」は、ア〜エのどれか。

関白、帝に世の有様を奏し給ふ答え:ア 解説:奏し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=関白へ)。二方向の敬語。


Q39.次の傍線部「参る」は、ア〜エのどれか。

上達部、こぞりて内裏に参る答え:ウ 解説:「参る」は謙譲語(参上する、受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q40.次の傍線部「聞こえ給ふ」は、ア〜エのどれか。

后の宮、帝に御文を聞こえ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=后の宮へ)。二方向の敬語。


Q41.次の傍線部「仰す」は、ア〜エのどれか。

帝、蔵人に、とく参れと仰す答え:イ 解説:「仰す」は「言ふ・命ず」の尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q42.次の傍線部「奉る」は、ア〜エのどれか。

翁、帝に玉の枝を奉る答え:ウ 解説:「奉る」は謙譲語(受け手=帝へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q43.次の傍線部「仕うまつり給ふ」は、ア〜エのどれか。

諸卿、帝に忠を尽くして仕うまつり給ふ答え:ア 解説:仕うまつり(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=諸卿へ)。二方向の敬語。


Q44.次の傍線部「候へ」は、ア〜エのどれか。

「我こそ、その者にて候へ」と名のる。 答え:エ 解説:「候ふ」は丁寧語(聞き手への敬意。已然形「候へ」、「こそ」の結び)。


Q45.次の傍線部「給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、御簾を上げて、外を見給ふ答え:イ 解説:「見(一般の動詞)+給ふ(四段・尊敬)」。動作主への尊敬のみ。


Q46.次の傍線部「啓す」は、ア〜エのどれか。

女房、中宮に小声にて啓す答え:ウ 解説:「啓す」は中宮への謙譲語(受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q47.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

右大臣、左大臣に、ねむごろに申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=左大臣へ)+給ふ(尊敬=右大臣へ)。二方向の敬語。


Q48.次の傍線部「おはすれ」は、ア〜エのどれか。

中将、ただ今こそ西の対におはすれ答え:イ 解説:「おはす」は尊敬語(動作主=中将へ。已然形「おはすれ」)。尊敬のみ。


Q49.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

姫君、父大臣に文を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=父大臣へ)+給ふ(尊敬=姫君へ)。二方向の敬語。


Q50.次の傍線部「まうづ」は、ア〜エのどれか。

人々、初瀬の寺にまうづ答え:ウ 解説:「まうづ(詣づ)」は「行く」の謙譲語(受け手=寺の仏へ)。給ふなしで謙譲のみ。


【第3部】応用(Q51〜Q80)

Q51.次の傍線部「聞こえさせ給ふ」は、ア〜エのどれか。

中宮、帝にこまやかに聞こえさせ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=帝へ)+させ給ふ(尊敬=中宮へ)。二方向の敬語。


Q52.次の傍線部「思す」は、ア〜エのどれか。

院、来し方をあはれと思す答え:イ 解説:「思す」は尊敬語(動作主=院へ)。尊敬のみ。


Q53.次の傍線部「奏す」は、ア〜エのどれか。

博士、帝に暦のことを奏す答え:ウ 解説:「奏す」は帝への謙譲語(受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q54.次の傍線部「申させ給ふ」は、ア〜エのどれか。

摂政、帝に政の事を申させ給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+させ給ふ(尊敬=摂政へ)。二方向の敬語。


Q55.次の傍線部「給ふ」は、ア〜エのどれか。

大将、馬より下り給ふ答え:イ 解説:「下り(一般の動詞)+給ふ(尊敬)」。尊敬のみ。


Q56.次の傍線部「承り給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、帝の仰せを承り給ふ答え:ア 解説:承り(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。


Q57.次の傍線部「侍り」は、ア〜エのどれか。

「げに、ことわりに侍り」と申しけり。 答え:エ 解説:「侍り」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q58.次の傍線部「奉る」は、ア〜エのどれか。

海人ども、贄(にへ)を宮に奉る答え:ウ 解説:「奉る」は謙譲語(受け手=宮へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q59.次の傍線部「啓し給ふ」は、ア〜エのどれか。

別当、東宮に事の子細を啓し給ふ答え:ア 解説:啓し(謙譲=東宮へ)+給ふ(尊敬=別当へ)。二方向の敬語。


Q60.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜エのどれか。

殿、御簾のうちより、かくのたまふ答え:イ 解説:「のたまふ」は尊敬語(動作主=殿へ)。尊敬のみ。


Q61.次の傍線部「参り給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、初めて内裏に参り給ふ答え:ア 解説:参り(謙譲=帝のいる内裏へ)+給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語。


Q62.次の傍線部「聞こゆ」は、ア〜エのどれか。

乳母、姫君に泣く泣く聞こゆ答え:ウ 解説:「聞こゆ」は謙譲語(受け手=姫君へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q63.次の傍線部「おはします」は、ア〜エのどれか。

上皇、御堂におはします答え:イ 解説:「おはします」は尊敬語(動作主=上皇へ)。尊敬のみ。


Q64.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

大納言、東宮に剣を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=東宮へ)+給ふ(尊敬=大納言へ)。二方向の敬語。


Q65.次の傍線部「候ふ」は、ア〜エのどれか。

「君の御ため、命も惜しからず候ふ」と言ふ。 答え:エ 解説:「候ふ」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q66.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

中納言、大将に、つつしみて申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=大将へ)+給ふ(尊敬=中納言へ)。二方向の敬語。


Q67.次の傍線部「召す」は、ア〜エのどれか。

院、医師(くすし)を急ぎ召す答え:イ 解説:「召す」は尊敬語(動作主=院へ)。尊敬のみ。


Q68.次の傍線部「奏し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、帝に勝利の由を奏し給ふ答え:ア 解説:奏し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。


Q69.次の傍線部「参る」は、ア〜エのどれか。

殿上人、夜居に御前に参る答え:ウ 解説:「参る」は謙譲語(参上する、受け手=帝へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q70.次の傍線部「思しめす」は、ア〜エのどれか。

帝、いとほしと思しめす答え:イ 解説:「思しめす」は尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q71.次の傍線部「聞こえ給ふ」は、ア〜エのどれか。

母君、姫君に教へを聞こえ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=姫君へ)+給ふ(尊敬=母君へ)。二方向の敬語。


Q72.次の傍線部「承る」は、ア〜エのどれか。

使ひ、帝の御言葉を承る答え:ウ 解説:「承る」は謙譲語(受け手=帝へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q73.次の傍線部「のたまはす」は、ア〜エのどれか。

中宮、女房どもに、やはらかにのたまはす答え:イ 解説:「のたまはす」は尊敬語(動作主=中宮へ)。尊敬のみ。


Q74.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、后の宮に御衣を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=后の宮へ)+給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語。


Q75.次の傍線部「はべり」は、ア〜エのどれか。

「さること、昔よりはべり」と古老の言ふ。 答え:エ 解説:「はべり」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q76.次の傍線部「申す」は、ア〜エのどれか。

翁、帝に名をば讃岐の造と申す答え:ウ 解説:「申す」は謙譲語(受け手=帝へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q77.次の傍線部「仕うまつり給ふ」は、ア〜エのどれか。

諸大夫、院に久しく仕うまつり給ふ答え:ア 解説:仕うまつり(謙譲=院へ)+給ふ(尊敬=諸大夫へ)。二方向の敬語。


Q78.次の傍線部「御覧ず」は、ア〜エのどれか。

中宮、絵物語を御覧ず答え:イ 解説:「御覧ず」は尊敬語(動作主=中宮へ)。尊敬のみ。


Q79.次の傍線部「啓す」は、ア〜エのどれか。

蔵人、東宮に火急の事を啓す答え:ウ 解説:「啓す」は東宮への謙譲語(受け手へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q80.次の傍線部「参らせ給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、帝に御薬を参らせ給ふ答え:ア 解説:参らせ(謙譲=差し上げる、帝へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。


【第4部】入試(Q81〜Q100)

Q81.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大納言、帝の御前にかしこまりて、ことのよしを申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大納言へ)。二方向の敬語。


Q82.次の傍線部「のたまふ」は、ア〜エのどれか。

大将、人々をかへりみて、かくなむのたまふ答え:イ 解説:「のたまふ」は尊敬語(動作主=大将へ)。尊敬のみ。


Q83.次の傍線部「奏し給ふ」は、ア〜エのどれか。

関白殿、帝に万歳楽の終はりしよしを奏し給ふ答え:ア 解説:奏し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=関白殿へ)。二方向の敬語。


Q84.次の傍線部「奉る」は、ア〜エのどれか。

国々の民、年ごとの調(みつぎ)を朝廷に奉る答え:ウ 解説:「奉る」は謙譲語(受け手=朝廷へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q85.次の傍線部「候ふ」は、ア〜エのどれか。

「この笛のこと、よく心得て候ふ」と楽人申す。 答え:エ 解説:「候ふ」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q86.次の傍線部「聞こえさせ給ふ」は、ア〜エのどれか。

女御、帝に、夜一夜(よひとよ)昔のことを聞こえさせ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=帝へ)+させ給ふ(尊敬=女御へ)。二方向の敬語。


Q87.次の傍線部「おはします」は、ア〜エのどれか。

法皇、嵯峨の御堂におはします答え:イ 解説:「おはします」は尊敬語(動作主=法皇へ)。尊敬のみ。


Q88.次の傍線部「啓し給ふ」は、ア〜エのどれか。

中納言、中宮に、御賀のことを啓し給ふ答え:ア 解説:啓し(謙譲=中宮へ)+給ふ(尊敬=中納言へ)。二方向の敬語。


Q89.次の傍線部「参らす」は、ア〜エのどれか。

受領(ずりやう)の妻、わが娘を宮仕へに参らす答え:ウ 解説:「参らす」は「参上させる・差し上げる」の謙譲語(受け手=宮中へ)。ここは給ふがなく謙譲のみ。


Q90.次の傍線部「思す」は、ア〜エのどれか。

帝、月を御覧じて、過ぎにし方をあはれと思す答え:イ 解説:「思す」は尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q91.次の傍線部「奉り給ふ」は、ア〜エのどれか。

后の宮、帝に、手づから縫ひたる御衣を奉り給ふ答え:ア 解説:奉り(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=后の宮へ)。二方向の敬語。


Q92.次の傍線部「申す」は、ア〜エのどれか。

老いたる女房、姫君に昔物語を申す答え:ウ 解説:「申す」は謙譲語(受け手=姫君へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q93.次の傍線部「仕うまつり給ふ」は、ア〜エのどれか。

上達部・殿上人、こぞりて院に仕うまつり給ふ答え:ア 解説:仕うまつり(謙譲=院へ)+給ふ(尊敬=上達部らへ)。二方向の敬語。


Q94.次の傍線部「仰せらる」は、ア〜エのどれか。

帝、大臣を召して、かく仰せらる答え:イ 解説:「仰せらる」は「言ふ」の尊敬語(動作主=帝へ)。尊敬のみ。


Q95.次の傍線部「聞こえ給ふ」は、ア〜エのどれか。

母北の方、入道殿に、姫君のことを聞こえ給ふ答え:ア 解説:聞こえ(謙譲=入道殿へ)+給ふ(尊敬=母北の方へ)。二方向の敬語。


Q96.次の傍線部「侍り」は、ア〜エのどれか。

「かやうの所には、鬼も住むと聞き侍り」と語る。 答え:エ 解説:「侍り」は丁寧語(聞き手への敬意)。


Q97.次の傍線部「奏し給ふ」は、ア〜エのどれか。

摂政、御簾の外にて、帝に火急の事を奏し給ふ答え:ア 解説:奏し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=摂政へ)。二方向の敬語。


Q98.次の傍線部「給ふ」は、ア〜エのどれか。

院、池の蓮を眺めて、しばし立ち止まり給ふ答え:イ 解説:「立ち止まり(一般の動詞)+給ふ(尊敬)」。尊敬のみ。


Q99.次の傍線部「奉る」は、ア〜エのどれか。

諸国の受領、おりふしの貢ぎ物を院に奉る答え:ウ 解説:「奉る」は謙譲語(受け手=院へ)。給ふなしで謙譲のみ。


Q100.次の傍線部「申し給ふ」は、ア〜エのどれか。

大臣、御前にさぶらひて、帝に世のまつりごとを申し給ふ答え:ア 解説:申し(謙譲=帝へ)+給ふ(尊敬=大臣へ)。二方向の敬語。文中の「さぶらひて」は丁寧・謙譲だが、傍線部は「申し給ふ」。


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