古文「めり・らし・なり」推定の助動詞 識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文 めり・らし・なり の識別 100題ドリル 古文ドリル

視覚・聴覚・根拠の推定と断定を100問で見分ける

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このドリルでわかること

はじめに

「めり」「らし」「なり」は、どれも「〜らしい・〜ようだ」と訳せる推定の助動詞ですが、「何を根拠に推定しているか」で使い分けます。さらに「なり」は断定の「なり」と紛らわしく、接続で見分けます。

傍線部を次の4タイプ(ア〜エ)に分類しましょう。

記号 語・意味 根拠・目印 接続
めり(視覚推定・婉曲) 目で見て「〜ように見える」 終止形(ラ変は連体形)
なり(聴覚推定・伝聞) 音・声・人づて「〜と聞こえる/〜だそうだ」 終止形(ラ変は連体形)
らし(根拠ある推定) 確かな根拠「〜らしい」(和歌に多い) 終止形(ラ変は連体形)
なり(断定) 「〜だ・〜である」と言い切る 体言・連体形に接続

鉄則めり → 目で見た推定(ア)らし → 根拠ある推定(ウ)。この2つは断定と紛れない。 – 「なり」は接続を必ず確認終止形に付けば推定・伝聞(イ)/体言・連体形に付けば断定(エ)。 – 例:「鳥鳴くなり(終止+なり=聞こえる→イ)」⇔「鳥は鳥なり(体言+なり=断定→エ)」。

識別の鉄則

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ

  1. まず語を見る。「めり」ならア「らし」ならウで確定(断定と混じらない)。
  2. 「なり」が出たら接続をチェック。直前が体言連体形なら断定()。直前が終止形なら推定・伝聞()。
  3. サ変「す」なら、終止「す」+なり=推定(イ)連体「する」+なり=断定(エ)。下二段なら終止「聞こゆ」連体「聞こゆる」で見分ける。
  4. めり=目/なり=耳・人づて/らし=根拠、と根拠で覚える。

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎(Q1〜Q20)

Q1.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

見れば、人々はや帰るめり答え:ア 解説:「帰る(終止)+めり」。目で見て「帰るように見える」視覚推定。


Q2.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

いづくにか、笛の音すなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。音を聞いての聴覚推定「笛の音がするようだ」。


Q3.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)み吉野の山に雪降るらし答え:ウ 解説:「降る(終止)+らし」。根拠にもとづく推定「雪が降っているらしい」。和歌に多い。


Q4.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

これは、都の人の家なり答え:エ 解説:体言「家」+なり。「〜である」と言い切る断定。


Q5.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

風吹きて、花散るめり答え:ア 解説:「散る(終止)+めり」。目で見ての視覚推定「散るように見える」。


Q6.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

山のあなたに、鹿の鳴くなり答え:イ 解説:声を聞いての聴覚推定「鹿が鳴いているようだ」。


Q7.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

かの人は、やむごとなき大臣なり答え:エ 解説:体言「大臣」+なり。断定「〜である」。


Q8.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)秋の野に、萩咲きぬらし答え:ウ 解説:「咲きぬ(終止)+らし」。根拠ある推定「咲いたらしい」。


Q9.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

子ども、皆寝ぬめり答え:ア 解説:「寝ぬ(終止)+めり」。様子を見ての視覚推定「寝てしまったようだ」。


Q10.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

夜更けて、遠く鐘の聞こゆなり答え:イ 解説:「聞こゆ(下二・終止)+なり」。音を聞いての聴覚推定。


Q11.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

我こそは、この国の主なれ答え:エ 解説:体言「主」+なり(已然形「なれ」、係助詞「こそ」の結び)。断定。


Q12.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

月、山の端に出づめり答え:ア 解説:「出づ(下二・終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q13.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)衣ほすてふ夏来たるらし答え:ウ 解説:「来たる(終止)+らし」。干された衣を根拠にした推定「夏が来たらしい」。


Q14.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

軒のあたりに、水の流るなり答え:イ 解説:「流る(下二・終止)+なり」。音を聞いての聴覚推定。


Q15.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

ここは、昔の宮の跡なり答え:エ 解説:体言「跡」+なり。断定「〜である」。


Q16.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

道のほとりに、人多く集ふめり答え:ア 解説:「集ふ(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q17.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

戸の外に、人の来(く)なり答え:イ 解説:「来(カ変・終止「く」)+なり」。物音を聞いての聴覚推定「人が来るようだ」。


Q18.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)龍田川、紅葉乱れて流るらし答え:ウ 解説:「流る(終止)+らし」。根拠ある推定。和歌に多い。


Q19.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この笛、世に名高き宝なり答え:エ 解説:体言「宝」+なり。断定。


Q20.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

雲行きあやしく、雨降るめり答え:ア 解説:「降る(終止)+めり」。空を見ての視覚推定。


【第2部】標準(Q21〜Q50)

Q21.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

草むらに、虫の鳴くなり答え:イ 解説:声を聞いての聴覚推定「虫が鳴いているようだ」。


Q22.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

答へていはく、「我は漁師なり」と。 答え:エ 解説:体言「漁師」+なり。断定「〜である」。


Q23.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

庭の桜、はや咲き初むめり答え:ア 解説:「初む(下二・終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q24.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)天の香具山、霞たなびく春来ぬらし答え:ウ 解説:「来ぬ(終止)+らし」。霞を根拠にした推定。


Q25.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

壁を隔てて、人の物言ふ声すなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。声を聞いての聴覚推定。


Q26.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

持ちたるは、めづらかなる唐の鏡なり答え:エ 解説:体言「鏡」+なり。断定。


Q27.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

舟、はや岸を離るめり答え:ア 解説:「離る(下二・終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q28.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

軒の松に、風の渡るなり答え:イ 解説:松を渡る風の音を聞いての聴覚推定。


Q29.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この童は、商人(あきびと)の子なり答え:エ 解説:体言「子」+なり。断定。


Q30.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)あしひきの山ほととぎす、今ぞ鳴きぬらし答え:ウ 解説:「鳴きぬ(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q31.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

火、いよいよ燃え広ごるめり答え:ア 解説:「広ごる(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q32.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

谷の方より、水の落つなり答え:イ 解説:「落つ(上二・終止)+なり」。水音を聞いての聴覚推定。


Q33.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

答へけるは、「これなむ、求めし玉なる」。 答え:エ 解説:体言「玉」+なり(連体形「なる」、係助詞「なむ」の結び)。断定。


Q34.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

人々の気色、いと心苦しげなめり答え:ア 解説:「なる(形容動詞・連体)+めり」が「なめり」。様子を見ての視覚推定。


Q35.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

「上達部、皆参り給ふ」といふなり答え:イ 解説:「言ふ+なり」で、人づての伝聞「〜と言うことだ・〜だそうだ」。


Q36.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

かの聖の住む所は、深き山の奥なり答え:エ 解説:体言「奥」+なり。断定。


Q37.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)み熊野の浦の浜木綿、咲きぬらし答え:ウ 解説:「咲きぬ(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q38.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

軒近く、鳥の羽うつ音すなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。羽音を聞いての聴覚推定。


Q39.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

日暮れて、人かげまれなるめり答え:ア 解説:「まれなる(形容動詞・連体)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q40.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この所、もとは海なりき答え:エ 解説:体言「海」+なり(連用形「なり」+過去「き」)。断定。


Q41.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

都には、疫病いみじくおこるなり答え:イ 解説:「おこる(終止)+なり」。人づての伝聞「流行しているそうだ」。


Q42.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

客人(まらうど)、はや立ち帰るめり答え:ア 解説:「帰る(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q43.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)富士の嶺に、雪はなほ降るらし答え:ウ 解説:「降る(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q44.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

持て来たるは、よく切るる刀なり答え:エ 解説:体言「刀」+なり。断定。


Q45.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

軒の雫、いまだ落つなり答え:イ 解説:「落つ(上二・終止)+なり」。雫の音を聞いての聴覚推定。


Q46.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

病、日にそへて重るめり答え:ア 解説:「重る(終止)+めり」。様子を見ての視覚推定。


Q47.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

われは、その家に仕ふる女房なり答え:エ 解説:体言「女房」+なり。断定。


Q48.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

「帝、やがて行幸あるべし」といふなり答え:イ 解説:「言ふ+なり」で伝聞「〜だそうだ」。


Q49.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)春日野の若菜摘みつつ、君を待つらし答え:ウ 解説:「待つ(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q50.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

池の蓮、おほかた散り果てぬめり答え:ア 解説:「果てぬ(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


【第3部】応用(Q51〜Q80)

Q51.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

風の音にぞ、秋の来(き)ぬるなりと知らるる。 答え:エ 解説:「来ぬる(完了「ぬ」連体)+なり」。連体形接続なので断定「秋が来たのだ」。


Q52.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

ものの音、絶え絶えに聞こゆなり答え:イ 解説:「聞こゆ(下二・終止)+なり」。終止形接続で聴覚推定「聞こえるようだ」。


Q53.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

あれは、世に隠れなき笛の上手の奏するなり答え:エ 解説:「奏する(サ変・連体)+なり」。連体形接続なので断定「奏するのだ」。


Q54.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

いづこにか、人のすまふなり答え:イ 解説:「すまふ(終止)+なり」。物音・気配を聞いての聴覚推定「住んでいるようだ」。


Q55.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

灯(ともしび)の影、かすかにゆらぐめり答え:ア 解説:「ゆらぐ(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q56.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

よく見れば、これは作りたる花なり答え:エ 解説:体言「花」+なり。断定「造花である」。


Q57.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)我が宿の梅、今を盛りと咲くらし答え:ウ 解説:「咲く(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q58.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

暁、鶏(とり)の鳴くなり、いざ立たむ。 答え:イ 解説:鶏の声を聞いての聴覚推定「鳴いているようだ」。


Q59.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

このわたりに住むは、いやしからぬ人の住むなるべし。 答え:イ 解説:「住む(終止)+なる」。終止形接続で推定・伝聞。「なるべし」で「住んでいるのであろう」。


Q60.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

雪うち積もりて、道も見えぬめり答え:ア 解説:「見えぬ(終止)+めり」。目で見ての視覚推定「見えなくなったようだ」。


Q61.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

その帝は、世を治むること九年なりき答え:エ 解説:体言「九年」+なり(連用形+き)。断定。


Q62.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

山風に乗りて、遠く笛の吹くなり答え:イ 解説:笛の音を聞いての聴覚推定。


Q63.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)ひぐらしの鳴きつるなへに、日は暮れぬらし答え:ウ 解説:「暮れぬ(終止)+らし」。ひぐらしの声を根拠にした推定。


Q64.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

これこそ、年ごろ尋ねし父の形見なれ答え:エ 解説:体言「形見」+なり(已然形「なれ」、「こそ」の結び)。断定。


Q65.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

客、酔ひて、いたく乱るめり答え:ア 解説:「乱る(下二・終止)+めり」。様子を見ての視覚推定。


Q66.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

帳のうちに、人のうち嘆くけはひすなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。気配・音を聞いての聴覚推定。


Q67.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

文を開きて見れば、別れを告ぐる言葉なり答え:エ 解説:体言「言葉」+なり。断定。


Q68.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

「この寺は、いと霊験あらたかなる所」と人いふなり答え:イ 解説:「言ふ+なり」で人づての伝聞「〜だそうだ」。


Q69.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)水鳥の立ちし騒ぎに、敵(あた)の寄せ来(く)らし答え:ウ 解説:「来(カ変・終止「く」)+らし」。水鳥の騒ぎを根拠にした推定。


Q70.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

馬、草に飽きて、いま臥(ふ)すめり答え:ア 解説:「臥す(終止)+めり」。目で見ての視覚推定。


Q71.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

笛を吹くは、かの有名なる楽人(がくにん)のするなり答え:エ 解説:「する(サ変・連体)+なり」。連体形接続なので断定「するのだ」(Q53と同型)。


Q72.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

軒端を、しきりに雨のうつなり答え:イ 解説:「うつ(四段・終止)+なり」。雨音を聞いての聴覚推定。


Q73.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

かの女、このごろ心地わづらふめり答え:ア 解説:「わづらふ(終止)+めり」。様子を見ての視覚推定。


Q74.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

御簾のうちに、琴をかき鳴らすなり答え:イ 解説:「鳴らす(四段・終止)+なり」。琴の音を聞いての聴覚推定。


Q75.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

帝のおはします所は、内裏といふ所なり答え:エ 解説:体言「所」+なり。断定。


Q76.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)秋萩の散りゆく見れば、鹿鳴きぬらし答え:ウ 解説:「鳴きぬ(終止)+らし」。根拠ある推定。


Q77.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

戸を叩きて、何やらん告ぐるなり答え:エ 解説:「告ぐる(下二・連体)+なり」。連体形接続なので断定「告げるのだ」。


Q78.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

月明かければ、虫も鳴かで、ただ静かなめり答え:ア 解説:「静かなる(形容動詞・連体)+めり」が「静かなめり」。様子を見ての視覚推定。


Q79.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

隣にて、人の声高に物言ふなり答え:イ 解説:「言ふ(四段・終止)+なり」。声を聞いての聴覚推定。


Q80.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この皮衣(かはごろも)は、まことの火鼠(ひねづみ)の皮なり答え:エ 解説:体言「皮」+なり。断定。


【第4部】入試(Q81〜Q100)

Q81.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

夜もすがら、軒の雨のそそくなりを聞きて、明かしつ。 答え:イ 解説:「そそく(四段・終止)+なり」。雨音を聞いての聴覚推定「降りそそぐようだ」。


Q82.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

よく見れば、人と見えしは枯れたる木なりけり答え:エ 解説:体言「木」+なり(+けり)。断定「枯れ木であったのだ」。


Q83.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

風いで来て、釣りする舟ども、はや漕ぎ帰るめり答え:ア 解説:「帰る(終止)+めり」。海上の舟を見ての視覚推定。


Q84.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)天の原ふりさけ見れば、月かたぶきぬらし答え:ウ 解説:「かたぶきぬ(終止)+らし」。空を根拠にした推定。


Q85.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

几帳のかげに、衣のふれ合ふ音すなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。衣ずれの音を聞いての聴覚推定。


Q86.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

答へていはく、「この道を行けば、京にいたるなり」と。 答え:エ 解説:「いたる(四段・連体)+なり」。ここは「〜のだ」と説明する断定。


Q87.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

主(あるじ)の心ばへ、いとあはれに、人をいたはるめり答え:ア 解説:「いたはる(終止)+めり」。様子から判断する視覚推定(婉曲)。


Q88.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

をちかたに、舟こぐ音のかすかにすなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。遠くの櫓の音を聞いての聴覚推定。 (※「する」ではなく終止「す」+なり。已然・連体の「する」と取り違えないこと。)


Q89.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)み吉野の山辺に見ゆる白雪は、花の散るらし答え:ウ 解説:「散る(終止)+らし」。散る花を雪と見まがう、その根拠にもとづく推定。


Q90.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この人は、もとは藤原のなにがしと聞こえし人なり答え:エ 解説:体言「人」+なり。断定。


Q91.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

花は盛り過ぎて、葉がちになりゆくめり答え:ア 解説:「なりゆく(終止)+めり」。木の様子を見ての視覚推定。


Q92.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

暁方、鶏のしきりに鳴くなり、人々起き出づ。 答え:イ 解説:鶏の声を聞いての聴覚推定「鳴いているようだ」。


Q93.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

この瓜は、いとよく熟(う)れたるなり、召し上がれ。 答え:エ 解説:「熟れたる(完了「たり」連体)+なり」。連体形接続なので断定「熟しているのだ」。


Q94.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)今朝来鳴きいまだ旅なる、ほととぎす花橘に宿るらし答え:ウ 解説:「宿る(終止)+らし」。声を根拠にした推定。


Q95.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

夜深く、時を告ぐる鼓(つづみ)の鳴るなり答え:イ 解説:「鳴る(終止)+なり」。鼓の音を聞いての聴覚推定。


Q96.次の傍線部「めり」は、ア〜エのどれか。

旅人、道に迷ひて、いとわびしげなめり答え:ア 解説:「わびしげなる(形容動詞・連体)+めり」が「わびしげなめり」。様子を見ての視覚推定。


Q97.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

北の方は、按察使(あぜち)の大納言の御むすめなり答え:エ 解説:体言「むすめ」+なり。断定。


Q98.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

深き夜、遠き寺の鐘のつくなりを、ひとり聞く。 答え:イ 解説:「つく(四段・終止)+なり」。鐘の音を聞いての聴覚推定。


Q99.次の傍線部「らし」は、ア〜エのどれか。

(歌)秋来ぬと、目にはさやかに見えねども、風の音にぞ秋はたちぬらし答え:ウ 解説:「たちぬ(終止)+らし」。風の音を根拠にした推定。


Q100.次の傍線部「なり」は、ア〜エのどれか。

をりふし、御簾のうちに、箏(さう)の琴をしらぶる音すなり答え:イ 解説:「す(サ変・終止)+なり」。琴を調べる音を聞いての聴覚推定。 (文末の「しらぶる」は連体だが、傍線部の判定は「す+なり」の終止形接続。)


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