過去の助動詞「き」の已然形と副助詞(限定)を100問で見分ける
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📖 識別の理屈を先に押さえたい方へ
- このドリルでわかること
- はじめに:「しか」の正体(2用法)
- 識別の鉄則
- 🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
- 🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
- 問題(Q1〜Q100)
- Q1.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q2.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q3.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q4.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q5.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q6.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q7.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q8.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q9.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q10.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q11.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q12.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q13.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q14.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q15.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q16.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q17.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q18.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q19.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q20.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q21.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q22.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q23.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q24.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q25.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q26.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q27.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q28.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q29.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q30.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q31.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q32.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q33.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q34.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q35.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q36.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q37.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q38.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q39.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q40.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q41.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q42.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q43.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q44.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q45.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q46.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q47.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q48.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q49.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q50.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q51.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q52.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q53.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q54.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q55.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q56.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q57.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q58.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q59.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q60.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q61.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q62.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q63.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q64.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q65.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q66.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q67.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q68.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q69.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q70.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q71.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q72.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q73.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q74.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q75.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q76.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q77.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q78.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q79.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q80.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q81.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q82.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q83.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q84.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q85.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q86.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q87.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q88.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q89.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q90.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q91.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q92.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q93.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q94.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q95.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q96.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q97.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q98.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q99.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- Q100.次の傍線部「しか」を識別せよ。
- もっとドリルを解きたい方へ
このドリルでわかること
はじめに:「しか」の正体(2用法)
古文の「しか」は、直前の語の活用形を見るだけで見分けられます。入試では過去の助動詞「き」の已然形「しか」が圧倒的に頻出です(係り結びや「〜しかば」「〜しかど」の形)。
| 用法 | 接続(直前の形) | 訳 | 例 |
|---|---|---|---|
| ① 過去の助動詞「き」の已然形 | 連用形+しか | 〜た(已然形→ば/ど/ども、こそ結び) | ありしかば |
| ② 副助詞(限定) | 体言・副詞・連体形など+しか | 〜だけ・〜しか〜ない(下に打消) | 花しか咲かず |
過去「き」の活用は(せ)/○/き/し/しか/○。已然形が「しか」です。已然形なので、後ろに「ば・ど・ども」がつくか、係助詞「こそ」の結びになります。
識別の鉄則
識別の鉄則
- 「しか」の直前が連用形(あり・言ひ・見・聞き 等)→ 過去の助動詞「き」の已然形。
- 文中に係助詞「こそ」があれば、その結びとして文末が「〜しか」(已然形)になる=過去「き」。
- 「〜しかば」「〜しかど(も)」の形も過去「き」已然形。
- 直前が体言・副詞で、下に打消(ず・じ・なし)があれば → 副助詞「しか」(限定「〜だけ・〜しか〜ない」)。
- 副助詞は上代(万葉集)に多く中古以降は少ない。迷ったらまず過去「き」を疑うのが得策。
🎯 解き方のコツ(時短テクニック)
🎯 解き方のコツ(試験本番で3秒)
コツ① 直前が「連用形」かを見る
- 「ありしか」「言ひしか」「見しか」「聞きしか」→ 連用形+しか=過去「き」の已然形。
コツ② 「こそ」「ば」「ど・ども」を探す
- 「こそ〜しか」は係り結び(已然形結び)=過去「き」。
- 「〜しかば」(〜たので)「〜しかど(も)」(〜たけれど)も過去「き」已然形。
コツ③ 「体言+しか+打消」は副助詞
- 「花しか咲かず」「これしか見えず」→ 体言+しか+打消=副助詞(限定)。
よくある引っかけ
- 「しか」を見て反射的に現代語の「〜しかない」(副助詞)と決めない。直前が連用形なら過去「き」。
- カ変「来」+しか=「来(き)しか」、サ変「す」+しか=「せしか」も過去「き」已然形(特殊な接続)。
- 係助詞「こそ」があれば文末「しか」は已然形結び=過去「き」。
問題(Q1〜Q100)
ここから100問を表示します。スマホでも解けるよう、答えと解説は各問の直下に表示しています。「解答が見えると解いた気にならない」という方は、上のPDFをダウンロードして印刷で解いてください。
【第1部】基礎編(Q1〜Q20)
連用形+しか(過去「き」已然形)と、体言+しか(副助詞)を純粋に見分ける。
Q1.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ありしかば、出でぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「あり」はラ変「あり」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「しかば」で「あったので」。已然形+ば。
Q2.次の傍線部「しか」を識別せよ。
花しか咲かず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「花」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「花だけしか咲かない」。
Q3.次の傍線部「しか」を識別せよ。
見しかば、あやし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見」は上一段「見る」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「見しかば」で「見たところ」。
Q4.次の傍線部「しか」を識別せよ。
言ひしかど、聞かず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「言ひ」は四段「言ふ」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「言ひしかど」で「言ったけれども」。已然形+ど。
Q5.次の傍線部「しか」を識別せよ。
これしか知らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「これ」は体言(代名詞)。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「これだけしか知らない」。
Q6.次の傍線部「しか」を識別せよ。
聞きしかば、驚きぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段「聞く」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「聞いたので」。
Q7.次の傍線部「しか」を識別せよ。
思ひしかども、かなはず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「思ひ」は四段「思ふ」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「思ったけれども」。已然形+ども。
Q8.次の傍線部「しか」を識別せよ。
君しか頼まず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「君」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「あなただけしか頼りにしない」。
Q9.次の傍線部「しか」を識別せよ。
来(き)しかば、待ちけり。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「来(き)」はカ変「来」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「来たので」。カ変連用形は「き」。
Q10.次の傍線部「しか」を識別せよ。
せしかば、悔ゆ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「せ」はサ変「す」未然形。サ変・カ変には「き」が未然形にも付く特殊接続があり、「せしか」で過去「き」已然形。「したので」。
Q11.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ一人しかなし。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一人」は体言。体言+しか+打消「なし」=限定の副助詞。「ただ一人しかいない」。
Q12.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ありがたくこそ侍りしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「侍り」はラ変「侍り」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。文中の係助詞「こそ」を受けた已然形結び(係り結び)。「ございました」。
Q13.次の傍線部「しか」を識別せよ。
水しか飲まず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「水」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「水だけしか飲まない」。
Q14.次の傍線部「しか」を識別せよ。
受けしかば、喜びぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「受け」は下二段「受く」連用形(e段)。連用形+しか=過去「き」已然形。「受け取ったので」。
Q15.次の傍線部「しか」を識別せよ。
名をこそ聞きしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段「聞く」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「名前を聞いた」。
Q16.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一夜しかあらず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一夜」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一夜だけしかない」。
Q17.次の傍線部「しか」を識別せよ。
立ちしかば、見送りぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「立ち」は四段「立つ」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「立った(出発した)ので」。
Q18.次の傍線部「しか」を識別せよ。
あはれにこそ覚えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「覚え」は下二段「覚ゆ」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「しみじみと思われた」。
Q19.次の傍線部「しか」を識別せよ。
我しか知らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「我」は体言(代名詞)。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「私だけしか知らない」。
Q20.次の傍線部「しか」を識別せよ。
月日経しかば、忘れぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「経」は下二段「経(ふ)」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「月日が経ったので」。
【第2部】標準編(Q21〜Q50)
「〜しかば/〜しかど/こそ〜しか」の形を中心に、過去「き」已然形を確実に見抜く。
Q21.次の傍線部「しか」を識別せよ。
雨降りしかば、道あしし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「降り」は四段「降る」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「雨が降ったので、道が悪い」。
Q22.次の傍線部「しか」を識別せよ。
仰せられしかば、かしこまりぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「仰せられ」は「仰せらる」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「おっしゃったので、かしこまった」。
Q23.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いと興ありとこそ思ひしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「思ひ」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たいそう趣があると思った」。
Q24.次の傍線部「しか」を識別せよ。
約せしかど、来ず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「約せ」はサ変「約す」未然形。「せしか」で過去「き」已然形。「約束したけれども、来ない」。已然形+ど。
Q25.次の傍線部「しか」を識別せよ。
暮れしかば、宿借りぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「暮れ」は下二段「暮る」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「日が暮れたので、宿を借りた」。
Q26.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いみじくこそ悲しかりしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「悲しかり」は形容詞「悲し」連用形(カリ活用)。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たいそう悲しかった」。
Q27.次の傍線部「しか」を識別せよ。
風吹きしかば、波荒し。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「吹き」は四段「吹く」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「風が吹いたので、波が荒い」。
Q28.次の傍線部「しか」を識別せよ。
花のみこそ咲きしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「咲き」は四段「咲く」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「花だけが咲いた」。「のみ」が限定で「しか」自体は過去助動詞である点に注意。
Q29.次の傍線部「しか」を識別せよ。
別れしかど、忘れず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「別れ」は下二段「別る」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「別れたけれども、忘れない」。
Q30.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ夢しか頼むものなし。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「夢」は体言。体言+しか+打消「なし」=限定の副助詞。「ただ夢だけしか頼るものがない」。
Q31.次の傍線部「しか」を識別せよ。
訪ね来しかば、留守なりき。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「来(き)」はカ変連用形。「来しかば」で過去「き」已然形。「訪ねて来たところ、留守だった」。
Q32.次の傍線部「しか」を識別せよ。
心細くこそ覚えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「覚え」は下二段「覚ゆ」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「心細く思われた」。
Q33.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いと寒かりしかば、火を焚く。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「寒かり」は形容詞「寒し」連用形(カリ活用)。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「たいそう寒かったので、火を焚く」。
Q34.次の傍線部「しか」を識別せよ。
われ一人しか残らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一人」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「私一人しか残らない」。
Q35.次の傍線部「しか」を識別せよ。
月見しかば、故郷を思ふ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見」は上一段「見る」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「月を見たところ、故郷を思う」。
Q36.次の傍線部「しか」を識別せよ。
たびたびこそ申ししか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「申し」は四段「申す」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たびたび申し上げた」。
Q37.次の傍線部「しか」を識別せよ。
雪積もりしかば、道閉ぢぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「積もり」は四段「積もる」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「雪が積もったので、道がふさがった」。
Q38.次の傍線部「しか」を識別せよ。
名のみしか残らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「名のみ」の後「しか」+打消「ず」。体言相当+しか+打消=限定の副助詞。「名前だけしか残らない」。
Q39.次の傍線部「しか」を識別せよ。
あやしと見しかど、過ぎぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見」は上一段「見る」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「不思議だと見たけれども、通り過ぎた」。
Q40.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いとうれしくこそ侍りしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「侍り」はラ変「侍り」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たいそううれしうございました」。
Q41.次の傍線部「しか」を識別せよ。
言伝(ことづ)てしかば、安し。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「ことづて」は下二段「ことづつ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「言伝てしたので、安心だ」。
Q42.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一日しかあらず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一日」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一日しかない」。
Q43.次の傍線部「しか」を識別せよ。
帰りしかば、人もなし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「帰り」は四段「帰る」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「帰ったところ、人もいない」。
Q44.次の傍線部「しか」を識別せよ。
げにとこそ思ひしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「思ひ」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「なるほどと思った」。
Q45.次の傍線部「しか」を識別せよ。
召ししかば、参りぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「召し」は四段「召す」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「お呼びになったので、参上した」。
Q46.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ涙しか出でず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「涙」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「ただ涙しか出ない」。
Q47.次の傍線部「しか」を識別せよ。
旅寝(たびね)せしかば、夢も見ず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「せ」はサ変「す」未然形。「せしか」で過去「き」已然形。「旅寝をしたので、夢も見ない」。
Q48.次の傍線部「しか」を識別せよ。
心にしみてこそ聞きしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「心にしみて聞いた」。
Q49.次の傍線部「しか」を識別せよ。
待ちしかど、来ずなりぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「待ち」は四段「待つ」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「待ったけれども、来ないままになった」。
Q50.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一言(ひとこと)しか残さず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一言」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一言しか残さない」。
【第3部】応用編(Q51〜Q80)
形容詞のカリ活用+しか、紛らわしい連用形、副助詞の打消呼応を見抜く。
Q51.次の傍線部「しか」を識別せよ。
めでたくこそ侍りしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「侍り」はラ変連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「すばらしうございました」。
Q52.次の傍線部「しか」を識別せよ。
露しか置かぬ朝。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「露」は体言。体言+しか+打消「ぬ」=限定の副助詞。「露だけしか置かない朝」。
Q53.次の傍線部「しか」を識別せよ。
あさましくこそ覚えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「覚え」は下二段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「あきれるほどに思われた」。
Q54.次の傍線部「しか」を識別せよ。
老いしかば、力なし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「老い」は上二段「老ゆ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「老いたので、力がない」。
Q55.次の傍線部「しか」を識別せよ。
我のみしか知る人なし。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「我のみ」の後「しか」+打消「なし」。体言相当+しか+打消=限定の副助詞。「私だけしか知る人がいない」。
Q56.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いかにとこそ問ひしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「問ひ」は四段「問ふ」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「どうしたのかと尋ねた」。
Q57.次の傍線部「しか」を識別せよ。
恋ひしかば、文書く。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「恋ひ」は上二段「恋ふ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「恋しく思ったので、手紙を書く」。
Q58.次の傍線部「しか」を識別せよ。
をかしくこそ見えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見え」は下二段「見ゆ」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「趣深く見えた」。
Q59.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ひとひらしか散らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「ひとひら」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一枚しか散らない」。
Q60.次の傍線部「しか」を識別せよ。
あまた集まりしかど、定まらず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「集まり」は四段「集まる」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「大勢集まったけれども、決まらない」。
Q61.次の傍線部「しか」を識別せよ。
戦(たたか)ひしかば、勝ちぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「戦ひ」は四段「戦ふ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「戦ったので、勝った」。
Q62.次の傍線部「しか」を識別せよ。
かばかりとこそ見えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見え」は下二段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「これほどと見えた」。
Q63.次の傍線部「しか」を識別せよ。
灯(ともしび)しか頼みなし。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「灯」は体言。体言+しか+打消「なし」=限定の副助詞。「灯火しか頼りがない」。
Q64.次の傍線部「しか」を識別せよ。
出で立ちしかば、見送りき。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「出で立ち」は四段「出で立つ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「出発したので、見送った」。
Q65.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いみじとこそ聞きしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「すばらしいと聞いた」。
Q66.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ一輪(いちりん)しか残らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一輪」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「ただ一輪しか残らない」。
Q67.次の傍線部「しか」を識別せよ。
別れ告げしかば、涙落つ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「告げ」は下二段「告ぐ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「別れを告げたところ、涙が落ちる」。
Q68.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ありがたくこそ承(うけたまは)りしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「承り」は四段「承る」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「ありがたく承った」。
Q69.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一人しか頼む人なし。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一人」は体言。体言+しか+打消「なし」=限定の副助詞。「一人しか頼る人がいない」。
Q70.次の傍線部「しか」を識別せよ。
思ひ初(そ)めしかば、忘られず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「初め」は下二段「初む」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「思いはじめたので、忘れられない」。
Q71.次の傍線部「しか」を識別せよ。
暮らししかど、心慰まず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「暮らし」は四段「暮らす」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「一日を過ごしたけれども、心が慰まない」。
Q72.次の傍線部「しか」を識別せよ。
このことのみこそ案じしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「案じ」はサ変「案ず」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「このことだけを心配した」。「のみ」が限定で、「しか」は過去助動詞。
Q73.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一すぢ(一筋)しか通らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一すぢ」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一筋しか通らない」。
Q74.次の傍線部「しか」を識別せよ。
申し受けしかば、いそぎ参る。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「受け」は下二段「受く」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「お受けしたので、急いで参上する」。
Q75.次の傍線部「しか」を識別せよ。
寝(い)ねしかど、寝(ね)られず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「寝(い)ね」は下二段「寝(い)ぬ」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「横になったけれども、眠れない」。
Q76.次の傍線部「しか」を識別せよ。
我しかあらじ。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「我」は体言。体言+しか+打消推量「じ」=限定の副助詞。「私だけしかいないだろう」。
Q77.次の傍線部「しか」を識別せよ。
よろこびてこそ受けしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「受け」は下二段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「喜んで受け取った」。
Q78.次の傍線部「しか」を識別せよ。
旅立ちしかば、便りもなし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「旅立ち」は四段「旅立つ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「旅立ったので、便りもない」。
Q79.次の傍線部「しか」を識別せよ。
月のみこそ照らししか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「照らし」は四段「照らす」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「月だけが照らした」。「のみ」が限定で「しか」は過去助動詞。
Q80.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一声(ひとこゑ)しか聞こえず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一声」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「一声しか聞こえない」。
【第4部】入試レベル(Q81〜Q100)
係り結び・有名な文脈で、過去「き」已然形と副助詞を確実に判別する。
Q81.次の傍線部「しか」を識別せよ。
都にてこそ聞きしか、かかる山里にも住む人ありけり。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「都で聞いた(が)」。已然形で逆接的に下へ続く用法。
Q82.次の傍線部「しか」を識別せよ。
花しかなくに鳴く鶯。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「花」は体言。体言+しか+打消「なく(なし連用)」=限定の副助詞。「花だけしかないのに鳴く鶯」。上代風の用法。
Q83.次の傍線部「しか」を識別せよ。
心のうちにこそ思ひしか、え言はざりき。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「思ひ」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「心の中では思った(が)、言うことができなかった」。
Q84.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ありしかばこそ、今も恋しけれ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「あり」はラ変「あり」連用形。連用形+しか=過去「き」已然形。「しかばこそ」で「あったからこそ」。已然形+ば+こそ。
Q85.次の傍線部「しか」を識別せよ。
われ一人しか生きて帰らず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一人」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「私一人しか生きて帰らない」。
Q86.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いみじう労(ら)たくこそ覚えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「覚え」は下二段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たいそういとしく思われた」。
Q87.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一夜(ひとよ)しか契らざりき。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一夜」は体言。体言+しか+打消「ざり」=限定の副助詞。「一夜しか契らなかった」。
Q88.次の傍線部「しか」を識別せよ。
げにと聞こえしかば、うなづきぬ。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞こえ」は下二段「聞こゆ」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「なるほどと申し上げたので、うなずいた」。
Q89.次の傍線部「しか」を識別せよ。
月をのみこそ眺めしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「眺め」は下二段「眺む」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「月ばかりを眺めていた」。「のみ」が限定で「しか」は過去助動詞。
Q90.次の傍線部「しか」を識別せよ。
我ばかりかく思ふらむと思ひしかど、さもあらざりけり。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「思ひ」は四段連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「私だけがこう思うのだろうと思ったけれども、そうでもなかった」。
Q91.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ一筋(ひとすぢ)にしか頼まず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一筋に」の後「しか」+打消「ず」。副詞的な語+しか+打消=限定の副助詞。「ただ一筋だけしか頼りにしない」。
Q92.次の傍線部「しか」を識別せよ。
御消息(せうそこ)ありしかばこそ、まゐりしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「まゐり」は四段「参る」連用形。文中の係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「お便りがあったからこそ、参上した」。
Q93.次の傍線部「しか」を識別せよ。
鐘の音をこそ聞きしか、姿は見ず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「聞き」は四段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「鐘の音は聞いた(が)、姿は見ない」。
Q94.次の傍線部「しか」を識別せよ。
一度(ひとたび)しか会はざりき。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「一度」は体言。体言+しか+打消「ざり」=限定の副助詞。「一度しか会わなかった」。
Q95.次の傍線部「しか」を識別せよ。
あはれと見しかば、忘れがたし。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「見」は上一段「見る」連用形。連用形+しか+ば=過去「き」已然形。「しみじみと見たので、忘れがたい」。
Q96.次の傍線部「しか」を識別せよ。
申ししかど、許されず。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「申し」は四段「申す」連用形。連用形+しか+ど=過去「き」已然形。「申し上げたけれども、許されない」。
Q97.次の傍線部「しか」を識別せよ。
ただ名残しかとどめず。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「名残」は体言。体言+しか+打消「ず」=限定の副助詞。「ただ名残だけしかとどめない」。
Q98.次の傍線部「しか」を識別せよ。
いと心苦しくこそ覚えしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:「覚え」は下二段連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「たいそう気の毒に思われた」。
Q99.次の傍線部「しか」を識別せよ。
文(ふみ)しか得ざりき。
答え:副助詞「しか」(限定) 解説:「文」は体言。体言+しか+打消「ざり」=限定の副助詞。「手紙しか得られなかった」。
Q100.次の傍線部「しか」を識別せよ。
生きてあらば、かくは嘆かざらまし、とこそ思ひしか。
答え:過去の助動詞「き」の已然形「しか」 解説:末尾の「思ひ」は四段「思ふ」連用形。係助詞「こそ」を受けた已然形結び。「生きていたら、こうは嘆かないだろうに、と思った」。
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