古文「参る」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

本動詞(参上する・差し上げる)・補助動詞(〜申し上げる)・尊敬(召し上がる)を100問で見分ける

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解説記事「古文「参る」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「参る」の正体(3用法)

古文の「参る」は、直前が体言か連用形か、そして飲食物が対象かを見れば見分けられます。基本は謙譲語ですが、飲食の場面では尊敬語になる点に注意します。

用法 接続・条件
① 本動詞・謙譲 体言+参る 参上する/差し上げる 内裏に参る
② 補助動詞・謙譲 連用形+参る 〜申し上げる 思ひ参る
③ 本動詞・尊敬 飲食物+参る 召し上がる 御薬参る

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 直前が動詞の連用形(思ひ・聞こえ など)→ 補助動詞・謙譲「〜申し上げる」。
  2. 直前が体言で、目的地(内裏・御前 など)→ 本動詞・謙譲「参上する」。
  3. 直前が体言で、差し出す物(御文・花 など)→ 本動詞・謙譲「差し上げる」。
  4. 直前が飲食物(御薬・御粥・御酒 など)で、主語が貴人本動詞・尊敬「召し上がる」。
  5. 「参る」は基本「謙譲」。飲食の尊敬だけ例外、と覚える。

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)

コツ① まず直前が連用形か体言か

  • 連用形+参る(思ひ参る・聞こえ参る)→ 補助動詞「〜申し上げる」。
  • 体言+参る → 本動詞。次に「場所か・物か・飲食物か」で訳を決める。

コツ② 体言なら「場所・物・飲食物」で訳し分け

  • 場所(内裏に・御前に)→「参上する」。
  • 物(御文を・花を)→「差し上げる」。
  • 飲食物(御薬・御粥)+貴人が主語 →「召し上がる」(尊敬)。

コツ③ 「参る」は原則謙譲、飲食だけ尊敬

  • 迷ったら謙譲(参上する/差し上げる/〜申し上げる)。
  • 「召し上がる」と訳すのは飲食の場面だけ。

よくある引っかけ

  • 「参り給ふ」は謙譲「参る」+尊敬「給ふ」の二重敬語。
  • 「参らす」は別の一語(本動詞「差し上げる」/補助動詞「〜申し上げる」)。
  • 「飲む・食ふ」の尊敬「召し上がる」を謙譲と取り違えない。

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)

本動詞(参上する/差し上げる)・補助動詞(〜申し上げる)・尊敬(召し上がる)を見分ける。


Q1.次の傍線部「参る」を識別せよ。

内裏に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「内裏に」は目的地を示す体言+格助詞。本動詞で「行く」の謙譲=「内裏に参上する」。謙譲。


Q2.次の傍線部「参る」を識別せよ。

思ひ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「思ひ」は四段「思ふ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「思い申し上げる」。謙譲。


Q3.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御前に」は体言+格助詞(目的地)。本動詞で「御前に参上する」。謙譲。


Q4.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御薬参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:直前「御薬」は飲食物(薬)。主語は貴人で、「飲む」の尊敬=「お薬を召し上がる」。尊敬。


Q5.次の傍線部「参る」を識別せよ。

聞こえ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「聞こえ」は下二段「聞こゆ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「申し上げる」。謙譲。


Q6.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御文を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:直前「御文を」は差し出す物を示す体言+格助詞。本動詞で「与ふ」の謙譲=「お手紙を差し上げる」。謙譲。


Q7.次の傍線部「参る」を識別せよ。

寺に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「寺に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「寺に参上する(参詣する)」。謙譲。


Q8.次の傍線部「参る」を識別せよ。

申し参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「申し」は四段「申す」連用形。連用形+参るで補助動詞。「申し上げる」。謙譲。


Q9.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御粥(かゆ)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:直前「御粥」は飲食物。主語は貴人で、「食ふ」の尊敬=「お粥を召し上がる」。尊敬。


Q10.次の傍線部「参る」を識別せよ。

宮に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「宮に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「宮(御殿)に参上する」。謙譲。


Q11.次の傍線部「参る」を識別せよ。

参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「見」は上一段「見る」連用形。連用形+参るで補助動詞。「見申し上げる(拝見する)」。謙譲。


Q12.次の傍線部「参る」を識別せよ。

花を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:直前「花を」は差し出す物の体言+格助詞。本動詞で「花を差し上げる」。謙譲。


Q13.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御酒(みき)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:直前「御酒」は飲食物。主語は貴人で、「飲む」の尊敬=「お酒を召し上がる」。尊敬。


Q14.次の傍線部「参る」を識別せよ。

都に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「都に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「都に参上する」。謙譲。


Q15.次の傍線部「参る」を識別せよ。

仕うまつり参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「仕うまつり」は四段連用形。連用形+参るで補助動詞。「お仕え申し上げる」。謙譲。


Q16.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に御膳(おもの)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御膳(おもの)」は食事。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「お食事を召し上がる」。尊敬。


Q17.次の傍線部「参る」を識別せよ。

神社に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「神社に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「神社に参詣する」。謙譲。


Q18.次の傍線部「参る」を識別せよ。

奉り参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「奉り」は四段「奉る」連用形。連用形+参るで補助動詞。「差し上げ申し上げる」。謙譲。


Q19.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御琴(こと)を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:直前「御琴を」は差し出す物の体言+格助詞。本動詞で「お琴を差し上げる」。謙譲。


Q20.次の傍線部「参る」を識別せよ。

殿の御前に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御前に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「殿の御前に参上する」。謙譲。


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

体言か連用形か、物か場所か飲食物かを確実に見分ける。


Q21.次の傍線部「参る」を識別せよ。

帝の御もとに参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御もとに」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「帝のお側に参上する」。謙譲。


Q22.次の傍線部「参る」を識別せよ。

慰め参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「慰め」は下二段「慰む」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お慰め申し上げる」。謙譲。


Q23.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御物(おもの)を参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御物」は食事。主語が貴人なら「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q24.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御簾(みす)のうちに参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「うちに」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「御簾の内に参上する」。謙譲。


Q25.次の傍線部「参る」を識別せよ。

数珠(ずず)を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:直前「数珠を」は差し出す物の体言+格助詞。本動詞で「数珠を差し上げる」。謙譲。


Q26.次の傍線部「参る」を識別せよ。

知り参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「知り」は四段「知る」連用形。連用形+参るで補助動詞。「存じ上げる」。謙譲。


Q27.次の傍線部「参る」を識別せよ。

后の宮に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「宮に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「后の宮に参上する」。謙譲。


Q28.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御湯(ゆ)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御湯」は飲み物(白湯)。主語が貴人で「飲む」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q29.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御文を書きて参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:「書きて」の後、改めて「参る」。物(御文)を差し出す本動詞で「お手紙を書いて差し上げる」。謙譲。


Q30.次の傍線部「参る」を識別せよ。

頼み参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「頼み」は四段「頼む」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お頼り申し上げる」。謙譲。


Q31.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御所に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御所に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「御所に参上する」。謙譲。


Q32.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御くだもの(果物)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御くだもの」は飲食物(菓子・果物)。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q33.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に文を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:差し出す物「文を」が直前。本動詞で「御前に手紙を差し上げる」。謙譲。


Q34.次の傍線部「参る」を識別せよ。

馴れ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「馴れ」は下二段「馴る」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お親しみ申し上げる」。謙譲。


Q35.次の傍線部「参る」を識別せよ。

春宮(とうぐう)に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「春宮に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「春宮(皇太子)に参上する」。謙譲。


Q36.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御冠(かうぶり)を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:「御冠を」は差し出す物(着用させる物)。本動詞で「お冠を差し上げる(おつけ申し上げる)」。謙譲。


Q37.次の傍線部「参る」を識別せよ。

申し上げ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「申し上げ」は連用形。連用形+参るで補助動詞。「申し上げる」。謙譲。


Q38.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御堂(みだう)に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御堂に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「御堂に参詣する」。謙譲。


Q39.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御箸(はし)とりて御物参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御物」は食事。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q40.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前を立ちて宮に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「宮に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「宮に参上する」。謙譲。


Q41.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御覧ぜさせ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「御覧ぜさせ」は連用形。連用形+参るで補助動詞。「お見せ申し上げる」。謙譲。


Q42.次の傍線部「参る」を識別せよ。

やがて内裏に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「内裏に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「そのまま内裏に参上する」。謙譲。


Q43.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御衣(おんぞ)を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:「御衣を」は差し出す物(着用させる物)。本動詞で「お召し物を差し上げる(お着せ申し上げる)」。謙譲。


Q44.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御湯漬(ゆづけ)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御湯漬」は食事(湯漬け飯)。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q45.次の傍線部「参る」を識別せよ。

守り参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「守り」は四段「守る」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お守り申し上げる」。謙譲。


Q46.次の傍線部「参る」を識別せよ。

院の御所に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御所に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「院の御所に参上する」。謙譲。


Q47.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御鏡(かがみ)を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:「御鏡を」は差し出す物。本動詞で「お鏡を差し上げる」。謙譲。


Q48.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御湯(ゆ)など参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御湯など」は飲み物。主語が貴人で「飲む」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q49.次の傍線部「参る」を識別せよ。

いざなひ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「いざなひ」は四段「いざなふ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お誘い申し上げる」。謙譲。


Q50.次の傍線部「参る」を識別せよ。

大宮に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「大宮に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「大宮に参上する」。謙譲。


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

「参らす」、二重敬語「参り給ふ」、紛らわしい文脈を見分ける。


Q51.次の傍線部「参らす」を識別せよ。

御文を参らす

答え:本動詞・謙譲「参らす」(差し上げる) 解説:「参らす」は下二段の一語の謙譲動詞。直前「御文を」(物)なので本動詞「差し上げる」。「お手紙を差し上げる」。謙譲。


Q52.次の傍線部「参らす」を識別せよ。

思ひ参らす

答え:補助動詞・謙譲「参らす」(〜申し上げる) 解説:「参らす」が連用形「思ひ」の後にあるので補助動詞。「思い申し上げる」。謙譲。


Q53.次の傍線部「参り」を識別せよ。

内裏に参り給ふ。

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「参り」は連用形。直前「内裏に」(目的地)で本動詞「参上する」。後ろの「給ふ」は尊敬で、謙譲+尊敬の二重敬語。「内裏に参上なさる」。


Q54.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御几帳(きちやう)のもとに参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「もとに」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「御几帳のそばに参上する」。謙譲。


Q55.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御薬など参るべし。

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御薬など」は飲食物。主語が貴人で「飲む」の尊敬=「召し上がるのがよい」。尊敬。


Q56.次の傍線部「参る」を識別せよ。

ねんごろに頼み参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「頼み」は四段連用形。連用形+参るで補助動詞。「心からお頼り申し上げる」。謙譲。


Q57.次の傍線部「参らせ」を識別せよ。

御返り参らせけり。

答え:本動詞・謙譲「参らす」(差し上げる) 解説:「参らせ」は「参らす」の連用形。直前「御返り(御返事)」は物。本動詞で「お返事を差し上げた」。謙譲。


Q58.次の傍線部「参る」を識別せよ。

われも御供に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御供に」は目的・同行を示す体言+格助詞。本動詞で「お供として参上する」。謙譲。


Q59.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御文を見せ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「見せ」は下二段「見す」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お見せ申し上げる」。謙譲。


Q60.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御台(みだい)に物参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「物(食事)」が対象で、主語が貴人。「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q61.次の傍線部「参り」を識別せよ。

急ぎ参りて、申す。

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「参り」は連用形+接続助詞「て」。文脈は移動で、目的地への参上=本動詞「急いで参上して」。謙譲。


Q62.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に琴を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:差し出す物「琴を」が直前。本動詞で「御前に琴を差し上げる」。謙譲。


Q63.次の傍線部「参らする」を識別せよ。

申し参らすること。

答え:補助動詞・謙譲「参らす」(〜申し上げる) 解説:「参らする」は「参らす」の連体形。連用形「申し」の後で補助動詞。「申し上げる(こと)」。謙譲。


Q64.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御湯殿(ゆどの)に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御湯殿に」は目的地(場所)の体言+格助詞。本動詞で「御湯殿に参上する(お仕えに行く)」。謙譲。


Q65.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御薬参り給ふ。

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御薬」は飲食物で、主語が貴人。「飲む」の尊敬「召し上がる」+「給ふ」でさらに高める。「お薬を召し上がる」。尊敬。


Q66.次の傍線部「参る」を識別せよ。

恋ひ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「恋ひ」は上二段「恋ふ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お慕い申し上げる」。謙譲。


Q67.次の傍線部「参る」を識別せよ。

后の御方に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御方に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「后のもとに参上する」。謙譲。


Q68.次の傍線部「参らせ」を識別せよ。

御車に乗せ参らせて。

答え:補助動詞・謙譲「参らす」(〜申し上げる) 解説:「参らせ」は「参らす」連用形。連用形「乗せ」の後で補助動詞。「お乗せ申し上げて」。謙譲。


Q69.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前にうち参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「うち」は接頭語で、直前は実質「御前に」(目的地)。本動詞で「御前に参上する」。謙譲。


Q70.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御飯(いひ)参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御飯」は食事。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q71.次の傍線部「参る」を識別せよ。

経(きやう)を読み参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「読み」は四段「読む」連用形。連用形+参るで補助動詞。「読み申し上げる」。謙譲。


Q72.次の傍線部「参る」を識別せよ。

寺々に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「寺々に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「方々の寺に参詣する」。謙譲。


Q73.次の傍線部「参らせ」を識別せよ。

玉(たま)を参らせけり。

答え:本動詞・謙譲「参らす」(差し上げる) 解説:「参らせ」は「参らす」連用形。直前「玉を」は物。本動詞で「玉を差し上げた」。謙譲。


Q74.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御簾巻き上げて参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「巻き上げて」の後、移動して仕える文脈。目的地への本動詞「参上する」。謙譲。


Q75.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に御台参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御台」は食膳(食事)。主語が貴人で「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q76.次の傍線部「参る」を識別せよ。

慕ひ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「慕ひ」は四段「慕ふ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お慕い申し上げる」。謙譲。


Q77.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前にやがて参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御前に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「御前にすぐ参上する」。謙譲。


Q78.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御文を持て参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「持て」(持って)+移動の「参る」。目的地へ持参する本動詞「持って参上する」。謙譲。


Q79.次の傍線部「参らする」を識別せよ。

御琴を教へ参らする

答え:補助動詞・謙譲「参らす」(〜申し上げる) 解説:「参らする」は連体形。連用形「教へ」の後で補助動詞。「お教え申し上げる」。謙譲。


Q80.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御加持(かぢ)に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御加持に」は目的(祈祷)を示す体言+格助詞。本動詞で「御加持に参上する」。謙譲。


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)

文脈・主語・対象を総合して、本動詞(参上/差し上げる)・補助動詞・尊敬を判別する。


Q81.次の傍線部「参る」を識別せよ。

后、御前にて御物参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:主語「后」(貴人)、対象「御物」(食事)。「食ふ」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q82.次の傍線部「参る」を識別せよ。

中宮に御文を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:差し出す物「御文を」が直前。本動詞で「中宮にお手紙を差し上げる」。謙譲。


Q83.次の傍線部「参り」を識別せよ。

大臣、内裏に参り給ふ。

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「参り」連用形、直前「内裏に」(目的地)で本動詞「参上する」。「給ふ」は尊敬で二重敬語。「大臣が内裏に参上なさる」。


Q84.次の傍線部「参る」を識別せよ。

あけくれ思ひ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「思ひ」は四段連用形。連用形+参るで補助動詞。「明け暮れ思い申し上げる」。謙譲。


Q85.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御山(みやま)に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御山に」は目的地(霊山)の体言+格助詞。本動詞で「御山に参詣する」。謙譲。


Q86.次の傍線部「参らせ」を識別せよ。

御消息(せうそこ)を参らせたり。

答え:本動詞・謙譲「参らす」(差し上げる) 解説:「参らせ」は「参らす」連用形。直前「御消息を」(手紙・物)で本動詞「差し上げる」。「お便りを差し上げた」。謙譲。


Q87.次の傍線部「参る」を識別せよ。

いたはり参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「いたはり」は四段「いたはる」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お世話申し上げる」。謙譲。


Q88.次の傍線部「参る」を識別せよ。

上の御前に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御前に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「帝の御前に参上する」。謙譲。


Q89.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御薬を強ひて参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御薬」は飲み物で主語が貴人。「飲む」の尊敬=「無理にでも召し上がる」。尊敬。


Q90.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御後(しり)に立ちて参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:移動・お供の文脈で、目的地(貴人のもと)への本動詞「参上する」。「お後に従って参上する」。謙譲。


Q91.次の傍線部「参らする」を識別せよ。

助け参らする

答え:補助動詞・謙譲「参らす」(〜申し上げる) 解説:「参らする」は連体形。連用形「助け」の後で補助動詞。「お助け申し上げる」。謙譲。


Q92.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前に文を持ちて参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:「持ちて」+移動の「参る」。目的地へ持参する本動詞「持って参上する」。謙譲。


Q93.次の傍線部「参る」を識別せよ。

君に御衣を参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(差し上げる) 解説:差し出す物「御衣を」が直前。本動詞で「君にお召し物を差し上げる(お着せ申し上げる)」。謙譲。


Q94.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御前にて御酒など参るほどに。

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御酒など」は飲み物で主語が貴人。「飲む」の尊敬=「お酒などを召し上がる間に」。尊敬。


Q95.次の傍線部「参る」を識別せよ。

心ざし深く仕へ参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「仕へ」は下二段「仕ふ」連用形。連用形+参るで補助動詞。「お仕え申し上げる」。謙譲。


Q96.次の傍線部「参る」を識別せよ。

法皇(ほふわう)の御所に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「御所に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「法皇の御所に参上する」。謙譲。


Q97.次の傍線部「参らせ」を識別せよ。

文をこそ参らせめ。

答え:本動詞・謙譲「参らす」(差し上げる) 解説:「参らせ」は「参らす」未然形。意志「む」が付き、係助詞「こそ」を受けて已然形「め」で結ぶ。直前「文を」(物)で本動詞「差し上げよう」。謙譲。


Q98.次の傍線部「参る」を識別せよ。

御湯(ゆ)を参る

答え:本動詞・尊敬「参る」(召し上がる) 解説:「御湯」は飲み物。主語が貴人で「飲む」の尊敬=「召し上がる」。尊敬。


Q99.次の傍線部「参る」を識別せよ。

守りいつき参る

答え:補助動詞・謙譲「参る」(〜申し上げる) 解説:「いつき」は四段「いつく」連用形。連用形+参るで補助動詞。「大切にお世話申し上げる」。謙譲。


Q100.次の傍線部「参る」を識別せよ。

はるばると都に参る

答え:本動詞・謙譲「参る」(参上する) 解説:直前「都に」は目的地の体言+格助詞。本動詞で「はるばると都に参上する」。謙譲。


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