古文「が」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「が」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

格助詞・接続助詞・準体格を100問で見分ける

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解説記事「古文「が」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「が」の正体(4パターン)

古文の「が」は 現代語と用法が異なる 点が試される。大きく 4種類 あります。

種類 接続/品詞 判別ポイント
① 格助詞「が」(主格) 体言・連体形接続 「〜が」の主語 思ふ
② 格助詞「が」(連体修飾格) 体言・連体形接続 「〜の」と訳す
③ 格助詞「が」(同格) 連体形接続 「〜であって」と訳す あはれなる、…
④ 接続助詞「が」 連体形接続 順接・逆接「〜と/〜けれども」 行く、戻る

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 主格「が」 は現代語と同じ「〜が」(主語を示す)
  2. 連体修飾格「が」 は現代語の「〜の」に相当(古文独特)
  3. 同格「が」 は「〜であって」(連体形+「が」+同じものを別の言葉で説明)
  4. 接続助詞「が」 は連体形+「が」+別の文 → 順接 or 逆接(中世以降に発達)
  5. 古文では「我が・君が・誰が」など人称代名詞+「が」は 連体修飾格 が多い(現代の「〜の」)

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 「我が/君が/誰が/人が」は 9割「〜の」(連体修飾格)

人称代名詞+「が」を見たら、まず「〜の」と訳してみる。 例:「我心」→ 「私心」/「君代」→ 「君代」 現代語の「〜が」(主格)で訳すと違和感があるはず。

コツ② 「が」の 直後 で見分ける

  • 直後が 体言(名詞) → 連体修飾格「〜の」(例:我が家)
  • 直後が 用言(動詞・形容詞) → 主格「〜が」(例:花が咲く)
  • 直後が 読点・別の文 → 接続助詞「〜けれども/〜と」
  • 直後で 同じ人・物を別の言葉で説明 → 同格「〜であって」

コツ③ 同格「が」は「(連体形)が、〜なる○○」のパターン

連体形+「が」のあと、 同じ人・物を別の表現で言い換え ている → 同格。 例:「白き鳥、いと大きなる、…」→ 「白い鳥であって、とても大きいものが…」 ヒントは「、(読点)」が「が」の直後にあること。

コツ④ 接続助詞「が」は「〜けれども」で訳して通れば確定

連体形+「が」のあと 別の文 が続き、 逆接で訳して意味が通れば 接続助詞。 例:「行く、戻る」→「行くけれども、戻る」

試験本番でのチェック順序

  1. 「が」の 直前 が体言か連体形かを確認
  2. 「が」の 直後 で品詞をチェック(体言/用言/読点/別文)
  3. 人称代名詞+「が」なら即「〜の」(連体修飾格)を疑う
  4. 連体形+「が、〜」で同格/別文なら接続助詞

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • 「我が心」を現代語感覚で「私が心」(主格)と誤答 → 古文では「私の心」(連体修飾格)
  • 同格「が」を主格と取り違える → 直後が読点+言い換えなら同格
  • 「君が代」を「君が栄える代」と主格で訳す → 「君の御代」(連体修飾格)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編(Q1〜Q20)

4パターンを識別する基本問題。


Q1.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「我」(1人称)+「が」+動詞「思ふ」。現代語と同じ「私が思う」。


Q2.次の傍線部「が」を識別せよ。

代は千代に八千代に。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「代」。「君の代(治世)は千代に八千代に」。古今集の有名な歌。


Q3.次の傍線部「が」を識別せよ。

あはれなる人、また心優しき人なり。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:連体形「あはれなる人」+「が」+「心優しき人なり」。「あはれな人で、また心優しい人である」(同じ人を別の言葉で説明)。


Q4.次の傍線部「が」を識別せよ。

行く、また戻る。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:連体形「行く」+「が」+「戻る」。「行くけれども、また戻る」(逆接)。中世以降の用法。


Q5.次の傍線部「が」を識別せよ。

出づ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:体言「月」+「が」+動詞「出づ」。「月が出る」。


Q6.次の傍線部「が」を識別せよ。

家。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「家」。「私の家/わが家」。


Q7.次の傍線部「が」を識別せよ。

吹く。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:体言「風」+「が」+動詞「吹く」。「風が吹く」。


Q8.次の傍線部「が」を識別せよ。

心。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「心」。「あなたの心」。


Q9.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき人、また気高き人。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「いみじき人」(連体形+人)+「が」+「気高き人」。「並々ならぬ人であって、また気高い人」。


Q10.次の傍線部「が」を識別せよ。

春来る、まだ寒し。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:連体形「来る」+「が」+「寒し」。「春は来るけれども、まだ寒い」(逆接)。


Q11.次の傍線部「が」を識別せよ。

問ふ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「誰」(疑問代名詞)+「が」+動詞「問ふ」。「誰が尋ねる」。


Q12.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふ人。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」、または主格的に「〜が」) 解説:「我」+「が」+連体形「思ふ」+体言「人」。「私が思う人」または「私の思う人」。古文では連体修飾格と主格の区別が曖昧な場合あり。


Q13.次の傍線部「が」を識別せよ。

鳴く。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:体言「鳥」+「が」+動詞「鳴く」。「鳥が鳴く」。


Q14.次の傍線部「が」を識別せよ。

御代。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御代」。「あなた様のご治世」。


Q15.次の傍線部「が」を識別せよ。

心ある人、また物静かなる人。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「心ある人」+「が」+「物静かなる人」。「心のある人であって、また物静かな人」。


Q16.次の傍線部「が」を識別せよ。

行かと思ふ、雨降れり。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:連体形「思ふ」+「が」+「雨降れり」。「行こうと思うけれども、雨が降っていた」(逆接)。


Q17.次の傍線部「が」を識別せよ。

仰せ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「父」+「が」+体言「仰せ」。「父の仰せ」。


Q18.次の傍線部「が」を識別せよ。

降る。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「雨」+「が」+動詞「降る」。「雨が降る」。


Q19.次の傍線部「が」を識別せよ。

身。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「身」。「私の身/わが身」。


Q20.次の傍線部「が」を識別せよ。

笛吹く人、また歌詠む。

答え:格助詞「が」(同格)or 主格 解説:「笛吹く人」(連体形+人)+「が」+「歌詠む」。「笛を吹く人であって、また歌を詠む」(同格)または「笛を吹く人が、また歌を詠む」(主格)。


基礎編 /20


【第2部】標準編(Q21〜Q50)

接続助詞と格助詞の見分け、文脈での判別を含む応用問題。


Q21.次の傍線部「が」を識別せよ。

心知り給はず。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「心」+「知り給はず」。「あなたの心をご存知ない」。


Q22.次の傍線部「が」を識別せよ。

月明らかなる夜なる、雲も出でぬ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「明らかなる夜なる」(断定「なり」連体形)+「が」+「雲も出でぬ」。「月が明らかな夜であって、雲も出ていない」。


Q23.次の傍線部「が」を識別せよ。

風吹く、波荒し。

答え:接続助詞「が」(順接または逆接) 解説:「吹く」連体形+「が」+「波荒し」。「風が吹いて、波が荒い」(順接)または「風が吹くけれども、波が荒い」(逆接)。連体形+「が」は接続助詞の中世以降の用法。


Q24.次の傍線部「が」を識別せよ。

心、君は知らじ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」。「私の心」。


Q25.次の傍線部「が」を識別せよ。

出でて、夜明けたり。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「月」+「が」+下二段「出づ」連用+「て」+「夜明けたり」。「月が出て、夜が明けた」。


Q26.次の傍線部「が」を識別せよ。

仰せに従ふ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「父」+「が」+体言「仰せ」+格助詞「に」+動詞「従ふ」。「父の仰せに従う」。


Q27.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき宿世の人なる、いま落ちぶれぬ。

答え:格助詞「が」(同格)or 接続助詞「が」(逆接) 解説:「人なる」(断定連体)+「が」+「いま落ちぶれぬ」。 – 同格:「並々ならぬ宿縁の人で、今は落ちぶれてしまった」 – 接続助詞(逆接):「並々ならぬ宿縁の人だったが、今は落ちぶれてしまった」


Q28.次の傍線部「が」を識別せよ。

身を恨み給ふな。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「身」。「私の身を恨みなさるな」。


Q29.次の傍線部「が」を識別せよ。

春来る、なほ寒し。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:連体「来る」+「が」+「寒し」。「春が来るけれども、なお寒い」。


Q30.次の傍線部「が」を識別せよ。

吹けば、波立つ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「風」+「が」+已然「吹け」+「ば」(原因)。「風が吹くので、波が立つ」。


Q31.次の傍線部「が」を識別せよ。

御志。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御志」。「あなた様のお志」。


Q32.次の傍線部「が」を識別せよ。

春行く、なほ花散らず。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「行く」連体+「が」+「散らず」。「春が行くのに、なお花が散らない」。


Q33.次の傍線部「が」を識別せよ。

生まれし日。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」、または主格) 解説:「我」+「が」+連用「生まれ」+過去「き」連体「し」+体言「日」。「私の生まれた日」または「私が生まれた日」。


Q34.次の傍線部「が」を識別せよ。

月清き夜なる、また風静かなり。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「清き夜なる」+「が」+「風静かなり」。「月が清らかな夜で、また風も静かだ」。


Q35.次の傍線部「が」を識別せよ。

雪降り出づる、いとあはれなり。

答え:格助詞「が」(同格)or 接続助詞 解説:「降り出づる」連体+「が」+「あはれなり」。「雪が降り始めるのが、しみじみと趣がある」(主格的同格)。


Q36.次の傍線部「が」を識別せよ。

怒り給ふ。

答え:格助詞「が」(主格)or 連体修飾格 解説:「父」+「が」+動詞「怒り」+尊敬「給ふ」。 – 主格:「父がお怒りになる」 – 連体修飾格:「父の怒り(が)」と取れる場合もある 文脈による。


Q37.次の傍線部「が」を識別せよ。

物言はぬ人なる、よく心知り給ふ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「言はぬ人なる」(断定連体)+「が」+「心知り給ふ」。「物を言わない人で、よく心を知っていらっしゃる」。


Q38.次の傍線部「が」を識別せよ。

心安らかなる人、いと頼もし。

答え:格助詞「が」(主格)or 同格 解説:「心安らかなる人」+「が」+形容詞「頼もし」。「心安らかな人が、とても頼もしい」(主格)または同格的に「心安らかな人で、とても頼もしい」。


Q39.次の傍線部「が」を識別せよ。

春雨降る、花咲かず。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「降る」連体+「が」+「咲かず」。「春雨が降るけれども、花が咲かない」。


Q40.次の傍線部「が」を識別せよ。

御身を案じ給ふ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御身」。「あなた様のお身を案じなさる」。


Q41.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふこと、人に語らじ。

答え:格助詞「が」(主格)or 連体修飾格 解説:「我」+「が」+連体「思ふ」+体言「こと」。「私が思うこと/私の思うこと」。


Q42.次の傍線部「が」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥なる、いま我れに告ぐ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「都鳥なる」+「が」+「告ぐ」。「名前として持つ都鳥であって、今私に告げる」。


Q43.次の傍線部「が」を識別せよ。

吹くも、波静かなり。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「風」+「が」+動詞「吹く」+係助詞「も」+形容動詞「静かなり」。「風が吹いても、波は静かだ」。


Q44.次の傍線部「が」を識別せよ。

心、いまだ定まらず。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」。「私の心は、まだ定まらない」。


Q45.次の傍線部「が」を識別せよ。

月明らかなる、雲なくして照らす。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「明らかなる」連体+「が」+「雲なくして照らす」。「月が明らかであって、雲もなく照らす」。


Q46.次の傍線部「が」を識別せよ。

鶯鳴く、まだ春なほ浅し。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「鳴く」連体+「が」+「浅し」。「鶯が鳴くけれども、まだ春は浅い」。


Q47.次の傍線部「が」を識別せよ。

家、京にあり。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「家」。「私の家は、京にある」。


Q48.次の傍線部「が」を識別せよ。

鳥の飛ぶ見ゆ。

答え:格助詞「が」(主格、または準体的) 解説:「飛ぶ」連体+「が」+動詞「見ゆ」。「鳥が飛ぶの(こと)が見える」。準体助詞的用法。


Q49.次の傍線部「が」を識別せよ。

仰せに従ひ給へ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「仰せ」。「あなた様の仰せに従いなさい」。


Q50.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき宿世の人なる、いかなる縁にてかかかる。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「人なる」+「が」+「いかなる縁にてかかかる」。「並々ならぬ宿縁の人であって、どのような縁でこのように振る舞うのか」。


標準編 /30


【第3部】応用編(Q51〜Q80)

文脈・係り結び・引用が絡む応用問題。


Q51.次の傍線部「が」を識別せよ。

あひ知りたる人、また同じ道を行く。

答え:格助詞「が」(同格)or 主格 解説:「知りたる人」(連体)+「が」+「行く」。「知り合いの人で、また同じ道を行く」(同格)or「知り合いの人が、また同じ道を行く」(主格)。


Q52.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふ人、いま死にぬ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+連体「思ふ」+体言「人」。「私の思う人が、今、死んでしまった」。


Q53.次の傍線部「が」を識別せよ。

月明らけき夜なる、なほ寒し。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「明らけき夜なる」+「が」+「寒し」。「月が明るい夜で、それでも寒い」。


Q54.次の傍線部「が」を識別せよ。

鳥のさへづる、いとあはれなり。

答え:格助詞「が」(主格的準体助詞) 解説:「さへづる」連体+「が」+形容動詞「あはれなり」。「鳥がさえずるのが、とてもしみじみと趣がある」。


Q55.次の傍線部「が」を識別せよ。

御志ありて、世に伝はる。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御志」。「あなた様のお志があって、世に伝わる」。


Q56.次の傍線部「が」を識別せよ。

知らぬ人問ふ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「知らぬ人」連体+「が」+動詞「問ふ」。「知らない人が尋ねる」。


Q57.次の傍線部「が」を識別せよ。

国の人、もろこしに渡る。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「国」。「我が国の人が、中国に渡る」。


Q58.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき才ありし人なる、世に出でず。

答え:格助詞「が」(同格)or 接続助詞(逆接) 解説:「人なる」+「が」+「世に出でず」。 – 同格:「並々ならぬ才能を持っていた人で、世に出ない」 – 逆接:「並々ならぬ才能を持っていた人だが、世に出ない」


Q59.次の傍線部「が」を識別せよ。

春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香は隠るる――この歌、人皆知る、その心、知らず。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「知る」連体+「が」+「知らず」。「この歌を人々皆知っているが、その心は知らない」。


Q60.次の傍線部「が」を識別せよ。

いと尊き人なる、人前にては謙りて、自らを卑しめ給ふ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「尊き人なる」+「が」+「謙りて」。「とても尊い人であって、人前では謙遜して、自らを低めなさる」。


Q61.次の傍線部「が」を識別せよ。

心ながらも、悲し。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」+助詞「ながら」+「悲し」。「私の心ながらも、悲しい」。


Q62.次の傍線部「が」を識別せよ。

仏に祈らためなり。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、「〜の」) 解説:「祈らむ」(未然+意志「む」連体)+「が」+「ため」。「仏に祈ろうとするためである」。「〜むがため」は古文の定型表現で「〜のため」と訳す連体修飾格。


Q63.次の傍線部「が」を識別せよ。

過ぐる。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「春」+「が」+上二段「過ぐ」連体「過ぐる」。「春が過ぎる」。


Q64.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふ人にあらで、誰ゆゑかかかる目に遭ふ。

答え:①最初の「が」=連体修飾格 ②後の「が」=主格 解説: – 「我が思ふ人」:私の思う人(連体修飾格) – 「誰がゆゑ」:誰のせいで(連体修飾格) 正答(修正):両方とも連体修飾格「〜の」が自然。「私の思う人でなくて、誰のせいでこのような目に遭うのか」。


Q65.次の傍線部「が」を識別せよ。

月清き夜なる、なほ更けて、月かたぶく。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「清き夜なる」+「が」+「更けて」。「月が清らかな夜であって、なお更けて、月が傾く」。


Q66.次の傍線部「が」を識別せよ。

いとあはれなる人なる、心の浅きこと申すよ。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「人なる」(断定「なり」連体形)+「が」+後の文。「とてもしみじみと趣のある人であるけれども、心の浅いことを申すよ」。連体形+「が」は接続助詞の典型。


Q67.次の傍線部「が」を識別せよ。

御身、健やかにあれ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御身」。「あなた様のお身が、健やかにあれ」。


Q68.次の傍線部「が」を識別せよ。

家に来たる人、皆もてなさず。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「家」。「私の家に来た人を、皆もてなさない」。


Q69.次の傍線部「が」を識別せよ。

木の葉散る、なほ風吹かず。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「散る」連体+「が」+「吹かず」。「木の葉が散るが、なお風は吹かない」(矛盾)。


Q70.次の傍線部「が」を識別せよ。

降る音、いとあはれ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「雨」+「が」+連体「降る」+体言「音」。「雨が降る音は、とてもしみじみと趣がある」。


Q71.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき宿世の人なる、ありがたきこと多し。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「人なる」+「が」+「多し」。「並々ならぬ宿縁の人で、めったにないことが多い」。


Q72.次の傍線部「が」を識別せよ。

桜花散る、なほ春寂し。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「散る」連体+「が」+「寂し」。「桜の花が散るが、なお春は寂しい」。


Q73.次の傍線部「が」を識別せよ。

月隠るる見ゆ。

答え:格助詞「が」(主格的準体) 解説:「隠るる」連体+「が」+動詞「見ゆ」。「月が隠れるのが見える」。


Q74.次の傍線部「が」を識別せよ。

心、いま定まりぬ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」。「私の心は、今、定まった」。


Q75.次の傍線部「が」を識別せよ。

旅人問ふ。

答え:格助詞「が」(主格) 解説:「旅人」+「が」+動詞「問ふ」。「旅人が尋ねる」。


Q76.次の傍線部「が」を識別せよ。

いと若き人、また心しっかりせる。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「若き人」+「が」+「心しっかりせる」。「とても若い人であって、また心がしっかりしている」。


Q77.次の傍線部「が」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥ゆゑ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「都鳥」+「が」+体言「ゆゑ」。「都鳥のゆえに」。


Q78.次の傍線部「が」を識別せよ。

ゆゑに、君は苦しみ給ふ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「ゆゑ」。「私のせいで、あなた様は苦しんでいらっしゃる」。


Q79.次の傍線部「が」を識別せよ。

心、定まらず。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、「〜の」) 解説:「君」(体言)+「が」+「心」。「あなたの心は、定まらない」。人称代名詞+「が」+体言は連体修飾格の典型。


Q80.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ひ給ふやう。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」、または主格) 解説:「君」+「が」+連体「思ひ」+尊敬「給ふ」+体言「やう」。「あなた様がお思いになるご様子/あなた様のお思いになるご様子」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)


Q81.次の傍線部「が」を識別せよ。

身、いまだ若きを、なほ嘆く。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「身」。「私の身が、まだ若いのに、なお嘆く」。


Q82.次の傍線部「が」を識別せよ。

いみじき才ある人なる、世に出でずして、惜しき限りなり。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「才ある人なる」+「が」+「世に出でずして」。「並々ならぬ才能を持つ人であって、世に出ないで、惜しいきわみだ」。


Q83.次の傍線部「が」を識別せよ。

御代、千代にもがな。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御代」+「千代にもがな」(願望)。古今集の有名な歌。「君の御代が、千代に続いてほしいなあ」。


Q84.次の傍線部「が」を識別せよ。

中宮、御文書かたまふ、ことのほかに気高し。

答え:格助詞「が」(同格)or 接続助詞 解説:「書かせたまふ」(尊敬の二重敬語)連体+「が」+「気高し」。 – 同格:「中宮がお書きになることで、特に気高い」 – 接続助詞(逆接):「中宮がお書きになるが、特に気高い」


Q85.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ふ人を見ず、なほ嘆く。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」、または主格) 解説:「我」+「が」+連体「思ふ」+体言「人」。「私の思う人を見ないで、なお嘆く」。


Q86.次の傍線部「が」を識別せよ。

飛ぶ鳥のさへづり、いと聞きにくき、なほ耳澄まして聞く。

答え:接続助詞「が」(逆接)or 格助詞(同格) 解説:「聞きにくき」連体+「が」+「澄まして聞く」。「聞きにくいけれども、なお耳を澄まして聞く」(逆接)。


Q87.次の傍線部「が」を識別せよ。

心ぞ嘆かるる。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」+係助詞「ぞ」+連体「嘆かるる」(嘆かる連体形)。「私の心が、嘆かれる」。


Q88.次の傍線部「が」を識別せよ。

月明らかなる夜なる、雲なくしてさやけし。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「明らかなる夜なる」+「が」+「さやけし」。「月が明らかな夜であって、雲もなく清らかだ」。


Q89.次の傍線部「が」を識別せよ。

御身を案じ申し上げ給ふ人、世に多し。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「君」+「が」+体言「御身」。「あなた様のお身を案じ申し上げる人が、世に多い」。


Q90.次の傍線部「が」を識別せよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わ思ふ人はありやなしや。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」、または主格) 解説:「我」+「が」+連体「思ふ」+体言「人」。伊勢物語「東下り」の有名な歌。「都鳥よ、私の思う人はいるかいないか」。


Q91.次の傍線部「が」を識別せよ。

心ながら、いかにせむ。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+体言「心」+助詞「ながら」。「私の心ながら、どうしようか」。


Q92.次の傍線部「が」を識別せよ。

嵐の風吹く、舟出でぬ。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「吹く」連体+「が」+「出でぬ」。「嵐の風が吹いているが、舟が出ていく」(逆接)。


Q93.次の傍線部「が」を識別せよ。

月の出づる待ち遠し。

答え:格助詞「が」(準体助詞的主格) 解説:「出づる」連体+「が」+形容詞「待ち遠し」終止。「月が出るのが、待ち遠しい」。


Q94.次の傍線部「が」を識別せよ。

思ひ嘆くこと、限りなし。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:「我」+「が」+連体「思ひ嘆く」+体言「こと」。「私の思い嘆くことには、限りがない」。


Q95.次の傍線部「が」を識別せよ。

唐土の人なる、和歌をも詠み給ふ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「人なる」+「が」+「詠み給ふ」。「中国の人であって、和歌をもお詠みなさる」。


Q96.次の傍線部「が」を識別せよ。

雪降り出づる見え給ふ。

答え:格助詞「が」(主格的準体) 解説:「降り出づる」連体+「が」+「見え給ふ」。「雪が降り始めるのが、お見えになる」。


Q97.次の傍線部「が」を識別せよ。

春過ぎて夏来ぬるが、まだ涼し。

答え:接続助詞「が」(逆接) 解説:「来ぬる」(完了「ぬ」連体形)+「が」+「涼し」。「春が過ぎて夏が来てしまったけれども、まだ涼しい」。連体形+「が」は接続助詞の典型。


Q98.次の傍線部「が」を識別せよ。

心ある人なる、和歌の道に心入れ給ふ。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「人なる」+「が」+「心入れ給ふ」。「心ある人であって、和歌の道に心を入れていらっしゃる」。


Q99.次の傍線部「が」を識別せよ。

ありがたきもの。舅にほめらるる婿。また、姑に思はるる嫁の君。毛のよく抜くる銀の毛抜き。主そしらぬ従者。つゆの癖なき人。かたち心ありさま勝れすぐれて、世にふる程いささかきずなき。同じ所に住む人の、かたみに恥ぢかはし、いささかのひまなく用意した、見えがたきわざかな。

答え:格助詞「が」(同格) 解説:「用意したる」(存続「たり」連体形「たる」)+「が」+「見えがたきわざ」。連体形+「が」。枕草子「ありがたきもの」段の改変。「同じ所に住む人がお互いに恥ずかしがって、ちょっとも油断なく心配りしているのが、見つけがたいことだなあ」。


Q100.次の傍線部「が」を識別せよ。

行く川のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。たましきの都のうちに棟を並べ、甍を争へる、高き、いやしき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或は去年焼けて今年作れり。或は大家ほろびて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人中に、わづかにひとりふたりなり。

答え:格助詞「が」(連体修飾格、=「〜の」) 解説:方丈記。「二三十人」+「が」+体言「中」。「二三十人の中で、わずかに一人二人である」。


入試レベル /20


合計 /100


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