『新装版 新・ゴロゴ古文単語』を塾長が正直レビュー|語呂で一気に覚える定番ポケット単語帳

教材レビュー
本記事はプロモーション(広告)を含みます。紹介する教材は、塾長が古文・漢文の指導の観点から選び、正直に評価したものです。

※当サイトの解説・ドリル・定期テスト対策はすべて無料です。このコーナーは、市販教材についての塾長の正直レビューです。

生徒

生徒先生、古文単語ってどうしても覚えられないんです。何回書いても頭に残らなくて…。ゴロで楽に覚えられる単語帳があるって聞いたんですけど、本当ですか?
先生

先生それなら、まさにその「ゴロで覚える」を看板にしているのが新装版 新・ゴロゴ古文単語です。シリーズ累計300万部を超える、語呂合わせ単語帳の定番ですよ。単語を丸暗記するのがどうしても苦手、という人がまず手に取る一冊です。

結論:「とにかく覚えられない人」の最初の一冊

この本は、ひとことで言うと「古文単語の暗記が苦手な人が、つまずかずに最後までやり切るための単語帳」です。意味と語呂(ゴロ合わせ)とイラストがセットになっていて、机に向かうのが苦手な人でも電車の中でパラパラ読み進められます。レベルは教科書〜共通テスト、私立ならMARCHあたりまで。ゴリゴリの難関大対策というより、まず古文への苦手意識を消す一冊という立ち位置だと考えてください。

基本情報

書名 新装版 新・ゴロゴ古文単語
出版社 アントロット出版(旧スタディカンパニー)
著者 ゴロゴネット編集部(板野博行)
シリーズ ゴロゴシリーズ
定価 1,100円(税込)※2026年6月時点
レベル 基礎〜標準(共通テスト〜MARCH。語呂で短期暗記したい人向け)
塾長のおすすめ度 ◯(暗記が苦手な人の心強い味方。ただし語呂が合うかは人による)

この本の特徴(中身)

新装版(2025年改訂)では頻出単語を600語選び、難易度でA・B・Cの3ランクに分けて収録しています。Aランク(約185語)は教科書レベルの最重要単語、Bランク(約240語)は共通テスト〜上位大、Cランク(約175語)は難関大向け、という設計です。最大の特徴は、全単語に「ゴロ(語呂合わせ)」が付いていること。さらにA・Bランクにはゴロの場面をそのまま絵にしたイラストが添えられ、文字だけより記憶に残りやすくなっています。新装版には電子ブックや復習用のドリルアプリも付くので、スキマ時間の反復もしやすくなっています。

👍 良い点

  • 暗記のハードルが圧倒的に低い。「単語+意味」をただ覚えるのではなく、笑える語呂とイラストで覚えるので、暗記が苦手な人ほど効果を感じやすい。最初の一冊として挫折しにくいのが最大の強み。
  • ランク分けで優先順位がはっきりしている。A→B→Cの順に進めれば、まず最重要の185語だけを固める、という現実的な戦い方ができる。時間がない受験生でも「どこから手をつけるか」で迷わない。
  • 持ち運びやすく反復しやすい。ポケットサイズで、付属の電子ブックやドリルアプリと合わせればスキマ時間に何周も回せる。単語は結局くり返した回数で決まるので、この「回しやすさ」は地味に効く。

🤔 気になる点

  • 語呂が合う・合わないの個人差が大きい。ゴロがしっくりこない人や、こじつけが逆に覚えにくいと感じる人には向かない。書店で数ページ実際に読んでみて、頭にスッと入るか確かめてから買うのが正解。
  • これ1冊では読解の演習までは完結しない。あくまで単語の暗記本で、読解問題や文法の練習は別の教材が必要。単語帳だけで古文の点が上がるわけではない点は正直に押さえておきたい。
  • 語呂の一部にやや砕けた(下世話な)表現がある。覚えやすさの裏返しではあるが、人によっては好みが分かれる。真面目にコツコツ覚えたいタイプには、別系統の単語帳のほうが肌に合うこともある。

合う人・合わない人

合う人:古文単語の丸暗記が苦手で、何度書いても覚えられない人。古文にまだ苦手意識があり、まず最初の一冊で挫折せず最後までやり切りたい人。共通テスト〜MARCHレベルが目標で、語呂やイラストで楽しく覚えたい人。
合わない人:語源や背景知識から論理的に意味を理解したい人。すでに単語をある程度覚えていて、難関国公立向けにより細かいニュアンスや多義語を詰めたい人。砕けた語呂が苦手で、淡々と進める方が集中できる人。

『マドンナ古文単語』との違い

同じ定番でも、方向性は正反対です。マドンナ古文単語は語源やイメージ、背景知識から意味を「理解して」覚えさせるタイプで、語数は絞り気味(関連語込みで300語台)。一方ゴロゴは語呂で「とにかく覚える」タイプで、語数も600語と多めです。理屈で納得しながら進めたいならマドンナ、理屈抜きでテンポよく頭に入れたいならゴロゴ、という住み分けになります。暗記そのものが苦手な人はまずゴロゴで土台を作り、余裕が出たら読解教材で意味の使い分けを補う、という流れがおすすめです。

おすすめの使い方

  1. まずAランク(最重要の約185語)だけに範囲を絞り、ゴロとイラストを声に出して読みながら1〜2週間で1周する。完璧を狙わず「見たことある」状態をまず作る。
  2. Aランクを3〜4周して8割方覚えたら、Bランク→Cランクへ広げる。付属のドリルアプリや赤シートで「意味を言えるか」を毎日10分テストし、間違えた語だけに付箋を貼る。
  3. 単語が回り始めたら、必ず読解問題や過去問とセットで使う。本文の中で出会った単語をゴロゴで引き直すと、文脈の中で意味が定着して点に直結する。
先生

先生ゴロは「読むだけ」だと意外と抜けます。必ず声に出して、語呂のオチを自分で言えるようにするのがコツ。恥ずかしがらずに口を動かした人ほど、本番でスッと意味が出てきますよ。

塾長の総合評価

読みやすさ ★★★★★
網羅性 ★★★★☆
入門のしやすさ ★★★★★
演習・実戦 ★★☆☆☆
総合 ★★★★☆(暗記が苦手な人の入口として優秀。読解演習は別途必要。)

塾長としての総合評価は「人を選ぶが、ハマる人には本当に強い一冊」です。古文単語で何度も挫折してきた生徒にとって、ゴロとイラストで楽に覚えられるという体験は、それだけで古文への心理的なハードルを下げてくれます。一方で、語呂の好み・砕けた表現・演習が別途必要という点は正直に伝えるべきで、誰にでも万能の一冊ではありません。自分の覚え方の「クセ」に合うかどうかを、書店で実物を見て判断するのが何より大切です。

新装版 新・ゴロゴ古文単語 表紙

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まとめ

『新装版 新・ゴロゴ古文単語』は、古文単語の暗記が苦手な人が最初の一冊として挫折せずやり切るための、語呂合わせ単語帳の定番です。語呂が肌に合えば暗記スピードは一気に上がりますが、読解の演習は別教材で補う前提で使ってください。なお当サイトでは、覚えた単語を実際の文章で確認できる無料の古文・漢文の問題PDFや識別解説も用意しています。単語帳と合わせて、ぜひ読解の練習にも使ってみてください。

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