『共通テスト新課程攻略問題集 国語(古文,漢文)(共通テスト赤本プラス)』を塾長が正直レビュー|赤本ブランドの新課程対策、3ステップで古文漢文を仕上げる

教材レビュー
本記事はプロモーション(広告)を含みます。紹介する教材は、塾長が古文・漢文の指導の観点から選び、正直に評価したものです。

※当サイトの解説・ドリル・定期テスト対策はすべて無料です。このコーナーは、市販教材についての塾長の正直レビューです。

生徒

生徒先生、古文と漢文を共通テストの形で練習したいんですけど、基礎もちょっと不安で…。一冊で全部つながってる問題集ってありますか?
先生

先生それなら共通テスト新課程攻略問題集 国語(古文,漢文)(共通テスト赤本プラス)が候補だね。あの「赤本」を出している教学社が作った、新課程の共通テスト専用の対策本だよ。傾向を知る→必要な知識を入れる→問題を解く、という3つの段階で組まれているから、基礎が少し不安な人でも形式練習までひとつながりで進められるんだ。

結論:基礎固めから共通テスト形式まで「橋渡し」してくれる対策本

この本は、ゼロから古文漢文を学ぶ最初の一冊というより、ある程度文法や句形をかじったあとで、共通テストの形に慣れていきたい人のための問題集です。新課程(2025年1月以降の共通テスト)に合わせて作られていて、「傾向を知る(分析編)→知識を確認する(準備編)→問題を解く(演習編)」という3ステップで進みます。基礎の総ざらいと共通テスト形式の演習を、一冊でつなげたい人に向いた立ち位置の本です。

基本情報

書名 共通テスト新課程攻略問題集 国語(古文,漢文)(共通テスト赤本プラス)
出版社 教学社
著者 教学社編集部
シリーズ 共通テスト赤本プラス
定価 1,320円(税込)※2026年6月時点
レベル 共通テスト(新課程対応・予想/対策)
塾長のおすすめ度 ◯(基礎固め~共通テスト形式の橋渡しに手堅い一冊)

この本の特徴(中身)

中身は大きく3つの章に分かれています。第1章「分析編」で共通テスト国語(古文・漢文)の出題傾向と対策を確認し、第2章「準備編」で問題を解くのに必要な文法・句形・語彙などの知識を整理、第3章「演習編」で実際の問題に取り組む流れです。頻出の和歌や漢詩について「必ず覚えておきたいまとめ」が載っているのが地味に便利で、苦手になりやすい分野を一覧でつぶせます。さらに学習の記録を書き込める「チェックリスト」が付いていて、どこまで進んだか・どこが弱いかを自分で管理しやすい作りです。判型はA5サイズで、価格は1,320円(税込)と手に取りやすい値段です。

👍 良い点

  • 「赤本」の教学社が作った新課程専用本。共通テストの分析を長年やってきた出版社だけあって、出題傾向のつかみ方や対策の方向づけが堅実です。
  • 知識の確認から演習までが一冊でつながる。準備編で文法・句形・語彙をおさらいしてから演習編に進めるので、「基礎は少しやったけど本番形式が不安」という層の橋渡しにちょうど良い構成です。
  • 和歌・漢詩のまとめとチェックリストが付く。後回しにしがちな和歌・漢詩を一覧で確認でき、進捗を書き込めるチェックリストで自分の弱点も見える化できます。

🤔 気になる点

  • 本番そっくりの問題量は多くない。「攻略問題集」という性格上、過去問集や予想問題パックほど大量の実戦演習が積めるわけではありません。仕上げ段階では別途、過去問や模試形式の演習が必要です。
  • ゼロからの入門書ではない。文法や句形の説明はあくまで「確認・整理」が中心で、初めて古文漢文を学ぶ人には説明が薄く感じられる場面があります。まったくの初学者は入門書と併用したほうが安全です。
  • 古文と漢文が1冊にまとまっている分、各分野の深掘りは控えめ。どちらか一方を集中的に鍛えたい人には、その分野の専門書のほうが踏み込んだ対策ができます。

合う人・合わない人

合う人:学校で古文文法・漢文句形を一通り習い、共通テストの形式に慣れていきたい高2後半~高3の受験生。和歌・漢詩が苦手で一覧で整理したい人。1冊で基礎確認から形式演習までコンパクトに進めたい人。
合わない人:古文漢文をこれから初めて学ぶ完全な初学者(先に入門書がほしい)。すでに共通テストで安定して高得点が取れていて、ひたすら大量の実戦演習を積みたい上級者。古文か漢文のどちらか一方だけを深く鍛えたい人。

『きめる!共通テスト古文・漢文』との違い

『きめる!共通テスト』シリーズは、講義口調の解説で「読み方・解き方」をかみ砕いて教えてくれる、どちらかというと参考書寄りの本です。一方この赤本プラスは、知識の整理は要点中心にとどめ、「分析→準備→演習」の流れで手を動かして問題に取り組むことに重きを置いた問題集寄りの本です。解き方をじっくり講義で学びたいなら『きめる!』、すでに基礎をかじっていて形式演習でつなげたいならこの赤本プラス、という使い分けがおすすめです。両方を「読む用」と「解く用」で組み合わせるのも有効です。

おすすめの使い方

  1. まず第1章「分析編」を読んで、共通テストの古文漢文がどんな形・配点で出るのかを頭に入れる(解く前に敵を知る)。
  2. 第2章「準備編」で文法・句形・語彙、そして和歌・漢詩のまとめを確認し、抜けている知識をチェックリストに書き込みながらつぶす。
  3. 第3章「演習編」を時間を計って解き、間違えた問題は準備編に戻って原因の知識を確認→再演習、のサイクルを回す。
先生

先生演習編を解いて丸つけして終わり、にしないこと。間違えた問題は必ず「文法・句形の知識不足だったのか」「読み方の問題だったのか」を切り分けて、知識のミスは準備編に戻って一覧でつぶすと、同じ失点を繰り返さなくなります。

塾長の総合評価

読みやすさ ★★★★☆
網羅性 ★★★☆☆
入門のしやすさ ★★★☆☆
演習・実戦 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆(基礎確認から共通テスト形式への橋渡しに手堅い。完全初学者と上級者にはやや物足りない)

塾長としての評価は、「過不足なく手堅い一冊」です。赤本の教学社が新課程に合わせて作っているので、傾向の押さえ方や対策の方向づけは安心して任せられます。3ステップ構成と和歌・漢詩のまとめ、チェックリストのおかげで、基礎を一度通った人が共通テスト形式に移行する段階では非常に使いやすい。ただし、これ一冊で入門から仕上げまで全部まかなえる万能本ではありません。初学者は入門書を、仕上げ期は過去問・予想問題を、それぞれ足してあげるのが現実的な使い方です。

共通テスト新課程攻略問題集 国語(古文,漢文)(共通テスト赤本プラス) 表紙

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まとめ

まとめると、この本は「基礎は少しやった、でも共通テストの形がまだ不安」という人の橋渡しに向いた、堅実な新課程対策問題集です。和歌・漢詩のまとめやチェックリストなど、独学でも進めやすい工夫が効いています。逆に、完全な初学者やすでに高得点が安定している人は、別の本のほうが合うかもしれません。なお、当サイトでは古文文法・漢文句形の無料まとめプリントや確認問題も配布しているので、この本の「準備編」と並行して、抜けている基礎の穴うめに使ってみてください。

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