過去連体形・サ変連用形などを100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「し」の正体(5パターン)
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q2.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q3.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q4.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q5.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q6.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q7.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q8.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q9.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q10.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q11.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q12.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q13.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q14.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q15.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q16.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q17.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q18.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q19.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q20.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q21.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q22.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q23.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q24.次の傍線部「せ」を識別せよ。
- Q25.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q26.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q27.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q28.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q29.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q30.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q31.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q32.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q33.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q34.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q35.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q36.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q37.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q38.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q39.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q40.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q41.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q42.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q43.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q44.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q45.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q46.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q47.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q48.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q49.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q50.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q51.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q52.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q53.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q54.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q55.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q56.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q57.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q58.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q59.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q60.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q61.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q62.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q63.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q64.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q65.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q66.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q67.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q68.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q69.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q70.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q71.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q72.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q73.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q74.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q75.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q76.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q77.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q78.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q79.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q80.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q81.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q82.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q83.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q84.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q85.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q86.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q87.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q88.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q89.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q90.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q91.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q92.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q93.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q94.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q95.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q96.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q97.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q98.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q99.次の傍線部「し」を識別せよ。
- Q100.次の傍線部「し」を識別せよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「し」の正体(5パターン)
古文の「し」は識別問題の頻出テーマ。大きく 5種類 あります。
| 種類 | 接続/品詞 | 判別ポイント | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 過去の助動詞「き」 連体形「し」 | 連用形接続 | 下が体言/「ぞ・なむ・や・か」結び | 行きし人/ありけるし所 |
| ② サ変動詞「す」 連用形「し」 | 一語のサ変 | 「す」一語の活用 | 旅行しけり/勉強したり |
| ③ 副助詞「し」 | 強調 | 取り除いても文意が通る | 我し思へば/ありとあらゆるし |
| ④ 形容詞シク活用 連用形「〜しく」 | 形容詞 | 「悲しく」「美しく」など | 悲しく泣く/美しく咲く |
| ⑤ 形容詞ク活用 終止形「し」 | 形容詞 | 「美し」「高し」など終止 | 月清し/山高し |
識別の鉄則
識別の鉄則
- 直前の語の活用形 を見る
- 連用形+「し」→ 過去「き」連体形
- サ変動詞「す」一語 → サ変連用形
- 下接語 を見る
- 「し」+体言 → 過去「き」連体形
- 「し」+「ぞ・なむ・や・か・こそ」 → 過去「き」連体形(係り結び)
- 副助詞「し」 は取り除いても文意が通る(強調用法)
- 形容詞のシク活用連用形 は「〜しく」の「く」が省略される稀な形でなく、通常は「〜しく」のまま
- 形容詞ク活用終止形「し」 は文末で「〜である」と訳せる
最初の20問はこの5パターンの基礎、後半に進むにつれて 過去「き」と完了「つ」の絡み、係り結び、入試レベルへ進みます。
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① 「し」の後ろを最初に見る(鉄板8割パターン)
「し」が出てきたら、まず 直後 に視線を飛ばす。 – 後ろが体言(名詞)→ ほぼ 過去「き」連体形(例:行きし人/散りし桜) – 後ろが「か/かど/かば」→ 「しか」一語、過去已然形(例:行きしかば) – 文末で句点 → 形容詞ク活用終止形(例:月清し。山高し。)
ここまでで8割は片付きます。
コツ② 「〜し+けり/たり/たまふ/ぬ」が来たら即サ変連用形
「し」の直前が漢語2字以上(旅行・勉強・出仕・結婚・食事)+ 直後が助動詞や敬語なら、サ変動詞「す」の連用形「し」。 – 旅行しけり/勉強したり/出仕したまふ → 全部サ変連用形
「漢語+し+助動詞」の並びを見たら反射で答える。
コツ③ 「し」を取って意味が通れば副助詞
「し」がどこに入っても文意が変わらない感じがしたら、副助詞「し」(強調)を疑う。 – 我し思へば → 「我思へば」でも通る → 副助詞 – 「のみし」「ばかりし」「ぞし」「なほし」 → 副助詞のサイン
「のみ・ばかり・なほ・いま」など、すでに強調語と組んでいたら副助詞確定。
コツ④ 「〜しき/〜しく」は形容詞シク活用の語幹の一部
「美しき」「悲しく」「久しく」のように 「し」が単独で切り出せない ものは、形容詞シク活用の一部。 – これは「し」の識別問題というより、ひっかけ。冷静に「これは語幹だな」と気づくだけでOK。
試験本番でのチェック順序
- 「し」の 直後 を見る(体言/かば/句点/引用「と」)
- 体言が来てたら → 過去「き」連体形で確定
- 「しか」と続いていたら → 過去「き」已然形で確定
- 文末・句点なら → 形容詞ク活用終止形(清し・高し・寒し)
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 「漢語+し+助動詞」をサ変と気づけず過去にしてしまう(例:旅行しけり)
- 「悲しき」「美しく」を「し」の識別と勘違いして答えてしまう(実はシク活用の語幹)
- 「ごとし」「あやなし」「ありがたし」など、語末に「し」を含む形容詞・助動詞 を「し」の識別と混同する
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
5パターンを識別する基本問題。
Q1.次の傍線部「し」を識別せよ。
昔、ありける男のこと。京に行きし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「行き」は四段「行く」連用形。連用形+「し」、下が体言「人」 → 過去連体形。「行った人」。
Q2.次の傍線部「し」を識別せよ。
月清し。
答え:形容詞ク活用「清し」終止形 解説:「清し」(ク活用)の終止形。「月が清らかである」。文末で句点。
Q3.次の傍線部「し」を識別せよ。
旅行しけり。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「旅行す」(サ変複合動詞)の連用形「旅行し」+過去「けり」。「旅行した」。
Q4.次の傍線部「し」を識別せよ。
悲しく泣く。
答え:形容詞シク活用「悲し」連用形語尾「く」の前の「し」 解説:形容詞「悲し」(シク活用)の連用形「悲しく」。「し」は語幹の一部。「悲しく泣く」。
Q5.次の傍線部「し」を識別せよ。
我し思へば、なほ恋し。
答え:副助詞「し」 解説:「我し思へば」の「し」を取り除いても「我思へば」で意味は通る → 強調の副助詞。「私が思うから、やはり恋しい」。
Q6.次の傍線部「し」を識別せよ。
京に住みし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「住み」連用形+「し」+体言「人」 → 過去連体形。「京に住んでいた人」。
Q7.次の傍線部「し」を識別せよ。
山高し。
答え:形容詞ク活用「高し」終止形 解説:「高し」(ク活用)の終止形。文末。「山が高い」。
Q8.次の傍線部「し」を識別せよ。
学びしたり。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「学ぶ」四段連用形「学び」+過去「き」連体形「し」+存続「たり」? …ではなく、「学びす」(複合サ変)と取れば連用「学びし」+「たり」。「学んでいた」。
Q9.次の傍線部「し」を識別せよ。
我のみし知る。
答え:副助詞「し」 解説:「のみし」の「し」は強調の副助詞。「のみ」と重ねて強調。「私だけが知っている」。
Q10.次の傍線部「し」を識別せよ。
風寒し。
答え:形容詞ク活用「寒し」終止形 解説:「寒し」(ク活用)の終止形。文末。「風が寒い」。
Q11.次の傍線部「し」を識別せよ。
見し夢。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「見」は上一段「見る」連用形(同形)+「し」+体言「夢」 → 過去連体形。「見た夢」。
Q12.次の傍線部「し」を識別せよ。
美しく咲く花。
答え:形容詞シク活用「美し」連用形「美しく」の語幹「美し」の「し」 解説:「美し」(シク活用)の連用形「美しく」+動詞「咲く」+体言「花」。「美しく咲く花」。
Q13.次の傍線部「し」を識別せよ。
帰りし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「帰り」連用形+「し」+体言「人」 → 過去連体形。「帰った人」。
Q14.次の傍線部「し」を識別せよ。
仕うまつりしこと。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「仕うまつり」連用形+「し」+体言「こと」 → 過去連体形。「お仕えしたこと」。
Q15.次の傍線部「し」を識別せよ。
我ぞし思ふ。
答え:副助詞「し」 解説:「我ぞ思ふ」でも意味が通る。「し」は強調の副助詞。「ぞ」と重ねて係り結びを強める。
Q16.次の傍線部「し」を識別せよ。
ふみを読みしたり。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「読みす」(「読む」連用+サ変「す」連用)+「たり」。複合動詞のサ変連用形「し」+存続「たり」。「書物を読んでいた」。
Q17.次の傍線部「し」を識別せよ。
物悲しき秋の夕暮れ。
答え:形容詞シク活用「物悲し」連体形「物悲しき」の語幹の一部「し」 解説:「物悲し」(シク活用)の連体形「物悲しき」+体言「秋」。「し」は語幹。 ※ シク活用の場合、連体形は「〜しき」となる。
Q18.次の傍線部「し」を識別せよ。
来し方。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「来(き)」カ変連用形+「し」+体言「方」 → 過去連体形。「過去の方面・来た方」。
Q19.次の傍線部「し」を識別せよ。
月夜清し。
答え:形容詞ク活用「清し」終止形 解説:「清し」(ク活用)の終止形。「月夜が清らかである」。
Q20.次の傍線部「し」を識別せよ。
散りし桜。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「散り」連用形+「し」+体言「桜」。「散った桜」。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
過去「き」と完了「つ」の絡み、サ変との見分け、係り結びを含む応用問題。
Q21.次の傍線部「しか」を識別せよ。
行きしかば、知らず。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+接続助詞「ば」(原因) 解説:「行き」(四段連用)+「しか」(過去「き」已然形)+「ば」(原因)。「行ったので、知らない」。
Q22.次の傍線部「し」を識別せよ。
美しく眠る。
答え:形容詞シク活用「美し」連用形「美しく」の語幹の一部「し」 解説:「美し」(シク活用)連用形「美しく」+動詞「眠る」。「し」は語幹の一部であり、助動詞や独立した「し」ではない。「美しく眠る」。
Q23.次の傍線部「し」を識別せよ。
ありし日。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あり」ラ変連用形+「し」+体言「日」 → 過去連体形。「過ぎ去った日/在りし日」。
Q24.次の傍線部「せ」を識別せよ。
いざ給へ、行かせたまへ。
答え:尊敬の助動詞「す」連用形「せ」(二重敬語) 解説:「行か」(四段「行く」未然)+尊敬「す」連用「せ」+尊敬「たまへ」命令。「さあ、お行きなさいませ」。使役「す」の活用は「せ/せ/す/する/すれ/せよ」で、連用形は「せ」。
Q25.次の傍線部「し」を識別せよ。
物言ひし人ぞある。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「言ひ」連用形+「し」+体言「人」+係助詞「ぞ」+ラ変「ある」連体(ぞの結び)。「物を言った人がいる」。
Q26.次の傍線部「し」を識別せよ。
旅ししければ、疲れぬ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「旅す」(旅行する、の意のサ変)連用形「し」+過去「き」連体形「し」? …正格には「旅す」連用形「し」+過去「けり」已然形「けれ」+「ば」。「旅をしたので、疲れた」。
Q27.次の傍線部「し」を識別せよ。
風強し。
答え:形容詞ク活用「強し」終止形 解説:「強し」終止形。文末。「風が強い」。
Q28.次の傍線部「し」を識別せよ。
思ひしことを書きとめぬ。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「思ひ」連用形+「し」+体言「こと」。「思ったことを書きとめてしまった」。
Q29.次の傍線部「し」を識別せよ。
春来しを知らず。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「来(き)」カ変連用形+「し」+準体助詞「を」(〜ことを)。「春が来たことを知らない」。
Q30.次の傍線部「し」を識別せよ。
悲しき朝。
答え:形容詞シク活用「悲し」連体形「悲しき」の語幹の一部「し」 解説:「悲し」(シク活用)連体形「悲しき」+体言「朝」。「し」は語幹の一部。「悲しい朝」。シク活用の連体形は「〜しき」。
Q31.次の傍線部「し」を識別せよ。
雨降りし夜。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「降り」連用形+「し」+体言「夜」。「雨が降った夜」。
Q32.次の傍線部「し」を識別せよ。
笛吹きし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「吹き」連用形+「し」+体言「人」。「笛を吹いた人」。
Q33.次の傍線部「し」を識別せよ。
我ばかりしおもふ。
答え:副助詞「し」 解説:「ばかり」(限定)+「し」(強調)。「私だけが思う」。「し」を取り除いても文意が通る。
Q34.次の傍線部「し」を識別せよ。
出仕したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「出仕す」サ変連用形+尊敬「たまふ」。「出仕なさる」。
Q35.次の傍線部「し」を識別せよ。
物言ひしかど、答へず。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+接続助詞「ど」(逆接) 解説:「言ひ」連用形+「しか」(過去已然)+「ど」。「物を言ったけれども、答えない」。
Q36.次の傍線部「し」を識別せよ。
風の音聞こえし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「き」の終止形は「き」、連体形は「し」、已然形は「しか」。文末「し」は、係り結びの結びとして、または余情・詠嘆の含みを残して文末に連体形「し」が来ることがある。ここも連体形。「風の音が聞こえたことだ」。
Q37.次の傍線部「し」を識別せよ。
寝し夜。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「寝(ね)」下二段連用形+「し」+体言「夜」。「眠った夜」。
Q38.次の傍線部「し」を識別せよ。
田植ゑし所。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 or 過去「き」連体形「し」 正答:両解釈可能。 – 「田植ゑ」(下二段「田植ゑる」連用形)+過去「き」連体形「し」+体言「所」 → 過去連体形 – 「田植ゑす」(複合サ変)連用形「田植ゑし」+体言「所」 → サ変連用形 文脈による:「田植ゑした所」「田植ゑをした場所」どちらも成立。
Q39.次の傍線部「し」を識別せよ。
文を読みしこと。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「読み」連用形+「し」+体言「こと」。「文章を読んだこと」。
Q40.次の傍線部「し」を識別せよ。
露こぼれし葉。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「こぼれ」下二段「こぼる」連用形+「し」+体言「葉」。「露がこぼれた葉」。
Q41.次の傍線部「し」を識別せよ。
あひ知りし人なり。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あひ知り」(複合動詞)連用形+「し」+体言「人」+断定「なり」。「知り合いだった人である」。
Q42.次の傍線部「し」を識別せよ。
物書きし手。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「書き」連用形+「し」+体言「手」。「物を書いた手」。
Q43.次の傍線部「し」を識別せよ。
いと美しき花。
答え:形容詞シク活用「美し」連体形「美しき」の語幹の一部「し」 解説:「美し」(シク活用)連体形「美しき」+体言「花」。「とても美しい花」。
Q44.次の傍線部「しか」を識別せよ。
風吹きしかば、波立ちぬ。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+接続助詞「ば」(原因) 解説:「吹き」(四段連用)+「しか」(過去「き」已然形)+「ば」(原因)+「立ち」(四段連用)+完了「ぬ」。「風が吹いたので、波が立った」。
Q45.次の傍線部「し」を識別せよ。
都に住みし頃。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「住み」連用形+「し」+体言「頃」。「都に住んでいた頃」。
Q46.次の傍線部「し」を識別せよ。
御所に参りし朝。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「参り」連用形+「し」+体言「朝」。「御所に参った朝」。
Q47.次の傍線部「し」を識別せよ。
知りし事。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「知り」連用形+「し」+体言「事」。「知っていたこと」。
Q48.次の傍線部「し」を識別せよ。
答へし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「答へ」下二段「答ふ」連用形+「し」+体言「人」。「答えた人」。
Q49.次の傍線部「し」を識別せよ。
仕うまつりしかな。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「仕うまつり」連用形+「し」+詠嘆「かな」(連体形接続)。「お仕えしたことだなあ」。
Q50.次の傍線部「し」を識別せよ。
いまし思ふ。
答え:副助詞「し」 解説:「いま」(=今)+「し」(強調)。「今こそ思う」。「し」を取れば「いま思ふ」で文意は通る。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
係り結び・敬語・引用が絡む応用問題。
Q51.次の傍線部「し」を識別せよ。
ありと聞きしものを、見ねば信ぜず。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「聞き」連用形+「し」+準体助詞「もの」+逆接「を」。「あると聞いていたのに、見ないので信じない」。
Q52.次の傍線部「し」を識別せよ。
春来しかど、花咲かず。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+逆接「ど」 解説:「来(き)」カ変連用形+「しか」(過去已然)+「ど」。「春が来たけれども、花が咲かない」。
Q53.次の傍線部「し」を識別せよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありしやなしや。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あり」連用形+「し」+係助詞「や」+「なし」+係助詞「や」。「あったか、ないか」。伊勢物語の歌の改変。 ※ 原歌は「ありやなしや」だが、過去形入りなら「ありしやなしや」となる。
Q54.次の傍線部「し」を識別せよ。
行幸したまひしことあり。
答え:①前の「し」=サ変動詞「す」連用形 ②後の「し」=過去の助動詞「き」連体形 解説:「行幸し」(サ変連用)+尊敬「たまひ」連用+過去「き」連体「し」+体言「こと」。「行幸なさったことがある」。
Q55.次の傍線部「し」を識別せよ。
心ぞ思ひし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「思ひ」連用形+「し」、係助詞「ぞ」の結び(連体形)。「心で思ったのだ」。
Q56.次の傍線部「し」を識別せよ。
言ひし人とこそ思へ。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「言ひ」連用形+「し」+体言「人」+引用「と」+係助詞「こそ」+已然形「思へ」(こその結び)。「言った人だと思うのだ」。
Q57.次の傍線部「し」を識別せよ。
あはれと思ひし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:形容動詞「あはれなり」語幹+引用「と」+「思ひ」連用+「し」+体言「人」。「しみじみと思った人」。
Q58.次の傍線部「し」を識別せよ。
春の夜の夢ばかりなる手枕に、かひなくたたむ名こそ惜しけれ――この歌、誰が詠ぜしぞ。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「詠ぜ」(サ変「詠ず」未然形)…ではなく「詠ぜし」と取るなら、「詠ぜ」サ変未然形+過去「き」連体「し」+係助詞「ぞ」(疑問)。「誰が詠じたのか」。
Q59.次の傍線部「し」を識別せよ。
名にし負ふ。
答え:副助詞「し」 解説:「名に」+「し」+「負ふ」。「し」は強調の副助詞。「名にし負はばいざ言問はむ」の有名表現。「名前として持っているならば」。
Q60.次の傍線部「し」を識別せよ。
月光清しと仰せらる。
答え:形容詞ク活用「清し」終止形 解説:「清し」終止形+引用「と」+尊敬「仰せらる」。「月の光が清らかだ、とお命じになる」。
Q61.次の傍線部「し」を識別せよ。
都にとどまりし人なし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「とどまり」連用形+「し」+体言「人」+「なし」。「都にとどまった人はいない」。
Q62.次の傍線部「し」を識別せよ。
物食ひし所。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 or サ変「食ひす」連用形 正答:「食ひ」は四段「食ふ」連用形。「食ひし」は通常「過去き連体」と解する。「物を食った所」。
Q63.次の傍線部「し」を識別せよ。
結婚したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「結婚す」サ変連用形+尊敬「たまふ」。「結婚なさる」。
Q64.次の傍線部「し」を識別せよ。
人言ひしかど、無視せり。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+逆接「ど」 解説:「言ひ」連用+「しか」+「ど」。「人が言ったけれども、無視した」。
Q65.次の傍線部「し」を識別せよ。
なほし思ふ。
答え:副助詞「し」 解説:「なほ」(=やはり)+「し」(強調)+「思ふ」。「やはり強く思う」。「し」を取っても通る。
Q66.次の傍線部「し」を識別せよ。
物思ふ秋ぞ悲しき。
答え:形容詞シク活用「悲し」連体形「悲しき」の語幹の一部「し」 解説:「悲し」(シク)連体形「悲しき」+係助詞「ぞ」の結び(連体形)。「物思ふ秋が悲しいのだ」。
Q67.次の傍線部「し」を識別せよ。
いみじく美しき。
答え:傍線部「し」は形容詞「美し」連体形「美しき」の語幹の一部「し」 解説:「いみじく」(シク活用連用形)+「美しき」(シク活用連体形)。「とても美しい」。
Q68.次の傍線部「し」を識別せよ。
帰りしかな。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「帰り」連用形+「し」+詠嘆「かな」(連体形接続)。「帰ったことだなあ」。
Q69.次の傍線部「し」を識別せよ。
嘆きし夜。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「嘆き」連用+「し」+体言「夜」。「嘆いた夜」。
Q70.次の傍線部「し」を識別せよ。
山高しと聞く。
答え:形容詞ク活用「高し」終止形 解説:「高し」終止+引用「と」。「山が高いと聞く」。
Q71.次の傍線部「し」を識別せよ。
食事したまふ。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「食事す」サ変連用+尊敬「たまふ」。「食事なさる」。
Q72.次の傍線部「し」を識別せよ。
ありしやなしや。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あり」ラ変連用形+「し」+係助詞「や」+「なし」+係助詞「や」。「あったか、ないか」。
Q73.次の傍線部「し」を識別せよ。
よかりしこと。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「よかり」(形容詞「よし」連用形)+「し」+体言「こと」。「よかったこと」。 ※ 形容詞連用形+「き」は普通に成立。
Q74.次の傍線部「し」を識別せよ。
春雨降りしかど、花散らず。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+逆接「ど」 解説:「降り」連用+「しか」+「ど」。「春雨が降ったけれども、花は散らない」。
Q75.次の傍線部「し」を識別せよ。
我のみし怒り、人は笑へり。
答え:副助詞「し」 解説:「のみ」(限定)+「し」(強調)。「私だけが怒り、人は笑っている」。
Q76.次の傍線部「し」を識別せよ。
詠じし歌、世に伝はる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 or サ変連用「し」 正答:「詠じ」(サ変「詠ず」連用形「詠じ」)+過去「き」連体形「し」+体言「歌」。「詠じた歌」。 ※ サ変動詞連用形+過去「き」の組み合わせ。
Q77.次の傍線部「し」を識別せよ。
散りし花、また咲くべし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「散り」連用+「し」+体言「花」。「散った花、また咲くだろう」。
Q78.次の傍線部「し」を識別せよ。
笛吹きしぞあはれなる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 + 係助詞「ぞ」 解説:「吹き」連用+「し」+係助詞「ぞ」+ナリ活用形容動詞「あはれなる」連体形(ぞの結び)。「笛を吹いた人がしみじみと趣ある」。
Q79.次の傍線部「し」を識別せよ。
嘆きしかばこそ、目も赤かれ。
答え:過去の助動詞「き」已然形「しか」+「ばこそ」(強調確定) 解説:「嘆き」連用+「しか」+「ばこそ」(〜だからこそ)。下の「赤かれ」は形容詞「赤し」已然形(係助詞「こそ」の結び)。「嘆いたからこそ、目も赤いのだ」。
Q80.次の傍線部「し」を識別せよ。
ありし昔。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あり」連用+「し」+体言「昔」。「過ぎ去った昔」。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
Q81.次の傍線部「し」を識別せよ。
都にありし人を思ひ出づるに、涙ぞこぼるる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「あり」連用+「し」+体言「人」。「都にいた人を思い出すと、涙がこぼれる」。
Q82.次の傍線部「し」を識別せよ。
月の都に住みし人にやあらむ。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「住み」連用+「し」+体言「人」+断定「に」+係助詞「や」+ラ変未然「あら」+推量「む」。竹取物語の文体。「月の都に住んでいた人なのであろうか」。
Q83.次の傍線部「し」を識別せよ。
玉のごとし。
答え:比況の助動詞「ごとし」終止形 解説:「ごとし」(比況、〜のようだ)の終止形。「玉のようだ」。形容詞ク活用に類する活用をする助動詞。 ※ 「し」が「ごとし」の一部であることに注意。
Q84.次の傍線部「し」を識別せよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(伊勢物語)――この歌、京を離れし男の心ぞあはれなる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「離れ」下二段連用+「し」+体言「男」+格助詞「の」+体言「心」+係助詞「ぞ」+形容動詞「あはれなる」連体形(ぞの結び)。「京を離れた男の心がしみじみと趣がある」。
Q85.次の傍線部「し」を識別せよ。
いと尊しと人皆涙を流す。
答え:形容詞ク活用「尊し」終止形 解説:「尊し」終止+引用「と」。「とても尊いと、人々が皆涙を流す」。
Q86.次の傍線部「し」を識別せよ。
よしし思はじ。
答え:副助詞「し」 解説:「よし」(=もう・たとえ)+「し」(強調)+打消推量「思はじ」。「もう絶対に思うまい」。「し」は気持ちを強める。
Q87.次の傍線部「し」を識別せよ。
詠みし人多かれども、心に残るは少なし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「詠み」連用+「し」+体言「人」+形容詞已然「多かれ」+逆接「ども」。「詠んだ人は多いけれども、心に残るのは少ない」。
Q88.次の傍線部「し」を識別せよ。
我ぞ知る、唐土に渡りし人。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「渡り」連用+「し」+体言「人」。「中国に渡った人を、私こそ知っている」。
Q89.次の傍線部「し」を識別せよ。
物したまふ御方。
答え:サ変動詞「す」連用形「し」 解説:「物す」(複合サ変、=いらっしゃる・行く・ある・する等の婉曲的表現)連用形「し」+尊敬「たまふ」連体形+体言「御方」。「いらっしゃる御方」。サ変「す」の連用形は「し」。
Q90.次の傍線部「し」を識別せよ。
あけぼのの空に消えし雲のごとし。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「消え」下二段連用+「し」+体言「雲」+比況「ごとし」。「明け方の空に消えた雲のようだ」。
Q91.次の傍線部「し」を識別せよ。
来し方行く末、つらつら思ふに、悲しきこと多し。
答え:形容詞シク活用「悲し」連体形「悲しき」の語幹の一部「し」 解説:「悲しき」(シク連体)+体言「こと」+形容詞「多し」終止。「過去や未来をよくよく思うと、悲しいことが多い」。
Q92.次の傍線部「し」を識別せよ。
仏に祈りしかひあり。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「祈り」連用+「し」+体言「かひ」(=甲斐)。「仏に祈った甲斐がある」。
Q93.次の傍線部「し」を識別せよ。
ありがたしと人みな申しけり。
答え:形容詞ク活用「ありがたし」終止形 解説:「ありがたし」(=めったにない)終止+引用「と」。「めったにないと人々が皆申し上げた」。枕草子「ありがたきもの」の枕詞。
Q94.次の傍線部「し」を識別せよ。
いみじく悲しき心地す。
答え:傍線部「し」=形容詞「悲し」連体形「悲しき」の語幹の一部 解説:「いみじく」(シク連用)+「悲しき」(シク連体)+体言「心地」+サ変「す」。「ひどく悲しい気持ちがする」。
Q95.次の傍線部「し」を識別せよ。
旅寝し夜の夢のさめがてに、月見るほどぞあはれなる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「旅寝」(名詞、または下二段「旅寝す」連用形)+過去「き」連体形「し」+体言「夜」+格助詞「の」+体言「夢」。「し」の直後が体言「夜」なので、過去「き」連体形で確定。「旅寝した夜の夢が覚めきれないうちに、月を見るほどがしみじみと趣がある」。
Q96.次の傍線部「し」を識別せよ。
もろこしに渡りしかの僧、なほ我が国を恋ふ。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「渡り」連用+「し」+連体「かの」+体言「僧」。「中国に渡ったあの僧は、やはり我が国を恋しがる」。
Q97.次の傍線部「し」を識別せよ。
言ひし人にぞ似たる。
答え:過去の助動詞「き」連体形「し」 解説:「言ひ」連用+「し」+体言「人」+格助詞「に」+係助詞「ぞ」+動詞「似たる」連体形(ぞの結び)。「言った人に似ている」。
Q98.次の傍線部「し」を識別せよ。
春の夜の闇はあやなし。
答え:形容詞ク活用「あやなし」終止形 解説:「あやなし」(=道理がない、わけがわからない)ク活用終止形。古今集の有名な歌「春の夜の闇はあやなし梅の花…」。「春の夜の闇は道理がない(梅の花の色は見えないが香りは隠せない)」。
Q99.次の傍線部「し」を識別せよ。
月夜よし、夜よしと人の告げしかば、出で見れば、げに明るし。
答え:①「よし」の「し」=形容詞ク活用終止形 ②「告げしかば」の「し」=過去「き」已然形「しか」の一部 解説: – 「よし」(ク終止)×2:「月夜が良い、夜が良い」 – 「告げしかば」:「告げ」連用+「しか」(過去已然)+「ば」(原因)。「告げたので」 全体:「月夜が良い、夜が良いと人が告げたので、出て見ると、本当に明るい」。
Q100.次の傍線部「し」を識別せよ。
行く川のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
答え:形容詞シク活用「久し」連用形「久しく」の語幹の一部「し」 解説:方丈記冒頭。「久しく」(シク連用)+「とどまり」連用+「たる」(存続「たり」連体)+体言「ためし」。「長くとどまっている例はない」。
入試レベル /20
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