『きめる!共通テスト 古文・漢文 改訂版』を塾長が正直レビュー|古文漢文をゼロから1冊で

教材レビュー
本記事はプロモーション(広告)を含みます。紹介する教材は、塾長が古文・漢文の指導の観点から選び、正直に評価したものです。

※当サイトの解説・ドリル・定期テスト対策はすべて無料です。このコーナーは、市販教材についての塾長の正直レビューです。

生徒

生徒先生、共通テストの古文と漢文がまったく読めません。文法も句形も忘れていて、何から手をつけたらいいか分からないんですけど、1冊でまとめて始められる本ってありますか?
先生

先生それなら、まず手に取ってほしいのが『きめる!共通テスト 古文・漢文 改訂版』(岡本梨奈・Gakken)です。スタディサプリで人気の岡本先生が、共通テストの古文と漢文を「ゼロから読めるようにする」ことだけを考えて作った講義型の参考書で、1冊で両方カバーできます。授業を文字にしたような語り口なので、独学でも先生に教わっている感覚で進められますよ。

結論:共通テストの古文・漢文を「ゼロから1冊で」始める人の最初の相棒

この本は、共通テストで古文・漢文を使うけれど何から始めればいいか分からない初学者〜標準レベルの受験生のための「講義型」参考書です。問題を解きまくる演習書ではなく、先生が隣で説明してくれるように読み進めながら、古文と漢文の土台をつくるタイプ。改訂版は新課程(今の共通テスト)に合わせて作り直されていて、古文と漢文の両方を1冊でまとめて立ち上げられるのが最大の魅力です。最初の1冊として、まず外さない定番だと考えてください。

基本情報

書名 きめる!共通テスト 古文・漢文 改訂版
出版社 Gakken(学研)
著者 岡本梨奈
シリーズ きめる!共通テストシリーズ
ページ数 約448ページ
定価 1,650円(税込)※2026年6月時点
レベル 共通テスト(基礎〜標準・講義型)
塾長のおすすめ度 ◎(共通テストの古文・漢文を1冊で始めるなら、まずこれ)

この本の特徴(中身)

中身は、先生と生徒の会話を交えた語りかけ口調で、文字が大きめのオールカラー。図やイラストで「なぜそうなるのか」を見せながら進むので、活字の参考書が苦手な人でも読み通しやすい作りです。最初に共通テストそのものの特徴(どんな問題が出て、どこで差がつくか)を分析する導入があり、そこから古文・漢文の知識を順番に積み上げていきます。各テーマには実際の共通テスト形式に近い「過去問にチャレンジ」のような演習も挟まれ、インプットした内容をその場で確認できます。さらに、取り外せる別冊(試験直前まで使える完全準備BOOK)が付き、古文重要単語・重要文法・漢文の句形などを直前期に手早く見直せます。

👍 良い点

  • 古文と漢文が1冊で完結:別々の本を2冊そろえなくても、共通テストで必要な範囲のスタートを1冊でまとめて切れます。何を買えばいいか迷う初学者の負担が小さい。
  • 講義型で独学でも進めやすい:先生と生徒の会話調+オールカラーの図解で、「暗記しろ」ではなく「なぜそうなるか」を説明してくれるため、塾に通っていなくても理解しながら読み進められます。
  • 直前まで使える別冊付き:古文単語・文法・漢文句形などをまとめた取り外せる別冊が付属。本体で学んだあと、試験直前の見直し用としてそのまま使えるのが地味に効きます。

🤔 気になる点

  • 演習量はこれ1冊では足りない:あくまで「読めるようにする」講義本なので、本番形式を数多くこなす問題集ではありません。仕上げには別途、共通テスト形式の問題演習が必要になります。
  • 約448ページとボリュームがある:1冊に古文・漢文を詰め込んでいる分、ページ数は多め。受験直前に短期間で詰め込みたい人には重く、最後までやり切る計画性が要ります。
  • 難関二次・私大の記述には届かない:あくまで共通テスト(マーク)対策が主目的です。難関大の和歌の鑑賞や本格的な記述・読解までは、この本だけではカバーしきれません。

合う人・合わない人

合う人:共通テストで古文・漢文を使う、高1〜高3の初学者〜標準レベルの人。文法や句形があやふやで「何から手をつければいいか分からない」人や、塾に通わず独学で土台をつくりたい人にぴったりです。古文と漢文の両方を、1冊でまとめて立ち上げたい人にも向きます。
合わない人:すでに基礎が固まっていて「本番形式の演習量を積みたい」人や、東大・京大・難関私大の記述・二次対策がメインの人。また、試験まで時間がなく短期間でポイントだけ詰め込みたい人には、約448ページは重く感じられるかもしれません。

『岡本梨奈の1冊読むだけで古文/漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』との違い

同じ岡本先生の人気シリーズに『1冊読むだけで古文(/漢文)の読み方&解き方が面白いほど身につく本』(KADOKAWA)があります。あちらは古文・漢文がそれぞれ別の本で、「読み方・解き方」の理解にじっくり特化したシリーズ。対してこの『きめる!』は共通テストという目標に合わせて、古文・漢文を1冊にまとめ、別冊の暗記ブックまで付けた「共通テスト特化のオールインワン」です。とにかく1冊で共通テスト対策の土台を作りたいなら『きめる!』、古文と漢文をそれぞれ腰を据えて深く読み込みたいなら『1冊読むだけで』を選ぶ、という使い分けが分かりやすいです。

おすすめの使い方

  1. まず本体を最初から通読する。1日1〜2テーマと決め、会話と図解を飛ばさずに読み、その場で出てくる演習(過去問にチャレンジ系)まで必ず解く。
  2. 1周したら、間違えた箇所と別冊(古文単語・文法・漢文句形)を往復して、抜けている知識を埋める。別冊は持ち歩いてスキマ時間に繰り返す。
  3. 土台ができたら、共通テスト形式の問題集や過去問・予想問題で本番演習に移り、別冊を直前期の最終チェックに使う。
先生

先生この本は「読んで終わり」にすると効果が半減します。会話を読んで分かった気になりやすいので、各テーマの演習を必ず自力で解いてから先に進むこと。理解の確認をはさむだけで、本番での得点の伸びがまったく変わってきますよ。

塾長の総合評価

読みやすさ ★★★★★
網羅性 ★★★★☆
入門のしやすさ ★★★★★
演習・実戦 ★★☆☆☆
総合 ★★★★★(ゼロからの立ち上げに最適。ただし本番演習は別途必要)

塾長としての評価は、はっきり「最初の1冊」として太鼓判を押せる良書、です。講義型・オールカラー・別冊付きという作りが、独学の初学者にとって本当に親切で、古文と漢文を1冊で立ち上げられる手軽さは大きな強みです。一方で、演習量はこれ1冊では足りないので、「この本で土台を作り、別の問題集で仕上げる」という二段構えを前提に選ぶのが正解。そこを理解して使えば、コストパフォーマンスは非常に高い1冊です。

きめる!共通テスト 古文・漢文 改訂版 表紙

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この本の著者岡本梨奈先生は、動画授業のスタディサプリで古文・漢文を担当しています。本の解説が「わかりやすい」と感じた人は、同じ先生の映像授業で考え方を耳から聞くと、さらに理解が深まります。当ブログ「誰でも古典塾」の無料テキストと合わせて使うのもおすすめです。

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まとめ

『きめる!共通テスト 古文・漢文 改訂版』は、共通テストの古文・漢文をゼロから1冊でスタートしたい人の、まず外さない定番です。読みやすさと入門のしやすさは抜群で、別冊の暗記ブックも直前まで活躍します。あとは本番形式の演習を別に積めば、対策の流れがきれいに完成します。なお当サイトでは、古文単語・文法・漢文句形を無料でおさらいできる教材も用意しています。この本と並行して、苦手の穴埋めにぜひ使ってみてください。

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