古文「なり」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「なり」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

断定・伝聞推定・形容動詞を100問で見分ける

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解説記事「古文「なり」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「なり」の正体

古文の「なり」は 2種類 の助動詞があり、入試の最頻出識別テーマ。

種類 接続
① 断定の「なり」 体言・連体形 〜である
② 伝聞・推定の「なり」 終止形(ラ変は連体形) 〜という/〜のようだ

さらに: | ③ ナリ活用形容動詞の活用語尾 | 「静かなり」「あはれなり」など語幹あり | | ④ 四段動詞「成る/鳴る」連用形 | 動詞そのもの |

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 直前の語の活用形 を見る
  2. 体言・連体形+「なり」 → 断定
  3. 終止形(ラ変連体)+「なり」 → 伝聞・推定
  4. 語幹(静か・あはれ等) 付きなら形容動詞
  5. 文意で「〜になる/鳴る」と訳せる なら動詞

「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 直前が 体言 なら即・断定

名詞の直後に「なり」があれば 断定(〜である)でほぼ確定。 例:花なり / 君なり / 春なり

→ 「○○なり」で「これは〜だ」と訳せたら断定で即答。

コツ② 直前が 終止形(u段) なら伝聞・推定

動詞の終止形(〜く/〜す/〜む など u段 で終わる)に「なり」がついていれば伝聞・推定(〜という/〜のようだ)。 例:鳴くなり / 響くなり / 来るなり

音・聞こえ に関する文脈ならほぼ確実に伝聞・推定。

コツ③ 語幹「やまとことば」+なり → 形容動詞

「静か/あはれ/きよげ/のどか」のような やまとことば に「なり」がついたら形容動詞ナリ活用。 助動詞ではないので別物として扱う。 例:静かなり / あはれなり / きよげなり

→ 語幹だけで意味が成立する(静か・あはれ)なら形容動詞。

コツ④ ラ変動詞の連体形+なり に注意

ラ変動詞「あり/をり/侍り/いまそかり」は 連体形「ある/をる/侍る/いまそかる」+なり で伝聞・推定になる。 例:あんなり / ざなり(音便で「ある→あん」「ざるなり→ざなり」)

→ 「ん/ざ」と詰まる音便を見たら ラ変連体+伝聞推定 で即答。

試験本番でのチェック順序

  1. 直前が 体言 → 断定
  2. 直前が やまとことば語幹 → 形容動詞ナリ活用
  3. 直前が 動詞の終止形(u段) → 伝聞・推定
  4. 直前が ラ変連体(音便あん/ざ含む) → 伝聞・推定
  5. 「〜になる/鳴る」と訳せる → 四段動詞「成る/鳴る」

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • あなり」「ざなり」「べかなり」 → ラ変連体音便+伝聞推定(伝聞推定の典型サイン)
  • なる」連体形だけ見ても、体言の前なら断定/伝聞推定どちらも可能 → 直前の活用形で判定
  • 四段動詞「成る/鳴る」は 意味で判別(〜になる・〜と鳴る)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編


Q1.「なり」を識別せよ。

これは花なり

答え:断定の助動詞「なり」 解説:体言「花」+「なり」。「これは花である」。


Q2.「なり」を識別せよ。

男ありけ。「我が君なり」と申すなり。

答え:(2つ目)伝聞の助動詞「なり」 解説:「申す」(終止形)+「なり」。「申すという」。


Q3.「なり」を識別せよ。

静かなり

答え:ナリ活用形容動詞「静かなり」終止形 解説:語幹「静か」+「なり」。


Q4.「なり」を識別せよ。

鐘の音、響きなり

答え:伝聞・推定の助動詞「なり」 解説:「響く」終止形+「なり」。聴覚(音)で推定。「鐘の音が響いているようだ」。


Q5.「なり」を識別せよ。

なり

答え:断定「なり」 解説:体言「春」+「なり」。「春である」。


Q6.「なり」を識別せよ。

あはれなり

答え:ナリ活用形容動詞「あはれなり」 解説:語幹「あはれ」+「なり」。


Q7.「なり」を識別せよ。

鳥の鳴くなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「鳴く」終止+「なり」。「鳥が鳴いているらしい/鳴くという」。


Q8.「なり」を識別せよ。

我れ古典を学ぶ者なり

答え:断定「なり」 解説:体言「者」+「なり」。


Q9.「なり」を識別せよ。

物音、聞こゆなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「聞こゆ」終止+「なり」。聴覚で推定。


Q10.「なり」を識別せよ。

なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「風」+「なり」連用+「けり」。「風であった」。


Q11.「なり」を識別せよ。

月清き夜なり

答え:断定「なり」 解説:体言「夜」+「なり」。


Q12.「なり」を識別せよ。

よろづなり

答え:ナリ活用形容動詞「よろづなり」 解説:語幹「よろづ」(=さまざま)+「なり」。


Q13.「なり」を識別せよ。

海面、なほ平らかなり

答え:ナリ活用形容動詞「平らかなり」 解説:語幹「平らか」+「なり」。


Q14.「なり」を識別せよ。

我れも歌詠むなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「詠む」終止+「なり」。「歌を詠むという/詠むらしい」。


Q15.「なり」を識別せよ。

鶯さへづるなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「さへづる」終止+「なり」。


Q16.「なり」を識別せよ。

我れ古典の人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。


Q17.「なり」を識別せよ。

都人、京を発つなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「発つ」終止+「なり」。


Q18.「なり」を識別せよ。

風吹くなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:四段「吹く」終止形+伝聞推定「なり」連用形+過去「けり」終止形。終止形+なり=伝聞推定(音による判断)。「風が吹いている音が聞こえたよ/吹いていたそうだ」。


Q19.「なり」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥なり

答え:断定「なり」 解説:体言「都鳥」+「なり」。


Q20.「なり」を識別せよ。

春になりぬ。

答え:四段動詞「成る」連用形「なり」 解説:「春」+格助詞「に」+動詞「成る」連用「なり」+完了「ぬ」。「春になった」。


基礎編 /20


【第2部】標準編


Q21.「なり」を識別せよ。

いと尊き人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。


Q22.「なり」を識別せよ。

物言ふなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「言ふ」終止+「なり」。「物を言うという/言っているらしい」。


Q23.「なり」を識別せよ。

都に出で給ふなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「給ふ」終止+「なり」(尊敬語+伝聞)。


Q24.「なり」を識別せよ。

風静かなり

答え:ナリ活用形容動詞「静かなり」 解説:語幹「静か」+「なり」。


Q25.「なり」を識別せよ。

心ある人にこそありけれ

答え:断定「なり」連用形「に」(係り結び) 解説:体言「人」+断定「なり」連用形「に」+係助詞「こそ」+ラ変「あり」+過去「けり」已然形「けれ」(こその結び)。「心ある人だったのだ」。「なり」が連用形「に」になっている点に注意。


Q26.「なり」を識別せよ。

春雨降るなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「降る」終止+「なり」。


Q27.「なり」を識別せよ。

古典の才ある人なりければ、皆敬す。

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」已然+「ば」。


Q28.「なり」を識別せよ。

月かたぶくなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「かたぶく」終止+「なり」。


Q29.「なり」を識別せよ。

我れ古典塾の主なり

答え:断定「なり」 解説:体言「主」+「なり」。


Q30.「なり」を識別せよ。

嵐の音、いまだ止まずなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「止まず」(打消ず終止)+「なり」。「止まないらしい」。


Q31.「なり」を識別せよ。

あらたなり

答え:ナリ活用形容動詞「あらたなり」 解説:語幹「あらた」+「なり」。


Q32.「なり」を識別せよ。

月の出づるなり

答え:断定「なり」 解説:下二段「出づ」連体形「出づる」+断定「なり」。連体形に直接接続するのは断定(伝聞推定「なり」は終止形接続が原則)。「月が出るのである/出ているのだ」。


Q33.「なり」を識別せよ。

雨の音聞こゆなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「聞こゆ」終止+「なり」連用+「けり」。


Q34.「なり」を識別せよ。

我れ古典塾の弟子なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「弟子」+「なり」連用+「けり」。


Q35.「なり」を識別せよ。

海辺に住む人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。


Q36.「なり」を識別せよ。

風吹く音なり

答え:断定「なり」 解説:体言「音」+「なり」。「(それは)風が吹く音である」。


Q37.「なり」を識別せよ。

心知る人なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」。


Q38.「なり」を識別せよ。

物言ふなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「言ふ」終止+「なり」連用+「けり」。「物を言うのだそうだ」。


Q39.「なり」を識別せよ。

あはれなる御方なり

答え:断定「なり」(最後の「なり」) 解説:体言「御方」+「なり」。先頭の「あはれなる」は形容動詞連体形。


Q40.「なり」を識別せよ。

春の風吹くなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「吹く」終止+「なり」。


Q41.「なり」を識別せよ。

古典の道、なほ難なり

答え:断定「なり」 解説:形容詞「難し」連体形「難き」+断定「なり」。連体形+なりは断定。「古典の道は、やはり難しいのだ」。


Q42.「なり」を識別せよ。

物のあはれ知る人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。


Q43.「なり」を識別せよ。

なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「心」+「なり」連用+「けり」。


Q44.「なり」を識別せよ。

海なる船、いま帰るなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「帰る」終止+「なり」。


Q45.「なり」を識別せよ。

古典の文、深なり

答え:断定「なり」 解説:形容詞「深し」連体形「深き」+断定「なり」。「古典の文は深いのだ」。


Q46.「なり」を識別せよ。

心ある人なりしが、いま見えず。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+過去「き」連体「し」+「が」(接続助詞)。「心ある人だったが」。


Q47.「なり」を識別せよ。

春の野、若菜摘むなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「摘む」終止+「なり」。


Q48.「なり」を識別せよ。

大臣なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「大臣」+「なり」連用+「けり」。


Q49.「なり」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥にぞあるなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「ある」連体+「なり」(ラ変型)。


Q50.「なり」を識別せよ。

仏前に祈り給ふなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「給ふ」終止+「なり」連用+「けり」。


標準編 /30


【第3部】応用編


Q51.「なり」を識別せよ。

いみじき宿世の人なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:「人」+「なり」連用+「けり」。


Q52.「なり」を識別せよ。

風の音、いまだ激しなり

答え:断定「なり」 解説:形容詞「激し」連体形「激しき」+断定「なり」。「風の音は、まだ激しいのだ」。


Q53.「なり」を識別せよ。

月明らかなりけり。

答え:形容動詞「明らかなり」連用形+過去「けり」 解説:語幹「明らか」+「なり」連用+「けり」。


Q54.「なり」を識別せよ。

古典の道、難きなり

答え:断定「なり」 解説:形容詞連体「難き」+「なり」。「古典の道は難しいのだ」。


Q55.「なり」を識別せよ。

春来るなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「来る」(カ変連体、ラ変型として終止扱い)+「なり」。


Q56.「なり」を識別せよ。

心ある人にて、いとあはれなりける。

答え:形容動詞「あはれなり」連用形+過去「けり」連体形「ける」 解説:「あはれなり」連用+「ける」(こその結びの場合)。


Q57.「なり」を識別せよ。

仏に祈り給ふあらまほし

答え:(「なり」ではない・連体形結び) 解説:係助詞「ぞ」+形容詞「あらまほし」連体形「あらまほしき」(ぞの結び)。「なり」は含まれない引っかけ問題。「仏に祈りなさるのが理想的なのである」。係り結びの結びを「なり」と書きそうになる誤りを問う。


Q58.「なり」を識別せよ。

我れ古典塾の主にてなり

答え:断定「なり」 解説:ラ変「あり」連体形「ある」+断定「なり」。ラ変は連体形+なりで断定(終止形接続なら伝聞推定)。「私は古典塾の主であるのだ」。なお冒頭の「にて」は断定「なり」連用形「に」+接続助詞「て」。


Q59.「なり」を識別せよ。

月の都の人なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」。


Q60.「なり」を識別せよ。

雨止みつなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:完了「つ」終止+「なり」。「雨が止んだという」。


Q61.「なり」を識別せよ。

心ありし人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。


Q62.「なり」を識別せよ。

春の野に若菜摘むなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「摘む」終止+「なり」連用+「けり」。


Q63.「なり」を識別せよ。

静かなりける夜。

答え:形容動詞「静かなり」連用形+過去「ける」 解説:語幹「静か」+「なり」連用+「ける」連体+体言「夜」。


Q64.「なり」を識別せよ。

都の中、いと賑はしきなり

答え:断定「なり」 解説:形容詞連体「賑はしき」+「なり」。


Q65.「なり」を識別せよ。

物のあはれを知る人なるを、世にあらず。

答え:断定「なり」連体形「なる」 解説:体言「人」+「なる」+準体「を」。


Q66.「なり」を識別せよ。

月見る人多くなる

答え:四段動詞「成る」連体形 解説:「多く」(形容詞連用)+動詞「成る」連体「なる」。「多くなる」。


Q67.「なり」を識別せよ。

いみじき才ある人なるべし。

答え:断定「なり」連体形「なる」 解説:体言「人」+「なる」+助動詞「べし」。


Q68.「なり」を識別せよ。

風さやかなる夕暮れ。

答え:形容動詞「さやかなり」連体形「なる」 解説:語幹「さやか」+「なる」+体言「夕暮れ」。


Q69.「なり」を識別せよ。

古き友、なほ生けなりけり。

答え:断定「なり」連用形「なり」 解説:四段「生く」已然形「生け」+存続「り」連体形「る」+断定「なり」連用形+過去「けり」終止形。「古い友は、まだ生きていたのだ」。連体形「生ける」+なりで断定。


Q70.「なり」を識別せよ。

春になりぬれば、花咲く。

答え:四段動詞「成る」連用形 解説:「春」+「に」+「成る」連用「なり」+完了「ぬ」已然+「ば」。「春になったので」。


Q71.「なり」を識別せよ。

心ある人なるぞよかる。

答え:断定「なり」連体形 解説:体言「人」+「なる」+係助詞「ぞ」。


Q72.「なり」を識別せよ。

月の都の人なりけり、と申す。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」終止+引用「と」。


Q73.「なり」を識別せよ。

風吹くなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「吹く」終止+「なり」連用+「けり」。「風が吹いていたという」。


Q74.「なり」を識別せよ。

物のあはれ知る人ならぬ。

答え:断定「なり」未然形「なら」 解説:体言「人」+「なら」+打消「ぬ」(連体形)。「物のあわれを知る人ではない」。


Q75.「なり」を識別せよ。

月明らかならむ。

答え:形容動詞「明らかなり」未然形「なら」 解説:語幹「明らか」+「なら」+「む」(推量)。


Q76.「なり」を識別せよ。

君や心ある人なるらむ。

答え:断定「なり」連体形 解説:体言「人」+「なる」+「らむ」(推量)。


Q77.「なり」を識別せよ。

風吹くと聞こゆなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:「聞こゆ」終止+「なり」。


Q78.「なり」を識別せよ。

古典の道、深きなりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:形容詞連体「深き」+「なり」連用+「けり」。


Q79.「なり」を識別せよ。

月の都の人なるを、世の人は知らず。

答え:断定「なり」連体形 解説:体言「人」+「なる」+準体「を」。


Q80.「なり」を識別せよ。

古典塾の生徒なれば、なほ古典を学ぶ。

答え:断定「なり」已然形「なれ」 解説:体言「生徒」+「なれ」+「ば」。


応用編 /30


【第4部】入試レベル


Q81.「なり」を識別せよ。

男ありけり。その男、身を要なきものに思ひなして、京にはあらじ、東の方に住むべき国求めにとて行きけり。もとより友とする人、一人二人してい行きけり。道知れる人もなくて、まどひ行きけり。三河の国、八橋といふ所にいたりぬ。そこを八橋といひけるなり

答え:断定「なり」(または伝聞) 解説:伊勢物語第九段。「そこを八橋という由来である」(断定)または「八橋と言ったという」(伝聞)。


Q82.「なり」を識別せよ。

行く川のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

答え:(参考、本問は「なり」を含まないが、方丈記冒頭) 注釈:参考問題。


Q83.「なり」を識別せよ。

春は名のみの風の寒さや。谷の鶯歌は思へど、時にあらざるなればこそ、声を立て

答え:断定「なり」已然形「なれ」(こその結びの一部) 解説:打消「ず」連体形「ざる」+断定「なり」已然形「なれ」+接続助詞「ば」+係助詞「こそ」+打消「ず」已然形「ね」(こその結び)。「鶯は鳴く時節ではないので、声を立てないのだ」。古今集仮名序を踏まえた表現。


Q84.「なり」を識別せよ。

唐土に渡りたりける人なり

答え:断定「なり」 解説:体言「人」+「なり」。「中国に渡ったとかいう人である」。


Q85.「なり」を識別せよ。

月明らかなる夜なる、雲なくしてさやけし。

答え:両方とも形容動詞連体形「なる」(最初)と断定「なり」連体形「なる」(2つ目) 解説: – 「明らかなる」:形容動詞連体形 – 「夜なる」:断定連体形


Q86.「なり」を識別せよ。

我れ古典の才ある者なれど、いまだ才に達せず。

答え:断定「なり」已然形「なれ」 解説:体言「者」+「なれ」+「ど」(逆接)。


Q87.「なり」を識別せよ。

月の都の人なりけりと申す。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」終止+引用「と」。


Q88.「なり」を識別せよ。

嵐山の紅葉、見る人多くなりぬ。

答え:四段動詞「成る」連用形 解説:「多く」(形容詞連用)+「成る」連用「なり」+完了「ぬ」。「多くなった」。


Q89.「なり」を識別せよ。

帝、御殿の内におはすなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:サ変「おはす」終止形+伝聞推定「なり」。終止形に直接接続するのは伝聞推定。「帝が御殿の中にいらっしゃるそうだ/いらっしゃる音が聞こえる」。


Q90.「なり」を識別せよ。

風吹くと聞きつなり

答え:伝聞・推定「なり」 解説:完了「つ」終止+「なり」。


Q91.「なり」を識別せよ。

月の都に住む人なりけり、と聞く。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+「けり」終止+引用「と」。


Q92.「なり」を識別せよ。

雪降るなりけり。

答え:伝聞・推定「なり」連用形 解説:「降る」終止+「なり」連用+「けり」。


Q93.「なり」を識別せよ。

古典の文を解する人なりしを、いま忘れぬ。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人」+「なり」連用+過去「き」連体「し」+「を」。


Q94.「なり」を識別せよ。

物のあはれを知る人ならば、これを尊しとせむ。

答え:断定「なり」未然形「なら」 解説:体言「人」+「なら」+「ば」(仮定)。


Q95.「なり」を識別せよ。

風吹く音、いと激しなり

答え:断定「なり」 解説:形容詞「激し」連体形「激しき」+断定「なり」。「風が吹く音が、ひどく激しいのだ」。


Q96.「なり」を識別せよ。

海辺に住む人らなりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「人ら」+「なり」連用+「けり」。


Q97.「なり」を識別せよ。

月清く照る夜なりけり。

答え:断定「なり」連用形 解説:体言「夜」+「なり」連用+「けり」。


Q98.「なり」を識別せよ。

古典の道を究むる人なるべし。

答え:断定「なり」連体形「なる」 解説:体言「人」+「なる」+「べし」。


Q99.「なり」を識別せよ。

春にならば、花咲かまし

答え:四段動詞「成る」未然形「なら」 解説:「春」+「に」+「なら」+「ば」+「まし」(反実仮想)。「春になったなら、花が咲くだろうに」。


Q100.「なり」を識別せよ。

行く川のながれは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

答え:(参考、「なり」を含まない方丈記冒頭) 注釈:参考問題。


入試レベル /20


合計 /100


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