古文「たり」の識別 100題ドリル|無料PDFと解答付き

古文「たり」識別ドリル アイキャッチ 古文ドリル

完了・存続・断定の3用法を100問で見分ける

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解説記事「古文「たり」の識別 100題識別」を読む

このドリルでわかること

はじめに:「たり」の3用法

古文の「たり」は 2種類の助動詞 + 動詞の活用語尾 で出てきます。

種類 接続
① 完了・存続「たり」 連用形 〜してしまった/〜している
② 断定「たり」 体言(限定的) 〜である
③ 動詞「足る」「立つ」などの連用形+ラ変補助 〜である状態

識別の鉄則

識別の鉄則

  1. 連用形+たり → 完了・存続
  2. 体言+たり(武士たり等) → 断定(漢文訓読体)
  3. 形容詞・形容動詞語尾「〜たり」 → 形容動詞型活用

完了・存続の見分け

用法 判別
完了 動作の完了(〜してしまった)
存続 動作後の状態継続(〜している)

例: – 「咲きたり」(完了):咲いた – 「咲きてあり」 → 「咲きたり」(存続):咲いている

→ 文脈で判別。多くは存続。


「識別の鉄則」は文法的に正しい順序。
こちらは 試験本番で3秒で答えを出す ための実戦テクニックです。

コツ① 「たり」の直前を見るだけで9割決まる

「たり」の直前が 連用形(動詞・形容詞)体言(名詞) か、ここだけ見る。 – 連用形+たり(咲きたり/降りたり/祈りたり)→ 完了・存続 – 体言+たり(武士たり/主たり/仏徒たり)→ 断定

入試では9割以上が完了・存続。迷ったら完了・存続で正解率が高い。

コツ② 断定「たり」は漢文訓読体のニオイ

断定「たり」は和文ではほぼ出ない。 – 「武士たり」「主たり」「徒たり」「仏徒たり」のような 漢語の体言+たり が来たら断定 – 「〜たれば」「〜たりけり」と続く時、直前が体言なら断定

「武士・主・徒・人」など身分・職業を表す体言の後ろは断定の出現率が高い。

コツ③ 完了か存続かは「文脈で動作中?それとも終わった?」

ニュアンスの区別は厳密にやろうとすると沼。基本は次のルートで決める。 – 動作の完了(〜してしまった):「咲きたり」=咲いた – 動作後の状態継続(〜している):「咲きたり」=咲いている

迷ったら 存続を優先。古文「たり」は存続用法が圧倒的に多い。

コツ④ 「たる/たれ/たれ」の活用形は下接語で即決

  • たる+体言 → 連体形(咲きたる花)
  • たれ+ば/ども → 已然形(咲きたれば/たれども)
  • たれ(命令) → 命令形(告げたれ!)

「たれ+ば」が来たら已然形+順接で「〜したので」とほぼ自動翻訳できる。

試験本番でのチェック順序

  1. 「たり」の 直前 を見る(連用形? それとも体言?)
  2. 連用形なら → 完了・存続で確定(迷ったら存続)
  3. 体言(特に漢語)なら → 断定で確定
  4. 「たる/たれ」の活用形は 直後の語 で判断

→ この順番で 3秒 で答えが出ます。

よくある引っかけ

  • 「サ変連用+たり」(行幸たり/出仕たり)を断定と勘違いする(実は連用形+完了)
  • 「来たりたり」のような 「たり」が連続 する形で混乱する(前は補助動詞、後ろが助動詞)
  • 「堂々たり」のような 形容動詞タリ活用 を断定と混同する(漢語+たり一語で形容動詞)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

🎯 解き方のコツ(時短テクニック)

問題(Q1〜Q100)

ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。

【第1部】基礎編


Q1.「たり」の用法を答えよ。

物書きたり

答え:完了・存続の助動詞「たり」終止形 解説:「書き」連用+「たり」。「書いていた/書いてしまった」。


Q2.「たり」を識別せよ。

武士たり

答え:断定の助動詞「たり」 解説:体言「武士」+「たり」。漢文訓読体。「武士である」。


Q3.「たり」を識別せよ。

月出でたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「出で」連用+「たり」。「月が出ていた/出てしまった」。


Q4.「たり」を識別せよ。

古典塾の主たり

答え:断定「たり」 解説:体言「主」+「たり」。「古典塾の主である」。


Q5.「たり」を識別せよ。

風吹きたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「吹き」連用+「たり」。


Q6.「たり」を識別せよ。

庭に花咲きたる

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「咲き」連用+「たる」(連体)。


Q7.「たり」を識別せよ。

仏に祈りたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「祈り」連用+「たり」。


Q8.「たり」を識別せよ。

雪降りたれば、道見えず。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「降り」連用+「たれ」+「ば」。


Q9.「たり」を識別せよ。

古き人たり

答え:断定「たり」 解説:体言「人」+「たり」(漢文訓読体)。


Q10.「たり」を識別せよ。

鳥鳴きたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「鳴き」連用+「たり」。


Q11.「たり」を識別せよ。

嵐山に登りたる人。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「登り」連用+「たる」+体言「人」。


Q12.「たり」を識別せよ。

月隠れたりければ、暗し。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「隠れ」連用+「たり」連用+「けり」已然+「ば」。


Q13.「たり」を識別せよ。

物言ひたれども、答へず。

答え:完了・存続「たり」已然形+逆接「ども」 解説:「言ひ」連用+「たれ」+「ども」。


Q14.「たり」を識別せよ。

春来た

答え:完了・存続の助動詞「たり」終止形 解説:「来(き)」(カ変連用)+完了「たり」終止形。「春が来ている」。完了「たり」は連用形接続。


Q15.「たり」を識別せよ。

古典の道に進みたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「進み」連用+「たり」。


Q16.「たり」を識別せよ。

静かなる夜なりたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「なり」連用+「たり」。「静かな夜であった」。


Q17.「たり」を識別せよ。

物書きとして名声を得たり

答え:完了・存続「たり」 解説:「得」連用+「たり」。


Q18.「たり」を識別せよ。

古き友、いま生きたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「生き」連用+「たり」。「古い友は、今、生きている」(存続)。


Q19.「たり」を識別せよ。

都に生まれたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「生まれ」連用+「たり」。


Q20.「たり」を識別せよ。

雪深く積もりたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「積もり」連用+「たり」。「雪が深く積もっている」。


基礎編 /20


【第2部】標準編


Q21.「たり」を識別せよ。

古典の道、究めたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「究め」連用+「たり」。


Q22.「たり」を識別せよ。

法皇、御幸したりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「し」(サ変連用)+「たり」連用+「けり」。


Q23.「たり」を識別せよ。

古き寺、いまも残りたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「残り」連用+「たり」。「古き寺が、今も残っている」(存続)。


Q24.「たり」を識別せよ。

我れ、塾の主たり

答え:断定「たり」 解説:体言「主」+「たり」。


Q25.「たり」を識別せよ。

月、清く照りたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「照り」連用+「たり」。


Q26.「たり」を識別せよ。

風吹き、波立ちたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「立ち」連用+「たり」。


Q27.「たり」を識別せよ。

雪のいと高う降りたるを見て、…

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:枕草子の文体。「降り」連用+「たる」+準体「を」。


Q28.「たり」を識別せよ。

古典塾の生徒たれば、なほ学ぶ。

答え:断定「たり」已然形「たれ」 解説:体言「生徒」+「たれ」+「ば」。「古典塾の生徒であるので」。


Q29.「たり」を識別せよ。

我れ仕うまつりたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「仕うまつり」連用+「たり」。


Q30.「たり」を識別せよ。

言ひたりつる人。

答え:完了・存続「たり」連用形+完了「つ」連体形「つる」 解説:「言ひ」連用+「たり」連用+「つる」+体言「人」。


Q31.「たり」を識別せよ。

物言ひもたり、行ひもたり

答え:完了・存続「たり」(並列的用法) 解説:「〜たり、〜たり」で並列「〜したり、〜したり」。 ※この並列用法は中世以降に発達したもので、平安以前の和文ではあまり用いられない。


Q32.「たり」を識別せよ。

たる人、起きず。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「寝(ね)」連用+「たる」+体言「人」。


Q33.「たり」を識別せよ。

雨降りたるを、出でられず。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「降り」連用+「たる」+準体「を」。


Q34.「たり」を識別せよ。

古き世にありたりける人。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」連体形「ける」 解説:「あり」連用+「たり」連用+「ける」+体言「人」。


Q35.「たり」を識別せよ。

物食はずして痩せたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「痩せ」連用+「たり」。


Q36.「たり」を識別せよ。

知りたれども、隠す。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」+逆接「ども」 解説:「知り」連用+「たれ」+「ども」。


Q37.「たり」を識別せよ。

雪降りたる夜。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「降り」連用+「たる」+体言「夜」。


Q38.「たり」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥たり

答え:断定「たり」 解説:体言「都鳥」+「たり」。


Q39.「たり」を識別せよ。

我れ仏徒たり

答え:断定「たり」 解説:体言「仏徒」+「たり」。「私は仏教徒である」。


Q40.「たり」を識別せよ。

古典塾、京にありたりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「あり」連用+「たり」連用+「けり」。


Q41.「たり」を識別せよ。

古文学びたりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「学び」(四段「学ぶ」連用)+「たり」連用+過去「けり」。「古文を学んでいた/学んだのであった」。


Q42.「たり」を識別せよ。

仕うまつりたる御方。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「仕うまつり」連用+「たる」+体言「御方」。


Q43.「たり」を識別せよ。

風雅を解する人たり

答え:断定「たり」 解説:体言「人」+「たり」(漢文訓読体)。


Q44.「たり」を識別せよ。

古典の道を究めたる人ら。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「究め」連用+「たる」+体言「人ら」。


Q45.「たり」を識別せよ。

月、いま隠れたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「隠れ」連用+「たり」。


Q46.「たり」を識別せよ。

古き友、なほ生きたれば、訪ね給へ。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「生き」連用+「たれ」+「ば」。


Q47.「たり」を識別せよ。

いざ参りたれかし。

答え:完了・存続「たり」已然形+「かし」 解説:「参り」連用+「たれ」+念押し「かし」。


Q48.「たり」を識別せよ。

知りたりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「知り」連用+「たり」連用+「けり」。


Q49.「たり」を識別せよ。

物言ひたるを、悔やむ。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「言ひ」連用+「たる」+準体「を」。


Q50.「たり」を識別せよ。

京の主たり

答え:断定「たり」 解説:体言「主」+「たり」。


標準編 /30


【第3部】応用編


Q51.「たり」を識別せよ。

古典の心を解したりける人。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」連体形 解説:「解し」連用+「たり」連用+「ける」+体言「人」。


Q52.「たり」を識別せよ。

我れ歌詠みたるを、人皆称ふ。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「詠み」連用+「たる」+準体「を」。


Q53.「たり」を識別せよ。

風吹きたれば、舟漕ぎ出でぬ。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「吹き」連用+「たれ」+「ば」。


Q54.「たり」を識別せよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥、なほ我れに告げたれ

答え:完了・存続「たり」命令形「たれ」 解説:「告げ」連用+「たれ」(命令)。「都鳥よ、私に告げよ」。


Q55.「たり」を識別せよ。

古き寺に祈りたる僧。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「祈り」連用+「たる」+体言「僧」。


Q56.「たり」を識別せよ。

武士たりしが、いま俗にあり。

答え:断定「たり」連用形+過去「き」連体形「し」 解説:体言「武士」+「たり」連用+「し」+「が」(逆接)。


Q57.「たり」を識別せよ。

古典の心を尽くしたるを、人知らず。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「尽くし」連用+「たる」+準体「を」。


Q58.「たり」を識別せよ。

春過ぎて夏来たれり

答え:「来たり」(カ変連用「き」+完了「たり」連用)+完了「り」終止形 解説:四段「来たる」(きたる、=やって来る)已然形「来たれ」+完了「り」終止形。完了「り」はサ変未然+四段已然接続(「サ未四已(さみしい)」)。「春が過ぎて、夏が来ている」。


Q59.「たり」を識別せよ。

物のあはれを知りたる人にあらず。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「知り」連用+「たる」+体言「人」+「にあらず」。


Q60.「たり」を識別せよ。

古典塾の主たれば、生徒に教ふ。

答え:断定「たり」已然形「たれ」 解説:体言「主」+「たれ」+「ば」(原因)。「主であるので」。


Q61.「たり」を識別せよ。

雪深く積もりたれば、道閉ざさる。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「積もり」連用+「たれ」+「ば」。


Q62.「たり」を識別せよ。

名にし負ふ都鳥たりけり、と語る。

答え:断定「たり」連用形+過去「けり」 解説:体言「都鳥」+「たり」連用+「けり」終止+引用「と」。


Q63.「たり」を識別せよ。

古典の才に秀でたる人。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「秀で」連用+「たる」+体言「人」。


Q64.「たり」を識別せよ。

雨止みたる夜。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「止み」連用+「たる」+体言「夜」。


Q65.「たり」を識別せよ。

物言ふ間もあらして、立ち去りたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「立ち去り」連用+「たり」。


Q66.「たり」を識別せよ。

古典の心を体得したる御方。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「し」(サ変連用)+「たる」+体言「御方」。


Q67.「たり」を識別せよ。

物のあはれを知りたる人にこそ。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「知り」連用+「たる」+体言「人」+係助詞「こそ」。


Q68.「たり」を識別せよ。

古き世にありたりける人、いま語る。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」連体形「ける」 解説:「あり」連用+「たり」連用+「ける」+体言「人」。


Q69.「たり」を識別せよ。

我れ仏徒たれば、戒律を守る。

答え:断定「たり」已然形「たれ」 解説:体言「仏徒」+「たれ」+「ば」(原因)。


Q70.「たり」を識別せよ。

物のあはれを知りたれども、口に出さず。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」+逆接「ども」 解説:「知り」連用+「たれ」+「ども」。


Q71.「たり」を識別せよ。

月、雲に隠れたれば、星明らかなり。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「隠れ」連用+「たれ」+「ば」。


Q72.「たり」を識別せよ。

古典の道に身を捧げたる人。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「捧げ」連用+「たる」+体言「人」。


Q73.「たり」を識別せよ。

京の都に栄えたる世。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「栄え」連用+「たる」+体言「世」。


Q74.「たり」を識別せよ。

仕うまつりたるを、なほ続く。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「仕うまつり」連用+「たる」+準体「を」。


Q75.「たり」を識別せよ。

鶯鳴きたりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「鳴き」連用+「たり」連用+「けり」。


Q76.「たり」を識別せよ。

古き寺、いま壊れたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「壊れ」連用+「たり」。「古い寺が、今、壊れている」(存続)。


Q77.「たり」を識別せよ。

風吹き、雲流れたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「流れ」連用+「たり」。


Q78.「たり」を識別せよ。

古典の道、いまだ究めずして、なほ歩みたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「歩み」連用+「たり」。


Q79.「たり」を識別せよ。

春雨降りたりけり。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:「降り」連用+「たり」連用+「けり」。


Q80.「たり」を識別せよ。

我れ古典の徒たり

答え:断定「たり」 解説:体言「徒」+「たり」(漢文訓読体)。


応用編 /30


【第4部】入試レベル


Q81.「たり」を識別せよ。

雪のいと高う降りたるを、例ならず御格子参り、…

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:枕草子「香炉峰の雪」。「雪がとても高く降っているのを」。


Q82.「たり」を識別せよ。

京にて生まれたりし女子、国にてにはかに失せにしかば、…

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「き」連体形「し」 解説:土佐日記の一節。「京で生まれた女子」。


Q83.「たり」を識別せよ。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと問はれたりければ、舟人涙にむせぶ。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」 解説:伊勢物語「東下り」の改変。「尋ねられたので、舟人が涙にむせぶ」。


Q84.「たり」を識別せよ。

行く川のながれは絶え、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、つひに消えたり

答え:完了・存続「たり」 解説:方丈記の改変。「ついに消えてしまっている」。


Q85.「たり」を識別せよ。

心ある人たりしが、いま俗にまみる。

答え:断定「たり」連用形+過去「き」連体形「し」 解説:体言「人」+「たり」連用+「し」+「が」(逆接)。


Q86.「たり」を識別せよ。

我が祖、武士たりけり。

答え:断定「たり」連用形+過去「けり」 解説:体言「武士」+「たり」連用+「けり」。


Q87.「たり」を識別せよ。

春来た、夏来た、秋来たぬ。

答え:いずれも「来たり」の「たり」は完了の助動詞連用形 解説:「来(き)」(カ変連用)+完了「たり」連用形が3回繰り返される並列構文。最後の「来たりぬ」は「来」連用+完了「たり」連用+完了「ぬ」終止。「春が来て、夏が来て、秋がついに来てしまった」。


Q88.「たり」を識別せよ。

古典の道、なほ歩みたれば、心安らぐ。

答え:完了・存続「たり」已然形「たれ」 解説:「歩み」連用+「たれ」+「ば」。


Q89.「たり」を識別せよ。

春来たけり。

答え:完了「たり」連用形+過去「けり」 解説:「来(き)」(カ変連用)+完了「たり」連用形+過去「けり」終止。完了「たり」連用形+「けり」で「〜していたのだなあ」。


Q90.「たり」を識別せよ。

心ある人たれば、これを尊しとせむ。

答え:断定「たり」已然形「たれ」 解説:体言「人」+「たれ」+「ば」(仮定的)。「心ある人であれば」。


Q91.「たり」を識別せよ。

仕うまつりたりつる年月。

答え:完了・存続「たり」連用形+完了「つ」連体形「つる」 解説:「仕うまつり」連用+「たり」連用+「つる」+体言「年月」。


Q92.「たり」を識別せよ。

我れ古典の徒たりければ、なほ学ぶ。

答え:断定「たり」連用形+過去「けり」已然形「けれ」 解説:体言「徒」+「たり」連用+「けれ」+「ば」(原因)。


Q93.「たり」を識別せよ。

物のあはれを知りたる人々の心。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「知り」連用+「たる」+体言「人々」。


Q94.「たり」を識別せよ。

古典の心を尽くしたりけるを、いまも忘れず。

答え:完了・存続「たり」連用形+過去「けり」連体形「ける」 解説:「尽くし」連用+「たり」連用+「ける」+準体「を」。


Q95.「たり」を識別せよ。

雪深き山に閉ざされたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「閉ざされ」連用+「たり」。


Q96.「たり」を識別せよ。

我れ古典塾の主たれば、生徒を慈しむ。

答え:断定「たり」已然形「たれ」 解説:体言「主」+「たれ」+「ば」(原因)。


Q97.「たり」を識別せよ。

物言ひたる罪、いま赦されず。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「言ひ」連用+「たる」+体言「罪」。


Q98.「たり」を識別せよ。

古典の心、極めたり

答え:完了・存続「たり」 解説:「極め」連用+「たり」。


Q99.「たり」を識別せよ。

我れ歌詠みたるを、世に伝ふ。

答え:完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:「詠み」連用+「たる」+準体「を」。


Q100.「たり」を識別せよ。

春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる

答え:両方とも完了・存続「たり」連体形「たる」 解説:枕草子冒頭。原文どおり。「明るくなっている雲が、細くたなびいている」。


入試レベル /20


合計 /100


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