過去推量・過去原因推量・過去婉曲を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「けむ」の3用法
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q2.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
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- Q75.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q76.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q77.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q78.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q79.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q80.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q81.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
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- Q90.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q91.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
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- Q98.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q99.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- Q100.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「けむ」の3用法
古文の助動詞「けむ」は、連用形接続 の 過去推量 の助動詞。 過去について「〜たであろう」と推測する。
| 用法 | 訳 | 判別ポイント |
|---|---|---|
| ① 過去推量 | 〜たであろう | 過去の出来事を推測(文末) |
| ② 過去の原因推量 | (どうして)〜たのだろう | 「など・なぞ・いかで」と呼応 |
| ③ 過去の伝聞・婉曲 | 〜たとかいう・〜たような | 体言の前 |
「らむ」(現在推量)の 過去版 にあたる助動詞。
識別の鉄則
識別の鉄則 1. 直後に体言 → 婉曲 2. 文中に疑問詞 → 原因推量 3. 上記以外で文末 → 過去推量
「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。
コツ① 「けむ」の直後が体言なら 即・婉曲
「けむ+名詞」のパターンは 8割が婉曲。考えずに即答してOK。 例:住みけむ人 / 渡りけむ僧 / 咲きけむ花
→ 「けむ+人/僧/花/頃/こと」を見たら即「婉曲」。
コツ② 文頭・文中の 疑問詞 だけ拾え
「いかで/いかに/いかなる/なぞ/なぜ/何(なに・なん)/何処(いづこ)」のどれかが文中にあれば 原因推量。 他は無視してこの疑問詞だけ探すのが最速。
例:なぞ昔の都は捨てられけむ / いかなる縁にて遭ひけむ
→ 疑問詞ナシなら「過去推量」か「婉曲」のどちらかしか残らない。
コツ③ 文末「けむ。」は 過去推量 で確定
直後が句点/「かな」/「や」(終助詞)で文が終わる → 過去推量。 例:花咲きけむ。/月愛でけむかな。
→ ただし「こそ」が前にあれば已然形「けめ」になる(「こそ〜けめ」結び)。
コツ④ 「を」「が」が後ろにある → 準体・婉曲を疑う
「〜けむを」「〜けむが」は 連体形+準体助詞 で、婉曲(〜たというのを)と訳す。
試験本番でのチェック順序
- 直後が 体言 → 婉曲(即答)
- 文中に 疑問詞(いかで・なぞ・何など) → 原因推量
- 文末(句点・かな・や) → 過去推量
- 「こそ〜けめ」 → 已然形・過去推量
→ この順番で 3秒 で答えが出ます。
よくある引っかけ
- 「たる」「ける」「けり」を「けむ」と読み間違える → 「けむ」の「む」を必ず確認
- 「けめ」は「こそ」の結びで已然形(過去推量・原因推量どちらでも)
- 疑問詞があっても 体言の前 にあるなら婉曲が優先(例:「いかなる人けむ」より「いかなる人にありけむ」のように動詞下接かを見る)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
Q1.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔、ある所に住みけむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「昔、ある所に住んでいたとかいう人」。
Q2.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き都に花咲きけむ。
答え:過去推量 解説:文末。「古き都に花が咲いたであろう」。
Q3.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
など昔の人は嘆きけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「など」(疑問副詞)と呼応。「どうして昔の人は嘆いたのだろう」。
Q4.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
唐土に渡りけむ僧。
答え:婉曲 解説:体言「僧」の前。「中国に渡ったとかいう僧」。
Q5.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔、世にありし人は皆、月を愛でけむ。
答え:過去推量 解説:文末。「皆、月を愛でたであろう」。
Q6.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかなる縁にて、かかる目に遭ひけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる縁にて」(疑問)。「どんな縁で、こんな目に遭ったのだろう」。
Q7.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
名にし負ひけむ都鳥。
答え:婉曲 解説:体言「都鳥」の前。「名前として持っていたとかいう都鳥」。
Q8.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔の人、いま何処へ行きけむ。
答え:過去推量(疑問) 解説:「何処へ」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「昔の人は、どこへ行ったのだろう」。
Q9.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
月の都に住みけむ人ら。
答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。竹取物語的。「月の都に住んでいたとかいう人々」。
Q10.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔の歌詠みは、いかに思ひけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。「昔の歌詠みは、どのように思ったのだろう」。
Q11.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き時代に栄えけむ国。
答え:婉曲 解説:体言「国」の前。「古い時代に栄えていたとかいう国」。
Q12.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥、わが思ふ人はありやなしやと、いかなるを問ひけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなるを」(疑問)。「どのようなものを尋ねたのだろう」。
Q13.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古典作家、いかなる景色を見けむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「古典作家は、どんな景色を見たのだろう」。
Q14.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
鳴き渡りけむ鳥の声、なほ耳に残る。
答え:婉曲 解説:体言「鳥の声」の前。「鳴き渡ったとかいう鳥の声」。
Q15.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古代にありけむこと、いま伝はらず。
答え:婉曲 解説:体言「こと」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古代にあったとかいうことが、今は伝わらない」。
Q16.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
なぞ昔の都は捨てられけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「なぞ」(=どうして)と呼応。「どうして昔の都は捨てられたのだろう」。
Q17.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
過ぎし夏、海辺に遊びけむ人ら。
答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。「過ぎ去った夏、海辺で遊んだとかいう人々」。
Q18.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古代の宮、いま何処にありけむ。
答え:過去推量(疑問) 解説:「何処に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「古代の宮は、いまどこにあったのだろう」。
Q19.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春に咲きけむ桜、なほ思ひ出づ。
答え:婉曲 解説:体言「桜」の前。「春に咲いたとかいう桜」。
Q20.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔の都の道、いかなる人ら歩みけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「昔の都の道を、どのような人々が歩いたのだろう」。
基礎編 /20
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
Q21.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
唐土の人、書きとどめけむ書物、いまも伝はる。
答え:婉曲 解説:体言「書物」の前。「中国の人が書き留めたとかいう書物」。
Q22.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかにありし世にやありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。「どのような世であったのだろう」。
Q23.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
雪深く積もりけむ山、いまだ青し。
答え:婉曲 解説:体言「山」の前。「雪が深く積もったとかいう山」。
Q24.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
など唐土の人は和歌を解せざりけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「なぜ」と呼応。「どうして中国の人は和歌を解さなかったのだろう」。
Q25.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
月の都を出でけむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「月の都を出たとかいう人」。
Q26.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかなる夢を見けむ人ぞ、いま起きたる。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「どんな夢を見たのか、今、起きた」。
Q27.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔より伝はりけむ話、なほ尽きず。
答え:婉曲 解説:体言「話」の前。「昔から伝わったとかいう話」。
Q28.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
我が祖父、いかなる人にありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる人」(疑問)。「私の祖父は、どんな人だったのだろう」。
Q29.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
仏に祈りけむ僧、いまもありや。
答え:婉曲 解説:体言「僧」の前。「仏に祈ったとかいう僧」。
Q30.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いと尊くおはしけむ御方なり。
答え:婉曲 解説:体言「御方」の前。「とても尊くいらっしゃったとかいうお方だ」。
Q31.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかで春は来たりけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかで」+過去推量。「どうして春は来たのだろう」。
Q32.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古代にありし都人、月を愛でけむかな。
答え:過去推量 解説:文末+詠嘆「かな」。「月を愛でたであろうことよ」。
Q33.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
あひ知りけむ人にて、なほ親しき。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「知り合いだったとかいう人で、なお親しい」。
Q34.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春の野に若菜摘みけむ人ら、いまも忘れず。
答え:婉曲 解説:体言「人ら」の前。「春の野で若菜を摘んだとかいう人々を、今も忘れない」。
Q35.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
なぞあな悲しき夢を見けむ。
答え:過去の原因推量 解説:「なぞ」と呼応。「どうしてあんな悲しい夢を見たのだろう」。
Q36.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
我が父、いま何方にありけむ。
答え:過去推量(疑問) 解説:「何方に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。「私の父は、どこにいたのだろう」。
Q37.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
京に住みけむ人、なほ忘れず。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「京に住んでいたとかいう人を、なお忘れない」。
Q38.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古典の中にありけむ言葉。
答え:婉曲 解説:体言「言葉」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古典の中にあったとかいう言葉」。
Q39.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
笛の音を聞きけむ夜、なほ忘れがたし。
答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「笛の音を聞いたとかいう夜」。
Q40.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかでかかる宝を得けむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかで」と呼応。「どうしてこのような宝を得たのだろう」。
Q41.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
唐土に渡りけむ人々、なほ故郷を恋ふ。
答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「中国に渡ったとかいう人々」。
Q42.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春の夜、見けむ月かげ、いまも忘れず。
答え:婉曲 解説:体言「月かげ」の前。「春の夜に見たとかいう月の光」。
Q43.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
昔の世、いかなる風ぞ吹きけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」と呼応。「昔の世に、どんな風が吹いたのだろう」。
Q44.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
我が母、若き時にいかにありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。連用形「あり」+「けむ」。「私の母は、若い時にどうしていたのだろう」。
Q45.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
山中に隠れけむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「山中に隠れていたとかいう人」。
Q46.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き友、いま何方にありけむかな。
答え:過去の原因推量 解説:「何方に」(疑問)+詠嘆「かな」。「古き友は、今ごろどこにいたのだろうかなあ」。
Q47.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春来にけむ頃、まだ雪深し。
答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。カ変連用「き」+完了「ぬ」連用「に」+「けむ」。「春が来てしまったとかいう頃、まだ雪深い」。
Q48.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかなる御縁にて、かく長く生き給ひけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる御縁にて」(疑問)。「どんなご縁で、こんなに長く生きていらしたのだろう」。
Q49.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
風雅を解しけむ人にこそ、なほ尊し。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前+係助詞「こそ」。「風雅を解したとかいう人にこそ、なお尊い」。
Q50.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き京を捨てけむぞ、惜しき。
答え:過去推量 解説:「ぞ」(係助詞)+連体形「けむ」結び。「古い京を捨てたのが、惜しい」。
標準編 /30
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
Q51.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ。
答え:過去推量(已然形「けめ」、係助詞「こそ」の結び) 解説:徒然草の有名な一節。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう」。
Q52.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いみじき宿世の人にありけむを、いま忘れぬ。
答え:過去推量 解説:「あり」連用+「けむ」+準体「を」。「並々ならぬ宿縁の人だったであろうことを、今忘れない」。
Q53.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかでかさるべき御縁にてありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかでか」+「けむ」。「どうしてそのようなご縁であったのだろう」。
Q54.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
月の都に住みけむ人々、いまも消えぬ。
答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「月の都に住んでいたとかいう人々が、今も消えない」。
Q55.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き世にありけむ仏徳、いま尽きず。
答え:婉曲 解説:体言「仏徳」の前。連用形「あり」+「けむ」。「古い世にあったとかいう仏の徳が、今、尽きない」。
Q56.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
何の縁にて、かく永く語り伝へけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「何の縁にて」(疑問)。「どんな縁で、こんなに永く語り伝えたのだろう」。
Q57.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
仏前に祈りけむ心ぞ尊き。
答え:婉曲 解説:体言「心」の前+係助詞「ぞ」。「仏前に祈ったとかいう心が尊い」。
Q58.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古典作家、何を思ひて筆を執りけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「何を」(疑問)。「古典作家は、何を思って筆を執ったのだろう」。
Q59.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
都人、唐土に渡りけむ頃、いま月清く。
答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。「都人が中国に渡ったとかいう頃、いま月が清らかである」。
Q60.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
我れも歌詠みけむを、いまだ詠まず。
答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体)。「私も歌を詠んだとかいうのを、まだ詠まない」(逆接)。
Q61.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古代の人、いかなる文字を書きけむぞ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」+「けむ」。「古代の人は、どんな文字を書いたのだろう」。
Q62.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
名にし負ふ都鳥、ありし日に何を語りけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「何を」(疑問)。「都鳥は、過去の日に何を語ったのだろう」。
Q63.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き寺を建てけむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「古い寺を建てたとかいう人」。
Q64.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春雨降りけむ夜、なほ忘れず。
答え:婉曲 解説:体言「夜」の前。「春雨が降ったとかいう夜を、なお忘れない」。
Q65.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
月の出でけむ山際、なほ晴れわたる。
答え:婉曲 解説:体言「山際」の前。「月が出たとかいう山際、なお晴れわたっている」。
Q66.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
ありがたきもの、いま見えけむやうに、世になし。
答え:婉曲 解説:下二段「見ゆ」連用「見え」+「けむ」。「めったにないもの、いま見えたかのように、世にない」。
Q67.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥、いかにありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。連用形「あり」+「けむ」。「どうしていたのだろう」。
Q68.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
仏の道、古き世に栄えけむを、いまや衰へぬ。
答え:婉曲 解説:「を」(準体)。「仏の道は、古き世に栄えていたとかいうのを、今は衰えてしまった」。
Q69.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
玉のごとくありけむ御身、いまや散りぬ。
答え:婉曲 解説:体言「御身」の前。「玉のようであったとかいう御身、いまや散ってしまった」(ラ変「あり」連用形「あり」+けむ)。
Q70.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかで老いけむかと、嘆く。
答え:過去の原因推量 解説:「いかで」+「けむ」。「どうして老いてしまったのだろうと、嘆く」。
Q71.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古典をひもときしけむ人。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「古典をひもといたとかいう人」。
Q72.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春の野に咲きけむ花、いま尽きぬ。
答え:婉曲 解説:体言「花」の前。「春の野に咲いたとかいう花、いま尽きない」。
Q73.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
何の故にて、かかる目に遭ひけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「何の故にて」(疑問)。「どんな理由で、こんな目に遭ったのだろう」。
Q74.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
山深く隠れ住みけむ人、いまも忘れず。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「山深く隠れ住んだとかいう人」。
Q75.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかにか思ひけむかな、世の人の心。
答え:過去の原因推量 解説:「いかにか」+「けむ」+詠嘆「かな」。「どのように思ったのだろうかなあ、世の人の心」。
Q76.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き人、皆嘆きけむ世の事。
答え:婉曲 解説:体言「事」の前。「古き人皆が嘆いたとかいう世の事」。
Q77.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
何処にありけむわが祖。
答え:過去推量(疑問) 解説:「何処に」は場所疑問詞であり、原因疑問詞ではない。連用形「あり」+「けむ」。「どこにいたのだろう、私の祖先は」。
Q78.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春雪の降りけむ山里、なほ寒し。
答え:婉曲 解説:体言「山里」の前。「春雪が降ったとかいう山里、なお寒い」。
Q79.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかなる人にありけむかと尋ぬ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる人」+「けむ」+引用。「『どんな人だったのだろう』と尋ねる」。
Q80.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き和歌を詠みけむ人々の心、いまも生きたり。
答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「古き和歌を詠んだとかいう人々の心、今も生きている」。
応用編 /30
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
Q81.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
唐土の人は、これをいみじと思へばこそ、記しとどめて世にも伝へけめ、これらは、ただ夢のごとくにぞある。
答え:過去推量(已然形「けめ」、係助詞「こそ」の結び) 解説:徒然草の有名な一節。「中国の人は、これを優れていると思ったからこそ、書き留めて世にも伝えたのだろう」。
Q82.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
名にし負はばいざ言問はむ都鳥、わが思ふ人はありやなしやと、いかにありけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」と呼応。伊勢物語の歌の派生。「『私の思う人はいるかいないか』とどうしていたのだろう」(ラ変「あり」連用形「あり」+けむ)。
Q83.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春は名のみの風の寒さや、谷の鶯歌は思へど、時にあらざりけむゆゑにこそ、声を立てね。
答え:過去推量(已然形「けめ」は「ね」結びの前提として、ここは「ざりけむ」連用形+「ゆゑに」) 解説:「ざり」(打消「ず」連用)+「けむ」。「こそ」の結びは已然形「ね」(打消「ず」已然)。「時節ではなかったがゆえにこそ、声を立てないのだ」。
Q84.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古今の歌人、なほ心を尽くしてありけむ。
答え:過去推量 解説:文末。「古今の歌人は、なお心を尽くしてあったであろう」。
Q85.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
物のあはれを知りけむ人にこそ、なほ古典は伝はれ。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前+係助詞「こそ」。「物のあわれを知ったとかいう人にこそ、なお古典が伝わる」(係助詞「こそ」の結びは已然形「伝はれ」)。
Q86.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
雪のいと高う降りけむを、今に思ひ出づ。
答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体)。「雪がとても高く降ったとかいうのを、今に思い出す」。
Q87.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
何ゆゑに古典は伝はりけむ。
答え:過去の原因推量 解説:「何ゆゑに」と呼応。「どんな理由で古典が伝わったのだろう」。
Q88.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
春過ぎて夏来にけむ頃。
答え:婉曲 解説:体言「頃」の前。カ変連用「き」+完了「ぬ」連用「に」+「けむ」。「春が過ぎて夏が来てしまったとかいう頃」。
Q89.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
月の都の人にありけむを、世の人はいかでか知らむ。
答え:過去推量・婉曲 解説:「を」(準体・逆接)。「月の都の人だったとかいうのを、世の人はどうして知ろうか」。
Q90.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いかなる宿世にてありけむにや、と思ふ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかなる」+「けむ」+「にや」(疑問)。「どんな宿縁であったのだろうか、と思う」。
Q91.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古き時代に栄えけむ国も、いまや滅びぬ。
答え:婉曲 解説:体言「国」の前。「古い時代に栄えたとかいう国も、今や滅んでしまった」。
Q92.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
仏に祈りけむ僧、なほ生きてありけむ。
答え:両方とも婉曲(最初)・過去推量(後) 解説: – 最初:「祈ったとかいう僧」(婉曲) – 後:「なお生きていたであろう」(過去推量)
Q93.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古代の歌人、いかにありけむかな。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」+連用形「あり」+「けむ」+詠嘆「かな」。「古代の歌人は、どのようにいたのだろうかなあ」。
Q94.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
風雅を解しけむ人にあらずは、これを尊しと思はじ。
答え:婉曲 解説:体言「人」の前。「風雅を解したとかいう人でなければ、これを尊いと思わないだろう」。
Q95.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
我が祖の世にありて、いかにありけむかを尋ぬ。
答え:過去の原因推量 解説:「いかに」+連用形「あり」+「けむ」+準体「か」。「私の祖の世にあって、どうしていたのかを尋ねる」。
Q96.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
嵐山の紅葉、いま錦のごとし。ありし日もかくありけむ。
答え:過去推量 解説:文末。連用形「あり」+「けむ」。「過去の日も、こうあったであろう」。
Q97.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
いみじき宿世にて、月を見けむ御方。
答え:婉曲 解説:体言「御方」の前。「並々ならぬ宿縁で、月を見たとかいうお方」。
Q98.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
古典にありけむ事、いま、こと多くなしと言ふべからず。
答え:婉曲 解説:体言「事」の前。「古典にあったとかいう事を、今、ことが多くないと言えない」。
Q99.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
行く川のながれは絶えず、もとの水にあらず。古き人皆、これを見けむ。
答え:過去推量 解説:方丈記の改変。「古い人皆、これを見たであろう」。
Q100.次の傍線部「けむ」の用法を答えよ。
物のあはれを知りけむ人々の心、いまも我れに伝はる。
答え:婉曲 解説:体言「人々」の前。「物のあわれを知ったとかいう人々の心、今も私に伝わる」。
入試レベル /20
合計 /100
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